初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

歌曲「リュートに寄せて」 

2009年08月11日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「リュートに寄せて」です。

タイトルにある「リュート」は楽器の事で、例によってgoo辞書によると「アラビアのウードに由来し、中世から16、7世紀にかけてヨーロッパで広く用いられた撥弦(はつげん)楽器。洋梨形の共鳴胴とフレットをもつ棹(さお)からなり、二本一組みに張られた多数の弦をもつ。 」だそうですが・・・、

「Google検索」をしてみると、写真もあって、ギターみたいな、琵琶(びわ)みたいな、そんな感じのいわゆる「古楽器」ですね。

そしてこの曲、実際にリュートが演奏されることはないのですが、ピアノ伴奏に歌がつくシンプルなつくりですが、歌詞の内容も曲調もかわいらしい感じに出来ている曲だと思います。



 ポロン♪ポロン♪と、かわいらしい小刻みなピアノのリズムにつづいて、
 やさしく弾むような歌声が「小さなリュートよ、僕が教えた言葉をこっそりとささやけ」と歌います。
 そして、「やわらかい月の光のようにその言葉をぼくの女あるじにつたえよ!」
 と、はにかむように歌います。
 
 最初のリズムに戻ると、今度は「美しい人の窓には、さびしそうなあかりがともっている」と続け、
 最後は、ひっそりと小声で、「小さなリュートよ、声をひそめて、あの人だけに聞こえるように、他の奴には聞かれないように!」
 と、かわいらしくしめくくります。


 可愛らしいピアノのリズムにひっそりと、そしてふわっとした感じで流れる曲がなんとも、チャーミングな一曲です。
歌の中の「ボク」はリュートに一体何を言わせたんでしょうか?
男の子が大人の女性にあこがれて、ひそかな思いをこっそりリュートに託したような、ほっこりした感じのやさしい曲です。

ちなみに歌詞の内容は下の≪オススメCD≫の歌詞の内容を引用しています。

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「ボク」は誰の事が好きなのかな~?


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歌曲「幸福」

2009年03月11日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「幸福」です。

「幸福」というこの曲のタイトルは、なんとも意味深で意味ありげな響きを持った言葉にも聞こえますが、

曲はとても明るく、ほのぼのとした感じだと思います。にっこりと笑って聴かせるような歌声が、とてもスッキりとさわやかに聴こえます。

歌詞は、ルートヴィヒ・クリストフ・ハインリヒ・ヘルティによるもので、1816年に作曲された曲のようです。
歌詞の内容は≪オススメCD≫の歌詞カードから引用、解釈してます。



 ポロン~♪と軽やかなピアノ伴奏が流れると、ズンタッタ!のリズムに載せて
 歌い出します。
 明るい歌声で「数えきれない喜びが、天国にはある~天使や聖者もたくさんいる」
 「早くそこへ行って永遠の喜びにひたりたいものだ」と、
 とても明るく微笑みかけるように歌います。
 
 続けて
 「天の女神は、ひとりずつに微笑みかけ~ハープが鳴らされ、皆、歌い踊る」
 「早くそこへ行って永遠の喜びにひたりたいものだ」と、
 ささやくように歌います。
 
 今度は、
 「でも、やっぱりここがいい」
 「フラウが微笑みかけてくれるだけで、嘆きは消えてしまう」と、
 艶やかに歌うと、最後は力強く
 「だから、僕はいつまでも彼女とふたりここにいよう!」と、締めくくります。


あっけらかんと、明るいピアノのリズムにのせて歌いますから、楽しく明るく聴ける一曲です。
歌詞の内容も、最初は・・・、「幸福」は天国にしかなくて、そこに行く事を憧れるように思い描いていますから、幻想的な曲なのかなと思いきや、
3回目のメロディでは、「きみがいるからここが一番!」みたいな感じになってます。
なんだよ、結局おのろけなのか!とも思ったりしますが・・・、

「幸福」は手の届かない憧れの世界のように見えて、実は、今ここにある何気ない笑顔が、一番こころ温まる幸せな時間なのかもしれない。

と教えてくれるような一曲です。
曲調は、とにかく明るく朗らかな歌声が最後まで淡々と聴かせてくれます。


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“幸せ”な一曲です


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歌曲「音楽に寄せて」

2009年02月06日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:「音楽に寄せて」です。

この曲はシューベルトの友人で詩人の「フランツ・フォン・ショーバー」が作詩した作品に曲をつけたものです。

「音楽に寄せて」というタイトル通り、その音楽に寄せる思いを歌ったものですが、丁寧にゆったりと歌い上げるこの曲は、なんとも暖かくしっとりと聴ける一曲です。

歌詞は、いつも通りCDの歌詞カードを参考に多少アレンジしましたが、ハッキリ言って、歌詞の意味を知らなくても十分に味わい深く聴ける一曲です。



 なだらかなピアノ伴奏が始まると、やわらかな声が~心やさしい芸術よ~と
 と歌いだします。
 そして中盤では低音で、~私を覆ったおぞましい灰色の時間に~と続けると、
 今度はゆっくりと高音で~お前は私のこころに熱い愛を燃え上がらせ、
 よりよい世界へいざなってくれた・・・と熱い思いを歌います。
 
 なだらかなピアノの間奏に続き
 静かに~お前の竪琴から流れる吐息が、甘い和音を響かせて~と入り
 ~よりよい世界を私に開いた~ と高音で聴かせると
 ~心やさしい芸術よ、私はそれをお前に感謝する!~と情感たっぷりに歌い
 ~心やさしい芸術よ、私はそれをお前に感謝する!~とゆっくり繰り返し
 最後はピアノがその歌の余韻をじっくりと聴かせるように静かに終わります。


いい曲ですね。CDを買ったときに初めて聴いた曲だと思うんですが、何故かどこかで聴いたことがあるような、(音楽の時間で聴いたのかなぁ?)なつかしい響きがしっとりと耳に届きます。
ゆっくりと、ゆったりと聴かせるこの曲は寒い冬でも、ほんのりと暖かいぬくもりに包まれるような・・・
“音楽に寄せる”シューベルトの思いが熱く伝わる一曲です。

オススメCDに紹介しているように、ソプラノ(アーメリング)の演奏を聴いての紹介ですが、下のCDを紹介しようと思って、いろいろ探してみると、バリトン(男声)の演奏やウィーン少年合唱団なんかも歌ったCDがあったりするので、いろんな歌手の歌を聴き比べてみるのもいいかもしれません。


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ソプラノしか聴いたことないですが、イイですよ。
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≪おすすめシチュエーション≫
ほっこり暖かく聴ける一曲です。

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【ブログパーツ情報】
時計のパーツが欲しかったんですけど、ゲーム付きのやつがあったのでコレにしてみました。
お天気は下に移動しました。他、順番も多少入れ替えてみました。しばらくは、ちょっといろいろいじってみるつもりです。


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歌曲「独りずまい」

2008年12月21日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「独りずまい」です。

“一人暮らし”をされている方はたくさんいると思いますが、こんな歌があるんですねぇ。
このタイトルだけで想像すると、言葉の響きからしても、なんとなく寂しそうな感じがしますが、

曲調としては、軽やかに進むピアノ伴奏にスッキリと響く独唱がなんとも、あっけらかんとした表情のどちらかと言うと明るい曲です。
歌詞の雰囲気を交えながら、まずは紹介してみます。


 ズンタ!ズンタ!と始まるピアノの小刻みなリズムに乗せて軽やかな歌いだしで
 始まります。
 夜ふけに暖炉のそばでこおろぎの鳴き声を聴きながらほっこりとした気持ちを、
 くったくのないリズムとその軽やかな歌声がやさしく響きます。
 
 ゆっくりと、静かな夜に起きて火を眺めていると今日もまた一日が過ぎる。
 と歌いますが、そのあっけらかんとしたリズムが淡々と響くのも、
 なんとものどかな歌声に聴こえてきます。
 
 うれしい事も悲しい事もあるけれど、悪い事だけ忘れてしまえば、
 この憩いを乱すものはない・・・と歌いますが、やはり明るいリズムなので
 「嫌なことなんて忘れちゃえばへっちゃらさ!」みたいに気楽に聴こえてきます。
 
 なにものにもわずらわされず、のんびりとその身をゆだねる
 と、のんびり歌えば軽快なリズムの中にもゆったりとした気分になります。
 
 少し曲調が変わり、この静かな暮らしが気に入った。騒々しい夜なんて満足できない。
 と歌うところは少し控え目でトーンが下がったようにも聴こえますが・・・、
 
 最後に部屋で鳴くこおろぎに、「いつまでも鳴いていればいい、その鳴き声は
 すこしも邪魔にならないから・・・私はひとりぼっちじゃないから」
 と締めくくります。
  
(※オススメCDの歌詞カードを元に個人的な独断と偏見に基づいて書いてます)


歌詞だけを見ると、「結局、最後はやっぱりさみしいんかい!」みたいな感じにもなるかもしれませんが、ピアノ伴奏で淡々と歌い上げるその声を、歌詞の意味を知らずに聴くと、
結構コミカルで楽しく聴けますが・・・

ストレートに何も意識せずに聴くと、多分平和な一日を過ごして家に帰ってくると、こおろぎが鳴いてたからちょっと耳を傾けてみました。みたいに、変わらない日常的な歌ですけど、
歌詞をじっくり読みこんで、じっくり聴いてしまうと、あまりにも淡々と歌い上げてますから、なんだか余計寂しくなったりもしたりして・・・。

まぁ、家でこおろぎの鳴き声に耳を傾ける人はいまどき、そう多くはないと思いますが、“独り暮らし”をしてる身としては、家でテレビやラジオなど音の出るモノを聞かずに、夜、じっとしていると、部屋の時計の針の音とか、外を走る車の音とかいろんな音が聴こえてくるんですけど、一人でいると、なんだか急に必要以上に寂しくなる事もありますよね。(たま~にですけど)

それに、こんな歌が出来てるって事は、誰でも一人になればそんな気持ちになるって事でしょうし、逆に、それだけ普段はみんな周りの人に支えられて生きてるって事なんでしょう。

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お風呂上りに聴くとサッパリ聴けるかも?!


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歌曲「夕映えの中で」

2008年09月16日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「夕映えの中で」です。

9月に入って、季節は秋へと移り変わりますが・・・、そんな切ない雰囲気の漂う秋の夕暮れ時、なんてものなかなかいいものかな?!
という訳で今日はこんな曲を紹介してみます。

シンプルなピアノ伴奏にのせて、おだやかに響くソプラノが、とても魅力的な一曲です。
シューベルトの美しいメロディに秋の夕暮れを楽しむなんてのもいいかもしれないですね。ゆったりとしたのびやかな歌声が、なんともまたおだやかに響く一曲です。


 ポロポロン~とゆったりとしたピアノが流れると、
 やわらかい声が、「おお、なんと美しい・・・」とその夕映えの美しさを歌います。
 ゆっくりとなめらかな歌声が、伸びやかにじんわりと広がっていきます。
 そして「神にその光を照らされて・・・」と続けると、
 そのゆったりとした雰囲気が、温かくじんわりと伝わってくるように聴こえます。
 更に、「嘆いたり、気おくれするだろうか?・・・」と続けると
 少し力強く歌いますが、そのやさしい雰囲気が崩れることは無く、
 余裕をもって、なおもゆるやかに穏やかな表情がにじみ出てくるようです。
 そして最後までゆったりとした曲調のまま、ピアノの響きを残して静かに
 終わっていきます。


とてもゆるやかに、ゆったりと歌い上げるソプラノのメロディが、じんわりと響いてきますから、歌詞の意味は知らなくても、なんとなく、その雰囲気が伝わってくるようです。
真っ赤に染まる空を思い浮かべると、夕方なのに、うつらうつらとしてきそうな、とてもおだやかな一曲です。

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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★  →優☆☆☆☆☆
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
夕焼けと一緒に聴きましょう


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歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」

2008年06月23日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」です。

この曲はドイツの文豪ゲーテの戯曲「ファウスト」から歌詞を引用したものです。
主人公ファウストに想いを寄せるグレートヒェンが、その熱い胸の内を歌いあげます。

この曲で面白いのはピアノ伴奏が糸を紡ぐ糸車がコロコロと回る様子をあらわしています。歌詞の内容が盛り上がると当然ピアノも盛り上がっていく訳ですが、それはグレートヒェンが盛り上がって、我を忘れて糸車をまわしているようにも聴こえますから、その辺も聴きどころかもしれません。

曲調としては、寂しい雰囲気で始まりますが、中盤からはその情熱的な想いがひしひしと伝わってくる一曲です。


 淡々と響くピアノのリズムに乗せて、小さく通る声で、
 「やすらぎは失せて二度と返らない・・・」と歌い出します。
 か細い声が「あの人の居ない世界はつらい・・・」と続けると、
 苦しみのあまりか、か細い声は悲痛の嘆きのように少し感情的に聴こえます。
 
 更に「やすらぎは失せて二度と返らない・・・」と寂しそうに続けると、
 今度は、やや恨めしそうに「あの人」を思い出すように
 切々とその想いを歌いあげていきます。
 「あの人の笑み…、あの人のまなざし…、手を取る手…、」
 まるで思い出にすがるように盛り上がり、「そして、キス!」
 とその想いが高まると、激しかったピアノのリズムもまるで
 紡ぎ糸が切れてしまったかのように、ピタッと止まります。
 
 そして再びピアノの淡々としたリズムが、何事も無かったかのように始まると、
 「やすらぎは失せて二度と返らない・・・」と歌います。
 そして、「あの人をどうにか引き留めたい」と、その想いを熱烈に歌い
 「思いの限りくちぐけをしたい!」と盛り上がります。
 強くのそ想いを歌うと、最後にひっそりと、
 「たとえそのくちづけに息絶えるとも・・・」と歌い静かに終わります。


※歌詞の内容はオススメCDの歌詞カードを参考にしています。

歌曲はクラシックの中でも、あまりメジャーとは言えない分野かもしれないですし、はっきり言うと、かく言う自分もシューベルトの歌曲はブログを書くようになってから、少しずつ聴くようになりましたが、(カテゴリー分けしてたので…)
文章を書くために、意識して聴いていると余計にその歌詞の意味や情感たっぷりに歌い上げるその歌い方など、その魅力が改めて強く感じられます。

一方で、今回の曲みたいに熱く歌いあげる曲はやっぱり一般的にはなかなか、普通にサラッと聴ける曲とは言い難いので、「クラシックは敷居が高い」と言われる原因なのかな?なんて思ったりすると、少し複雑な心境です。

なんていろいろ書いてみましたが、情感たっぷりと歌いあげるところは、演歌に近いものがあるのかな?なんて思ったりもして・・・。(演歌はほとんど聴かないんですけど)

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シューベルトの有名な歌曲がたくさん入ってます
シューベルト:歌曲集
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≪ゲーテのファウスト≫
例によって読んだコトはないですが・・・
ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)
ゲーテ
岩波書店

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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆☆★★  →熱☆☆☆☆☆
哀:☆☆★★★
楽:☆★★★★

≪おすすめシチュエーション≫
グレートヒェンの熱い想いが痛いほど伝わります。


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歌曲「春の小川で」

2008年05月10日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「春の小川で」です。

この曲はシューベルトの友人で詩人のフランツ・ショーバーの詩にメロディをつけた歌曲です。
シューベルトはこの曲の他にもショーバーの詩のためにいくつか、曲を作曲しているようです。

そして、この曲は春にやさしく流れる小川の事を、やさしく歌った歌ですがそれとは裏腹に自分の沈んだ気持ちを対照的に歌っています。


 なだらかに流れるピアノ伴奏に乗せて、やさしく透きとおるような歌声が響きます。
 楽しそうに流れる小川が、さわやかな風と共に緑なす草木を潤すようにと、
 やさしく歌っていきます。
 しかし、少しトーンが変わり、そんなおだやかな自然の様子とは別に、
 小川に歩み寄る自分の気持は沈んでいると歌うと、
 どこか影のある雰囲気が物憂げな表情に変わり、
 「この地上に咲く花たちは、私のこころにはなじまない・・・。」
 と歌うと、寂しい曲調になっていきます。
 
 すると、急に曲調が変わり、ピアノがひとつ響くと
 「ここにはいつも同じ風が吹くが、私には希望が湧いてこない!」
 と嘆くように強く歌うと、
 今度は崩れるように、「(私の)思い出に咲く一輪の花を見出す事以外
 には(できない)」と悲しく歌います。
 
 そして、また始めの歌詞に戻り、無邪気に流れる小川の様子をくりかえし歌い、
 最後に「この地上に咲く花たちは、私のこころにはなじまない・・・。」
 と締めくくります。
 

※歌詞の内容は、≪オススメCD≫の歌詞カードを参考にしています。

最初はやさしく、なだらかな小川を軽やかに歌う美しいメロディの曲ですが、途中、歌詞と共に曲調も一変して、嘆かわしい自分の心の内をさらけ出すように歌い上げるのを聴くと、
2回目に冒頭と全く同じ歌詞を歌っているにもかかわらず、その歌声はとても切なく胸を締め付けられるように、痛いほど伝わってきます。
なんとも悲しい歌ですが、そのおだやかなメロディが2回目には、なんともグッとくる一曲です。


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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
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≪おすすめシチュエーション≫
やさしい日常の風景が何故か悲しく感じる一曲です。


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冬の旅(第2部)

2008年03月13日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:冬の旅(第2部)です。

さて、昨日に引き続き「冬の旅」の第2部です。
ちなみにシューベルトは、当初12曲で完成していたようですが、ミュラーの詩に続編がある事を知ると、その後第2部として更に12曲に曲をつけます。

今回の第2部もオススメCDの歌詞カードを元に文量を約5~8割程度に略してお送りします。(歌詞のみ)


 13:郵便馬車
 郵便馬車のラッパが響く、何故舞いあがるのか?心よ
 手紙など来るはずもない、何故高鳴るのか?心よ
 郵便馬車は彼女の住む土地から来たのだ、心よ
 尋ねたいのかあの町の様子を、心よ

 14:白い頭
 霜が髪に白さをふりまくと、僕は老人になったかと喜んだ。
 霜が解けると黒髪に、自分の若さがおそろしい。墓場までなんと遠い事か。
 夕焼けから朝日がのぼるまでに、白髪になる人が大勢いるという、
 信じられるものか?僕の頭は長旅の間に白くならないのに。

 15:鴉
 鴉が一羽、町から着いてきた。
 鴉よ、僕を見捨てないのか?僕の体を餌食にしようとしてるのか?
 これ以上さすらいの杖にすがる事は無い。
 鴉よ、墓場まで誠実さを僕に示してくれ。
 
 16:最後の希望
 木立の枝に色づく葉が何枚も見える。その前に沈み立ちすくむ。
 僕はその一枚の葉に希望をかける。
 風がたわむれれば、僕は震える。そして葉が落ちれば希望も絶える。
 僕も地面にくずれ、希望の墓に泣き伏す。
 
 17:村にて
 犬たちは吠え鎖が鳴る。
 人々はベッドで眠り、持たぬものを夢に見て満足に浸る。
 明日の朝には空しくなるのに。それもよかろう、一応楽しいのだから。
 そして、その楽しみを布団の上で思い出そうとしているのだ。
 吠えつづけろ犬どもよ!寝る時も僕を休ませないでくれ!
 僕は夢とお別れだ―。何故眠る人の中に留まろうとするのか?
  
 18:嵐の朝
 激しい嵐は、灰色の衣を引き裂く。疲れ切った雲が空一面に飛んでいく。
 その雲間をぬって、赤い光の炎が差す。
 これこそ僕の気持にぴったりの朝だ! 
 この空に自分の姿が描かれているように見える。
 それはまさに寒く厳しい冬そのものだ!
 
 19:幻
 明いものが僕の前を舞い上がっていく。
 僕はその光に着いていきながら気付く、それが旅人を惑わそうとしている事に。
 みじめな僕は、このまやかしに身を任せる。
 そのまやかしは、氷と夜と恐怖の彼方に明く暖かい家を示す。
 その家には愛しい人が――
 幻だけが、僕の手に入るものだ。
 
 20:道しるべ
 他人の通る道をなぜ僕は避けるのか?雪に隠れた道を探すのか?
 他人を怖れるような悪事を働いた訳ではない。
 なんと馬鹿げた欲求が僕を駆り立てるのか?
 道しるべは方々の町へ通じる道を示す。
 僕はあてもなく、休まずに歩きつづけ、休息を求める。
 ひとつの道しるべが見える。誰も戻らなかった道を行かねばならない。
 
 21:宿屋
 道に導かれたある墓地で宿を取ろうと考えた。
 墓にかかる緑の花環は、宿屋へ招く目じるしになるかもしれない。
 この宿屋は満室か?僕は致命傷を負って疲れて倒れそうだ。
 無慈悲な宿屋よ、それでも僕を拒むのか?
 ならばひたすら先へ進もう、忠実な杖よ。
 
 22:勇気を!
 雪が吹けばふるい落とし、心がぐちを言えば明く歌う。
 心の声に耳を傾けたりしない。心の嘆きなど感じない。
 嘆きは愚か者のする事だ。
 風と嵐に逆らってハツラツと世の中へ、
 神が地上にいなければ、僕たち自身が神になろう!
 
 23:幻日
 空に太陽が三つ見えた。それを長く見つめていた。
 太陽はまるで僕から離れたがらないようにそこに居る。
 おまえたちは僕の太陽じゃない、覗くなら他の人にしてくれ!
 確かにこの前まで僕も太陽が三つあった。
 今では二つ欠けて残るひとつも消えればいい!
 暗闇の方が僕にはずっと快いだろう。
 
 24:ライアー回し
 村はずれにライアー回しが立っている。
 彼にできる曲を回している。
 氷上を裸足で行ったり来たりする。しかし、彼の皿は空のままだ。
 誰も彼に目を向けず音楽を聴かない。そして犬どもがこの老人を囲んで唸る。
 老人は全てを身に任せ回す。ライアーは決して静まらない。
 変わった老人と一緒に行くのか?
 僕の歌でライアーを回してくれるのか?

※ライアー=ハーディ・ガーディ(リュートやギターみたいな形をして下にはハンドルがついており、それを手で回して弦を鳴らす楽器)地域によって呼び名が変わるらしい。


詩の内容もそうですが、曲もかなり暗く、結構地味な曲です。かなりネガティブな内容ですし、初心者向きとは言えない曲かもしれません。
ピアノの伴奏一本で、男声が淡々と歌うこの曲ですが、全曲を通して激しく盛り上がったり、悲しく消えるように静かになったりと、かなり起伏の激しい曲でもあります。

なので、最初聴くとちょっとあまりの暗さに引いてしまうかもしれませんが、それを分かった上で聴くとかなり奥の深い曲です。
改めて歌詞を見直してみると女性より男性の方が失恋のショックから立ち直るにはかなり時間がかかるのかな?なんて思ったりして。
かなりロマンチックでナルシスト的な印象を受けます。
背中に影のあるシブイ男の哀愁漂う後ろ姿といったところでしょうか?

しかし、歌曲の中でも1・2を争う名曲として現在でも人気の歌曲ですから、何かの機会に一度聴いてみるのもいいかもしれません。

≪オススメCD≫
デュースカウなら十八番?
シューベルト:歌曲集「冬の旅」
フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)
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【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆☆☆☆
楽:☆★★★★

≪おすすめシチュエーション≫
フラれたときの男心が分かるかも?


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冬の旅 (第1部)

2008年03月12日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト「冬の旅」です。

この曲はシューベルトの歌曲を代表する「歌曲集」です。
構成は第1部12曲、第2部が12曲で全24曲になります。演奏時間は約70分なので、だいたいはCD1枚で全曲録音されているようです。

この中で一番有名な曲は「菩提樹」だと思います。音楽の教科書にも載ってたりするのかな?歌詞はドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーが書いたものです。
内容は、簡単に言うと、失恋した男が冬の旅に出て、その悲しみや楽しかった頃を、噛みしめるように思い出す…といったところでしょうか?

そしていつもなら、曲の感じを中心に紹介していますが、歌詞と合わせてになると、かなり長くなってしまうので、今回はオススメCDの歌詞カードを元に文量を約5~8割程度に略してお送りします。(歌詞のみ)
それでも長くなるので、2回に分けてまず今回は第1部を紹介します。


 1:おやすみ
 悲しげなピアノに乗せて、ひっそりと歌います。
 よそ者はよそ者のまま去っていく。春には明い事があったこの道も今は
 寂しそうに雪に包まれながら…。
 旅に出るにも暗闇の中ではじまり、月影をひとつ共に一人旅立ちます。
 ここにはもう居られない、犬にまで吠えられて、愛する人よ「おやすみ」。
 君を起こさないように、「おやすみ」と書いておけば、君を思いながら
 去った事が分かるように・・・。

 2:風見
 あの子の家の風見は、風にたわむれている。哀れな逃亡者を追い出すのかと
 僕は考えてしまう。
 屋根の上の板に早く気付いていれば、その家に誠実な女性を求めなかったのに。
 風は人のこころにもたわむれている。あの家の人に僕の苦しみをたずねるだろうか?
 
 3:凍った涙
 凍ったしずくが頬をつたう。知らずに僕は泣いていたのか?
 おお、涙よどうして朝露のように凍るほど生ぬるいのだ?
 そうではなく、冬の氷を解かすほど熱く燃えるようにほとばしれ!
 
 4:氷結
 無駄と分かっていても、かつて僕の腕にすがっていたあの子を求めて
 緑の野原があった足跡を雪の中に探す。
 雪に接吻して熱く流れる涙で雪を解かしてこの大地をながめよう。
 花や緑はどこにある?花はもう枯れてしまった。
 何の思い出もここから持っていく事はできないのか?
 僕の苦しみが止むと、誰が僕の苦しみを語ってくれるのか?
 僕の心は凍っているようだ。その中に彼女の姿も凍りついている。
 いつか解ける事があればその時彼女の姿も流れ去るだろう。
 
 5:菩提樹
 門の外の噴水のそばに菩提樹が一本立っている。
 そこで、たくさん甘い夢を見たものだ。
 僕はたくさんの愛の言葉をその樹に彫った。うれしいときも悲しいときも
 自然に足が向く。
 今日、真夜中にその樹を通る事になったが目をしっかりと閉じてしまった。
 すると、枝のざわめきは「私の下へおいで、憩いが得られるから」と
 呼びかけるように聴こえる。
 冷たい風が吹くと帽子が吹き飛ばされるが、振り返りはしなかった。
 今、そこから離れた場所に居るのに「あそこなら憩いが得られたのに!」と
 いうざわめきがいつまでも聴こえる。
 
 6:雪どけの水流
 たくさんの涙は雪の中に落ちる。冷たい雪は熱い悲しみを解かすように乾く。
 草が芽吹く頃には暖かい風が吹き、氷は割れ、雪も流れるだろう。
 雪よ、僕の気持が分かるなら、何所へいくのか言ってごらん。
 僕の涙に着いていけば、小川がおまえを抱き取ってくれる。
 小川と一緒に町を流れ抜けるんだ。町で熱い涙が流れるのを感じたら
 そこが僕の愛する人の家だから。
 
 7:川の上で
 あんなに明く激しく、楽しそうにざわめいていたのに
 なんと静まり返ってしまった事か、別れの挨拶もせずに。
 硬く凍った殻で自分を覆っってしまった。おまえは冷たく動かずに
 長々と横たわっている。
 その覆いに僕は愛しい人の名前と日付を刻む。
 最初に挨拶をした日付、僕が立ち去った日付。
 僕の心よ、小川に自分の姿を認めるか?殻の下からやはり飛び出すだろうか?
 
 8:かえりみ
 氷と雪の上を歩いているのに足は燃えるようだ。
 町の塔が見えなくなるまで休みたくない。
 石につまずきながら大急ぎで町を出た。鴉が雪やあられを帽子に落としてきた。
 迎えてくれた時は違っていたのに、移り気な町よ!
 雲雀やナイチンゲールが歌を競い合っていたのに、菩提樹が咲き、流れも明かった。
 少女の瞳がふたつ輝いていた。その土地で若者は破滅した。
 その事がよみがえると、もう一度戻って行って、彼女の家の前に立ちたくなる。
 
 9:鬼火
 鬼火が奥深い岸壁へ誘い込む。出口をどうやって探す。
 それは僕にはどうでもいい事た。
 道に迷うのはもう慣れた。いずれは行きつく。
 喜びも苦しみもすべては鬼火のたわむれだ。
 山のせせらぎの絶えた沢を下る。どんな川も海に達するように
 どんな苦しみもいずれは墓に入る。
 
 10:休息
 どんなに疲れていたか、体を横にするとはじめて気付く。
 旅の間、さすらいが僕の元気を保っていたのだ。
 足は休息を求めない、立ち止まるには寒すぎる。
 背中に重みを感じない、嵐が歩を助けてくれる。
 狭い小屋に休み場をみつけた。しかし手足は休もうとしない。
 それほど傷が燃えている。
 戦いと嵐の中であれほど勇猛果敢だったのに、静けさの中ではじめて
 うずくのを感じるのか?
 
 11:春の夢
 色とりどりの花が咲き、緑の野原の5月頃の夢を見た。
 鳥のさえずりが聴こえてくる。
 しかし、鶏が朝を告げて目が覚めると、空気は冷たく屋根では鴉が鳴いている。
 窓ガラスに木の葉の絵を描いたのは誰だろう、木の葉よ、冬に花を夢見る
 馬鹿者を笑っているのか?
 僕は何度も恋を夢に、美しい乙女、抱擁、口づけや幸せを夢に見た。
 しかし、夢から覚めると、ただひとり座り今見た夢を思い返す。
 再び目を閉じると、胸は脈打つ。
 木の葉が緑におい茂るのはいつのことか?
 僕が愛する人を腕に抱くのはいつのことか?
 
 12:孤独
 もみの木のこずえをどんよりと黒雲が流れるように
 僕は足を引きずるように楽しげな人の間をただひとり、挨拶も交わさずに。
 ああ、空気はおだやかで世の中はなんと明い事か!
 嵐が吹き荒れている頃、僕はこんなにみじめではなかった。


う~んそれでも長い12曲。最初はピアノの感じとか、歌う雰囲気なんかも書こうと思ってましたが、そうするとエライ事になってしまいそうなので歌詞の要約風にしてみました。
それでも結構インパクトがある歌詞ですし、読んでから聴いてみると、情感たっぷりに伝わると思うので、よかったら試してみて下さい。
一応次回に第2部を更新予定

≪オススメCD≫
このCDの歌詞(日本語)を見て書きました。
シューベルト:歌曲集「冬の旅」
フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆☆☆☆
楽:☆★★★★

≪おすすめシチュエーション≫
悲しく虚しい失恋の男心を語ります。


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歌曲「シルヴィアに」

2008年02月14日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:「シルヴィアに」(歌曲)です。

“歌曲”というと、お堅いイメージの強いクラシック音楽の中でも更に輪をかけて「仰々しくオペラ歌手が、大げさに歌うものだ。」という先入観を自分も持っていましたが・・・、
最近ブログでシューベルトの歌曲を紹介するために、何気なく聴いていると、ふんわりと、やわらかく聴ける曲も結構あったので、紹介してみる事にしました。

この曲、「シルヴィアに」はCDの解説によると…「シェイクスピアの『ヴェローナの二紳士』の一節をEvバウエルンフェルトがドイツ語に訳した詩に曲を付けた1862年7月の作品。~村娘シルヴィアの美しさがさわやかに、そして素朴に讃えられる。」とあります。

シェイクスピアの話は、よく知りませんが、のどかなピアノ伴奏に乗せて、まるでおとぎ話に出てくるような歌詞と歌声がほのぼのとして、可愛らしい一曲です。


 ピアノがてくてく歩いていくようなリズムに乗せて、やわらかくしなやかな声で
 ソプラノがシルヴィアの事を歌います。
 みんなが褒めるシルヴィアってどんな娘?
 すると目を細めるように、やさしく高い声で、シルヴィアの美しさとやさしさを
 丁寧に歌い上げます。
 
 彼女はやさしく奇麗なんだね?と問いかけると、
 やさしく澄んだ歌声はシルヴィアの瞳には愛の神さえも住み着いてしまうと歌います。
 
 だからシルヴィアの事を高らかに歌おう!
 と力を込めて歌うと、最後は、全ての魅力を得た彼女を褒めたたえ、
 明く終わります。


紙芝居の途中で幼稚園の先生が、子供たちに言い聞かせるように歌っているような、素朴で、ほっこりとする曲だと思います。
実際は、この曲はそんなに詳しく前から知っていた曲ではないんですが、シューベルトは「歌曲王」だから!と思って、「アヴェ・マリア」とか「野ばら」とか知ってる曲の入ったCDで、いろいろ聴けるのがいいかな?くらいの気持で買ったCDだった(要はシルヴィアに」が目当てじゃ無かった)んですが、せっかくだから、と思っていろいろ聴いてみると、ほんわかした雰囲気の曲も結構あったりして、歌詞とその訳もついていたので、意味を読んでから聴いてみると、結構のどかだったりして。最近はよくプレイヤーに入ってます。

≪オススメCD≫
シューベルトの歌曲いろいろ
シューベルト:歌曲集
アーメリング(エリー)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
童話の世界にいるみたいな気分になれます。


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