初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

CMのクラシック(その52)

2010年05月30日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その52)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

油断していると、結構次々にん流れるCM。結構たくさんクラシックのCMも増えてきました。そんなCMをいくつか紹介していきます。

レイク
【曲目:くるみ割り人形から「花のワルツ」:チャイコフスキー】
30秒の2本立てCMで最初は山田優さんが、ゴルフの打ちっぱなしに言ってゴルフクラブを曲げてしまいます。
そして2本目のCMで曲が流れると、ゴルフ場に止まったバスから楽団員たちが楽器ケースを持って次々に降りてくると、ティーショットをする優ちゃんの後ろで
演奏を始め、ると優ちゃんもナイスショット。「コンコロコン!」とかいってたので、ホールインワンかな?「ご利用にも余裕を」というテロップまで出てます。

ドギーマン:薬用ペッツテクト プラス 「犬猿の仲と呼ばないで」篇
【曲目:愛のあいさつ:エルガー】
ゆったりとしたヴァイオリンのメロディが流れると、寝そべった犬のノミ取りを丁寧にする猿、「ノミ取りは愛の証…」と字幕とナレーションが入ると続いて商品紹介・・・、なんともなごみのCMです。


グリコ:パナップ 「ガールズミルフィーユ篇」
【曲目:カノン:パッヘルベル】
違った色の同じデザインの衣装を着た吉高由里子さんがカノンのメロディを歌います「パ、パナ、パナップ、パナ、パリパリパリ~」手にはパナップとスプーンが、それをパリっと食べると、「ミルフィーユのようなパリパリ触感」とナレーションが入るCMです。
グリコのホームページへ行くと「カノン」を弾いてみよう!というコーナーもあるみたいです。


再春館製薬所:ドモホルンリンクル
【曲目:チェロ協奏曲:ドヴォルザーク】
「ドモホルンリンクルは恥ずかしいところを隠しません」という江守徹さんお馴染みのナレーションが入ると、曲が流れます。ナレーションが続き商品の紹介をしていきます。
テレビで見たCMだとドヴォルザークが流れてたんですが、ホームページへ行くと違う曲になってました!ひょっとして記憶違いかな?


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


ドモホルンリンクルのCMは、ホームページではちょっと違う曲でしたけど、パナップって言えば、「パパゲーノ」のCMがとても印象的だったので、かなりのイメチェンですが、知ってる人いますよね!
他にも今回は面白CM盛りだくさんでした。「犬猿の仲」もあんな猿がいるんだなぁなんて・・・。

【前回のCMのクラシック】

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ピアニスト辻井伸行(番組「金スマ」から)

2010年05月20日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、ピアニスト辻井伸行(番組「金スマ」から)です。


先々週の週末、テレビを見てました。何か面白いのやってないかな~とか思いながら、金曜ロードショーで「スターウォーズエピソードⅠ」をやっていたので、
まだ見てなかったので「へぇー」とか思いながら、じゃあ見るか!と思って(というか今頃かよ!?って?)
しばらく見てたんですが、最初はCGもスゴイし世界観も独特だったので、しばらく見てたんですが、前半だとストーリーもなかなか展開しないし、もともとスターウォーズシリーズを一回も見た事が無かったので、だんだん飽きてきて…(ってそんなすぐにかよ)
チャンネルを変えてみると、今回のお題の「辻井伸行さん」の番組をやっていたのでそれを見ることに、

今日はその番組のお話です(金スマから)
途中からだったんですが、内容的にはほぼ全部見られたと思います。

前半は分かりませんが、彼はどうやら生まれつき全盲で目が見えなかったようです。
しかし、2歳くらいの頃におもちゃのピアノを与えると、教えてもいないのに楽しそうに弾いているので、親も知らないうちにどんどん上達していったようで・・・

海外に親子で旅行に行ったときにホテルか何かのロビーで自動演奏されているピアノがあり、幼い伸行くんはそれを「自分も弾きたい!」とダダをこねて親を困らせていると、それを管理する方が上司に掛け合ってなんとかピアノ弾かせてもらえるようにお願いしてみると、許可が下りて彼はピアノの前に座ると、見事に曲をサラリと弾き始める。

次第にひとりふたりと彼の弾くピアノの周りに人が集まりしまいには大勢の人に囲まれてちょっとしたコンサート会場のようになっていきます。
演奏が終わると、割れんばかりの拍手に囲まれた彼がピアノの前に居たのでした。これが人前で初めて弾いた演奏だったようです。

母親は、彼の才能を信じてピアノを習わせ始めます。
そして盲学校のピアノコンクールで見事優勝を飾ると、母親も大感激で嬉々として彼を誉めたたえるのでした。
しかし、父親は「草野球で4番バッターでもプロになれる訳じゃない…」と一言。

ここだけ聞くと冷たい親にも聴こえますが、確かに…現実を考えれば、スゴイ事には違いありませんが、それで彼に将来の展望が開けたか?と言えるとそうではない。ぬか喜びをしては本人のためにもならない・・・という冷静な親心と言えるかもしれません。

それでも母親は少しでも彼の才能を伸ばそうと、ピアノの先生を彼に付けさせます。その指導法は、何と言っても目が見えないので楽譜が読めない。
先生がまず右手でメロディを弾いて聴かせ、伸行くんが後を追ってそのメロディを弾く。今度は左手の伴奏を聴かせて、彼がそれを追う。最後に両手で弾いてみる。
そのときのホームビデオの映像がありましたが、そっくりそのまま弾けるからスゴイですよこれは!(だって目が見えてたって弾けないし…)

そんなこんなで、ピアノのレッスンを続けていくのですが・・・
次第に彼にも当然物心がついてくると・・・他人と自分の違い(自分は目が見えていない。他の人とは違う)と言う事を自覚するようになっていくのでした。
ある日、母親に「僕は他の人とは違うんだね。他の人は目が見えるんだね」と尋ねたそうです。母親は彼の問いに応える事が出来なかったようです。
(そりゃそうだ、そんな事誰にも答えられない。)
しかし、彼はその後にこう続けたそうです。「でも僕にはピアノが弾ける!」
予想外の彼の言葉に母親も、とても嬉しく、前向きに育っている彼が輝いて見えたそうです。

目が見えない彼は、始終家にいるのかと思いきや、母親は積極的に彼と外出したそうです。もちろん目には見えませんが、桜が咲けば花見に出かけ、「これは桜の花びら」と告げ、彼の手にそれを持たせ「色はピンク色」と話しかけて、
とにかくいろいろな所へ出掛けて行って様々な体験を彼にさせたようです。

そんな父母の心配もよそに、10歳でコンサートデビュー。晴れやかな舞台を飾ります。

そしてその実力が話題を呼ぶと2000年には、あのサントリーホールでソロリサイタルを開催。

2002年には日本を代表する指揮者、佐渡裕主宰のコンサートへ出演。番組では佐渡さんが、彼の演奏を始めて聴いたときの様子をこう語っていました。
「涙が止まらない」
これまでに聴いた事がないような演奏だったようです。

その後も東京を中心に演奏会を精力的にこなしていくのでした。

そして、2005年にはあのショパンコンクールに出場。「ポーランド批評家賞」を見事に受賞するのでした。

この頃になると、ピアニストとしての将来を不安に考えていた父親も、さすがに実力を認め、ピアニスト辻井伸行としての生き方を尊重していくのでした。
番組では、彼が父と一緒に散歩した小川をイメージした、辻井伸行作曲のピアノ曲がサラサラと流れていました。

そして、いよいよ2009年(昨年)このブログでも紹介していたバンクライバーン国際ピアノコンクールで見事に優勝を決めると、その実力は日本をはじめ世界にその名を響かせるのでした。

番組 :「金スマ」
放送局:TBS
日時 :毎週金曜よる9:00

~金スマって普段はそんなに見る番組じゃないんで、今回もたまたまだったんですが、以前もそんなノリで指揮者西本智美さんを特集していたときも見てましたけど、そのときはブログに書くという頭が無かったので、パスしてました。

【辻井信行】
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いや~、そんなこんなで、ざっくりと紹介してみましたが、
このブログでも以前紹介していたヴァン・クライバーンコンクールのときにも書いてたと思いますが、もう目が見えないとか以前の問題ですよね。
ヴァンクライバーンだって、普通に目が見える人も出てるハズだし。

子供時代に先生から片手ずつ音を教えてもらうときの彼の表情。
顔をぐるぐると動かしながら、それはまるで楽しい音をさぐるようにとても楽しそうに弾いてるんですよね。

印象に残ったのは彼の言葉「僕はピアノが弾けるから」


「健常者」という言葉がありますが、その言葉が「健康な心を常に持つ者」という意味だとすれば、彼も間違いなく健常者のひとりなんでしょうね。

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CMのクラシック(その51)

2010年05月04日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その51)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

さて、前回はネタ切れとかいいながら、「このコーナーがあるじゃないか!」という事を思った方も多いハズ!?
最近またよくCMでも耳にするようになったクラシック音楽の数々。
もちろんやろうと思ってたんですけど、タイミングが…というのもあったんで、さっそくいくつか紹介してみましょう。


日産自動車:「号外」篇改訂
【曲目:ウィリアムテル序曲:ロッシーニ】
「パーン、パカパーン~~」というあの有名なファンファーレが始まると、新聞の印刷機から第一面には「号外」の記事が現れ、文字とともに「エコカー補助金延長決定」のアナウンス。
そしてあのカンガルー?みたいなマスコットキャラが詳細を説明。
(あの声はタラちゃんですよね。)
曲は最初はトランペットですが、弦楽器の部分はピアノにアレンジされてました。日産ホームページにも(オリジナルアレンジ)となっています。

アイリスオーヤマ:高圧洗浄機
【曲目:美しく青きドナウ:J.シュトラウスⅡ】
壁に向かって高圧洗浄機を噴射している女性が映ると壁がアップになり、「高圧洗浄機をご存知ですか?」というナレーションが流れると、同時に水が当たっているところだけがみるみる白くなっていき、画面が泥だらけの車に変わるとタイヤからドア付近の泥も、水が噴射されているところだけが綺麗にその車体の色が浮き上がっていくCM。
曲は最初から流れていますが、音は楽器じゃなくて若干電子音てきな音でメロディはそのまんまでした。


JR東日本:「子育て支援」篇
【曲目:ヴァイオリンソナタ第5番「春」:ベートーヴェン】
五嶋龍さんがヴァイオリンを弾く映像が流れれると、音楽はそのままにナレーションが入ります。「通勤の途中に保育園があってよかった…そんな声が聴きたくてアクセスの良い保育園を増やしています」
そして、親が保育園に迎えに来た映像が微笑ましく流れると、最後に五嶋さんも笑顔で締めくくるCMです。


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


この他にも、SK‐Ⅱとかアステラス製薬もメモに書いてたんで、たぶんクラシック関連のCMをやっていたと思うんですが、どうやらホームページでそのCMが探せなかったので今回はこんな感じです。
まだまだ増えてきてるみたいなのでCMも要チェックですね。

【前回のCMのクラシック】

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近況報告のお話

2010年05月02日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、「近況報告のお話」です

いや~世間ではゴールデンウイークまっただ中ですね。
皆さんはいかがお過ごしですか?クラシック聴いてますか?
コンサートなんか行かれたりしてますか?

…って何の番組だよって・・・。

先月は長らくご無沙汰してしまいましたが、
別段、病気をしてたとか、ケガをしたとかそういう訳ではないんですね。
至って普通の日常を過ごしていた訳なんですが。

あんまりにも更新が無いからって、友人から電話が掛ってきたりなんかして、
「ブログが更新されてないから、ちょっと心配しましたよ!」なんて
だから
「いや、別に何かあった訳じゃないんだけど、ゴメンゴメンι」なんて一幕もあったりなんかして・・・。

そう考えると、いつもご覧頂いているみなさんにも、ひょっとしてそんな風に思われてたら、申し訳ないなぁなんて思ったりして。
そうですよね、いつも見て頂いているみなさんにも悪いな~とは思いつつ、長らくご無沙汰してました。

で、何故そんなに長い事、間が空いたかというと、上に書いたように、特に病気とか事故では無いんですが、
敢えて言うならば、以前からブログにも書いていたように、かなりネタ切れというのがホントのところですね。

全くスッカラカンという訳でも無いんですが、かといって長時間の曲に挑戦する時間も作れず、ヤキモキしている間に時間だけが過ぎていった・・・みたいな。そんな感じでした。

だから、まぁ早い話がただ、サボってただけなんですね、テヘヘ。

加えて、今年の4月は寒かったですよね~東京でも雪が降ったとか降らないとか・・・ねぇ。なんてまた逃げたりして。


そんなこんなで、前回更新の4月25日に久々に記事を書いてみたんですが・・・。今度は久々に曲の話を書いてみると・・・「アレ?こんな感じでよかったんだっけか?!大丈夫かなぁ?」なんて、ちょっと余計に気になったりして。コメントも返信遅れてスミマセン。

とまぁ、特段大した理由も無く、誠に個人的な都合でしばらく更新が滞っておりましたが、一応、世間ではどっかの幹事長みたいに「説明責任」とか言われないよ言うに、その経緯をご説明した訳ですが。
ホント大した理由じゃなくてスミマセン。万が一、心配をおかけしている方がいらしたら本当にごめんなさい。


そして、ここで普通なら明日からちゃんと小刻みに更新しますんで、これからも宜しく!といきたいところなんですが、上みたいな理由が理由なだけに、そんな確約もすることもできず、おそらくいつものごとく、グダグダ感満載でお送りする事になるかと思いますが、お付き合いの程宜しくお願いします。

ひょっとしたら、また思いつきでポン!ポン!と、いろんな事を書いていくと思いますが、その辺りも含めて宜しくお願いします。ホント、ゴメンナサイ!

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