初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ペルシャの市場にて (ケテルビー作曲)

2009年07月31日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はケテルビー:ペルシャの市場にて です。

作曲家ケテルビー、はこの曲が飛びぬけて有名ですが、(他の曲は知らない)
CDの解説を引用すると、・・・「指揮者、オルガニストとして活躍しながら、通俗的なオーケストラ小品で人気を集めたイギリスの作曲家」との事。

作曲家はともかくとして、「ペルシャの市場」というタイトルに聞き覚えのある方も結構多いのかも?さらに冒頭のメロディなんかを聴くと「あぁ!この曲ね!!」とうなずく方も更に多い曲なんだと思います。

そして、タイトルに「ペルシャ」とあるように、中近東を連想させるにはもってこいの一曲ですし、曲中には更に「サブタイトル」が付けられているようですから今回は、下の紹介文と同時に「カッコ」付きでまとめて紹介してみたいと思います。(※注:一部文章をつなげる上でタイトルに変更を加えてあります。)




 小太鼓のリズムに乗せて、※ピチカートとピッコロのメロディがひょっこりひょっこりと、
 だんだ近づいてきます。
 「商隊の一団が徐々に近づく」と、
 次は合唱隊が歌います。
 どうやらこの歌は「市場の物乞い」をする歌のようです、しかしその声は届かず
 商隊から退けられてしまいます。
 歌と同じメロディのオーケストラが続き、ドラの音がドシャーン!と響くと、
 場面が変わったように
 今度は「王女の到来」が始まりますハープの音色がポロリと流れると、
 しっとりとしたチェロのなめらかな響きが奏でられ、
 神輿に担がれた王女がその中からカーテンをチラリと開けて美しい顔を覗かせて
 いるようなそんな雰囲気でしょうか、最後に同じメロディがオーケストラで
 ダイナミックに広がると、その行列がどこまでも続いていくようです。
 そしてまた雰囲気は一転、「奇術師」が街角でジャグリングでもしているのでしょうか?
 コミカルなリズムでテンポよくピッコロ、フルートにタンバリンが軽快に合わせていきます。
 一方、目を移すと、「蛇使い」がエキゾチックに流れる笛を吹いて蛇を
 操るようなクラリネットが響きます。
 すると、急にトロンボーン、トランペットのファンファーレが!
 護衛を引き連れた「太守の通過」が道の真ん中を堂々と進んでいくようです。
 そこへ「また、物乞いの声」といわれる歌声が、商隊が叶わぬとなると、
 今度は太守へお願いでしょうか?
 その頃「王女の出発」が決まったのでしょうか?ふたたびやわらかい
 弦楽器のメロディが流れると、チェロに加えて、今度はオーボエの音色も
 しっとりと響きます。王女は果たしてどこへ向うのでしょうか?
 そして、「商隊もまた旅を続けて」いくように、今度はその響きが遠ざかっていきます。
 市場に様々な人が行きかっていましたが、その中でも美しい王女を思い出す人がいたのでしょうか?
 ひっそりとさみしいメロディは「遠ざかった王女」を想ってのものでしょうか、
 「市場はもとの静けさ」に戻ると最後にドラがシャーン!とひとつ響くと、
 その余韻を残したまま曲も終わります。
 


最初のメロディと合唱団の歌なんかは、とても有名ですよね。それにしても、今回その歌詞を調べてビックリしましたが、あの明るい歌詞がまさか、物乞いの歌とは知りませんでした。
歌詞の内容には様々な訳があるようですが、ざっくりと言うと「どうか、お恵みください」と言うのに対して、「あっち行け/近づくな」的なニュアンスがあるようです。(どっちも結構ストレートだなぁ・・・)

何にせよ、有名な曲ですから、聴きどころもいろいろありますが、「サブタイトル」を合せて曲を聴くと、このケテルビーの絶妙な表現力が、「ペルシャ」の異国情緒あふれる世界観を存分に聴かせてくれる一曲です。

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怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★


≪おすすめシチュエーション≫
ペルシャの雰囲気に想いをよせて・・・


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「のだめカンタービレ」三たびアニメ化

2009年07月19日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は「のだめカンタービレ」三たびアニメ化です。

さて、前回このブログでもお伝えしたように、映画化も決定し撮影快調と、お伝えした「のだめカンタービレ」ですが、いよいよアニメも第3期としてラストを迎えることが決まったようです。

そして、いつものようにまずはこの記事から・・・。

2009年7月7日 毎日jpから
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のだめカンタービレ:アニメ化三たび 来年1月から完結編放送へ

音楽マンガ「のだめカンタービレ」のアニメ完結編「のだめカンタービレ フィナーレ」が10年1月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送されることが7日、分かった。アニメ化は3度目。

 のだめカンタービレは、二ノ宮知子さんが講談社の漫画誌「Kiss」で連載しているマンガで、ぐうたらな天才女性ピアニスト「のだめ」こと野田恵と完璧(かんぺき)主義の青年指揮者・千秋真一の音楽へかける情熱や、二人の恋愛を描くラブコメディー。コミックスは21巻までで累計2950万部を発行し、06年には女優の上野樹里さん主演でドラマ化された。

 アニメは07年、08年に深夜枠で放送され、いずれも平均4%以上の視聴率をマーク。2%が“合格ライン”と言われる深夜枠では異例のヒットとなっており、09年には実写映画化も予定されている。

 「フィナーレ」はパリを舞台に音楽家として本格的に活動する二人が描かれる。「劇団☆新感線」の座付き作家で、アニメ「天元突破グレンラガン」にもかかわった中島かずきさんがシリーズ構成を担当する。【河村成浩】

2009年7月7日 毎日jp から
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という訳で、いよいよ待望のアニメ「完結編」が放送されるようですが、
どちらかというと映画よりアニメの方が個人的には期待してます。

が、今後どうなるんでしょう?
あらすじ的には、まずは日本で、千秋はコンサートを成功させてパリへ。一方のだめはコンクールで挫折感を味わうも、噴気してパリへ。

巴里編では、千秋は指揮者コンクールでみごと優勝を果たし、名門マルレオケの常任指揮者として奮闘。一方のだめは序盤こそ「異国の地」に苦労するものの、最後は貴族主催でリサイタルを開催。見事成功させる・・・、という展開でしたが、ふたりの恋路も「完結編」の見どころのひとつとなるんでしょうか?
いろんな期待がつのる今日この頃なんですが、

もうひとつ気になる記事を見つけたので、そちらも・・・

2009年6月16日 18:26 コミックナタリーから
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二ノ宮知子、盲腸で「のだめ」休載

二ノ宮知子が急性虫垂炎のため入院したと、Kiss公式サイトにて伝えられた。6月25日に発売となるKiss13号(講談社)に掲載予定だった「のだめカンタービレ LESSON:132」は休載となる。

Kiss公式サイトによると、締め切りに向け執筆作業にあたっていた二ノ宮は、突然の腹痛と高熱に襲われ、病院で診断を受けたところ急性虫垂炎であると診断されたという。症状が進行していたためすぐに入院して処置しなければならず、執筆を断念せざるを得なくなった。

二ノ宮の復帰時期については未定。復帰や今後の予定についてはKiss本誌および公式サイトにて伝えられるとのこと。

2009年6月16日 18:26 コミックナタリーから
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え~~!ホントですか?マジですか??知らんかった。「復帰については~公式サイト」と記事にありましたので、ちょっと確認しましたが、映画の話しか載ってなかった・・・。
「大丈夫なのか?」とまたいろいろ検索していると、今度は二ノ宮さんのブログを発見!(コレまた知らんかった!)二ノ宮知子ブログ「Working Note」
そちらの6月21日のタイトル「無事です」の文字を見て、ようやくひと安心。
連載日時も予定通りだそうな。(7月25日発売号から)

いや~知らなかった!というか、既に一ヶ月以上前の出来事を、今更いろいろな記事を読んで、ひとりで大騒ぎしてただけなんですけどね・・・。


それにしても漫画家って大変なんでしょうねぇ。(想像しかできませんが)
「作品を生み出す」という点では作曲家もそうなんでしょうけど、
モーツァルトみたいに、頭に浮かんだメロディを右から左へ書き写すようにスラスラと書ける人がいるかと思えば、ブラームスみたいに「交響曲第1番」を構想から完成まで20年をかけて、練りに練って作る人もいますし。

もちろん、漫画家と作曲家を同列に上げて一緒に語る事自体がムリな話ですケド、漫画家にももう少し、ゆとりがあるといいんでしょうか?(週刊連載なんかを考えるとかなり現実離れしてますが…)
しかし、逆に考えると毎回短期間で連載する漫画家たちはかなりスゴイ人たちって事になるんでしょうか?
(毎回思いつきで、好きな時だけ更新してるこのブログとは大違い!!今更比べるなって!?)

そして本題のアニメですが、もちろん楽しみにしてますが、原作あってのアニメのお話ですから、原作者の二ノ宮知子さんには、体調に留意してじっくり創作活動に専念してください。
クラシックファンは気の長い人が多いハズですから。

≪のだめカンタービレ≫
最新刊第22巻の発売は予定通り8月10日だそうです。
DVD付き初回限定版『のだめカンタービレ』第22巻
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ちなみにこちらはDVDつきみたいです。


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映画「のだめカンタービレ」撮影快調

2009年07月16日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は映画「のだめカンタービレ」です。

さて、先日コメントにも頂いてました、映画「のだめカンタービレ」のお話なんですが・・・、

そう言えば、そんな話も聞いたような・・・、みたいな感じで、ほとんど知らなかったんですが、せっかくなら・・・と思って検索してみると、まずはこのニュース記事から

2009.7.10 産経ニュースから
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映画「のだめカンタービレ 最終楽章」撮影快調 本場ウィーン「緊張感」

 日本にクラシック音楽ブームを巻き起こし、テレビドラマ版も高視聴率を記録した二ノ宮知子原作漫画の実写映画化版「のだめカンタービレ 最終楽章」の製作が進んでいる。ドラマ版の続編に当たり、のだめこと野田恵役の上野樹里、千秋先輩役の玉木宏も参加して、ヨーロッパ各地でロケを敢行。前後編の2部構成という大作でもあり、音楽の都、オーストリアのウィーンでは、ウィーン・フィルの本拠地として世界的に知られる楽友協会でも撮影が行われた。(伊藤徳裕)

                   ◇
 「映画だと指揮棒を振ったときに指先まで収まる。テレビでは指先の表現が伝えられなかった。『のだめ』は映画ならではのストーリーだと実感しました」

 ドラマ版に続いて映画初挑戦となる武内英樹監督は、日本とチェコ、オーストリアの混成スタッフ計120人を相手に、精力的に“指揮”を執っていた。

 変人ながら天才ピアニストののだめと、指揮者を目指す千秋先輩らの青春群像を描いた「のだめカンタービレ」の集大成ともいえるのが、この映画版だ。ヨーロッパの老舗オーケストラの常任指揮者になった千秋が、のだめの励ましを受けて奮闘する、というストーリーになる。

ウィーン楽友協会では、千秋が指揮をする演奏シーンと、のだめが会場に駆けつけて演奏に見入る場面などが撮影された。大ホールが映画に使われるのは初めてだが、同協会のトーマス・アンギャン総監督は「若者にクラシック音楽を広げてくれるのは非常にポジティブなこと」と評価しての決断だった。

 撮影には、チェコの交響楽団のほか、聴衆役として870人の大エキストラが動員された。

 ベートーベンの「交響曲第7番」を堂々と指揮する千秋の姿を、長いアームの先に取り付けられた遠隔操作のカメラが縦横無尽に追う。演奏が終わると聴衆が総立ちになり、「ブラボー!」の嵐。その反応に満足そうな表情の千秋…。この名ホールで指揮をした日本人は小澤征爾以来とあって、演じた玉木は「緊張感がありました」。上野も「指揮がパワーアップしていて、かっこよかった」と聞きほれていた。

 演奏場面はスロバキアでもロケが行われたほか、ウィーンでは、千秋がブラームスやベートーベンの銅像のある公園をジョギングするシーンや、のだめがスキップしながら横断歩道を渡って劇場に駆け込む場面なども撮影された。

 前日、馬車を引く馬のフンを踏んだという上野は、この日は頭にテントウムシが止まって「昨日に続いて運がついてる!」とうれしそう。「ウィーンというのはクラシックの本場なので、街にいるだけですごく集中できる。本当にすてきな場所で撮影をさせてもらっているので、頑張らなきゃと思います」と言う。原作者の二ノ宮は「迫力ある演奏シーンが、大スクリーンと素晴らしい音響で聴けるのが楽しみ」とコメント、期待を寄せている。映画の公開は、〈前編〉が12月19日、〈後編〉が来年春の予定。


2009.7.10 産経ニュース(ニュース:エンタメ)から
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原作でも確かに「巴里編」とか言って、ヨーロッパへ留学してましたし、ドラマでも年末年始あたりに、ヨーロッパ編にベッキーさんやウエンツさんを客演でドラマでやってましたが、よもや「映画」でウィーンロケとは…、
(スゴイお金かかってそう・・・)

ちなみに「産経ニュース」の記事には写真も載ってましたのでよろしければどうぞ。エライ事になってるみたいですね。

上の記事で中でもビックリしたのが、「(ウィーン学友協会)大ホールが映画に使われるのは初めて」(上記事5段目)とありましたが、
いいのか!?学友協会!!スクリーンデビューが「のだめ」で!!!「ドイツ・オーストリア映画」というのは聞かないけど、せっかくなら、せめてヨーロッパおひざ元の「フランス映画」あたりが本命じゃないのか?!百歩譲って「ハリウッド映画」じゃなくて?!

確かに最近の邦画はビートたけし監督他、最近だと映画「おくりびと」なんかでも世界の注目を集めるに至った風潮はありますが、加えてアニメは確かに日本が「本家」みたいな感じだけど・・・、

そんな個人的な不安をよそに、更に記事では「若者にクラシック音楽を広げてくれるのは非常にポジティブなこと」と評価しての決断だった。』と続きますが、なんと寛大な博愛の精神とでも言うのでしょうか?これは「決断」というより「英断」でしょう!(日本だとドラマ最終回にサントリーホールを使うのにもひと悶着あったとかなかったとか?!)
こういうのを「ウィーン気質」とでもいうのでしょうか?違うか。

それはさて置き、更に読み進めると、(上記事7段目)「この名ホールで指揮をした日本人は小澤征爾以来」
そうなんですか?そういえば小澤さんはニューイヤーコンサートで日本人初とかいう事も聞いたことありましたが、アレってもう何年前?日本人指揮者が全てじゃないですし、ウィーンのホールだけが名門って事でもないですが、そう言われると、逆になんだかふがいなく感じてしまうような・・・、(もちろん日本人指揮者にも優秀な人材はたくさんいるハズ!)

そんなこんなで、撮影は順調で前後編の2部作が今年の年末と来春に公開予定なんだそうな。


という感じで映画「のだめカンタービレ」を紹介しましたが・・・、正直に言うと映画自体をそんなに見に行かない今日このごろ、
だって、最近はすぐDVDとか出るし、レンタル店にもすぐ並ぶし・・・、といってレンタルして見る訳でもなく・・・、

最近の映画ってやたらCGが多かったり、話の筋がすぐ読めたり、かと思うと、あり得ないどんでん返しが簡単に起こったり!と何故か冷めた見方しか出来なかったりして・・・・、
そう言えば、テレビで放映される映画でも最近は、淀川長治さんとか水野春郎さんみたいに「映画ってホントおもしろいですね。」っていう人がいなくなったような・・・知らないだけなのかなぁ??


まあまあ、このブログは映画のお話がメインじゃないし、加えてロクに映画も見ないクセに、言いたい放題言ってますが、「まぁしがないブログのたわごと・・・」とご笑読いただければくらいの感じです。


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コントルダンス「雷雨」

2009年07月11日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:コントルダンスK.534「雷雨」です。

今年は、なかなか梅雨が明けずに、ジメっとした天気が続いているようですが、そんな感じで今日はこの曲。

「コントルダンス」というのはCDの解説によると、モーツァルトの時代に流行った舞曲の種類のひとつだそうです。主に宮廷や貴族の主催する舞踏会なんかで演奏するために作曲されたもののようです。

「雷雨」というと雨音も激しく、派手なイメージがありますが、この曲は、確かに激しいことは激しいですが、ザーっと来てすぐに止んでしまう「夕立」みたいな感じでしょうか?いや、今風だと「ゲリラ豪雨」みたいな感じ??

とにかくすぐに始まってすぐに終わってしまいます。



 弦楽器がじわじわと盛り上がると、
 稲光のようにキラッと歯切れ良い弦楽器が入ります。
 その後も弦楽器がザクザクと刻み、もう土砂降りみたいな雨音が
 ザー!と響いたかと思うと、急に雨脚が静まり、しとしととなり、
 すぐに上がってしまったようにピタリと終わります。


最近テレビで見た「お天気番組」によると、「西はザーザー東はシトシト」という例えがあるらしく、西日本は比較的激しい雨、それに対して東日本は静かな雨脚らしいですが、確かに関東近辺はそれほど激しい雨が降る印象はありませんが、それでもたまに、雨音が部屋の中まで聞こえる程の激しい雨が降ると、「これが噂のゲリラ豪雨か!?」なんて思ったりしますが、どうなんでしょう?



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コントルダンス他、ちょっとした舞曲がたくさん。
リトル・ライト・モーツァルト:音楽の冗談
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆☆★★
哀:★★★★★
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
サッとひと雨の一曲です。


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鉛の兵隊の行進曲 (ピエルネ作曲)

2009年07月05日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はピエルネ:鉛の兵隊の行進曲です。

作曲家ピエルネと言っても、あまりピン!とくる人はいないかもしれません。
かく言う自分もこの曲しか知りませんが、CDの解説によると「ピエルネ」はフランスの近代作曲家。

そして「この『鉛の兵隊の行進曲』は、組曲『小さな友達のためのアルバム』作品14というピアノ曲集の第6曲にあたるものですが、オーケストラのために編曲されて、とても有名になっています。」とのことです。

クラシックでは、こういう風にピアノ曲のひとつが編曲されて、その曲だけが単独で有名になる事はありがちなパターンですが、組曲のタイトル「小さな友達のためのアルバム」からして、子供向けに作曲された曲でしょうか?
いずれにせよ、かわいらしい感じのなごめる一曲です。

雰囲気で言うと、おもちゃの兵隊の・・・みたいな感じでしょうか?



 トランペットの軽やかなファンファーレに、フルートが続きます。
 スネアドラムが小さくリズムと取り始めると、
 ひょっこりとした、フルートのメロディがはじまり、リズムにのって可愛らしく
 歩をすすめていきます。
 ※ピチカートのトントンと進むリズムに低音のトランペットが響くと、
 トランペットも相の手を入れていきます。
 弦楽器のさわやかなメロディが始まると、スッキリとした曲調が晴れやかに響きます。
 引き締まったメロディが鮮やかに響くと、フルート、トランペットが入り、
 最後は再びピチカートのリズムが小さく響き、
 トントントン。とちいさくまとまります。



スネアドラムが入ってますからマーチには変わりありませんが、かなりこじんまりした曲ですから、一回聴いただけだと、弦楽器にスネアドラム、フルート、トランペットだけで演奏されているような・・・、
演奏時間も短いですし、可愛らしくてサラッと聴ける一曲です。

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ワルツィング・キャット~子供のためのオーケストラ・ポップス・コンサート
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆★


≪おすすめシチュエーション≫
可愛らしいマーチです。


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