初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ピアノ協奏曲第2番   (リスト作曲)

2006年07月31日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はリスト:ピアノ協奏曲第2番です。

リストはピアノ協奏曲を2曲しか作曲していませんが、いずれもテクニック、作風共にすばらしい作品ですね。ピアノの作品はたくさん作曲していますが、協奏曲がこのふたつだけというのが、とっても残念です。

リストのピアノ協奏曲は2曲とも4楽章構成になっていますが、それを思わせないというか、そんな事気にしなくてもピアノとオーケストラを同時に楽しめる曲ですね。そして、この2曲しかない、という事が幸か不幸か、たいていの場合は2曲同時に録音されているCDがほとんどなんだと思います。


 第1楽章:ピアノ協奏曲としてはどの作家と比べても珍しく、ファゴットの無愛想な
 響きと、静かな曲調で始まります。やがてピアノも現れますが、とてもおとなしく
 控えめにポロン、ポロンと静かに響きます。ホルンがゆったりとやわらかい音を鳴らす
 とその上をなめらかにすべるようにピアノが飾っていきます。
 しかし、そんなゆったりとした曲調が終わると、ピアノは力強い響きに変わりたくましく
 緊張感のある曲調へと変わっていきます。
 
 第2楽章:弦楽器のやわらかいフレーズで始まります。しかしチェロ等の低音が中心な
 ため、やや暗めです。その中にピアノが高音で入ってきますから、闇夜にきらめく星を
 みつけたように、とても奇麗に聴こえてきます。その後も時間を忘れてしまいそうな
 ほど、ゆっくりとしたテンポの中で自由に踊るようなピアノはとても魅力的です。

 第3楽章:ようやく元気を取り戻したように、はっきりとしたピアノの響きに加え、
 独特のリズムを作り出すコントラバスの力強さ、そして鼓舞するようなトランペットの
 響きが曲をにぎやかに盛り上げ、同時に緊張感も深めていきます。そして、派手な部分
 と落ち着いた部分が交互にくりかえしていきますが、落ち着いた部分ではとても奇麗な
 フレーズがリストの魅力を十分に聴かせてくれるとても、テクニカルな内容になっている
 と思います。

 第4楽章:3楽章から途切れる事なく素早いピアノのフレーズが流れてきますが、その
 ピアノのスピードと勢いをつけて、一気にオーケストラへつなげて、派手にフィナーレ
 へと持ち込んでそのまま終わります。(結構すぐに終わります)

この曲はピアノ協奏曲ですが、あまりそれを思わせないような感じがします。というのは曲調がおとなしめ、という事もあるんでしょうが、とても聴きやすいですね。1楽章冒頭が派手にな作りになっていない事も手伝って、自然に耳に入る音はとてもここちよく響きます。リストのピアノ是非聴いてみてください。


≪オススメCD≫
1番も2番もリストの協奏曲は魅力たっぷりですね。
リストピアノ協奏曲第1・2番
ベレゾフスキー(ボリス), ウルフ(ヒュー), フィルハーモニア管弦楽団, リスト
ワーナーミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★   →麗☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
若干暗い感じはありますが、ロマンチックなフレーズが聴きどころですね。

♪リストのピアノ協奏曲第1番の記事はこちら


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交響曲第45番「告別」

2006年07月30日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:交響曲第45番「告別」です。

この曲にはちょとしたエピソードがあるようですので、今回はそれを紹介してみます。
ハイドンは宮廷音楽家として宮仕えをしていた訳ですが、そんなある日ハイドンの仕えるニコラウス侯は、ハイドンが楽団長を務めるオーケストラを連れて夏の離宮へ、演奏旅行へと出かけました。ところが、ニコラウス候は夏の離宮が気に入ったのか、なかなか帰ろうとしませんでした、予想外の滞在期間に困った楽団員たちは早く家に帰りたい!とハイドンに訴えますが、そこはハイドンも仕える身ですから、おいそれとニコラウス候へ「帰りたいんですけど」なんて事は言えなかったんですね。そこで一計を案じたハイドンはこの曲を作曲しました。
終楽章の第4楽章で、だんだん演奏楽器が少なくなるように作曲したんですね。それで、演奏の終わった楽器の団員たちは目の前の譜面台のロウソクの明かりを吹き消して、演奏途中に舞台から袖へと立ち去ってしまいました。演奏が終わると舞台にはハイドンとコンサートマスター(首席奏者)の二人だけになっていましたが、それを見たニコラウス候は、ハイドンと団員の意図を察して翌日には夏の離宮を後にしたそうです。


 第1楽章:エピソードを聞いたせいなのか、そわそわと落ち着きのない感じがするフレーズ
 ではじまります。「早く演奏終わって帰りたい」という楽団の声が聴こえてきそうな
 せかせかした感じです。中盤ではあきらめたかのように少し明るいフレーズも見え隠れ
 してきます。しかし、「やっぱり帰りたい家でゆっくりしたいよな」みたいに冒頭の
 ようなあくせくしたフレーズに戻ります。

 第2楽章:ちょっともじもじした感じで、ニコラウス候に「あの~…離宮暮らしも結構
 長くなってきましたよねぇ。そろそろ別の場所にでも…」なんて、言い出しそうな、
 様子を伺いながら切り出しているように、ひっそりと、事を荒立てないようにもちかけ
 ているように、とても丁寧に静かな演奏が流れてきます。まるでご機嫌伺いをして、
 気分を損ねないように、冷や汗かきながら慎重に話しかけているようにも聴こえて
 きます。

 第3楽章:ついに意を決したのか、あきらめてしまったのか、ふっきれたかのように
 普通に明るい曲調になってきます。しばらくは明るい表情にも聴こえますが、気のせいか
 後半に入ってもひたすら同じメロディが続いてくると「コイツラやる気あるのか?」
 と、少しかんぐってしまいます。

 第4楽章:「ニコラウス侯!しっかり聴いててくださいね!」とでも言わんばかりに
 ちょっと、挑戦的なフレーズに聴こえてきます。終楽章なのにここにきて緊張感が
 かなり伝わってきます。(よっぽど帰りたかったんですね・・・。)しかし、そんな
 緊張感がスッとなくなって一瞬これで曲は終わりかな?と思っていると一転、ゆっくり
 とした曲調へ変わります。そして一人また一人と席を後にして行きます。

なかなか粋な事をしますよね。ハイドンもハイドンで直接言わないのもシャレてますけど、ニコラウス候もその意図を素早く察するなんて。こういう職場だったらいいですよね。上司に恥をかかせないようにする部下の気遣い、そして部下の意思を汲んで素早く察する上司。伸びるよこの会社は。(って会社じゃないですけど。)でもこんな時代でもなかなかの主従関係ですね。こころあたたまるエピソードを想像しながら聴くと優しい気持ちになれるかなぁ。


≪オススメCD≫
ハイドン:交響曲第100番/45番
ウィーン国立歌劇場管弦楽団, ハイドン, シェルヘン(ヘルマン), ウィーン放送管弦楽団
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★   →帰☆☆☆☆☆
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
家に帰りたくなったらこの曲を聴かせて、帰してもらいましょう。

≪告別つながりなら≫
♪ベートーヴェン:ピアノソナタ第26番「告別」の記事はこちら


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歌劇「どろぼうかささぎ」序曲  (ロッシーニ作曲)

2006年07月29日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲です。

ロッシーニもたくさん歌劇のを作曲していますが、彼の序曲も明るく楽しくて、元気の出る作品ばかりですね。ロッシーニの序曲も単独で演奏される機会が多いようですが、歌劇で演奏される事はあるのかな?初演の際にはかなり大人気で好評だったようですが、CDでの全曲版はあまりみかけないようです。(最近CD店に行ってないので、それでかなぁ?)

さて、歌劇のあらすじは・・・、ある村のお屋敷の召し使いをしている美人のニネッタは屋敷の主人の息子ジャンネットと結婚の誓いを立てた間がらでした。しかし、お屋敷の主人はこれをよく思わずに、二人の仲を裂こうとします。そんなある日お屋敷の食器が無くなったのをニネッタのせいにしてしまいます。以前ニネッタに好意を持って告白して、断られた領主がこの話を聴いて、これ幸いとばかりにニネッタを逮捕してしまいます。(逆恨みですね。)召し使いが盗みを働くと死刑になってしまうため、領主は自分と一夜を過ごす事を条件に、罪を許すと持ちかけますがニネッタはこれを拒みます。(がんばれニネッタ)そのため、とうとう死刑を宣告されてしまいます。そこへ、食器を盗んだ真犯人が分かったという知らせが入ります。
犯人はなんと屋敷のまわりに住んでいるかささぎが、食器を巣に持ち帰っていたというものだったんです。疑いの晴れたニネッタはジャンネットとめでたく結婚できました。という物語です。
 
 行進曲風のどっしりとしたフレーズが元気よく流れてきます。きちんと整列したお城の
 兵隊が奇麗に行進している様子が浮かんできますね。そして、その行進が少し落ち着いて
 くると、弦楽器とフルートが若干緊張感を持ちながら、軽快につないでゆきます。
 そして、徐々に明るく派手に盛上がっていきます。
 そして鳥のさえずりのような、オーボエとフルートのかろやかなフレーズがとても
 楽しくていいですね。コミカルでとても可愛らしく感じます。このフレーズをその後も
 他の木管楽器が楽し繰り返します。聴いていてもとてもワクワクしてくる明るい
 フレーズは、とにかく楽しい気分になります。そして序曲のフィナーレへと向けて、
 だんだん派手になりにぎやかにラストを締めくくります。

とにかく明るく楽しい曲ですね。何年か前にCMでも使われていたんですけど、何のCMか忘れてしまいました。(車だったかな?)せっかく聴くならクラシックでも楽しい方がいいですもんね。演奏時間も10分程度と短めです。CDでは、やはりロッシーニの序曲集とかで、序曲のみが録音されているものが多いですが、序曲だけでも楽しめます。


≪オススメCD≫
ちゃんと「どろぼうかささぎ」も入ってます。
セビリャの理髪師~ロッシーニ序曲集
シャイー(リッカルド), ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団, ロッシーニ
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
とにかく楽しくワクワクさせてくれるフレーズがいっぱいです。


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目覚めよと呼ぶ声が聞こえ

2006年07月28日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」です。

この曲はコラールと言って、協会で歌う賛美歌の事なんですが、オルガンで演奏される事が多いのでオルガンで紹介する事にしてみました。基本的には3分程度と短い曲ですし、オルガンの響きがとてもやわらかく、さわやかに伝わってくるいい曲なんですね。

 のんびりとした明るいメロディが流れてきます。タイトルを見ているせいか、明るい
 朝の日差しが協会のステンドグラスから色とりどりの光が差し込んでくるようなとても
 さわやかな気分になりますね。メロディも明るいですし、基本的には同じメロディが
 何度もくりかえし流されて回を重ねることにアレンジを加えていくというものです。
 しかし何度聴いてもさわやかで、こころが晴れ晴れとするメロディはとてもここちよい ですね。

短い曲なんですけど、たまに聴くと結構落ち着ける曲なんですよね。パイプオルガンをとても身近に楽しめる作品だと思います。コラールという事ですから、もともとは宗教的ないろんな意味があると思うんですが、そんな事を考えなくても気軽に楽しめる一曲だと思います。

≪オススメCD≫
パイプオルガンはたまに聴くととても和みますね。
バッハ:オルガン作品集
ヴァルヒャ(ヘルムート), バッハ
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
目覚めの曲ですけど、朝聴くと二度寝してしまうかも。


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交響詩「ローマの松」   (レスピーギ作曲)

2006年07月27日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はレスピーギ:交響詩「ローマの松」です。

イタリアに続いて今日は「ローマの松」です。曲は4つのタイトルのついた曲に分かれていて、それぞれの曲では場所を変えて松を表現している作品なのですが、急に「松」っていわれても、ねぇ~花が咲くわけでもあるまいかって。そうなんです。レスピーギも別に松を表現した訳ではなかったようですね。ローマの各地に根付いている松はローマの歴史そのものだと考えたんですね。そこでレスピーギは自然が見つめるローマの歴史をそこに表現したとも言われています。

そんな小難しい事はそれくらいにして、肝心の曲は演奏時間は20分程度と特に長くも短くもないこの曲ですが、ダイナミックですね。交響曲にもひけは取らないくらいのスケールの大きい曲だと思います。ただ、近代の作曲家という事もあって音楽的な表現がやや抽象的になっていますから、初心者の方には奇抜な音楽に聴こえるかもしれませんが、レスピーギの代表作とも言えるこの作品をお楽しみください。

 
 ボルジア荘の松:トライアングルがにぎやかに鳴り響き、トランペットの音色に
 かぶせるようにホルンが何度も吼え続けています。その他の打楽器もここぞとばかり
 に、叩き鳴らしています。とにかく派手ですね。子供たちが松の周りを駈けずり回って
 遊んでいる様子を表しているようですね。

 カタコンブ付近の松:コントラバスなどの低音弦楽器が重々しくのっそりとした感じ
 で始まります。重々しい雰囲気が落ち着くとトランペットのソロが悲しく響きます。
 そして、何かを促すかのような低音弦楽器がひしひしと迫ってきます。それに促された
 ようにして、トロンボーンが、そしてホルンが次々に雄たけびを上げていきます。
 雰囲気もあってか、悲しく響くように聴こえます。そして徐々に音量も下がり、燃え
 尽きるようにして終わります。

 ジャニコロの松:さざ波のようなピアノから、クラリネットがぼんやりとしたフレーズ
 を流します。やがてクラリネットのフレーズがはっきりしてくると、ひっそりとした
 松の林の中にでもいるような、とても神秘的な世界をかもし出してきます。やがて、
 ヴァイオリンのソロが聴こえてくるとその世界は一層幻想的になっていきます。まるで
 夢でも見ているような、うつろな気分になりますが、とても美しいフレーズが続いて
 いきます。そして、静かに耳をすましてよ~く聴いていると夜鳴き鶯(ナイチンゲール)
 の泣き声が録音テープによって流されます。これもききどころですよ。

 アッピア街道の松:バスドラムが静かに小刻みなテンポで、しかし確実に迫るようにして
 静かに忍び寄って来ます。そしてイングリッシュホルンが怪しげなメロディを奏でると
 ファゴット等が低音から更に圧力をかけてきます。そしてトロンボーン、トランペット
 等の金管楽器が加わると、曲は最高に盛り上がり異様な雰囲気を迫力満点で作り出します。
 最後はバッチリ終わりますから、スッキリしますね。

初めてこの曲を聴いたときは、よく分からないけどとにかく威容に凄い迫力だけがあった事は、覚えています。だから、決して初心者向けの曲ではないと思いますが、この曲も一度ハマるとヤミツキになってしまうタイプの曲なんでしょうね、きっと。特に最後の「アッピア街道の松」は迫力満点ですね。そこだけ聴いても「ローマって偉大なんだなぁ」なんて思ってしまいます。(ホントかよ!?)

≪オススメCD≫
ローマ三部作の他のふたつもそのうち紹介しますね。
レスピーギ:ローマ三部作
ピッツバーグ交響楽団, ニューマン(アンソニー), レスピーギ, マゼール(ロリン)
ソニーミュージックエンタテインメント

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★   →迫☆☆☆☆☆
怒:☆☆☆★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
とにかく最初はつかみどころが難しいですが迫力だけはピカイチです。

≪ローマ三部作の残りの二曲の記事完成しました!≫
♪交響詩「ローマの噴水」の記事はこちら
♪交響詩「ローマの祭」の記事はこちら


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交響曲第4番「イタリア」 (メンデルスゾーン作曲)

2006年07月26日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はメンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」です。

イタリアに持つイメージは人さまざまだと思いますが、基本的には明るく楽しいラテン系ですよね。この曲もそんな感じで、明るい曲ですね。メンデルスゾーンもイタリアに旅行に行った時からこの作品を書き始めたようですね。やっぱりイタリア旅行に行くと明るい気分になるんでしょうか?


 第1楽章:華やかな木管楽器のリズムと共に弦楽器の目の覚めるような明るいメロディが
 晴れやかに響き渡る明るい曲です。ダイナミックな曲調が明るさをとても強調していて
 心の底から楽しさとか嬉しさがあふれ出してくるようなそんな曲です。
 明るいフレーズはとても楽しく聴けますし、交響曲ですが、あまり堅苦しくなくて
 いいですよ~。

 第2楽章:弦楽器のちょっとひっそりとした、悲しいフレーズになります。真っ暗な
 夜の闇の中で、冷たい風が吹きすさんでいるような感じがしますね。とてもひっそり
 とした感じの中で、そうっと何かが近づいて来そうな気がします。

 第3楽章:夜が明けて朝もやの中を眠たそうな目をこすりながら、少し雲のかかった空
 を見渡しているような雰囲気ですね。まだ、明るくなりきっていない空ですが、朝の
 さわやかなおいしい空気を吸っているみたいに、スッキリとした気分になれます。
 やがて、ホルンの遠くから聴こえてくるようなファンファーレが、朝のおとずれを
 告げているようなほんのりした気持ちにさせてくれますね。

 第4楽章:ティンパニ(大太鼓)の鋭い響きと同時に激しいフレーズがしばらく続き
 ます。どういう訳なのか、雲行きが急に怪しくなり、緊張感を持った険しい感じの曲調
 になります。やがて弦楽器がそのフレーズをつなぎ、少し落ち着いたようにもなりますが、
 しかし、曲は迷走したかのようにあちあこちらへ宛てもなくさまよい続けるように
 うつろに続いて行きます。そして、最後は悩みを持ったまま考え込んでしまったように
 終わります。

冒頭には明るい曲と紹介しましたが、明るいのは1楽章だけですね。このイメージがかなり強かったので、上のような紹介になりましたが、いざ全部聴いてみるとそうでもなかったですね、ゴメンナサイ。メンデルスゾーンは聴きやすい作曲家だと思いますし、気軽に聴けるとは思いますが、この人も聴く人や曲によって好き嫌いが分かれる作曲家なのかもしれないですね。

≪オススメCD≫
メンデルスゾーンの有名な交響曲を2曲楽しめます。
メンデルスゾーン:交響曲第4番&第5番
ガーディナー(ジョン・エリオット), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, メンデルスゾーン
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
イタリアに旅行した気分に・・・なれるかなぁ???

≪今週の桑野さんが聴いた曲≫
先週紹介したショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」だったんですが、ドラマ「結婚できない男」で主人公桑野さん役の阿部寛さんが聴いてますよと載せたところ、結構好評でしたので、せっかくだから毎週彼の聴いた曲を紹介してしまおうという訳でちょっとしたコーナーにしてみました。
ちなみに先週はたしかワーグナーの序曲を聴いていたと思うんですけど、はっきり覚えてません。
そして今週は休日出勤の事務所でシューベルトの歌曲「魔王」の日本語バージョンでしたが、学校でも習いましたよね。
※毎週分かる曲だったらいいんですけど、そんなこんなでヨロシクです。


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ロココの主題による変奏曲

2006年07月25日 | チャイコフスキー
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はチャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲です。

これはタイトルこそ、ロココ~~とついていますが、チェロ独奏のオーケストラ伴奏ですから、チャイコフスキーのチェロ協奏曲と呼んでもほぼ差し支えない曲だと思います。曲名がそうなっていない事と、構成が協奏曲の形で作曲されていないので、こんな名前で呼ばれているようです。

他の作曲家がチェロ協奏曲を書くと、中低音というその楽器の特徴からなんでしょうが、なぜか暗めとか渋くなりがちなチェロですが、チャイコフスキーにかかると、明るく朗らかな曲調はとっても親しみを持って聴ける曲だと思います。構成も通常の協奏曲のように全3楽章ではなく、主題と7つの変奏曲の計8曲の構成になっていますが、1曲の時間が短く、演奏時間も全曲合わせても20分程度ですし、聴きやすいと思いますよ。


 主題:主題はテーマともよばれていれ、変奏曲ではその後にアレンジされる元の形の
 フレーズの事をこう呼びます。最初はそのテーマではなく、弦楽器のやさしいフレーズ
 から始まっています。少し切なく寂しい感じもしますが、他のチェロ作品ではあまり
 見られない作風じゃないでしょうか?やがて、チェロが入りますが、ここからがテーマ
 (主題)ですね。ちょっと気取った風に聴こえるこのフレーズも他のチェロ協奏曲では
 聴くことができない、面白いフレーズなんだと思います。

 第1変奏・第2変奏:主題に続いてそのままチェロの演奏が始まります、ゆったりとした
 変奏から素早く小走りな変奏まで、様々な明るいチェロの音色を楽しめますよ。

 第3変奏:しっとりとした、温かみのあるチェロの演奏がとてものびのびとしたテンポ
 でゆったりと伝わってきます。フルートがリズム打ちをするところなんかも聴きどころ
 ですよね。

 第4変奏:明るくおどけたような変奏が、チェロの演奏をとても可愛らしく聴かせて
 くれますね。チェロなのに、かなり高音まで出してますから、高低の移り変わりでも
 結構楽しませてくれます。

 第5変奏:あっけらかんとしたフルートの演奏から始まりますが、ここではチェロが
 ソロで大活躍ですね、細かいフレーズを高音から低音にかけて行ったり来たりして
 そのチェロのテクニックを十分に味わえる曲ですね。

 第6変奏:クラリネット、フルートと共にチェロが寂しく流れてきます。少し悲しい曲
 ですね。木管楽器とは対照的なチェロの重たい感じがよく伝わってきます。

 第7変奏:元気いっぱいチェロが大活躍します。かなり早めのテンポで次から次へと
 駆け巡るように最後まで一気に突っ走っていきます。チェロのテクニックをめいっぱい
 使ったような明るく面白い曲ですね。

改めて聴いてみると、やっぱり協奏曲とは呼べないかもしれないですね。というのは、他の協奏曲がオーケストラをフル活用して派手にダイナミックな曲なのに対して、チャイコフスキーのこの曲は、どちらかというと、チェロのソロにかなり重きを置いているようなので、オーケストラが少なめな分だけ、チェロの音が聴きやすくなっている曲なんだと思います。

≪オススメCD≫
マイスキーの演奏でお楽しみください。
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
マイスキー(ミッシャ), オルフェウス室内管弦楽団, チャイコフスキー
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
ちょっとチェロを聴きたくなったら気軽に聴ける曲ですね。


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喜歌劇「詩人と農夫」序曲  (スッペ作曲)

2006年07月24日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はスッペ:喜歌劇「詩人と農夫」です。

スッペはやはり序曲が有名な作曲家なんですが、喜歌劇の方はやはり一般的には有名じゃないんですよね。そこで、せっかくだからどんなストーリーなのかちょっと調べて紹介してみようと思ったんですが・・・、ちょっと調べたくらいじゃあ、みつからなかたんですよ。そんなこんなで、曲としてもやはり序曲のみを単独で演奏されている事の方が圧倒的に多いようです。


 トランペットとホルンのやわらかいハーモニーのついたフレーズが奇麗に鳴り響きます。
 そして、それを前奏に一度盛大に盛り上がります。そしてその後に続くチェロの響き
 が、とてもなめらかでしっとりしていて落ち着く曲です。チェロのソロをハープや
 フルートがやさしく彩るように飾ります。
 次には、トロンボーン等の金管楽器を中心に激しい雷鳴のように鳴り響かせる曲調に
 なります。しかし、それもそう長くは続かずすぐにゆらゆらとゆらめくワルツの旋律
 に変わり、そこからまた、一気に派手な曲調に戻ります。
 その後も勢いよくそのまま、激しく派手に盛上がりますが、なにかフェスティバルとか
 カーニバルみたいに、とにかくお祭り気分で楽しい曲ですから、聴いていると、とても
 ワクワクしてきます。そのまま盛上がったムードのまま曲を終えます。
  
やっぱり、序曲は明るく楽しいほうが面白くていいですよね。演奏時間も10分程度ですから、この曲みたいに短い間にいろんな要素が詰まっていると聴いていても飽きないですし、スルッと聴ける曲の方が聴きやすいですもんね。


≪オススメCD≫
序曲は元気になれる曲がたくさんありますよ。
序曲集(軽騎兵・ウィリアム・テル)
フィラデルフィア管弦楽団, スッペ, オーマンディ(ユージン), ロッシーニ, エロール, オッフェンバック, メンデルスゾーン
BMG JAPAN

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
この曲を聴くとスカッと元気になれますね。


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ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」

2006年07月23日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」です。

ピアノでも「トルコ行進曲」というソナタがありましたが、やっぱりこの時代にはトルコが流行っていたんですね。流行りモノ好きというかなんというか、いつの時代にもブームってあるんですね。しかしながらタイトルの命名はモーツァルト自身のものではないようです。例によって第3楽章がトルコっぽいからという事らしいんですが、原題でも“Alla turca”(アラ・トルコ)となっているようです。

さてこの協奏曲ですが、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲の中でも有名で名曲とされているものですが、これまでに紹介した三大協奏曲のように、派手なものではありませんが聴きやすくて、誰にでも交換を持って聴いてもらえる曲だと思いますよ。

 第1楽章:弦楽器の小刻みで軽快なリズムから始まります。スッキリしてるので、とても
 ここちよく、聴きやすいリズムと前奏ですよ。そんな前奏が終わるとしっとりと艶やかな
 ヴァイオリンのメロディがやさしく入ってきます。そんなやさしいメロディが終わると
 今度は勢いのいいヴァイオリンそろが軽快に続きます。勢いはありますが、さっぱり
 しているのでとても聴きやすいと思いますよ。全体的に明るく朗らかでくったくのない
 フレーズは初心者でも安心して聴けるメロディラインのはずです。瑞々しいヴァイオリンの
 音色を堪能できる曲ではないでしょうか?最後のカデンツァ(アドリブソロ)もしっかり
 お楽しみ下さい。

 第2楽章:弦楽器のやわらかいフレーズがふわっと自然に入るところから始まります。
 思わず時間を忘れてしまいそうな、やわらかな雰囲気がしばらく続くと、ヴァイオリン
 が忘れた頃にゆっくりと入ってきます。とても上品に、おしとやかに流れるヴァイオリン
 にはとてもうっとりとしてしまいますね。少し悲しく聴こえるメロディにも聴き惚れて
 しまいます。

 第3楽章:明るい表情のヴァイオリンのメロディから始まります。ちょっと可愛らしい
 チャーミングなフレーズですね。前半はまだ特にトルコ風という訳ではないようです。
 後半に入り、ちょっと行進曲風になったかな??と感じる所から“トルコ風”のフレーズ
 になります。たぶん初めて聴く人でも簡単に分かると思いますよ。そしてどこかに迷い
 こんでしまったかのようなヴァイオリンソロが入ると3楽章冒頭の可愛いイフレーズに
 戻ります。そしてそのフレーズにアレンジを加えて2回程演奏すると、曲は何事も無かった
 かのようにすぐに終わります。

ヴァイオリンの響きがストレートにやさしく聴こえるこの曲ですから、安心して聴けますね。軽快なメロディと艶やかな音色をたっぷり楽しめるんじゃないでしょうか?モーツァルトはクラシックでも比較的前半の作曲家ですから、スタンダードなメロディをスッキリ爽快に楽しめる曲なんだと思います。

≪オススメCD≫
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲をスタンダードに楽しめますよ。
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番・第5番
パールマン(イツァーク), レヴァイン(ジェイムズ), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, モーツァルト
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
スッキリとした協奏曲は聴きやすくていいですよね。

≪三大ヴァイオリン協奏曲の記事はこちら≫
♪メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
♪ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
♪ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

♪モーツアルトのピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付」の記事はこちら


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交響曲第3番「オルガン付き」  (サン=サーンス作曲)

2006年07月22日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はサン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」です。

この曲「オルガン付き」なんですけど、迫力があっていいですよ~。なんてったって“オルガン付き”ですから、オーケストラサウンドに加えて更にオルガンの壮大なフレーズはもうたまらないですね。ちなみに途中でピアノまで加わってますから、もうこれ以上ないほど豪華デラックス版の一曲です。

また、通常の交響曲は4楽章で構成されているものなんですが、この曲は全2楽章での構成となっています、しかしながら、多くのCDでは各楽章を2分割して通常の交響曲と同じようなトラック割りをしているものが多いようです。合わせて、各楽章のタイトル(アレグロ・アダージョみたいなヤツ)は通常なら他の交響曲でも、ついているものなんですが、今回は、4楽章形式で紹介する都合上、便宜的に書いてみましたので、そんなに気にしないで、いつもどおり読んでみて下さい。

 第1楽章(アダージョ-アレグロ・モデラート):少しゾゾッと感じてしまう、弦楽器の
 神秘的なフレーズからはじまります。ひっそりとした序奏が終わると、荒波がひたひたと
 押し寄せるようなフレーズがしばらく続きます。若干暗めの音楽になっています。
 しかし、中盤に差し掛かると少し穏やかなフレーズになり、だんだんにぎやかさと明る
 い表情を見せてきます。ただ、後半に入るとやはりまた再び激しい表情に戻り荒波が
 迫る表情を見せてきます。そして最後は静かに淋しく終わっていきます。

 (ポーコ アダージョ):耳をすませば、わずかに聴こえてくるオルガンの響き。
 そして、その上にやさしく聴こえてくる弦楽器のフレーズが少し、もの悲しく切なく
 聴こえてくるのが、こころにぐっとしみわたって来るようです。弦楽器はその後も
 何か言い知れぬ想いを精一杯響かせてきますから、もうたまらない。思わず。
 「いいんだよ、もう何も言わなくても。言いたい事は十分に分かるから…。」と口ずさん
 でしまいたくなるような、とってもいいフレーズです。

 第2楽章(アレグロ-モデラート):それまでとは打って変わって、弦楽器の厳しい
 フレーズから始まります。迫り来る困難に立ち向かっていこうとするかのような、
 勇ましくも荒々しいフレーズになりますが、ここでピアノが登場すると、また雰囲気
 はガラッと変わり、今度は何か楽しいことを待ちわびるかのような、明るいフレーズ
 へ変わっていきます。ホルンやトランペットが加わると、その楽しみへの期待が高ま
 ってくるようです。そんなメロディが聴こえてちょっと安心していると、2楽章冒頭の
 厳しいフレーズが再びよみがえります。一気に現実に引き戻された感じがします。
 そして最後へ向けて、今度こそ明るい情景を取り戻そうとでもするかのように、勇ましい
 フレーズになりますが、やがて力尽きたように疑問を残しながら静かに終わります。

 (マエストーソ-アレグロ):「ジャーン」パイプオルガンの大迫力の和音が目の覚める
 ような音色で始まります。その間を弦楽器とピアノが堂々と軽やかにつなぎ、そして、
 再びオルガンの和音が鳴り響くと今度はトランペットが、豪快なファンファーレを
 ここぞとばかりに唸らせてきます。気分爽快!たまらないですね。
 しかし、やはり困難はどこへでもあるようで、それに必死に立ち向かっていくような
 フレーズもたまらないですね。そしていよいよホルンが鳴り始めると更に豪快に鳴り
 響かせていきます。そして、トロンボーン、トランペット、チェロと続く快活なフレーズ
 で、力いっぱいエンディングへ向けてオーケストラ全てが見事に協力して、オルガンを
 加えると、最後の力を振りし絞って盛大なエンディングを堂々とキメてきます。
 (カッコイイし文句なしですね。)

サン=サーンスは作曲家であると同時にピアニストでもあり、さらにオルガニストでもあったという、まさに今で言うマルチタレントみたいな人だったんですね。(ちょっと違うかな?)そんな彼が自らも「持てる能力を全て注ぎ込んだ一曲」と評しているほど、オススメの一曲なんですね。とにかく迫力満点のこの一曲。是非是非聴いてみて下さい。


≪オススメCD≫
オーケストラ・オルガン・ピアノがこの一曲で楽しめる豪華デラックス版です。
サン=サーンス:交響曲第3番
バレンボイム(ダニエル), リテーズ(ガストン), シカゴ交響楽団, サン=サーンス, パリ管弦楽団
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★   →豪☆☆☆☆☆
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
ド迫力のスペクタクル巨編が気分爽快にさせてくれます。


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