初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ホルン協奏曲第1番

2010年04月25日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:ホルン協奏曲第1番です。

ホルン協奏曲というと「モーツァルト」を思い出す人も多いでしょうが、(かく言う自分もそのひとり)ハイドンもこれを作曲しています。
そして、そしてなんと「ウィキペディア」によると第2番も作曲しているので、ちょっとビックリでしたが、詳細は不明です。

そして今回はその第1番、というのも例によって持ってるCDがそれだから…という事だけなんですが、

そのCDによると、チェンバロが入っているせいか、ハイドンは古典派の作曲家なんですが、どうもバロックっぽく聴こえてきます。
おそらく、チェンバロが無ければ古典派として聴けると思うんですが、どうもそんな感じがしてしまう。

そうかと言ってチェンバロをピアノで演奏しようものなら、曲名が「ピアノとホルンのための・・・」みたいになりそうでアレですが・・・。最初の印象はそんな感じでした。

ただ、ホルンの音色に耳を傾ければ、もちろんその弾む音色と、のびのびとした音が心地よく響き、曲の作りもわかりやすく明るくゆったりとした感じがとても気持ち良く聴ける一曲です。



 第1楽章:さわやかな弦楽器がスルリと始まると、チェンバロのリズムに乗せて、
 軽やかならリズムからスッキリとしたフレーズが流れます。
 そこへゆるやかにホルンの音色がはじまると、小刻みなリズムにゆったりとしたホルンの音色が
 とてもおおらかに流れていきます。
 しばらく、オーケストラの間奏が入ると、低音のホルンが響きそして高音へ、
 一音、一音をゆっくりと聴かせるように、
 ゆったりと朗らかな音色を聴かせます。
 そして、最後はホルンのソロを聴かせると、
 弦楽器がサラッと締めくくって終わります。

 第2楽章:低音から徐々に高音の弦楽器へと、しっとりと、そして涼しげに始まると、
 おだやかな表情が、とてもリラックスした雰囲気を作り上げていきます。
 少し長めの前奏(イントロ)が終わると、
 ゆったりとしたホルンが穏やかな日差しが木陰を照らし出すように
 温かな心地よい音色を広げていきます。
 ホルンが少し細かい音を出すところも、
 のんびりとした草原に木漏れ日がチラチラと照らされるように
 とても平和な時間が流れていくようです。
 弦楽器が途中に入っても、ゆるやかな風が軽く髪をなでるようなスッキリとした
 感覚で、ゆっくり、ゆっくりと時間が流れていくようです。
 伸びやかなソロを、ふわふわと聴かせると、そのままゆっくりと終わっていきます。 

 第3楽章:うつらうつらとしていた午後から、ふと目が覚めたように
 やや速めになった弦楽器が走り出すと、
 それ程焦った様子もなく、心地よい目覚めと共に、しっかりとリズムを進め、
 ホルンもポコポコと弾むように進んでいきます。
 それでも、おおらかな音色はそのままに、ゆらりゆらりとマイペース。
 じっくりとその音を聴かせるように、細かいフレーズもひとつずつを
 ポンポンと聴かせてゆき。
 最後は朗々とソロを歌い、最後を締めくくるとあっさりと終わります。


上にも書きましたが、「ホルン協奏曲」というとモーツァルトを思い出してしまいますが、ハイドンのそれを、というかモーツァルト以外のホルン協奏曲を聴いた事が無かったので、なんとも新鮮という感じで聴けましたが、
その割にはとても聴きやすいので、なんだか初めて聴いた気がしない。というのもホントのところだと思います。

ホルン好きの人はもちろんですが、それ以外の人でもゆったりとしたホルンの音色をのびやかに聴ける一曲ですし。
演奏時間も約15分とそれ程長くもないので、初心者の方にもオススメだと思います。

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トランペット協奏曲 (ハイドン作曲)

2009年10月30日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:トランペット協奏曲です。

「トランペット」と言うと、交響曲や組曲、管弦楽などでは要所をバシッと決めるカッコイイ楽器として有名です。そして序曲なんかだと、冒頭のファンファーレがとても印象的で、これが決まると聴いている方もスカッと爽快な気分になりますが…、

「協奏曲」となるとヴァイオリンやピアノのような楽器と比べると、その数も有名な作品も圧倒的に少なく、あまりイメージがないかもしれませんが、
そんな数少ない「トランペット協奏曲」の中でも比較的有名なこの曲。

ひょっとしたらメロディを聴けば、「どこかで聴いたことがあるかも?!」という曲かもしれないですね。

曲調は、基本的に明るく軽やかですが、クラシック音楽でも比較的古い時代の音楽なので、上に書いたトランペットの一般的なイメージとは多少違うかもしれません。



 第1楽章:スッキりとした、弦楽器が始まると、ティンパニ(大太鼓)や
 トランペット(ソロじゃない)が入り、次第ににぎやかになります。
 そして、軽やかなトランペットのメロディがはじまると、
 弦楽器などをサラリと間に入れ、ティンパニで心地よく引き締めながら
 トランペットは、朗々とそのメロディを歌っていきます。
 途中、多少暗く感じるようなフレーズもありますが、
 とても快活にテキパキと聴かせるその音色はとてもよく響きます。
 メロディに入った細かいフレーズもサラリとこなすと、
 最後は、「どうだ!」と言わんばかりのソロを堂々と聴かせると、
 元気に終わります。

 第2楽章:ゆったりとした涼しげな弦楽器が始まると、とても落ち着いた
 雰囲気の中から、トランペットが、その同じメロディをゆっくりと
 繰り返していきます。
 なだらかなトランペットのフレーズは、とても温かく安らぎのような…
 間をつなぐフルートや弦楽器もそのフレーズを気遣うように
 ゆっくりと聴かせると、
 また最初のメロディをゆっくりと聴かせていきます。
 デジャブのような、まどろみの中にしっとりとした音色が心地よく響くと
 そのまま静かに終わります。

 第3楽章:少し駆け足の弦楽器がサクサクとはじまると、ティパニが勢いをつけ、
 ホルンが盛り上げると、トランペットが楽しげに始まります。
 足早な弦楽器にスルッと引き延ばしたようなトランペットが響いたかと思うと
 素早いフレーズをサラッと入れたり、
 そうかと思うと、普通にそのメロディを軽々と響かせ、
 ティパニのリズムを入れながら、最後まで明るく文字通り輝かしその音色を
 聴かせてくれます。
 終盤で一度ファンファーレ風のフレーズを入れて、最後は堂々と曲を締めくくります。


明るいメロディがとても聴きやすくて、演奏時間も14・5分と比較的短いので、気軽に聴けて、楽しい曲なんですが、
高音がかなりあったり、細かいフレーズがいくつかあったりと、おそらく演奏する方にはかなりのテクニックが要求される事が想像出来ますが、
まぁ、ただ聴く分にはそこまで考える必要はありませんし、ソロ部分なんかも、そのテクニックを十分に楽しめる一曲だと思います。


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ハイドンの協奏曲いろいろ
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明るく軽やかなトランペット協奏曲です。


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交響曲第99番

2009年06月20日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:交響曲第99番です。

この曲は1793年にウィーンで作曲されたハイドンの交響曲ですが、まぁ多分一般的にはそれほど有名という訳でもない曲ですが、

明るいハイドンの特徴は変わらず、スッキリと聴ける一曲です。
スタンダードな一曲ですが、それだけに何も考えずに曲を聴いていると、心地よく響くその音色をさわやかに堪能できる曲だと思います。



 第1楽章:整然としたオーケストラが始まると、スッキリとした弦楽器がサラリと
 流れます。オーボエのソロを挟み徐々に盛り上がっていくと
 テンポが少し速くなり、軽快なフレーズがしなやかに始まります。
 弦楽器を中心にさわやかに流れる曲調がハイドンらしく、スッキリと響きます。
 歯切れ良く刻む弦楽器にのせて、軽やかに響くそのフレーズを鮮やかに聴かせると、
 最後はピシャリと締めて終わります。

 第2楽章:ゆっくりと、しなやかにサラリと流れる弦楽器が静かにはじまり、
 フルートのフレーズが軽く流れると、
 やがてそのフルートにオーボエのフレーズがからみ、ゆったりとした時間が流れていきます。
 中盤からは、やや不安にも感じる弦楽器のフレーズが入り、管楽器が加わっていくと、
 真に迫る響きに力が入っていきますが、
 すぐに穏やかな表情に戻ると、またしっとりとした弦楽器を聴かせていきます。
 最後は弦楽器が刻みトランペットがリズムに弾みをつけると、
 やわらかな木管楽器を聴かせて締めくくります。

 第3楽章:ハキハキとした弦楽器のリズムに、淡々とそのフレーズをのせて
 シャキッとした曲調が続きます。
 弦楽器のリズムはシャキシャキからザクザクまで、歯切れよく進み、
 トランペットに弾みをつけながら、テキパキとした曲を聴かせます。
 オーボエが入ると、少しなめらかになりつつも、スッキリとした曲はそのままに、
 心地よいリズムを最後まで聴かせてくれます。
 
 第4楽章:そわそわとした弦楽器が静かに始まると、
 オーボエのフレーズを合図にするかのように弦楽器が盛り上がっていきます。
 クラリネット、フルートが呼びかけると、その呼びかけに応えるように、
 弦楽器が続きます。
 木管楽器の呼びかけに応えた弦楽器が盛り上がっていきます。
 最後は少し静かになりますが、また木管楽器の呼びかけにしっかりと応えて
 ズシリと終わります。


個人的な聴きどころは第4楽章でしょうか?それまで目立たなかったクラリネットが、鮮やかに現れると、なんだかとても新鮮に感じてしまいます。
さわやかな弦楽器になめらかな響きが、隠し味のように響くと、「お!」と思わず反応してしまします。


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ハイドン:交響曲第95番&第99番&第102番
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ハイドンのさわやか交響曲です。


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交響曲第93番

2009年05月17日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:交響曲第93番です。

この曲は、ハイドンの有名な交響曲第94番「驚愕」と第92番「オックスフォード」というタイトルのついた曲にはさまれた、無名の曲(タイトルがない)ですが、なかなかどうして、快活でスッキリ聴ける一曲です。

第2楽章では弦楽四重奏(2台のヴァイオリンとヴィオラ、チェロそれぞれ1台)の演奏で始まるのも特徴で、そのフレーズをオーケストラに引き継いでいきます。




 第1楽章:ドドーン!とティンパニ(大太鼓)のドラムロールと共に大きく響かせると、
 その後はしなやかな弦楽器がサラリと入ります。
 しっとりとした響きからゆっくりと盛り上げていくと、
 弦楽器のほどよい響きが始まり、フルート、オーボエなどを交えながら
 賑やかに華々しく曲を盛り上げていきます。
 明るく輝くような旋律が心地よく響くと、心も弾みます。
 弦楽器が鮮やかに刻んだかと思うと、木管楽器が軽やかに歌い、
 楽しい旋律を聴かせていきます。
 
 第2楽章:ヴァイオリンが静かに響くと、弦楽四重奏がしなやかに流れ、
 そのメロディでファゴットが続きます。
 すると、急にフルオーケストラが大きく続き、少しびっくりしますが、
 その後は弦楽器がまたそのメロディをしっとりと聴かせます。
 後半では、オーボエが入ると、やや影の差すような印象を受けますが、
 弦楽器にファゴットが合わせると、ふたたびしなやかに聴かせ、
 少しずつ音が少なくなっていったかと思うと、
 また、大きくオーケストラが奏でて、最後はフルートで静かに終わります。

 第3楽章:スッキリとした弦楽器が鋭く刻むと、テンポよく曲がサクサクと進んでいきます。
 トランペットがバババ、バン!と入ると、少し勢いも収まりますが、
 すぐにまた、小気味よいテンポに戻ります。
 ハキハキとした軽快な感じでどんどん進んで、スッパリと終わります。
 
 第4楽章:スラリと始まる弦楽器もしなやかに、すがすがしい曲が始まります。
 ティンパニの響きを合図に少し盛り上がり、弦楽器も元気よく飛び出します。
 フルートが涼しげに最初のフレーズを奏でると、
 また一気に盛り上がっていきます。
 オーボエ、ファゴットが掛け合うと、更に弦楽器は盛り上がります。
 楽器を変え、表情を変えながらくりかえされるフレーズは何度聴いても
 スカッとさわやかに続き、
 最後は晴れやかに終わります。
 


スカッと聴ける一曲ですね。タイトルがついてない分だけ、CDもあまり多くはないようですが、それでもやはり、そこは「交響曲の父」と異名をもつハイドン。ある意味で期待通りの快活なフレーズに、こころも弾む一曲だと思います。
そして、第2楽章の冒頭に聴かせる弦楽四重奏。最初のほんのチョロッとだけですが、それがまたニクイ演出だったりして、このあたりもハイドンらしいと言うか、遊び心のある感じが、聴く人を飽きさせないようにとの、配慮なんでしょうか?
ちなみに聴いたのはアーノンクール指揮のアムステルダム・コンセルトヘボウですが、≪オススメCD≫ではお手頃価格のヨッフムのにしてみました。

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ヨッフムもきっといい味出してると思います。
ハイドン:交響曲第88番&第91番&第93番
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スカッと快活な交響曲


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交響曲第89番

2009年04月21日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:交響曲第89番です。

この曲は1787年にハイドンの「交響曲第88番“V字”」とセットで作曲された曲ですが、「第88番」に比べると演奏頻度も少なく、その評価も低いとの事ですが、それは、作曲にかける時間も少なかった事と、ハイドンの他の曲からの「転用」をしている事にも関係があるようです。

・・・、確かにそう言われると、二つを聴き比べてそんな気がしないでもないですが・・・、
それでも、まぁ自称“聴くだけクラシックファン”の我々からすれば、そこまで研究家目線で曲を聴きこなしている訳ではないので・・・、

個人的には「いつものハイドンの明るくさわやかな交響曲のひとつ」という感じですが(そっちの方が返って失礼かも?!)
まあ、いずれにせよ、スッキリと聴ける一曲なので、初心者でもスムーズに聴ける曲なんだと思います。

ちなみに、当時の一般的なオーケストラ編成からトランペットとティパニが入っていない事もこの曲の特徴のひとつのようです。(だから“手抜き”と言われてしまう?!)



 第1楽章:サクサクっと始まる弦楽器のフレーズが心地よく刻まれると、
 リズムも軽やかにフルートがふわりと浮かび華やかなメロディが広がっていきます。
 流麗な弦楽器のメロディがなめらかに流れると、さっぱりとした気分になります。
 オーボエ、フルートを交えながらスッキリとまとめていきます。
 最初のサクサクのフレーズを何度か挟みながら曲を進めると、
 後半では、やや険しい表情になりますが、やはり、フルート、オーボエ、ファゴット
 などの木管楽器が軽やかなフレーズを奏でると、
 陽気なリズムが軽快に流れてさっぱりと終わります。

 第2楽章:フルートのやわらかいフレーズがふんわりと流れると、
 オーボエがそのフレーズをゆっくりと追いかけます。
 フルート、オーボエが交互に投げかけると、ファゴットもやさしくリズムを刻みます。
 お母さんがゆっくりと話すと、子供がそれを真似てゆっくりとくりかえすように
 のどかで、やさしい雰囲気が伝わってきます。
 途中では、子供がダダをこねたのかすこしむずかったような音になり、
 ファゴットがへりくつをこねたような響きが聴こえますが、
 弦楽器がそれをなだめるように、やさしく言って聴かせると、
 また、見なれた元のやわらかいフレーズに戻り何事もなかったかのように
 サラリと終わっていきます。

 第3楽章:ホルンの音色がやわらかく響くと、フルートがちょこまかとした
 リズムで、その後を追います。
 サクサクと刻むリズムに木管楽器とホルンが交りながら、曲を進め、
 ゆっくりとしたフルートがソロも控えめに、周りがそれをサポートしながら
 サクッと終わります。
 
 第4楽章:弦楽器が愉快なフレーズを奏でると、明るい曲が流れていきます。
 陽気なメロディにオーボエやファゴットが調子を合せて、はやし立てるように
 からめながら、明るい曲調が続きます。
 弦楽器が騒がしくなり、やや険しいクライマックスを迎えると、
 最後は「トン、トン、トン!」とノックでもするようなフレーズを
 弦楽器から各種木管楽器を渡り歩いて、賑やかに最期をまとめます。


この曲を聴くと、昔NHK-FMでやっていた番組「おしゃべりクラシック」(司会:渡辺徹さん)で「似てるねコーナー」みたいなやつがあって、
「♪しょ、しょ、しょ~じょ~じ、しょじょ~じの庭は~♪」の曲の冒頭と似てますね。というハガキが読まれて、この曲と、「しょじょじの曲?!」が流れて、
「確かにちょっと似てるかも?」と思った記憶がありますが、
それ以来、この曲を聴くとどうしても「しょじょじ」がすぐに浮かんでしまいますが、フラッシュバックとまでは言わないものの、そういう事ってありますよね。(無いかな?!)

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ハイドン:交響曲第88番&第89番&第90番
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スッキリ朗らかに聴けます。


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交響曲第90番

2009年03月26日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:交響曲第90番です。

数多く作曲されたハイドンの交響曲ですが、どの曲も明るくトントン拍子に曲が進むこの軽快な感じ。結構好きです。

木管楽器のソロ演奏もチラホラと入れながらオーケストラが自然にそれを演出して、展開していく曲調もハイドンならではと言えるかもしれません。



 第1楽章:ジャ、ジャーン!とゆっくり始まるオーケストラ
 しなやかな感じで静かに響く弦楽器の序奏(イントロ) が、終わると、
 オーボエ、ファゴット、トランペットが響き、テンポも速くなり、
 軽やかなメロディが始まっていきます。
 フルートやオーボエのソロも軽やかに、弦楽器のめくるめく展開は
 ハイドンの明るく弾む華やかなフレーズが存分に味わえます。
 後半からはファゴットのリズムから少し暗い表情も見せますが、
 フルートとオーボエのメロディが響くと、その度に笑顔を見せるように
 明るく元気なフレーズを聴かせて、最後まで小気味よくテンポを刻み
 スカッと曲を締めくくります。 

 第2楽章:なごやかで、ゆっくりとしたファゴットのフレーズを弦楽器が
 支えるようにやさしく包み込んでいきます。
 弦楽器が急に大きくなり、立ち止まって強く響くと、表情が変わり、
 不安なフレーズを聴かせます。
 弦楽器はひっそりと、繊細にその表情を聴かせますが、
 やがて最初のファゴットのフレーズが聴こえると、
 次にはかわいらしいフルートの音色がそのフレーズを受け継ぎます。
 しかし、弦楽器は再び強くしっかりとした音で刻みます。
 その後、チェロのソロを入れて、フルートのソロが始まると、
 また雰囲気が少し変わっていきます。
 それから、オーボエでフレーズをつなぎ、最後にファゴットがひとつ
 現れると、ふっと軽くため息をつくようにして終わります。

 第3楽章:明るいフレーズがさわやかに響くと、曲がスムーズに始まります。
 チェロのフレーズが入ると、少し静かな感じになりますが、
 その後、木管楽器の音色を挟むと、元の明るいフレーズに戻ります。
 何度か同じような形をくりかえしていくと、
 オーボエのソロが始まります。オーボエは何事も無かったかのように
 あっけらかんとソロを奏でると、弦楽器もまたはじめのフレーズで
 ラストをしめくくります。
 
 第4楽章;軽快なリズムで弦楽器が小さく始まったかと思うと、
 急に大きくなってトランペットやホルンが鳴り始め、賑やかに曲を
 盛り上げていきます。
 弦楽器の細やかなリズムに、トランペットが、ファゴットがはやし立てる
 ように盛り上げると、たまらず盛り上がる弦楽器。
 何度も小さくなりますが、それでもやっぱり盛り上がり、
 後半に進むにつれて、低音弦楽器は抵抗するようにザクザクと刻みますが、
 それでも、最後は明るくサクッと終わったかと思うと、
 また小さく始まり、弦楽器はラストに向けて大きく盛り上がると、
 堂々と最後を飾ります。


明るくてサクサク聴ける交響曲がとてもいいですよね。
せっかくだから、いつものように何か曲のエピソードとか何とかを紹介しようと思ったんですが、CDの解説を見ても、ウィキペディアを見ても、「二重販売」みたいな事は書いてあるんですが、イマイチ理解しきれなかったのでパスしてしまいました。
まあ、エピソードはともかくとして、歯切れよくサクサク聴けるし、管楽器のソロもほどよく組み込まれた、聴きやすい曲ということで。


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ウィーン・フィル&カール・ベームです。
ハイドン:交響曲第88番&第89番&第90番
ベーム(カール)
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怒:☆★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★


≪おすすめシチュエーション≫
元気の出る明るい交響曲です。


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交響曲第88番「V字」

2009年02月20日 | ハイドン
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今日はハイドン:交響曲第88番「V字」です。

たくさんの交響曲を作曲したハイドン。そして、それと同時に「名前」のついた交響曲も多くある作曲家ですが、

今回紹介する「V字」というのは、特に誰かが意図的につけた訳でもなく、曲の特徴からとった訳でもないようです。
たまたまこの曲を出版するときに、出版社が楽譜につけた整理番号としての「V」が何故かそのまま曲のタイトルになったんだそうな!「マジですか!」

クラシック音楽としてはありがちといえばありがちな名前の付き方ですが・・・、もうちょっと、なんというか、ねぇ。せめてそこから、もう少しひねって「ヴィクトリア」とか「ヴィルトゥオーソ」とか、こじつけでも何でもいいからとりあえず単語にしてほしかったような・・・。個人的には「第88番」みたいに数字だけよりは、見分けがつきやすいのでいくらかはいいと思いますが。

それはそれとして、曲調はハイドンらしくスッキリと聴きやすいさわやかな一曲です。
そして、なんと言っても聴きどころは2楽章でしょうか?おだやかに流れるチェロと、ゆったりと深い味わいを持ったオーボエのメロディが広がると、とてもここちよく聴けます。



 第1楽章:弦楽器が優しく刻むと、ふわふわとしたフレーズがゆっくりと続きます。
 ゆっくりと刻む弦楽器の序奏(イントロ)が終わると、
 さわやかなメロディが小走りに駆けだしていきます。弦楽器を中心に、
 軽快なフレーズが流れていきます。
 フルートやオーボエを交えながら、途中でチェロなどの低音弦楽器がゾワゾワと
 アクセントを付けながら、軽快なメロディは続きます。
 途中で、緊張感を持ったフレーズが入りますが、フルートがひとつひょこりと
 顔を出したようなフレーズが流れると、明るいフレーズに戻り、
 最後は、しなやかに曲をまとめていきます。
 
 第2楽章:ゆっくりとしたチェロのフレーズと共にオーボエが加わると、
 なんとも落ち着いた雰囲気があたたかな気持ちにさせてくれます。
 その後も他の楽器を交えながらも、チェロとオーボエが寄り添うようにゆったりと
 したメロディをゆっくり聴かせてくれます。
 その流れの中で途中ティンパニ(大太鼓)がドン!ドン!ドン!ドン!と
 大きく響きますが、何事もなかったかのように、ゆっくりとした曲調はつづきます。
 周りの楽器もチェロとオーボエのフレーズをいたわる様にやさしく包み込んでいきます。
 ところが、再びドン!ドン!ドン!ドン!とティパニが響くと今度は急に
 険悪な雰囲気になります。
 しばらく不穏な響きに聴こえますが、また大人しくなりやわらかな曲調に戻り
 ゆっくりと穏やかな空気になり、最後はティンパニのドン!ドン!ドン!ドン!
 を2回聴かせて終わります。

 第3楽章:ほどよいテンポで弦楽器が鮮やかにその響きを聴かせると、スッキリと
 したメロディが軽快に響きます。
 さわやかなフレーズがとても心地よく響き、とてもすがすがしい気分で聴けます。
 中盤では弦楽器がなだらかなメロディに変わり、ゆらゆらと聴かせていきます。
 最後はまた、さわやかなフレーズに戻りスッキリと終わります。
 
 第4楽章:コツコツと響くファゴットがリズムを作ると、弦楽器もその後に続き
 コツコツ、コツコツと先へ進みます。
 弦楽器が増えてくると、そのコツコツがシャキシャキに変わり、歯切れよく響きます。
 フルートが入ると、ヒョコヒョコに変わったり、と楽器ごとにそのリズムが面白く
 響いてくると、楽しい気分で次を探すように耳を傾けてしまいます。
 さまざまな楽器がそのテンポを心地よくつなぎながら盛り上がっていくと
 急に静かになって、弦楽器はヒソヒソ、トントン、と小さく響きますが、
 オーボエが最初のコツコツのフレーズを聴かせると、曲は元の調子に戻り、
 そこから一気に盛り上がると、賑やかに曲をしめくくります。


ハイドンの交響曲は、どれもさわやかでいいですよね。いい意味で「型どおり」ですし、こう言うと批判にも聞こえるかもしれませんが、敢えて言うと「ハズレがない」というか、初めて聴く曲でも落ち着いて聴ける気がします。
スッキリとさわやかに、素直に聴ける曲なんだと思います。

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なんでもないときにスルッと聴けます。


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交響曲第102番

2008年10月09日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:交響曲第102番です。

「交響曲」と聞くと、なんとなく重苦しいというか、恐れ多いというか、ガッツリと構えて聴かないと・・・、というイメージがありますが・・・。
ことハイドンの交響曲は別格なのかもしれません。(あと一部のモーツァルトも)

クラシックとしても比較的初期の段階にあたる作曲家ハイドンの時代の「交響曲」は、その後のそれとは、意味合いが若干違うのかもしれませんが・・・、聴きやすいという意味では他の作曲家の「交響曲」とは少し違ったイメージに聴こえる曲です。

1楽章の序盤は、しっとりとしていますが、序奏が終わるとハイドンらしいさっぱりとさわやかなフレーズが続きますから、普段着のようにしっくりと耳に馴染むメロディが自然に聴ける一曲です。


 第1楽章:おごそかなオーケストラのハーモニーがひとつ、静かに始まると、
 弦楽器の美しいフレーズが済んだ空気のようにすっきりと響きます。
 やがてオーボエがしっかりと、やわらかい響きを聴かせると、最後はフルートが
 静かに上昇していって序奏(イントロ)が終わると・・・、
 賑やかな弦楽器が明るく現れて華やかにメロディを奏でていきます。
 要所で低音の弦楽器が引き締めながら、フルート、オーボエなどの木管楽器の
 明るいメロディを加えて賑やかに曲を進めます。
 中盤からトランペットが華やかに加わっていくと、よりいっそう明るい印象を受けます。
 そして、最後にはしっかりとしたフレーズで締めくくります。

 第2楽章:弦楽器のやわらかくスッキリとしたフレーズが心地よく響くと、
 おだやかな印象になりますが、途中からフルートが入ると、やや影のあるフレーズにも
 聴こえてきます。
 ただ、ものごしやわらかな雰囲気は変わらずしなやかなフレーズが続きます。
 少しざわめく弦楽器にやわらかく降り注ぐフルートの音色が対照的です。
 “ためいき”にも似た、なんとも肩の力の抜けたフレーズが続きますが、
 最後には弦楽器がザクザク刻むとミュート(弱音器)付きのトランペットがひとつ
 響くと、フェードアウトするように静かに余韻を残して終わります。

 第3楽章:歯切れのよい弦楽器が、小気味よく響くと、軽快なリズムが始まり、
 フルートが跳ねるように流れます。
 サクサクと進む曲にフルート、トランペットが彩りを加えていきます。
 中盤からは、なめらかなオーボエのソロがしっとりと響き、のどかに優しい響きを
 聴かせてくれます。
 そしてまた、前半の歯切れ良いメロディに戻り、一通りのフレーズを聴かせると
 スッキリとさわやかに終わります。
 
 第4楽章:ざわざわと弦楽器が始まると、コツコツと入るオーボエ、フルートが続き
 徐々に盛り上がりながら、弦楽器が賑やかにメロディを奏でていきます。
 小走りに明るいメロディを流しながら、クライマックスへ向けて更に盛り上がって
 いきます。
 弦楽器のメロディもさわやかに、どんどん前に進んでいく曲調は明るく華やかに
 続き、最後はトランペットなどを加えてサラッと終わります
 

ハイドンにしてはめずらしく、特定のタイトルはついていませんが、ついてれば間違いなく有名になったと思うんですけどどうなんでしょう…?!
曲の作りとしては、ハイドンの他の曲ともほぼ同じ作りになっていますし、お茶目なメロディやフレーズも、そこここに散りばめられていますから、初心者にも間違いなくオススメできる一曲だと思います。

≪オススメCD≫
クレンペラーでどうぞ
ハイドン:交響曲第102番&第104番
クレンペラー(オットー)
EMIミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
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怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
ハイドンのスッキリ交響曲です。


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弦楽四重奏曲第74番「騎士」

2007年05月26日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:弦楽四重奏曲第74番「騎士」です。

ハイドンは弦楽四重奏もたくさん作曲しています。そしてその曲もタイトルがついているものが多くあります。

今回は「騎士」ですが、第一楽章の冒頭の力強いフレーズや第4楽章のフレーズが馬の駆け足を連想させる事から付けられた名前のようです。


 第1楽章:力強くもちょっと間の抜けた感じのするフレーズが鋭く響きます。
 その後は、ヴァイオリンの勢いのあるフレーズが響きます。
 小刻みなフレーズから冒頭のメロディに戻ります。
 少し緊張感を持ちつつ、ゆるやかなフレーズもミックスした独特の曲になっています。

 第2楽章:ゆっくりと、すうっと始る弦楽器のハーモニーに、ヴァイオリンの
 なだらかなメロディが入ってきます。
 平坦な和音は心の静まる音楽です。ゆっくりと、聴かせる和音はとても伸びやかで
 どこまでも続く地平線を見ているようです。
 やがて、チェロがリズムを刻み始めると、少し緊張感を持った曲調になりますが、
 最後はやはり和音の中にソロ楽器のメロディをうまく組み入れてゆったりと
 聴かせてくれます。

 第3楽章:鮮やかなメロディに元気のあるフレーズが響きます。
 ヴァイオリンのハキハキとしたリズムが小気味よく響いたかと思うと、ゆるやかな
 チェロなどのフレーズがタイミングよく絡みあっていきます。
 
 第4楽章:チェロの力強いリズムが特徴的です。駆け出すように勢いのあるフレーズが
 響くと、ヴァイオリンも競い合うようにフレーズを重ねて、軽快にメロディを
 作っていきます。
 チェロの特徴的なずっしりと響く音をうまく印象に残しながら、ヴァイオリンや
 ヴィオラが軽やかに後のメロディを聴かせていきます。
 
スッキリと聴ける曲だと思います。ハイドンの弦楽四重奏は有名なものもありますが、層でない曲もかなりたくさん作曲しています。名もない曲でも結構面白く聴けますから初心者でも、あんまり深く考えずに聴ける曲だと思います。

≪オススメCD≫
クラシック専門店とかなら結構あると思います。
ハイドン:弦楽四重奏曲第77番「皇帝」、第74番「騎士」
アルバン・ベルク四重奏団, ハイドン
ワーナーミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
気楽に楽しめるクラシックです。


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弦楽四重奏曲第78番「日の出」

2006年11月23日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:弦楽四重奏曲第78番「日の出」です。


 この曲のタイトル「日の出」は第1楽章に出てくるゆっくりと上るフレーズが日の出を連想させる事から名付けられたようですが、それは聴いてのお楽しみ!ですね。
この曲のようにタイトルがついている作品がハイドンの作品には多いですが、タイトルに関する由来はともかくとして、単純に第○番という番号だけのタイトルよりもイメージがしやすくなりますし、見分けやすくなりますから個人的には名前が付いてた方が親しみも持てていいんじゃないかと思いますが、どうなんでしょう?

さて、曲の方はハイドンらしいさわやかなメロディのあふれる曲です。演奏時間も25分程度ですから、ちょうどいいサイズだと思います。

 第1楽章:低音のチェロに艶のある美しいヴァイオリンのフレーズが合わせていきます。
 ゆっくりとした序奏(イントロ)が終わると、賑やかな音が騒ぎ始めます。ヴァイオリン
 を中心に勢いのあるフレーズが続いていきます。何度かゆっくりとしたフレーズを挟み
 元気な雰囲気の曲調が続くと、心も弾むメロディに聴く耳を奪われてしまいます。

 第2楽章:チェロと低音のヴァイオリンがしっとりと静かに始ります。ヴァイオリンが
 やがて高音を美しく伸びやかに聴かせると、ゆったりと落ち着いた曲調になります。
 低音のチェロを基調に、しなやかなヴァイオリンが絡み合う、とてもしっとりした音楽
 を味わえると思います。

 第3楽章:軽快なヴァイオリンのフレーズは、昼寝から目を覚ましてキョロキョロと
 あたりを見回す子猫のような、可愛らしいフレーズで始ります。
 その後は、ツンとすましてそのあたりをヒョイヒョイとお散歩でもしているような
 軽快な感じですね。さわやかなフレーズが続いていきます。

 第4楽章:スッキリとしたヴァイオリンのフレーズから緩急を織り交ぜた綺麗な
 ハーモニーを作り上げます。
 中盤ではヴァイオリンが鋭く強調される場面があり、若干の緊張感を持ちますが
 基本的にはなめらかで、すがすがしいフレーズが続きます。
 後半ではテンポを上げて加速し、盛り上がり綺麗に終わります。
 
絵に描いたようにバランスの取れた弦楽四重奏は、聴いていても落ち着きますね。さわやかでスッキリした無駄の無い作りがこの曲を含む弦楽四重奏の魅力なんでしょうね。
安心感と爽快感を同時に堪能できる曲なんだと思います。

≪オススメCD≫
「日の出」と一緒に「皇帝」とドヴォルザークの「アメリカ」も入ってます。
ハイドン:弦楽四重奏曲第77番&第78番
タカーチ弦楽四重奏団, ハイドン, ドヴォルザーク
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
小春日和の穏やかな午後を過ごすのには最適の曲ですね。


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