たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はリスト:ピアノ協奏曲第2番です。
リストはピアノ協奏曲を2曲しか作曲していませんが、いずれもテクニック、作風共にすばらしい作品ですね。ピアノの作品はたくさん作曲していますが、協奏曲がこのふたつだけというのが、とっても残念です。
リストのピアノ協奏曲は2曲とも4楽章構成になっていますが、それを思わせないというか、そんな事気にしなくてもピアノとオーケストラを同時に楽しめる曲ですね。そして、この2曲しかない、という事が幸か不幸か、たいていの場合は2曲同時に録音されているCDがほとんどなんだと思います。
第1楽章:ピアノ協奏曲としてはどの作家と比べても珍しく、ファゴットの無愛想な
響きと、静かな曲調で始まります。やがてピアノも現れますが、とてもおとなしく
控えめにポロン、ポロンと静かに響きます。ホルンがゆったりとやわらかい音を鳴らす
とその上をなめらかにすべるようにピアノが飾っていきます。
しかし、そんなゆったりとした曲調が終わると、ピアノは力強い響きに変わりたくましく
緊張感のある曲調へと変わっていきます。
第2楽章:弦楽器のやわらかいフレーズで始まります。しかしチェロ等の低音が中心な
ため、やや暗めです。その中にピアノが高音で入ってきますから、闇夜にきらめく星を
みつけたように、とても奇麗に聴こえてきます。その後も時間を忘れてしまいそうな
ほど、ゆっくりとしたテンポの中で自由に踊るようなピアノはとても魅力的です。
第3楽章:ようやく元気を取り戻したように、はっきりとしたピアノの響きに加え、
独特のリズムを作り出すコントラバスの力強さ、そして鼓舞するようなトランペットの
響きが曲をにぎやかに盛り上げ、同時に緊張感も深めていきます。そして、派手な部分
と落ち着いた部分が交互にくりかえしていきますが、落ち着いた部分ではとても奇麗な
フレーズがリストの魅力を十分に聴かせてくれるとても、テクニカルな内容になっている
と思います。
第4楽章:3楽章から途切れる事なく素早いピアノのフレーズが流れてきますが、その
ピアノのスピードと勢いをつけて、一気にオーケストラへつなげて、派手にフィナーレ
へと持ち込んでそのまま終わります。(結構すぐに終わります)
この曲はピアノ協奏曲ですが、あまりそれを思わせないような感じがします。というのは曲調がおとなしめ、という事もあるんでしょうが、とても聴きやすいですね。1楽章冒頭が派手にな作りになっていない事も手伝って、自然に耳に入る音はとてもここちよく響きます。リストのピアノ是非聴いてみてください。
≪オススメCD≫
1番も2番もリストの協奏曲は魅力たっぷりですね。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★ →麗☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
若干暗い感じはありますが、ロマンチックなフレーズが聴きどころですね。
♪リストのピアノ協奏曲第1番の記事はこちら
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今日はリスト:ピアノ協奏曲第2番です。
リストはピアノ協奏曲を2曲しか作曲していませんが、いずれもテクニック、作風共にすばらしい作品ですね。ピアノの作品はたくさん作曲していますが、協奏曲がこのふたつだけというのが、とっても残念です。
リストのピアノ協奏曲は2曲とも4楽章構成になっていますが、それを思わせないというか、そんな事気にしなくてもピアノとオーケストラを同時に楽しめる曲ですね。そして、この2曲しかない、という事が幸か不幸か、たいていの場合は2曲同時に録音されているCDがほとんどなんだと思います。
第1楽章:ピアノ協奏曲としてはどの作家と比べても珍しく、ファゴットの無愛想な
響きと、静かな曲調で始まります。やがてピアノも現れますが、とてもおとなしく
控えめにポロン、ポロンと静かに響きます。ホルンがゆったりとやわらかい音を鳴らす
とその上をなめらかにすべるようにピアノが飾っていきます。
しかし、そんなゆったりとした曲調が終わると、ピアノは力強い響きに変わりたくましく
緊張感のある曲調へと変わっていきます。
第2楽章:弦楽器のやわらかいフレーズで始まります。しかしチェロ等の低音が中心な
ため、やや暗めです。その中にピアノが高音で入ってきますから、闇夜にきらめく星を
みつけたように、とても奇麗に聴こえてきます。その後も時間を忘れてしまいそうな
ほど、ゆっくりとしたテンポの中で自由に踊るようなピアノはとても魅力的です。
第3楽章:ようやく元気を取り戻したように、はっきりとしたピアノの響きに加え、
独特のリズムを作り出すコントラバスの力強さ、そして鼓舞するようなトランペットの
響きが曲をにぎやかに盛り上げ、同時に緊張感も深めていきます。そして、派手な部分
と落ち着いた部分が交互にくりかえしていきますが、落ち着いた部分ではとても奇麗な
フレーズがリストの魅力を十分に聴かせてくれるとても、テクニカルな内容になっている
と思います。
第4楽章:3楽章から途切れる事なく素早いピアノのフレーズが流れてきますが、その
ピアノのスピードと勢いをつけて、一気にオーケストラへつなげて、派手にフィナーレ
へと持ち込んでそのまま終わります。(結構すぐに終わります)
この曲はピアノ協奏曲ですが、あまりそれを思わせないような感じがします。というのは曲調がおとなしめ、という事もあるんでしょうが、とても聴きやすいですね。1楽章冒頭が派手にな作りになっていない事も手伝って、自然に耳に入る音はとてもここちよく響きます。リストのピアノ是非聴いてみてください。
≪オススメCD≫
1番も2番もリストの協奏曲は魅力たっぷりですね。
リストピアノ協奏曲第1・2番ベレゾフスキー(ボリス), ウルフ(ヒュー), フィルハーモニア管弦楽団, リストワーナーミュージック・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★ →麗☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
若干暗い感じはありますが、ロマンチックなフレーズが聴きどころですね。
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