たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はスメタナ:交響詩「高い城」(ヴィシェフラド)です。
スメタナの交響詩と言うと、有名なのは「モルダウ」ですが、この曲も含めてスメタナは「わが祖国」というタイトルで“連作交響詩”として全部で6曲の交響詩を作曲しています。
今回の「高い城」はその連作交響詩のひとつですが、CDでは「モルダウ」とは違いなかなか単独で録音されていることは少ないようで、たいていの場合は「わが祖国」全曲としてCD1枚に録音されていることが多いようです。
ちなみに「高い城」のモチーフはボヘミア国王が住んでいたプラハの城のようです。
ポロン♪ポロン~♪とゆっくりとなだらかなハープの音色が涼しげに響き渡ります。
小川のせせらぎのようにも聴こえてくるハープの音色は、やわらかく穏やかに
雰囲気を演出します。
やがて、ホルンが優しく入り、オーボエなどの木管楽器が同じくやわらかく曲を
ほぐしていくと、弦楽器に勢いがつき、トランペットが張りのある音をつけると
曲は盛り上がり、シンバルやバスドラム、トライアングルが一斉に鳴り響き、
トランペットの堂々とした響きと共に曲を盛上げていきます。
中盤に入ると、少し穏やかさを取り戻し、フルートがゆっくりと涼しげなフレーズ
で間をつなぎます。
次にはテンポを速めた弦楽器が、テキパキとしたフレーズを作り、トランペット
につなぎます。
賑やかな流れを受け継いだ弦楽器は、青空にそびえる城を彩るように流れる雲の
ように、次々とめぐっていくようです。
弦楽器が勢いよく流れ出すと、ティンパニが心地よいリズムを軽快に叩きだし、
続いてシンバルが賑やかに打ち鳴らされると、トランペット、トロンボーンの
ファンファーレが豪快に響きます。
その後はクラリネット、フルートが寂しげなフレーズを静かに奏でますが、
落ち着きを取り戻すと、冒頭のハープのフレーズが今度はフルートや弦楽器で
静かに始ります。
そのフレーズは静かに変化をつけながら徐々に力を蓄えるようにゆっくりと響きます。
溜めた力を一気に噴き出すようにトランペットが高らかに響きます。
その後は力を出し切った余韻のようにフルートが静かなフレーズを残しつつ
穏やかなまま奇麗に終わっていきます。
「モルダウ」が有名なスメタナの交響詩ですが、「高い城」を含む他の交響詩も「モルダウ」に負けず劣らずのダイナミックなサウンドを楽しめる作品だと思います。
特にこの曲は冒頭から奇麗なハープのソロが結構長く聴けますし、これだけ長めのハープのソロはなかなか珍しいと思います、それだけでも結構聴き所のある曲だと思いますから、一度聴いてみても損はないと思います。
≪オススメCD≫
「高い城」ほか「わが祖国」全曲です。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
おだやかなハープの響きから勇ましいトランペットの響きまでをダイナミックに聴けます。
「くつろぐ」ブログランキング⇔こちらもよろしく
今日はスメタナ:交響詩「高い城」(ヴィシェフラド)です。
スメタナの交響詩と言うと、有名なのは「モルダウ」ですが、この曲も含めてスメタナは「わが祖国」というタイトルで“連作交響詩”として全部で6曲の交響詩を作曲しています。
今回の「高い城」はその連作交響詩のひとつですが、CDでは「モルダウ」とは違いなかなか単独で録音されていることは少ないようで、たいていの場合は「わが祖国」全曲としてCD1枚に録音されていることが多いようです。
ちなみに「高い城」のモチーフはボヘミア国王が住んでいたプラハの城のようです。
ポロン♪ポロン~♪とゆっくりとなだらかなハープの音色が涼しげに響き渡ります。
小川のせせらぎのようにも聴こえてくるハープの音色は、やわらかく穏やかに
雰囲気を演出します。
やがて、ホルンが優しく入り、オーボエなどの木管楽器が同じくやわらかく曲を
ほぐしていくと、弦楽器に勢いがつき、トランペットが張りのある音をつけると
曲は盛り上がり、シンバルやバスドラム、トライアングルが一斉に鳴り響き、
トランペットの堂々とした響きと共に曲を盛上げていきます。
中盤に入ると、少し穏やかさを取り戻し、フルートがゆっくりと涼しげなフレーズ
で間をつなぎます。
次にはテンポを速めた弦楽器が、テキパキとしたフレーズを作り、トランペット
につなぎます。
賑やかな流れを受け継いだ弦楽器は、青空にそびえる城を彩るように流れる雲の
ように、次々とめぐっていくようです。
弦楽器が勢いよく流れ出すと、ティンパニが心地よいリズムを軽快に叩きだし、
続いてシンバルが賑やかに打ち鳴らされると、トランペット、トロンボーンの
ファンファーレが豪快に響きます。
その後はクラリネット、フルートが寂しげなフレーズを静かに奏でますが、
落ち着きを取り戻すと、冒頭のハープのフレーズが今度はフルートや弦楽器で
静かに始ります。
そのフレーズは静かに変化をつけながら徐々に力を蓄えるようにゆっくりと響きます。
溜めた力を一気に噴き出すようにトランペットが高らかに響きます。
その後は力を出し切った余韻のようにフルートが静かなフレーズを残しつつ
穏やかなまま奇麗に終わっていきます。
「モルダウ」が有名なスメタナの交響詩ですが、「高い城」を含む他の交響詩も「モルダウ」に負けず劣らずのダイナミックなサウンドを楽しめる作品だと思います。
特にこの曲は冒頭から奇麗なハープのソロが結構長く聴けますし、これだけ長めのハープのソロはなかなか珍しいと思います、それだけでも結構聴き所のある曲だと思いますから、一度聴いてみても損はないと思います。
≪オススメCD≫
「高い城」ほか「わが祖国」全曲です。
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」ボストン交響楽団 クーベリック(ラファエル),クーベリック(ラファエル),ボストン交響楽団,スメタナユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
おだやかなハープの響きから勇ましいトランペットの響きまでをダイナミックに聴けます。
「くつろぐ」ブログランキング⇔こちらもよろしく