たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第4番です。
ベートーヴェンのヴァイオリン!と言うと、個人的にはとても甘くやわらかなフレーズのイメージが、あったんですが、この曲にかんしては、どこか影が差したように、やや暗いフレーズで始ります。
なので、ちょっと意外な感じにも聴こえましたが、しばらく聴いてみると、とてもしっとりとした、ベートーヴェンのヴァイオリンのちょっと変わった一面を聴く事ができる曲だとも思います。
有名なピアノソナタのように、激しい曲調という訳ではないんですが、聴いた後にもどこか、気になるところを残したまま終わってしまうような、そんな曲です。
第1楽章:後ろ髪を引かれるような、ピアノ伴奏にヴァイオリンが流されるように
して入ります。
ポツリと何かをつぶやくピアノにヴァイリンがしなやかに合わせると、
切なく悲しいメロディを歌っていきます。
どこかうしろめたさを感じるような、ヴァイオリンの響きは、
何かを切々と語りかけてくるようにも聴こえます。
少し盛上がっても決して興奮する事はなく、理性を持って真剣に語っている
ように聴こえるヴァイオリンに、憐れみを感じてしまいます。
第2楽章:少し落ち着いた様子のピアノは、疲れた目をそうっとあけて、
ただ、ただ虚空を見つめているような、そんな滑稽な風にも聴こえます。
ヴァイオリンが寄り添うようにしなやかに合わせる響きはとても澄んだ響きに
聴こえます。
やがて、ピアノの明るく可愛らしいソロが始ると、ヴァイオリンもその後に
続き、明るい表情を覗かせてきます。
そこからは、とても軽やかに続き、とてもさわやかなフレーズを続けていきます。
おだやかで、ゆるやかなフレーズが落ち着ける曲調を聴かせてくれます。
第3楽章:どこか不安を感じるようなヴァイオリンから始ります。
何かに追われているような、後ろからひたひたと迫るような感じが、どこか
焦りを感じているようにも聴こえてきます。
しかし、途中で立ち止まって振り返ってみると、何も無い?!
安心してゆったりと伸びやかなヴァイオリンが中盤では聴けますが、
いざ、前を向いて歩き始めると、やはり不安は消えず残っています。
不安が募り思わず走り出すように早いテンポになり、必死に逃げ出していきます。
しばらく走って、また後ろを振り返ると…やっぱり誰もいない?
そして、そんな不安を抱えながら逃げ出すように走り去ってしまうようにして
終わります。
決して激しくは無いんですが、誰もが持っているような、ちょっと気になる不安を抱えたまま、先に進んでしまうような、そんな感じの曲ですね。明るくも無く、暗くも無く激しい感情を見せる事もありませんが、・・・でも、何故か気になるフレーズは、ちょっと魅かれてしまう不思議な曲でもあると思います。
≪オススメCD≫
グリュミオーでどうぞ
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ちょっとした不安でも、気になりだすとどうしようもなくなる事ってありますよね。
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今日はベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第4番です。
ベートーヴェンのヴァイオリン!と言うと、個人的にはとても甘くやわらかなフレーズのイメージが、あったんですが、この曲にかんしては、どこか影が差したように、やや暗いフレーズで始ります。
なので、ちょっと意外な感じにも聴こえましたが、しばらく聴いてみると、とてもしっとりとした、ベートーヴェンのヴァイオリンのちょっと変わった一面を聴く事ができる曲だとも思います。
有名なピアノソナタのように、激しい曲調という訳ではないんですが、聴いた後にもどこか、気になるところを残したまま終わってしまうような、そんな曲です。
第1楽章:後ろ髪を引かれるような、ピアノ伴奏にヴァイオリンが流されるように
して入ります。
ポツリと何かをつぶやくピアノにヴァイリンがしなやかに合わせると、
切なく悲しいメロディを歌っていきます。
どこかうしろめたさを感じるような、ヴァイオリンの響きは、
何かを切々と語りかけてくるようにも聴こえます。
少し盛上がっても決して興奮する事はなく、理性を持って真剣に語っている
ように聴こえるヴァイオリンに、憐れみを感じてしまいます。
第2楽章:少し落ち着いた様子のピアノは、疲れた目をそうっとあけて、
ただ、ただ虚空を見つめているような、そんな滑稽な風にも聴こえます。
ヴァイオリンが寄り添うようにしなやかに合わせる響きはとても澄んだ響きに
聴こえます。
やがて、ピアノの明るく可愛らしいソロが始ると、ヴァイオリンもその後に
続き、明るい表情を覗かせてきます。
そこからは、とても軽やかに続き、とてもさわやかなフレーズを続けていきます。
おだやかで、ゆるやかなフレーズが落ち着ける曲調を聴かせてくれます。
第3楽章:どこか不安を感じるようなヴァイオリンから始ります。
何かに追われているような、後ろからひたひたと迫るような感じが、どこか
焦りを感じているようにも聴こえてきます。
しかし、途中で立ち止まって振り返ってみると、何も無い?!
安心してゆったりと伸びやかなヴァイオリンが中盤では聴けますが、
いざ、前を向いて歩き始めると、やはり不安は消えず残っています。
不安が募り思わず走り出すように早いテンポになり、必死に逃げ出していきます。
しばらく走って、また後ろを振り返ると…やっぱり誰もいない?
そして、そんな不安を抱えながら逃げ出すように走り去ってしまうようにして
終わります。
決して激しくは無いんですが、誰もが持っているような、ちょっと気になる不安を抱えたまま、先に進んでしまうような、そんな感じの曲ですね。明るくも無く、暗くも無く激しい感情を見せる事もありませんが、・・・でも、何故か気になるフレーズは、ちょっと魅かれてしまう不思議な曲でもあると思います。
≪オススメCD≫
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ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調作品12の1グリュミオー(アルテュール), アラウ(クラウディオ), ベートーヴェンユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ちょっとした不安でも、気になりだすとどうしようもなくなる事ってありますよね。
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