初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

年末年始はテレビでクラシック

2009年12月29日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、年末年始はテレビでクラシックです。

さて、早いもので今年も、もう終わり、そしてこのブログでも毎年恒例のコーナー?みたいな感じになってきたこの「年末年始はテレビでクラシック」のコーナー。今年も定番を紹介してみます。

【番組:N響“第9"演奏会】
【放送時間:31日20:00~21:25】
【放送局:NHK教育】
毎年恒例の年末の“第九"です。22日に演奏された様子を録画で放送のようですが、FMラジオ放送では、ライブ中継で既に放送していたようなので、お聴きになった方もいるかも?!ちなみに指揮はクルト・マズアみたいです。
…―――――…―――――…

【番組:クラシック・ハイライト2009】
【放送時間:31日21:25~翌0:05】
【放送局:NHK教育】
こちらは、NHKのホームページによると、「大みそかの夜に2009年のクラシック音楽シーンを振り返る「クラシック・ハイライト2009」。今年はヘンデルやハイドン、メンデルスゾーンといった大作曲家のアニバーサリー・イヤーにあたり、関連した数多くの演奏会やイベントが行われると同時に、ウィーン・フィルやミラノ・スカラ座といった著名団体の来日公演が行われた。2009年クラシック・シーンの話題を織りまぜながら、NHKが収録し、放送した話題の公演の模様を、ハイライトでお送りする。」
との事。

特にN響にこだわらず、NHKが収録した選りすぐりの番組をハイライトで特集する番組みたいです。曲目も、交響曲からワルツ、オペラまでの「年末3時間特番」ってヤツですね。
…―――――…―――――…

【番組:東急ジルベスターコンサート】
【放送時間:31日23:30~翌0:45】
【放送局:テレビ東京】(関東ローカルのみ?かな??)

こちらも、テレビ東京のホームページによると、「ジルベスターコンサートとは、例年渋谷Bunkamuraオーチャードホールで行われる、年越し生中継コンサート。
15回目を迎える今年のテーマは、「世界天文年2009」にちなんで“宇宙”。
カウントダウン曲は、ホルストの名曲「木星(ジュピター)」。
なんだそうな。

ちなみに演奏は「東京フィルハーモニー交響楽団」指揮は「大友直人」が出演予定。
…―――――…―――――…

【番組:ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2010】
【放送時間:1日19:10~22:00】
【放送局:NHK教育】
クラシックでは毎年恒例の定番!ニューイヤーコンサートです。
今年の指揮はジョルジュ・プレートル。視覚的にも華やかなコンサートです。今年はまたどんな演出があったり、どんな演奏を聴かせてくれるのか?楽しみですね。

こちらは、一応ブログでもその様子を更新する予定です。(あくまで予定です!って毎年言ってるような気がする。)
…―――――…―――――…

そして・・・
【番組:アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ】
【放送時間:14日24:45~25:15】(毎週木曜)
【放送局:フジテレビ系列】
こちらは年始と言うには、少し先の話ですが、いよいよ来ました「のだめカンタービレ」フィナーレ。アニメ第3期。「完結編」といったところでしょうか?!
どうするどうなる「のだめ」と「千秋」の演奏家としてのその後、そしてふたりの恋?のゆくへは??
こちらも、ブログで追いかける予定です。


そんな感じで毎年恒例の年末年始のクラシック特番とプラスアルファを紹介してみましたが、まぁ年末年始の特番はクラシック番組だけじゃないですし、いろいろ紹介してる割には、実際には他の番組をみてたりするんですけどね。
こういう番組は、実際のコンサートで見るのとは違った見方ができますよね。
カメラアングルもそうですが、ソロや指揮者がアップになったりと見どころもいろいろ演出して見せてくれるので、実際のコンサートを見るための予行演習的な見方もできるかもしれません。

基本的にNHKの番組ですが、「NHK」と言っても全て「教育テレビ」ですから、そこだけはお間違いなく。

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CMのクラシック(その47)

2009年12月26日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その47)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

そんな感じでいろんなCMに使われているクラシック!
今回もいってみよ~!

ジョンソン株式会社:ジャバ1つ穴用
【曲目:水のたわむれ:ラヴェル】
家族で仲良くお風呂に入っている映像に、「風呂釜を洗っていないお湯には目には見えない雑菌がいます。~~新しいジャバは風呂釜を99%除菌!」というナレーションが流れるCM。
曲は冒頭部分と、サビ?部分が細切れでミックスされていますから、一瞬アレ?と思いましたが、曲はこの曲です。

KATANA:SNIPER 4WD(ゴルフクラブ)
【曲目:ボレロ:ラヴェル】
ゴルフボールがバンカーに飛び込んだのかな?と思いきや、そこはなんと月面のクレーターの中。そこから見える地球から選手が月を眺めると、その瞳には月の模様が・・・。
そして、クラブをおもいっきり振ると、ゴルフボールは月まで飛んでいく!
そこに「ゴルフは飛びだ!」と字幕とナレーションが入るCM。
曲は「ボレロ」のメロディがアコースティックギターでゆるやかに流れてきます。

高橋書店:手帳は高橋(公転する人類 編)
【曲目:ボギー大佐:アルフォード】
宇宙空間にはキラリと輝く太陽が、その太陽からぐるりとアングルが変わりクルクル回る地球が現れると、「よくやったジャパン、政権交代、Yes,We can!」などと今年を象徴するナレーションが入ると、更にかぶせるナレーションが「今年も人類よくやった、20010年も手帳は高橋」と入るCM。
曲は、前奏(イントロ)が若干違うような気もしますが、メロディはそのままです。

【リニューアル編】

太田胃散:A錠剤
【曲目:24の前奏曲~第7番:ショパン】
白い背景の中で、内山理名さんがピンクのワンピースで立っていると、「太田胃散A錠剤は」というと、そのまま遠くから走り寄ってきて「脂っこーい胃もたれに、効きます!」とアップで言うCM。
曲は最初から、ピアノのそのままで流れてます。お馴染みのCMに新しいキャラクターが加わったみたいですね。

※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


ジャバのCMは「お風呂」で「水つながり」なのは分かりますが、CMの汚れのイメージ映像がチョット。汚れが蛍光塗料っぽく表現されていましたが、なんだか逆にイメージが・・・。
あと太田胃散のCMは「元祖CMのクラシック」みたいなイメージでしたが、内山理名さんは、ひょっとして初登場?!かな??ホームページには、おなじみのキャラクター長嶋一茂さんと南野陽子さんも掲載されてました。
そのた企業も年末恒例の「第九CM」は今年はやらないのかな?あんまり見かけない気がします。

【前回のCMのクラシック】

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アンダンテと5つの変奏曲

2009年12月25日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲(四手のための)です。

「四手のための」というのは、前にもお話したと思いますが、ピアノを2人で演奏するための、という意味ですね。
そして「変奏曲」というのは、ひとつのテーマ(メロディ)を(今回は)5パターンにアレンジしていく、という感じでしょうか。
(詳しくは専門書、及び専門のサイトをご確認ください)

でも、言われないと2人でピアノを演奏してるとかは、ちょっとわからないかも?
この曲は演奏時間も約7分と短い曲ですし、曲調も明るいですから、タイトルこそ小難しいものになっていますが、あんまり構えて聴く必要はないですし、聴く分には初心者向けの曲といえます。


 小さくポロンと始まるピアノは可愛らしくもあり、少しさびしげな表情にも
 聴こえてきます。
 ポツポツと響くピアノが小さなメロディと小さな伴奏で続きます。
 少し明るくゆるやかな表情に変わると、ちょっとおちゃめな演出も見せたり
 してきます。
 伴奏が少し大きくなり、こちらも表情が豊かになると、
 絶妙なバランスで、両者がそれぞれ引き立てあっていきます。
 そして、急に軽やかに転がりだすようにピアノが走り出すと、
 途中で大きく跳ねたり跳んだりとしながらも、着実に前に進んでいきます。
 
 すると、今度は、急に暗い表情に変わり、テンポも落ち着き、
 下を向いて落胆するように沈んだ表情になります。
 
 しかし、さっきまで下を向いていた表情が嘘のように明るく
 激しい表情に戻り、楽しさをふりまくようにしてどんどんと軽やかに
 曲を進めていきます。
 そして、ありったけの話を披露すると、最後は落ち着いて、
 小さくまとまってゆっくりと終わっていきます。


モーツァルトらしいメロディが軽やかに続く聴きやすい一曲ですね。
聴いてる分には軽やかで心地よい響きをサラッと聴かせてくれますが、おそらく弾くと結構難しそうな速いパッセージもありますし、しかもこれを2人で弾いてる訳ですから、さすがプロのピアニスト!と言ったところでしょうか(今更ですが・・・)

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喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
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サラリと聴けるピアノ曲です


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映画「のだめカンタービレ」本日公開!

2009年12月19日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は映画「のだめカンタービレ」本日公開!です。

そう、今日は、このブログでもしつこく追いかけていたこの作品。のだめカンタービレのお話です。

そして、いつものようにまずはニュース記事を・・・。

――――――――――――――――――――――――――
「毎日jp」から

のだめカンタービレ:「興収40億円確実」 香港、台湾など世界で配給決定 東宝

 上野樹里さんと玉木宏さんが主演する映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」(武内英樹監督)が19日、全国409スクリーンで公開され、配給元の東宝は「興行収入40億円突破は確実」だと明らかにした。また、「客層は幅広く、快調なスタートとなった」としており、香港、シンガポールなど海外配給の決定も発表した。

 同社によると、香港・マカオで3月4日、台湾で同5日、シンガポールで同11日の公開が既に決定。ほかに韓国など各国の配給会社とも調整中だという。撮影前の今年3月に香港で行われた見本市「フィルムマート」では、「のだめカンタービレ」の名前だけで各国からオファーがあったといい、同社では海外での興行に自信を見せている。

 「のだめカンタービレ」は二ノ宮知子さんのマンガ(講談社)が原作で、ピアノの才能はあるが、ごみためのような部屋で生活していた音大生「のだめ」こと野田恵(上野さん)が、指揮者を目指す千秋真一(玉木さん)に恋をして、ピアニストとして成長していくラブコメディー。06年に上野さん、玉木さん主演でフジテレビでドラマ化された。

 映画は、08年に放送されたパリを舞台にしたスペシャルドラマの続編で、やる気のない「ルー・マルレ・オーケストラ」の常任指揮者に就任した千秋の奮闘と「コンセルヴァトワール(音楽学校)」の進級試験を控え、練習に励むのだめの姿を描いた物語で、前後編の2部作。後編は10年4月17日から全国で公開予定。

12月19日「毎日jp」から
―――――――――――――――――――――――――――――

てな感じで今日から公開!みたいですが、既に皆さんお気付きのようにブログ更新時は既に日付が変わっているので、今日は20日(日曜日)です。

それは、さておき、いや~遂に公開ですね…、と言っても、早速見てきた訳じゃぁないんですねぇ。

前にもチラッと触れましたが、どうも最近映画が苦手で、あんまり行く気がしない今日この頃。

ところが、一方テレビの方ではこの映画公開に合わせて昨日、(18日)から2夜連続で、上のニュース記事でも紹介のあったドラマスペシャルを放送してましたね。
こっちは長いので時間帯によってチラホラ見たり見なかったりだったんですが…。

放送の最後には(やっぱり)映画の宣伝があって、その映像がチラッと流れていたんですが…、「オイオイオイ!?これってどっかで見たホールじゃない?ニューイヤーコンサートのときのホールじゃないの?ちょ、ま、えええ~~!!!」

千秋真一こと(玉木宏さん)がウィーンの「あの」ホールで指揮振ってるよ!オイ!みたいな。

前回のドラマスペシャルでも海外ロケはやってたらしいけど、確かこのブログでも海外ロケとか紹介してたと思ったけど…。

そう思って前回紹介した「のだめカンタービレ」撮影快調の自分で書いた記事を読んでみると、当時もやっぱり「楽友協会」のホールで映画撮影する事に結構イチャモンを付けていたみたいですが、実際に映像で見ると、その驚きも更に倍!ですね。(ていうか自分で書いたの覚えとけよって)

ホントびっくり!テレビのニューイヤーコンサートでしか見た事がなかったあのシーンをよもや、「のだめ」で見ることになるとは・・・。

それにしても、日本のアニメはすごいらしい…というのは世界的にも評判のようですが、ドラマ(実写)なのに早速、香港・マカオ、台湾でも配給決定とは、こういうのグローバル社会っていうんですか?(違うか)
とりあえず海外でもスゴイ人気なんですねぇ。

そして、肝心の内容ですが、ドラマ時代(06年)は日本編。特番時代(08)が巴里編。でしたから、今回の映画(09)は、上の記事にもあるように、その続きらしいので、アニメでやってた「ル・マルレ・オーケストラ」での内容になるみたいですから、おそらくアニメで見たときの感じを放映する事になるんでしょう。

とは言え、実写ですから、ドラマ時代の時のようにいろいろと凝った演出もある事でしょう。(たぶん)


てな感じで、見てもいない映画の話を淡々と語ってきた訳ですが、スゴイですねぇ。もう数年前の作品になるのに勢いは衰えていない様子。
グッズもCDに留まらず、マンガでやってたのだめの持ってたトートバッグなんかが売られているのを見て驚いたりもしましたが、また、来年からはアニメ第3期もあるようですし、そう言えば原作漫画のコミックKissの方はどうなってるんだろう!?と急に思い立ったように、検索すると「のだめカンタービレアンコールオペラ編」みたいな事になってるし、
とにかく、いろいろスゴイ事になってるみたいです。

≪のだめかばん≫
のだめカンタービレ ウールケンバンバッグ最終楽章モデル

ナカノ

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いずれにせよ、多彩な展開を見せている作品だけに、マンガから入った人。アニメから入った人。ドラマから入った人。そして今回の映画から入る人。
と、いろいろなパターンがあると思いますが、どこがきっかけでも、クラッシック音楽を題材に面白おかしく描かれている作品ですから、せっかくなら、
たまにはクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?(なんちゃって)



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喜歌劇「ウィーンの朝、昼、晩」序曲 (スッペ作曲)

2009年12月12日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はスッペ:喜歌劇「ウィーンの朝、昼、晩」序曲です。

さて、先日もコメントで頂いていたこの曲ですが、せっかくなので紹介してみようと思います。
ほぼ初見、というか初耳状態ですが、そこはそれ、スッペの序曲ですから、初心者感覚でも明るく楽しく聴ける曲だと思います。

そして、いつもなら「喜歌劇」なので、あらすじは・・・、といきたいところですが、ネットでサラッとさがしても、見つからなかったです。
尚、CDの解説によると、「ウィーンの生活を描いた寸劇のための序曲で、夜のウィーンのさんざめきを描写している。」との事。

ラストはにぎやかに終わる序曲ですが、前半のチェロのフレーズがしなやかに響くところなんかも聴きどころの一曲です。


 ジャーン!と始まると、※ピチカートで区切りをつけながら、なめらかなトランペット、トロンボーンがしなやかに響き、
 弦楽器が鋭く刻みます。やがて金管楽器が広がっていくと・・・、
 チェロの哀愁漂うしなやかな響きが流れてきます。
 艶っぽくもあり、物哀しい響きがなんともじんわりとしみわたるメロディを
 奏でていきます。
 すると、弦楽器が徐々に大きく広がっていくと、チェロの響きにも、
 優しい表情が見えてくるように、温かいフレーズに変わっていきます。
 そしてまた、ジャーン!と響くと、今度は弦楽器が、せわしなく焦燥感のある
 フレーズで迫ります。
 しかし、トランペットが軽やかに響くと、曲調はにぎやかになり、
 トロンボーンが響きスネアドラム(小太鼓)が響くと、リズムを取りながら、 明るい表情に変わります。
 やがて、スネアドラムとトランペットが掛け合い少しずつ盛り上げていくと、
 なめらかな弦楽器がスイスイと広がり、徐々に大きく盛り上がっていきます。
 シンバルが響くと、ラストスパートのように華やかになっていきます。
 更にトランぺットがリズムを付けると一層盛り上がっていき、
 最後はトランペット、トロンボーンがファンファーレを鳴らすと、
 盛大なエンディングを華やかに飾ります。
 

このテの序曲で言うと、ロッシーニの「ウィリアム・テル」とか、同じスッペの「詩人と農夫」なんかでも序盤でチェロのソロをしっとりと聴かせる部分がありますから、ひょっとしたら、このあたりの時代の流行りの序曲の作りだったのかもしれないですね。
いずれにせよ、せつなく響くチェロの響きとは対照的にラストはドカン!と盛り上がるこの迫力!
「序曲はやっぱりこうでなきゃ!」と思うのは自分だけでしょうか?

「スッペ」と言っても一般的にはなかなか馴染みの薄い作曲家かもしれませんが、この曲も比較的、序曲のみで演奏される機会のある有名な一曲のようです。
緩急がしっかりとついていて、「序曲」なので演奏時間も10分もかからないので、初心者にも間違いなくオススメの一曲ですね。

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怒:☆☆★★★
哀:☆☆★★★
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休日に雨が降っていても、昼過ぎにはスカッと晴れやかな空に!


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「クラシックっておもしろいの?」(ふとした疑問)

2009年12月11日 | どれにしよう?
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は「クラシックっておもしろいの?」(ふとした疑問)です。


また、いつもの思いつきのこの感じの始まりなんですが、
以前にもブログに書いたように、自分が「クラシック好き」である事を、普段から言いふらかしていますが、
すると、たまにこんな質問をされる事もあります。「クラシックっておもしろいの?」

…まあ、おもしろいから聴いてるんですが、しかし、もし仮にここで、「おもしろいよ!~」とクラシックについて語りはじめると、おそらく話が止まらなくなり、何の気なしに質問した人は、つまらない話を延々と聴く羽目になるので、あえて「ハマるとねぇ、結構奥が深くて面白いよ。」程度にサラリと返す訳ですが・・・、

この質問をした人が言うには「歌詞もない曲を延々と20分も30分も聴くのはちょっとツライ」との事。

確かに、(初心者にとっては)意味もわからずただ、(好きでもない)楽器の音だけをただ、ただ聴いているのは、人によっては単なる拷問と言われても仕方がないのかもしれない。(ソレはちょっと言い過ぎか?)


かく言う自分も、日本語のラップがちょっと苦手で、聴いているとちょっとツラくて、なんだか気恥ずかしくなるような気がします。

もちろんそれは、自分が普段ラップを聴かないのもそうですし、その曲の事もそんなに詳しく知らないし、いろいろとじっくり聴いてみれば、ひょっとして「おお!この曲は…!!!」なんて曲に出会う事があるのかもしれない。

そう考えると、結局お互い様なんですよね。
興味があって、好きなもの(曲)だからこそ、いろいろ他のものを聴いてみたくなったり、調べてみたりすると、更に興味が湧いてきたりして…。

あとはもうその人それぞれ個人の主観によるモノだけなんでしょうねぇ。


だから、自分の場合もクラシック音楽を聴き始めてハマり始めた頃は、とにかくこの感動を誰かに伝えたかったり、同じ気持ちを共有して欲しい一心で、CDや、当時はカセットテープを貸したりしてましたが、それ程好きでもない曲を渡された当時の友人たちも正直いい迷惑だと感じていた事でしょう…。

なので、最近は「クラシック好き」である事は相変わらずいいふらかしてますが、それ以上興味の無い人には、特にCDや何かを勧めるでもなく、ただそれだけで、それ以上は深く立ち入らないようにしています。

と、言うのも、こちらが厚かましく必要以上に熱心に勧めると、返ってそれが原因でクラシックに変なイメージを持たれたくないからです。

この辺がなかなか難しいですよね。自分の好きなものが、必ずしも周りにいる人全てが同じように好きであって、興味を持っている訳じゃないんですよね。
分かっちゃいるけど、もどかしい。

おそらくこのブログを読んでいる方の中にも、似たような経験がある人が少なからずいらっしゃる事でしょう。


なので、自分の場合は「興味があって好きな人だけ見てくれればいい」くらいの感じでブログをはじめた…というのもあるかもしれません。

何でもそうですが、無理強いはよくないですよね。

増してや、「クラシック」の場合はこの言葉自体が一般的には、いろんな意味で別格扱いをされている気がしますし、更に言えば学校でも「義務教育の一環」として教室で習う「音楽」という科目のひとつにも並べられてしまっているので、それが返って逆効果になっている人もいるのかも?(一方で、もちろん学校で聴いた曲をきっかけに好きになった人もいると思います。)

という訳で、若干話がそれた感じにはなってしまいましたが、「クラシック音楽は、少なくとも自分にとってはおもしろい音楽です。」というのが結論ですが、
「おもしろくない」と感じる人も当然いるでしょうし、その人にそれ以上どうこう言うつもりもありませんし、おもしろいとかおもしろくないとかいうのは、それこそ「その人の主観」の問題でしょう。

同じ「クラシック好き」同士だとしても、作曲家の好みもありますから、一概には言える話じゃないんですね。
「クラシック音楽をどう感じるか・・・、それはあなた次第です」なんちゃって。


そんなこんなで、いつものグダグダ感満載で今日もお送りしたこのブログですが、その「クラシック音楽のおもしろさ」を伝えるべく、こんなブログを書いているんですけど、正直おもしろさが伝わってなかったらごめんなさい。
そこは「自称クラシック好き」とは言え、所詮は素人の悲しさ。クラシック音楽の有り余る魅力をお伝えしきれているとは、なかなか言い難いところでしょう。

ただ、何事も「きっかけ」が大事だと思うので、何かの拍子に偶然このブログにたどり着いた人にだけでも、その魅力の一部分だけでも感じてもらえれば…と思って書いてます。


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CMのクラシック(その46)

2009年12月05日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その46)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

クリスマスに向けて?年末に向けて?のCMもたくさん出てきましたが、クラシックのCMもようやくチラホラ見かけるようになりました。
そんな訳で、このコーナーでもいろいろ紹介してみます。

牛乳は国産だ
【曲目:レクイエム:ヴェルディ】
お母さんが運転する車の助手席には子供がひとり「ねえ、お母さん牛乳って何パーセントくらい国産なの?」と母親に尋ねると、母親は面倒くさそうに、「少しくらいは輸入してるでしょ!?」と答える。
すると、ルームミラーに、後ろから突進してくる乳牛が!!
更に何頭もの牛がその後に続き、地下鉄からも、そして車の横につけられて、こちらをにらむかのような視線、そして、前方にも牛が集まり、交差点でやむなく車を停車させると、牛たちに囲まれてしまいます。
1頭の牛が近づいてくると、子供が「怒ってるよ牛が!」母親は「何か悪い事言ったかしら?」と言うと、周りを囲む牛たちが一斉にうなずき、
「♪牛乳~は国産だ!」という歌が流れるCM。


みずほ銀行:年末ジャンボ宝くじ
【曲目:交響曲第9番「合唱」:ベートーヴェン】
サラリーマンが宝くじ売り場に並んでいると、「いらっしゃいませ!」と言って西田敏之さんと柳原加奈子さんが突然現れ、旅館前の風景に変わり、仲居さんが次々におじぎをしたかと思えば、料理人たちがつぎつぎに盛り付けをしていく風景に変わり、再び仲居さんたちが、長い廊下をその料理を行列をなして運んでいくと、西田、柳原が「奥の間へ~」と案内し、そこには大広間が広がり、たくさんのお膳とおじぎをした仲居さんたちが、ずらっと並ぶCM。
メロディはおなじみの第九ですが、「ジャンジャンジャンジャン♪」と歌ってるCMです。今年ももう、そんな季節なんですねぇ。


ヤマザキ:クリスマスケーキ2009「リボン」篇
【曲目:主よ、人の望みの喜びよ:バッハ】
画面中央の赤いリボンがふわっと紐解かれると、松たか子さんがクリスマスケーキのカタログを見ながら、「どんなケーキにしようか?って考える事は、どんなクリスマスにしようか?って考える事なんです。」というナレーションと共に、曲が流れると、様々なクリスマスケーキが浮かんでは消えるCM。
今年ももう、そんな季節なんですねぇ。
ちなみに歌は(ソプラノ:高橋薫子さん)だそうです。

プジョー:207
【曲目:ジムノペディ:サティ】
真っ赤に輝く小さなボールがポン!と跳ねて、白い車体に飛び込むと、車体は鮮やかな赤いボディに。
更に、黒いボールが飛び込むと、車体も波紋を広げるように黒へ、グレーへ、青へと、飛び込むボールの色に、変化していきます。
最後に赤いボディの車体に白いボールが飛び込み、車体が白へ変わると、
「NEW FACE NEW PRICE NEW207 週末はプジョーディラ―へ」というナレーションで終わるCM。
曲は、ピアノですがリズムが若干おしゃれになっていて、最後にはサックスも入ってます。

※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


ジャンボ宝くじのCMが「第九」のメロディでしたが、おそらくこれからまた、いろいろ増えるんでしょうね。(どうなんだろう?)クリスマスCMなんかだと、「アヴェ・マリア」あたりも入ってきそうな気がしますが、これもどうでしょう?!

【前回のCMのクラシック】

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【ブログパーツ情報】
12月に入ったので、一応クリスマスっぽい?感じ??のキャラクター「アコール」に変更!


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