初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

CMのクラシック(その30)

2008年10月28日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その30)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

さあ、早いもので、この(CMのクラシック)コーナーも遂に「その30」を迎える事になりました。何がスゴイって企業がこんなにCMにクラシックを使ってくれてたっていう事が、クラシックファンとしては一番ウレシイですよね。
普段は「クラシック音楽」と言う言葉が会話に出ただけで、若干敬遠されがちなこの分野をテレビCMという手法を用いて、一般家庭のお茶の間にダイレクトにさりげなく浸透していくという離れ業!!(そりゃ言い過ぎだな)
そんなこんなでCMが続く限り、クラシックも永遠に不滅です!!(あとこのブログも?!って、それも言い過ぎだな)

ソフトバンク:Phone
【曲目:交響曲101番「時計」:ハイドン】
犬(お父さん)が床に寝そべっていると、上戸彩さん(娘)が帰って来て、おなかの下に隠しているアイフォンを見つけ、「いつの間に買ったのコレ」とアイフォンを手に取り遊んでいます。すると電話がかかってきて、「あなた私に何か隠し事してない?」と電話でツッコミを入れるCM。
ほんわかムードで流れてる曲です。

象印:炊飯ジャー
ZOJIRUSHI 真空圧力IH炊飯ジャー極め炊き(5.5合炊き)NP-JE10-XA ステンレス

象印

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【曲目:ボレロ:ラヴェル】
ボレロのメロディに乗せて「♪ご~はん、ごはんご飯炊けた~♪炊けたよごはん~ごはんが炊けたよ~♪~~♪」と女声のスッキリした歌声が、まな板で野菜なんかを切ったり朝の食事の用意をする風景とともに流れるCM。ホームページによると「池袋編」と「京都編」があるみたいです。

シャープ:AQUOS
SHARP AQUOS 32V型 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ LC-32D30-B ブラック

シャープ

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【曲目:ツァラトゥストラはかく語りき:R.シュトラウス】
毎度おなじみ吉永さゆりさんのアップからはじまり、「ずっとアクオスを見てきた私もアッと驚きました」とナレーションをすると、チョウチンアンコウが画面に現れる効果音のように曲が流れてきます。そして最後に「これがアクオスの液晶進化論」と、しめるCMです。

シャープ:デジタル複合機
【曲目:トゥーランドット:プッチーニ】記事はまだありません
白くてキレイなオフィスの真ん中にコピー機が一台。そして複合機からは実物と寸分たがわぬコピー画像が印刷されてきます。「アクオスのように高画質・・・」とナレーションをつけなが曲が流れるCMです。

龍角散:ダイレクトスティック
【曲目:トゥーランドット:プッチーニ】記事はまだありません
オペラ歌手ポール・ポッツさんが歌うと、「神様がくれたのどが僕の人生を変えた・・・。水なしで直接のどうるおう。」とナレーションが流れます。
ちなみに龍角散のホームページによると「イギリスのタレント発掘番組で審査員、観客を魅了。CDデビューすると全世界で150万枚のセールスを記録」した人みたいです。

資生堂:リバイタルグラナス
【曲目:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」:ベートーヴェン】
白い神殿のような場所でヴァイオリンの調べが流れると・・・、商品説明がナレーションで流れ、「それは、息をのむ肌体験」としめくくるCMです。
ホームページによると、「諏訪内晶子編」「鈴木京香編」「マイコ編」の3パターンがあるらしいです。
って「え?!」諏訪内晶子?!ってマジっすか?!知らんかった!というか分からなかった!どこの女優さんかと思っていたら!みなさん知ってましたか。ちなみにCMのタイトルも「本当の贅沢」というテーマらしいのですが、確かに本当の贅沢だ。だって「15~30秒しか映ってないのに!」



※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


と、いう訳で30周年・・・じゃなかった30回記念を迎えたCMのクラシックのコーナーですが、別に狙ってた訳じゃないんですけど、まるで待ってましたといわんばかりに、いつもよりたくさんCMを紹介してみましたが、自分でもビックリです。
まさか、こんなにクラシックのCMがたくさん流れていたなんて!そしてこのブログの看板コーナーになった(CMのクラシック)共々今後ともよろしくお願いします!


【前回のCMのクラシック】


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のだめカンタービレ (巴里編) 第3話

2008年10月26日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はアニメ「のだめカンタービレ」巴里編(第3話)です。

のだめカンタービレ 巴里編
のだめカンタービレ,Aura
ERJ(SME)(M)

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パリに渡ったのだめと千秋、千秋は2話だけであっさりとコンクールで優勝してしまいましたが、終盤でなにやら怪しげな影が・・・そして、「砂漠のプロメテウス作戦」とは!?

【第3話】
のっけから車中の画面でいきなりこのヒゲのオジサンは!そう巨匠!シュトレーゼマン(指揮者・エロジジイ)登場。
そこを、偶然通りかかるのだめとフランク。すると後ろからいきなりのだめの胸をワシづかみにするシュトーレーゼマン。ガツンと一発で「ミルヒー!?」と思い出すのだめ。

※「ミルヒー・ホルシュタイン」はシュトレーゼマンがのだめに以前会った時の仮名

そしてシュトレーゼマンを部屋に案内するのだめ。現状報告を済ませていると・・・
その頃、コンクールの終わった千秋はシュトレーゼマンの秘書エリーゼに強引に連れ去られ(拉致ともいう)、同じ事務所に所属する事を強要されるのでした。
しかし、馬車馬のようにこき使われる事を知っていた千秋は最初はそれを拒むのでしたが、「最後の手段」として、エリーゼが孫の手で“こちょこちょこちょ”っとすると抵抗も空しく?!遇えなく事務所の契約書にサインしてしまうのでした。
(これが「砂漠のプロメテウス作戦」だったらしい)

ようやくエリーゼから解放された千秋が岐路に着くと、自宅のアパルトマンではフランクがシュトレーゼマンと外出したのだめを心配して、二人の残して行ったメモを千秋に見せます。

瞬時にそれをシュトレーゼマンと察知した千秋が、落ち着いてメモの場所に行くと、日本で通っていたキャバクラのパリ店みたいな店に到着。
早速エリーゼから依頼された演奏旅行に出かけるべく、シュトレーゼマンと千秋はスペインに向かうのでした。

せっかく、パリまで二人で来たのに、のだめはひとりおいてけぼりをくらった格好になってしまうのでした。

そして、早くも―6月―となり、アパルトマンで李雲龍(リ・ユンロン)を紹介されると、雲龍は食事中に「お母さんの手料理が食べたい!」と若干ホームシック気味・・・。するとのだめも「わかります・・・」と続けて、旅先からシュトレーゼマンがキャバクラ三昧風の写真入りでのだめ宛てに手紙をよこしていたのでした。
のだめは、「浮気は風邪みたいなもの・・・」と落ち込むのだめ・・・

更にフランクが暗い顔で、「ピアノの担当が僕の教わりたかった先生じゃなかったんだ」と落ち込むと、その担当の先生は、なんとのだめ担当のオクレール先生だったのでした。

その頃千秋は上海で天才女流ピアニストのソン・ルイと共演を成功させているのでした。
のだめもいよいよ、講義に参加する事になるのですが・・・、
「これは動機Aだから・・・」
「旋律的な主題ではムリがあるんじゃないの・・・」
という専門用語を並べられると
「千秋センパイがいっぱい・・・」と白目をむいて唖然としてしまうのだめでした。
そして、ピアノ実演では、オクレール先生に「好きな曲を弾いて」と言われると
のだめはリストの超絶技巧演奏をどうにか必死で弾き終わると・・・、
オクレール先生から一言、「全然ダメ。僕は好きな曲って言ったんで・・・」と言われ
挙句の果てに「君はここへ何しに来たの?」とまで言われてしまうのでした。


上海でシュトレーゼマンの代役として華やかに指揮者デビューをする千秋とは逆に、オクレール先生に見放される格好になってしまったのだめ。
ちょっと面白くなってきましたが・・・、さて次回はどんな展開になる事やら。

巴里編でも新キャラクターが次々に登場してきましたから、これから面白くなると思うんですが・・・、アニメなので(たぶん時間の都合とか)日本編のキャラクターに比べるとキャラクターが若干ピンと来ない感じもしますが、原作ってこんなんだっけか?なんて思ったりして、まあまあそれでもまだ序盤なので今後に期待と言ったところでしょうか?!

それにしても、実際の海外留学組の音大生の方も想像以上に大変なんでしょうね。言葉の問題もそうでしょうけど、何といっても音楽ですから、微妙な表現を教わったり伝えたりするのも生半可な事じゃないんでしょうね。
海外留学はもちろんヨーロッパ旅行すら行った事もなく、友人・知人にもそんな経験のある人が居ない身として考えると、文字通り想像を絶する世界としか言いようがないデスね。

【前回の、のだめカンタービレ】


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歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 (ヴェルディ作曲)

2008年10月21日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はヴェルデイ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲です。

歌劇でおなじみのヴェルディのこの作品。現在では序曲のみが演奏されることが多いこの曲ですが、短い中にも緩急がついた、ヴェルディらしい劇的なオーケストレーションが楽しめる一曲です。

1855年に行われていた第1回パリ万国博覧会で初演されたようです。
歌劇の題材としては、もともと13世紀のシチリア島はフランス領としてフランスの支配を受けていた頃、教会では夕べの祈りを捧げる時間に教会を監視するフランス人兵士が、礼拝に来た女性に触れるのでした。その事に怒りを覚えた女性の夫が勢いで兵士を刺し殺してしまったのでした。
もともとフランス人支配に反感を持っていたシチリア島では、これの事件が引き金となって全島に広がっていくのでした。「シチリアの晩鐘事件」



 弦楽器とティパニ(大太鼓)が静かな地響きのように始まります。
 しばらくして、落ち着くと木管楽器のやわらかいフレーズがゆっくりと流れますが、
 弦楽器がザクザクとその流れを断ち切るかのようにどんどん盛り上がります。
 そして、ようやくそれも静かに収まったかと思うと、
 ティパニのドラムロールが急に盛り上がり、シンバルの勢いと共に荒れ狂うような
 オーケストラが始まります。かなり激しく盛り上がりますが、
 それが終わると、今度はチェロの伸びやかでゆったりとしたフレーズが
 ゆらゆらと揺れ動くように広がっていきます。
 その後はフルート等の木管楽器が軽妙なリズムに変わり、リズムにシンバルの勢いが
 つくと、再びすさまじい勢いの音楽が吹き荒れていきます。
 そして、再び勢いが収まると、美しい弦楽器から、あのゆったりしたチェロの響きが
 蘇ります。今度はフルートの彩りも加わり、輝くように心地よく響きます。
 いよいよラストに向けて弦楽器がザクザクと刻むと、シンバルもそのリズムに勢いを
 付けて、更にトランペット、トロンボーンの金管楽器が高らかに響き渡ると、
 一気に盛り上がり華やかに最後を飾ります。


ダイナミックなオーケストラとゆっくりやわらかな音色が緩急を効かせて、ヴェルディならではの一曲になっていると思います。
序曲なので演奏時間も約8分と短めですし、聴いているだけなのに、かなりドラマチックなイメージをかもし出している気がします。
ましてや上みたいなエピソードを聞いちゃったりすると余計に感情移入してしまいそうな一曲と言えるでしょう。

≪オススメCD≫
ヴェルディの序曲集です
ヴェルディ:オペラ序曲・前奏曲集
シノーポリ(ジュゼッペ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
短い時間で、オーケストラを聴いた気になれます!


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白戸(ホワイト)家のクラシック音楽(おもしろCD)

2008年10月20日 | どれにしよう?
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、おもしろCD:「白戸(ホワイト)家のクラシック音楽」です。

毎回記事を更新するときに≪オススメCDを≫探すんですけど…、ホントにいろんなCDがあるんですよね。

そこで思いついたのが、このコーナー。実際には持っていないCD(聴いてもいない)の面白い企画やジャケットに収録曲のラインナップを紹介をしながら、「こんなCDが出てるんだ!?とりあえず誰かに言いたい!」という思いから、個人的な独断と偏見だけに基づいていろいろと語ってみよう!というなんとも気まぐれなコーナー。(単なるイチャモンとも言う。)

そして今回のCDは「白戸家のクラシック音楽」
ついに出ました。こんなCD。このCDのCMもやってましたよね・・・たしか。
このブログでも「CMのクラシック」コーナーでお世話になっているこれらお馴染みの「ソフトバンク」のCMに使われているクラシック音楽を集めたCDなんですが・・・。

≪おもしろCD≫

白戸(ホワイト)家のクラシック音楽
ホワイトオーケストラ
ERJ(SME)(M)

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【ラインナップ】
1. あし笛の踊り 「くるみ割り人形」より
2. “予想外犬”シリーズCMより ボーナストラック::ピーターと狼 より
3. 亜麻色の髪の乙女
4. カンタータ140番「目覚めよ、と呼ぶ声あり」
5. 過ぎ去りし日々
6. 花のワルツ 「くるみ割り人形」より
7. あし笛の踊り 「くるみ割り人形」より (アコーディオン・ヴァージョン)
8. モンタギュー家とキャピュレット家 「ロメオとジュリエット」より

どうやら全部で8トラックのようですし、演奏時間も全39分なので、1曲あたり約5分です。
いわゆるこれぞ「企画モノCD」ってとこでしょうか?

【演奏家は…】
アマゾンには「ホワイトオーケストラ」って書いてありましたケド、「ホワイトオーケストラ」としか書いてないので詳細不明です。(もちろん聴いてないので)


と、いう訳で内容的なところには一切触れず・・・と言うか、あんまり分からないから、とりあえず、紹介だけになりますが、
単純に「ああ、あのCMの曲ね」程度なら問題無いと思うんですが、だったらシングルサイズで、1,000円くらいにした方が売れやすいと思ったりなんかして。(アマゾンだと2,310円)
なので、「クラシックが聴きたいから・・・」という理由でこのCDを買うのはあまりオススメできないのかも?!



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のだめカンタービレ(巴里編)第2話

2008年10月17日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はアニメ「のだめカンタービレ」巴里編(第2話)です。

≪既にこんなのも発売中?!≫
のだめカンタービレ 巴里編
のだめカンタービレ,Aura
ERJ(SME)(M)

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先週から始まった「のだめカンタービレ」巴里編。フランス語の壁に悩まされた、のだめでしたが、作中のアニメ「プリごろ太」のフランス語版によって、見事その壁を克服したため、今週からは言葉が通じるていになってますので、見た目はまんまですが、フランス気分でお楽しみください。

【第2話】
指揮者コンクールに出場する事になった千秋でしたが、その日はなんとアニメフェスタ・イン・フランスと重なっていたため、のだめは最終日にはコンクールに行く事を約束しつつもフランク(アニメオタク)と共にアニメフェスタに、千秋はコンクール予選にそれぞれ向かいます。

予選会場に着いた千秋は、参加者ジャンと片平と出会います。そしてこのジャンは、千秋が幼い頃親しくしていたヴィエラ先生(偉大なる指揮者)の弟子だと聞くと意識してしまうのでした。

そして見事に難なく1次予選を通過する3人。更に2次予選ではドヴォルザークの交響曲が流れる中で曲の間違いさがしという事でしたが、さすがにアニメなので、セリフ通りの間違いの音をこれだけのために、作れるハズもなく、セリフオンリーで更に2次予選を通過。

3次予選(最終予選)にはのだめも千秋を訪ねてフランクとともに会場に入ります。
そしてまずはジャンの指揮から、華やかな演奏に千秋も思わず意識してしまうのでした。
いよいよ千秋の番になると・・・、日本で学生オーケストラを振っていたのと同じように、厳しくメンバーに指図していきますが・・・、さすがにコンクールのオーケストラといえども、プロ。素人同然と言っても過言ではないほどの参加者に指図されるのはあんまり気持のいいものではなく、カチンと来てる最中に千秋は指揮をミスしてしまい、自らその誤りを認め再度やりなおすのでした。

演奏が終わると、千秋はあきらめモードでのだめと酒を飲みにいきますが、翌日はのだめに促されて同じ日本人参加者の片平さんの指揮を見るために3次予選最終日を見に行くのでした。すると指揮台の上で、飛び跳ねる片平さんが楽しく指揮を振る様子を見てその勢いを取り戻すのでした。

そしていよいよ最終日(本選)見事に勝ち残った3名はジャン、千秋、片平でした。千秋はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を指揮する事になります。
しかし!!3名の演奏風景は一切ないまま、(たぶん時間の関係)一気に結果発表!!そして1位は見事に千秋が獲得するのでした。
そして最後にチラッと「砂漠のプロメテウス作戦」というキーワードを残しつつ、次回につづくのでした・・・。


今回は「指揮者コンクール」が題材となった作品でしたが、伴奏オーケストラと参加者の関係って確かに微妙そうですよね。
実際にはどうか知ろうはずもありませんが、まがりなりにもプロのオーケストラで演奏しているメンバーなら、ちょっとでもヘタな事を言おうものなら内心では「素人のクセに…」くらい思う人が一人くらいいてもおかしくないと思いますから、なかなか複雑なところなんでしょうね。

そして実際に聴いた事のあるこの手のコンクールは、ブダペスト国際指揮者コンクールで日本の指揮者、小林研一郎さんが優勝した事は知ってますが、あとはあんまり馴染みがないというか何というか、なんでも地元のテレビ局が主催のため決勝の様子が放送されるんだとかなんとか・・・。

と言う訳で、ちょっと有名どころの日本人指揮者が入賞した指揮者コンクールをチラッと調べてみると・・・。

ザプソン指揮者コンクール(フランス)
1959年第1位、小澤征爾
1989年第1位、佐渡裕

キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール (オランダ)
1984年 第1位、広上淳一

アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール (イタリア) 
1987年 第1位 大野和士

ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクール (オーストリア)
1984年 第1位 高関 健

この他にも数多くの国際指揮者コンクールで日本人指揮者が優秀な成績を納めているようです。ちなみに日本でも「東京国際指揮者コンクール」なるものがあるらしい。

そして本題の「のだめ」の方ですが・・・、
う~ん。アニメだしいろいろ制約がありそうだから、ある程度はやむなし!とは思ってますが、最終日の音が一切ないまま1位が決定!てのはどうなんでしょう!?
原作もこんなんだっけか?いろいろ押さえとかないといけない場面はあると思うんですが、もうちょっと割り振りをうまいことしてほしかった気もしますが・・・、おそらくいろいろと事情があるんでしょう!
という事で次回に期待といったところでしょうか?


【前回の、のだめカンタービレ】


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ズービン・メータ「世界文化賞」受賞 

2008年10月16日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は ―ズービン・メータ「世界文化賞」受賞おめでとう!― です。

まずはニュース記事から・・・

【世界文化賞】「当代随一の指揮者」ズービン・メータ(音楽部門)
知性と経験に裏打ちされた豊かな音楽性、レパートリーの広さ、そして誰からも愛される人柄。その資質とバランス感覚において、当代随一の指揮者といえるだろう。

 インド・ムンバイ(旧ボンベイ)のパルシー人(イスラム教徒の迫害を避けて7世紀にインド各地に亡命したゾロアスター教徒)一家に生まれ、バイオリニスト兼指揮者の父メーリ・メータに最初の音楽の手ほどきを受けた。ウィーン国立音楽院ではハンス・スワロフスキーの薫陶を受け、クラウディオ・アバドとは同門にあたる。

 22歳でリバプールの国際指揮者コンクールに優勝し、翌年本格デビュー。モントリオール交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ニューヨーク・フィルハーモニック、バイエルン州立歌劇場などの音楽監督を歴任。ウィーン・フィルとの関係も深く、ニューイヤーコンサートのタクトを4度も振っている。

 指揮者に必要な第1の資質は「知識」と言い切る。「ハイドン、ベートーベン、ワグナー、シェーンベルクと約50年ごとに変わる様式に通じるとともに、作曲家とその書法を知り、自らの解釈を的確にオーケストラに伝えなければなりません」

 その意思疎通が最も成功しているのは、30年以上も相思相愛で、終身音楽監督を務めるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(IPO)とであろう。中東平和を願いユダヤ人とアラブ人が同席するコンサートを行うなど、音楽家として、ひとりの人間として、何ができるかを模索してきた。

 「音楽家は紛争状態にある人々の国境を変えることはできないが、人々を集わせるため、演奏することはできる。ユダヤ人とアラブ人は政治的には一致していないが、ともにベートーベンを愛しています」

2008年9月16日「産経ニュース」より
―――――――――――――――――――――――――――――
≪ズービン・メータのCD≫
ニューイヤー・コンサート2007
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 メータ(ズービン),メータ(ズービン)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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まずは、ズービン・メータさん音楽部門受賞おめでとう!
というところなんですが、昨日だかおとといあたりに、ニュースで見たんですが、「ズビーン・メータが日本に来てる?受賞式に来日??」みたいなのをチラっと見たので、ちょっと調べてみると、上みたいなのが、見つかったんですね。

で、早速ブログに書こう!と思って今度は「世界文化賞」をちょっと調べてみると、さぞかし権威のあるたいそうな賞なんだろうと思ってましたが・・・、

正式には、「高松宮殿下記念世界文化賞」というらしい・・・、マジっすか?!知らんかった。しかも日本の主催だったなんて・・・。

1988年に、「日本美術協会」が創立100周年を迎えるにあたり、これを記念して「世界の文化・芸術の普及・向上に広く寄与したい」という理念を元に、日本美術協会の総裁である高松宮殿下のもとに設立された賞なのだそうです。
また、最近話題の「ノーベル賞」に芸術部門の賞が無かったので(文化賞を除く)これを補うための世界的な芸術賞の意味合いを持たせたいという事もあるようです。

という事は今年で既に第20回なんですね。全くもって知らんかった・・・。(去年もブログやってたのに)
となると気になるのは、過去の受賞者。知ってる名前を挙げると、
【音楽部門】
1989年ピエール・ブーレーズ(指揮者)
1990年レナード・バーンスタイン(指揮者)
1993年ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
2002年ディートリッヒ・フィッシャー=デュースカウ(バリトン歌手)
2003年クラウディオ・アバド(指揮者)
2005年マルタ・アルゲリッチ(ピアニスト)
2007年ダニエル・バレンボイム(ピアニスト・指揮者)

更に、日本人というくくりで見ると、
1992年【演劇・映像部門】黒澤明
1993年【建築部門】丹下健三
1995年【演劇・映像部門】中村歌右衛門
1996年【建築部門】安藤忠雄
1999年【建築部門】槇文彦
2005年【建築部門】谷口吉生  【彫刻】三宅一生
2006年【絵画】草間彌生
2008年【演劇・映像】坂田藤十郎

う~ん黒澤明監督以外は、あんまり聴いた事ない・・・。


部門としては絵画・彫刻・建築・音楽・演劇映像の5部門
ですが・・・、演劇・映像部門はアカデミー賞とかの方が知名度はありそうな気がしますし、歌舞伎とかが入っているから、幅が広いと言えるのかもしれませんね。だったら能・狂言とか、中国の京劇みたいのもありそうですが、パッと見では受賞者はいないようです。
あと、絵画とか彫刻はイメージだとフランスあたりに、それっぽい賞がありそうな・・・。

そんなこんなで?!マスコミもあまり食い付きが悪く、そんなにニュースにもなったりしてませんが、それにしても、せっかく日本のお膝元で「世界文化賞」と銘打って表彰してるんだし、暗いニュースが多い昨今、今年は日本人が選ばれてるんだし(演劇・映像:坂田藤十郎)もうちょっと取り上げられてもいいような気がする今日この頃です。

何はともあれ、ズービン・メータさん、おめでとう!



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CMのクラシック(その29)

2008年10月13日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その29)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?

さて、今回もうっかりしているとちょっと聞き逃してしまいそうなCMのクラシックを、今日もいくつか紹介してみます。

エバラ食品:焼肉のタレ
【曲目:ジムノペディ:サティ】
三人で焼肉のテーブルを囲んで・・・
「岡田くんは熱々ゴハン編」
「焼き肉はやっぱアツアツご飯でしょう、タレと肉汁がご飯にしみわたって・・・」と
いいながらおいしそうな顔で焼肉とタレがしみたご飯をほうばるCM。

「森田くんの焼き方編」
「なんでひっくり返すんだよ!さっき一回ひっくり返したのに!!…あ!またっ!」と三宅くんをにらみながら歯がみするCM。

「三宅くんの食べ方編」
「なんで肉ばっかり食べる訳?!肉、野菜、肉、野菜でしょ!…分かってねえなぁ・・・」と他の二人をあきれ顔で見る三宅くんでした。

いずれのCMもゆっくりとサティのピアノが流れる中で、最後はOh!GON!!(黄金)とナレーションが入る面白CMです。普段、焼き肉とか鍋とか食べるときは、そんなに気にした事無いですけど、気になる人は気になるんだろうなぁ・・・。

マルハン:パチンコ
【曲目:ピアノ協奏曲第1番:チャイコフスキー】
有名なこの曲が流れると、ロダンの像がアップになり、像が動き出します。すると後ろではマルハンの旗を持った様々な衣裳の人々が行列を作って行進します。すると「そんなに考えなくても、やっぱりマルハン」とナレーションが流れると、像は台座からピョン!と飛び降りて、行列に向かうCMです。

任天堂:WiiMusic
【曲目:アイネ・クライネ・ナハトムジーク:モーツァルト】
こちらは10月16日発売みたいです
Wii Music

任天堂

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コントローラーで操作をすると、木琴の音がはじまり聴きなれたメロディが…、子供たちから、両親、おじいいちゃん、おばあちゃんまで、みんなで楽しく演奏している風景が続きます。最後に「誰にでも音楽を奏でる感動を」とナレーションが入ります。
WiiMusicはこの他にもいろんなパターンのCMやってます。

HACHETTE:日産名車コレクション
【曲目:グリーンスリーブス幻想曲:ヴォーン・ウィリアムズ】
机の上のミニカーにレースクイーンが近付くとスポットライトがあたります。そして「伝説のあの車たちが、今ここに・・・」とナレーションが入ります。
曲はエレキギターで演奏されてますから、ひょっとしたら昔のロックの名曲なのかもしれませんが、そっちは全然知らないので、とりあえず「グリーンスリーブス」という事で。

※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


エバラのCMは個人的にとっても面白かったです。みんな何かしら思ってても、直接、口に出しては言えない事を思い浮かべるのは傑作ですよね、ハハハ。
そして、任天堂Wiiはホームページに行くと詳しく載ってましたが、「楽器の経験がなくても簡単に操作できます」みたいな感じなので、これはあくまでおもちゃですよね。ちょっと楽しみたい人には面白そうですが、本格的に楽器をやってみたい人には向かないかも?!

【前回のCMのクラシック】


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のだめカンタービレ(巴里編) 第1話

2008年10月11日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はアニメ「のだめカンタービレ」巴里編(第1話)です。


さて、いよいよはじまりました「のだめカンタービレ」(巴里編)
まずはオープニング、今回はゴスペラーズが歌う「SkyHigh」。これはゴスペラーズのホームページを見ると、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のメロディをモチーフに作曲されたらしい。(もちろん歌詞はついてます。)

今回の舞台はパリ!音楽留学をする事になった“のだめ”こと野田恵と千秋真一は既にパリの空港に到着したところからはじまります。
アパルトマン(マンション)の管理人に案内されて、またしても隣の部屋になるのだめと千秋。のだめはさっそく部屋にあるピアノ(音大生の留学だからピアノは全室完備!なのかな?!)を弾くのでした。
ここでのセリフが印象的でしたね。「音が違う!空気が違う・・・。」
確かによく聞きますが、日本は湿気があるのに対して、ヨーロッパは乾燥していて音がよく透るらしい。さすがにパリはおろかヨーロッパにも行ったことは無いので実感はありませんが、やっぱり違うんでしょうねぇ。

そして、さっそくピアノを前にラヴェル作曲の「鏡」を弾き始めるのだめ。そしてそれを聞きつけた、フランクとターニャが二人の部屋を訪ねるのでした。
すると、フランクがのだめに声を掛けます。どうやら二人は入試会場で偶然にも一度会っていたらしい・・・。

CMが明けると、のだめと千秋は(師と仰ぐ)ヴィエラ先生のコンサート会場に・・・、演奏会に感動して涙を流す千秋は演奏が終わると、まずは指揮者コンクールに出場して自分の実力を試す事をのだめに打ち明けます。
そしてディナー。高級レストランに入ると流暢なフランス語でメニューをオーダーする千秋。一方、千秋が席を外したときにふいにウエイターに声を掛けられると、しどろもどろに無茶苦茶なメニューを追加注文してしまうのだめ・・・。
どうやらピアノ一本でパリに来たのだめは、フランス語を勉強してる暇が無かったらしい・・・。

そんなこんなで、幼い頃にフランスに居た千秋に引き替え、日本から一度も出た事のないのだめはフランス語に苦戦するあまり、ディナーが終わると、お酒の勢いも手伝ってか早くもホームシックで涙目状態に・・・。

そうかと思うと翌朝にはケロッとして千秋に観光案内をニコニコ顔で迫るのでした。

その頃同じアパート(アパルトマン)の住人フランクは・・・、意中の人のだめには自分がアニメオタクという事をかくしながらアニメ「プリごろ太」を見ながらターニャとひと悶着していると、のだめが乱入。フランス語を教わりに来たのでした。
すると、フランクの部屋で流れているフランス語版に吹き替えられたアニメ「プリごろ太」が映るテレビにかじりつくようにして座り込むのだめでした・・・。

呆れたターニャは千秋の部屋に・・・、パソコンの設定を口実に千秋にモーションをかけようと、身の上話を始めますが、千秋が「ピアノ弾いてみて・・・」と促したが最後、日本に居た頃の鬼千秋が目を覚まし、ターニャに鬼の特訓を施すのでした。(頼まれてもないのに。)
一方、プリごろ太に釘付けだったのだめは一日中、何度もビデオを巻き戻して「プリごろ太」からフランス語を習得するのでした。
こうして・・・、フランクとターニャを巻き込んで巴里編が幕を開けていくのでした。


「プリごろ太」からフランス語を習得したのだめは、次から普通にフランス語を喋っていくんだったと思いますが、(アニメだし)どうなる事やら。
それにしても、実際に日本のアニメはかなり世界にも浸透しているようですね。「ドラえもん」とか「ドラゴンボール」なんかは人気があるらしい。(そう言えば中国でもニセドラえもんが問題になってたような?!)
インターネットにも国境がないのでYouTubeでは英語やフランス語?スペイン語?の字幕が付いたアニメも見たことあるし・・・。
更にこの「のだめカンタービレ」も既にコミックスでは英語版があったような・・・。


そして今回の「巴里編」のオープニングですが、見てるときはラフマニノフと気づかなくて、頭の中で「何の曲だっけ~~」と思って最初に思い浮かんだのがバーンスタインのウエストサイド物語の「トゥナイト」かな??なんて思ったりもしましたが、ゴスペラーズのホームページを見るまで気付かなかった。「♪スカイハ~イ」のところが「♪トゥナイ~ト」に聴こえてしまう・・・。

一方エンディングは宮本笑里×solitaの「東京et巴里」。こちらはホームページにも書いてませんでしたけど、ラヴェルのボレロのメロディがアレンジされてました。
歌はフランス語っぽかったですが、内容はもちろんわかりません!



≪オープニングテーマ≫
11月12日発売なのに画像が・・・
Sky High

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≪エンディングテーマ≫
こちらも11月12日発売
東京 et 巴里

ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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交響曲第102番

2008年10月09日 | ハイドン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はハイドン:交響曲第102番です。

「交響曲」と聞くと、なんとなく重苦しいというか、恐れ多いというか、ガッツリと構えて聴かないと・・・、というイメージがありますが・・・。
ことハイドンの交響曲は別格なのかもしれません。(あと一部のモーツァルトも)

クラシックとしても比較的初期の段階にあたる作曲家ハイドンの時代の「交響曲」は、その後のそれとは、意味合いが若干違うのかもしれませんが・・・、聴きやすいという意味では他の作曲家の「交響曲」とは少し違ったイメージに聴こえる曲です。

1楽章の序盤は、しっとりとしていますが、序奏が終わるとハイドンらしいさっぱりとさわやかなフレーズが続きますから、普段着のようにしっくりと耳に馴染むメロディが自然に聴ける一曲です。


 第1楽章:おごそかなオーケストラのハーモニーがひとつ、静かに始まると、
 弦楽器の美しいフレーズが済んだ空気のようにすっきりと響きます。
 やがてオーボエがしっかりと、やわらかい響きを聴かせると、最後はフルートが
 静かに上昇していって序奏(イントロ)が終わると・・・、
 賑やかな弦楽器が明るく現れて華やかにメロディを奏でていきます。
 要所で低音の弦楽器が引き締めながら、フルート、オーボエなどの木管楽器の
 明るいメロディを加えて賑やかに曲を進めます。
 中盤からトランペットが華やかに加わっていくと、よりいっそう明るい印象を受けます。
 そして、最後にはしっかりとしたフレーズで締めくくります。

 第2楽章:弦楽器のやわらかくスッキリとしたフレーズが心地よく響くと、
 おだやかな印象になりますが、途中からフルートが入ると、やや影のあるフレーズにも
 聴こえてきます。
 ただ、ものごしやわらかな雰囲気は変わらずしなやかなフレーズが続きます。
 少しざわめく弦楽器にやわらかく降り注ぐフルートの音色が対照的です。
 “ためいき”にも似た、なんとも肩の力の抜けたフレーズが続きますが、
 最後には弦楽器がザクザク刻むとミュート(弱音器)付きのトランペットがひとつ
 響くと、フェードアウトするように静かに余韻を残して終わります。

 第3楽章:歯切れのよい弦楽器が、小気味よく響くと、軽快なリズムが始まり、
 フルートが跳ねるように流れます。
 サクサクと進む曲にフルート、トランペットが彩りを加えていきます。
 中盤からは、なめらかなオーボエのソロがしっとりと響き、のどかに優しい響きを
 聴かせてくれます。
 そしてまた、前半の歯切れ良いメロディに戻り、一通りのフレーズを聴かせると
 スッキリとさわやかに終わります。
 
 第4楽章:ざわざわと弦楽器が始まると、コツコツと入るオーボエ、フルートが続き
 徐々に盛り上がりながら、弦楽器が賑やかにメロディを奏でていきます。
 小走りに明るいメロディを流しながら、クライマックスへ向けて更に盛り上がって
 いきます。
 弦楽器のメロディもさわやかに、どんどん前に進んでいく曲調は明るく華やかに
 続き、最後はトランペットなどを加えてサラッと終わります
 

ハイドンにしてはめずらしく、特定のタイトルはついていませんが、ついてれば間違いなく有名になったと思うんですけどどうなんでしょう…?!
曲の作りとしては、ハイドンの他の曲ともほぼ同じ作りになっていますし、お茶目なメロディやフレーズも、そこここに散りばめられていますから、初心者にも間違いなくオススメできる一曲だと思います。

≪オススメCD≫
クレンペラーでどうぞ
ハイドン:交響曲第102番&第104番
クレンペラー(オットー)
EMIミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
ハイドンのスッキリ交響曲です。


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