初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第3話)

2010年01月30日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第3話)です。

今回は更新が少し遅れてしまいましたが、一応これまでの便宜上、土曜日更新にしときますのでよろしく。

そして、千秋だけはマイペースでわが道を行く感じで着々とコンサートを開催したりなんかする一方、のだめも相変わらず挫折感を感じながらも、どうにか千秋との関係を確認しつつ別々の部屋に分かれて住むことになった、そんなとき、
ルイからは一体どんな連絡なんでしょうか!?

【Lesson3】
千秋が去った下宿のピアノで練習に打ち込むのだめ。
ふとその練習の手が止まると、寂しくなったのかピアノの前から立ち床にあるシャツをおもむろに拾うと、「ふ~ん」とその残り香をかぎ、「がんばりマス先輩!」とひとこと。画面には「充電完了」の文字が・・・(何の充電だよ)

その頃千秋は、呼び出されたルイとレストランで食事。
千秋に「おまえんちの近所だから帰れよ」と言われるルイですが、「ママが来てて…」と返されると、周りをキョロキョロと捜す千秋。(来てないんだけどね。)

本題に入り、「自立しようとパリに来たのに、ママは子離れしてくれない」と嘆くルイ。
すると、「親離れのために来たのかよ」と返す千秋。
その言葉にピンときたルイ。『ホントはピアノから離れたかったけど…それじゃママが許さないから、勉強する名目で来たけど…あのときのだめの演奏を聴いたから・・・。』

そんな思いにふけっていると、千秋は料理の味に関心を示し、「作れるかな?」とつぶやく。ルイが「千秋も料理好きなの?」と尋ねると、「食べるのも作るのも好きだし、人が喜ぶのも好きだし。」と応える

「喜ぶのが好き」

その言葉に、ルイは「うまく弾けるとママが喜ぶ」と昔の自分を想い出すのでした。

「私の演奏どう思った?」と改めてルイが尋ねると
「スゴイと思ったよ、演奏はもちろんだけど、シュトレーゼマンの代振りだったオレは、ほとんどお前に助けられてた。」
千秋がしんみり答えると、ルイは、
「私も千秋に助けられたの。ニューヨークで酷評された後だったからシュトレーゼマンと共演するのが怖くて。千秋が振る事になって・・・それなら失敗しても仕方がない…、そう思うと気が楽になって・・・・楽しくなって。」

その後「楽しかったな俺も」と千秋が返すと、ハートマークがプチンとはじけます!(大丈夫かオイ)

食事を終えて帰り途、近所に引っ越してきた話を千秋がするとルイはすかさず、「遊びに行っていい?」と尋ねますが、「のだめが来るからダメ」と瞬殺!
寒空の中をひとりで帰るルイなのでした。

帰ると、ママがソファーで寝ている中、千秋の言葉と過去の演奏を思い出しながら楽しそうにピアノを弾くのでした。
その音を聴いたママは翌朝。「あなたのピアノが聴けてよかったわ」とあっさり帰るのですが、
ルイはかたくなに拒んでいたママの提案するコンサートの依頼を受けます。
しかし、それには条件が。それはパリで開催すること、そして指揮者は「千秋がいい!」


その頃、久々登場のシュトレーゼマン。
指揮者サルバトーレ・リッピの死去のニュースを聴いた彼は、ショックを引きずり、寝込んでしまうのでした。(ふて寝とも言う。)
どうやら彼らはライバルだったようだ。

シュトレーゼマンのマネージャーのエリーゼから千秋に連絡が、ルイと、ヴィルトールオケで共演の仕事の依頼。千秋はこれを受けます。

のだめも、サロンコンサートに向けて猛練習するのでした。
そして早くもコンサート当日。着飾ったマダム達が立食形式のテーブルを囲みます。

千秋が来るのを待つのだめでしたが、どうやら地下鉄がストを起こしてバスで移動する千秋。
そこで、偶然ヴィエラ先生との再会を果たすのでした。
千秋の事を覚えていたヴィエラは、千秋の最近の活動を喜んでいて、千秋をリハーサルに誘います。
のだめのコンサートに向かうハズだった千秋ですが、せっかくの、久々のヴィエラ先生との再会にこころ揺れて、「ごめん」とつぶやきながら誘われるままヴィエラの後に続くのでした。

コンサートの前半が終わり、休憩の間に千秋から「コンサートに来れない」との連絡が入ります。やむなく気持ちを切り替えて後半の演奏に臨むのだめ。
その素晴らしい演奏に、会場も満足の響きを聴かせるのでした。

演奏が終わり、来客のマダムたちとご歓談の時、「コンクールに出なさいよ」と持ち上げられますが、オクレール先生に出場を止められている事を伝えると、空気が一瞬止まり、「それなら私たちが余計な事を言わない方がいいよね」とその場をさるのでした。


そんな感じで、ルイは立ち直り、千秋と共演で演奏を再開?する事になり、のだめはサロンコンサートを見事に成功させますが・・・、
千秋はまあいいとして、のだめはどうなるんでしょう?
コンクールもおあずけにされ、その成果をイマイチ感じられないまま練習をする日々。
オクレール先生にもなんらかの含みがあるような感じですが・・・どうなるんでしょうか?

今週のキーワードは、「喜ばれるのが好き」かな?
何でもそうなんでしょうけど、芸術や音楽は特にやっぱり聴く方もそうですけど、演奏している人が楽しそうだとそれだけで、見ててこっちも楽しいですもんね。
ただ、やっぱりプロの世界となると話は特に難しく、「のだめ」みたいに「楽しくピアノ弾いて何が悪いんですか!」みたいな話になってくるんですよね。

コンサートをやればたくさん人が集まった方がチケット代も多く入るし、CDを出せば、これも、もちろんたくさん売れた方が、収入も安定するし。

そのためには・・・、テクニックはもちろん、一定以上の表現力。しかも多数の人にそれを認められなければならない。
のだめがコンクールに出たがる気持ちもわかりますよね。
ところが、売上とか販売数!とかに必要以上に固執すると、音楽の本質を見失ってしまう・・・という事なんでしょうか。

でも、ルイもそこに没頭しているからこそ、少し迷路に迷い込んでしまっただけで、ふと千秋の言葉で目を覚まして、立ち止まってみると、どうやら出口が見つかったみたいですね。

かく言う我々も、知らず知らずのうちについ、のめりこんでしまっていたら、ときどき立ち止まって、周りを見渡さないといけないのかもしれないですね。なんちゃって。


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組曲「モスクワチェリョムーシカ」 (ショスタコーヴィチ作曲)

2010年01月29日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はショスタコーヴィチ:組曲「モスクワチェリョムーシカ」です。

さて、前回、曲を紹介したのはいつの事になるやら・・・
というのはおいといて、今回のこの曲。

前から早く紹介しようと思っていたんですが、なんとなくタイミングとかいろいろあって遅くなってしまいました。
というのも、最初、この曲の名前を「モスクワチェルムーシカ」と聞きちがえてしまい、(FMラジオで聴いた曲だったんで)その曲名でネット検索しても、出るハズもなく、しばらく放ったらかしにしておいたのでした。

でも、最初はイケイケでテンポもよく、いい加減な感じのユニークなこの曲を紹介しなければもったいない…とは思いつつも、今日に至る。という有様でした。

ただ、それでも、一般的にはなかなか有名な曲とは言い難いのも現状なようで、結局捜せたのも、各曲のサブタイトルだけなので、詳しい内容は分かりませんが、どうやら歌劇かオペレッタの「組曲」版らしいという事だけです。

あとは、いつものようにノリと雰囲気だけで紹介しますのでよろしくどうぞ。



 モスクワを疾走:めくるめく弦楽器に打ち鳴らされるシンバル、バリバリと響く
 トロンボーン。
 いきなりドンチャン騒ぎではじまるこの曲。
 その後はスルリと響くヴァイオリンのさわやかなフレーズ。トライアングルが
 チリーンと響くと、なんとも爽快感のたまらない曲です。
 ※ピチカートのリズムからヴァイオリンソロがはじまり、またイケイケのドンチャン騒ぎを繰り返していきます。
 メロディにはオーボエやファゴットが乗ってきて、
 トランペットのリズムも華やかに、
 金管楽器がうなりをあげていきます。
 どこまでも猪突猛進!
 木管楽器がサラリと吹きぬけたかと思うと金管楽器がバリバリとうなり
 あっという間にモスクワを駆け抜けていくのでした。

 ワルツ:ようやく駆け抜けた街を抜けて落ち着くと
 しっとりとしたヴァイオリンのメロディが物哀しく響きます。
 うつろなメロディはテナーサックスでしょうか?
 哀愁漂うメロディがトランぺットと共につづいていきますが、
 クラリネットを挟み、トランペットのメロディに変わり、
 ホルンがやわらかに響くと、徐々にやんわりとした雰囲気に変わり
 次第に盛り上がっていきます。
 弦楽器がしっとりと大きく響くと、落ちぶれた身を嘆くように
 大きくその響きを聴かせていきます。
 ホルンのアンサンブルが終わると、更に大きく盛り上がり、
 タンバリンのリズムも大きく響き、クライマックスを迎え、
 最後はやはりサックスがしんみりと聴かせてポツリと終わります。

 ダンス:軽やかなトランペットのメロディが始まると、
 さっきまでの悲しさも嘘のように、さわやかに響きます。
 ピッコロ、フルートのフレーズもキリリと引き締まりアクセントを付けます。
 まるでスキップでもしているような、軽快なトランペットのメロディも心地よく
 軽快に曲は進みます。
 タンバリンのリズムが入ると、トロンボーンのフレーズも伸びやかに、
 大きく響き、トランペットが走ると、
 最後は急に走り出すように盛り上がり、また疾走するように駆け抜けていきます。
 クラリネットのアンサンブルをサラリと挟みながら大きく盛り上がり
 じわじわと更に盛り上がっていくと、金管楽器も加わり、
 最後はズバッと終わります。
 
 バレエ:ホルンの響きが遠くから聴こえてくると、静かに始まります。
 その響きに応えるようにヴァイオリンが響くと、
 ワルツのリズムが始まり、かわいらしいクラリネットの音色がはじまり
 別の世界に誘われるように踊りだします。
 軽やかなステップは弦楽器のメロディに変わると、そこはもう舞踏会?
 途中に入るヴァイオリンはすこし寂しげですが、そこがまた、たまらない。
 そして、少しずつ盛り上がっていきます。
 スネアドラムが響き、金管楽器が大きく走り出すと、トランペットと
 ピッコロが騒がしく響き、最後は大団円のように大きく広がり
 華やかな最後を飾ります。



結構大好きなこの曲。上にも書きましたがホントはもっと早く紹介したかったんですケド、そんなこんなで、ちゃんとした曲名すらおぼつかない状況だったので、こんな感じになってしまいました。

ショスタコーヴィチというと、交響曲では、どことなく「イカツイ」イメージもありますが、こちらはどちらかというと、イケイケ、バリバリのノリのいい曲。
その意味では初心者にもオススメです。

なにも考えずズバッと響いて気分爽快!とにかく派手。組曲なので全曲だと約25分程度ですが、その世界に聴きこまれると、とにかくあっという間に終わってしまうこの曲なのでした。


≪オススメCD≫
たぶんこれで合ってると思います。
ショスタコーヴィチ : ダンス・アルバム
フィラデルフィア管弦楽団
ポリドール

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★


≪おすすめシチュエーション≫
クラシックとかあんまり考えずに聴ける曲です。


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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第2話)

2010年01月23日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第2話)です。

早いもんで、1曲くらい記事書いてから「のだめ」の話を入れたかったんですが、前回から続けての更新になります。

結構サラリと始まった前回でしたが、始まって早々から、のだめと千秋はちょっと距離ができた感じに…、かと思うと、のだめには初サロンコンサートの依頼が舞い込んできましたが、今週はその続きから。

【Lesson2】
オクレール先生が変な格好で出てくるという変な夢を見るのだめ。という始まり方の今回ののだめカンタービレ。
千秋は、のだめと同じ下宿から引っ越すべく新しい物件の下見に来ています。
下見もそこそこに「決めます!」とあっさり物件を決めてしまうのでした。

目覚めたのだめはサロンコンサート開催。のお祝い!という事で。“鳥の丸焼きき”を買って、いそいそと下宿に戻るのですが・・・。

部屋から聴こえてきたのは、「引越しするの?真一!?」と中からピアノ調律師の声が・・・。
思わず買ってきた買い物袋を落とし、ひっくり返って動揺するのだめ。

「のだめの事嫌いになったんですか?・・・」
と聞き返すのだめ、「引くほど怒ってたなら、何か言ってくれればよかったのにぃ!!」と言い放つ。
千秋は「集中して、勉強したかったんだ。小さい頃、この部屋に住んでいたんだ。俺も自立したいんだ。」とその真意を語ると、
「はい、わかりました」と涙目ながら、のだめも納得の様子。

すると、ロマンチックなピアノのメロディが…、(ショパン:夜想曲Op9-2)
BGMかと思いきや、ピアノの調律に来ていたさっきの調律師が、(たぶん気を利かせて)弾いていたのでした・・・。
頬を赤らめた千秋が「もう、帰っていいから…」と恥ずかしげに言うのでした。

そして、「最後の晩餐!」と、言って買ってきた“鳥の丸焼き”をふたりで食べるのでした。

場面変わって孫ルイの話。
レッスンが終わって、友達の誘いを断ってオクレール先生の練習に向かうルイ。
オクレール先生はレッスンが終わると「よくできました」と言うだけで、
「おなかすいた。」と言って食事の支度へ。ルイに料理法を細かく指示して、鬼の指導。ルイはあまり料理は苦手のようで、オクレール先生からダメだしばかり。

そして料理について熱く語るオクレール先生。ブイヨンのベースは?と尋ね、ルイが間違った返答をすると、「君、何しにフランスに来たの?」と言われる始末。「ピアノのレッスンを受けに来たのに…」と歯ぎしりするルイ。

そして、別の日「聴講したいんです!」とチョコを手土産にのだめがレッスンを受けている、オクレール先生の部屋に現われます。
「いいですよ!」とのだめが応えるが、「何を勝手にやってるんですか!」とたしなめられてしまいます。
とりあえず、そばで聴くルイ。「私のときなんか曲の違いなんてロクに話もしないクセに…」と悔しがりますが、のだめの演奏を聴いて、「この多彩な音。まるで鍵盤の上でバレエをしてるみたい。」
その演奏に思わず聴き入ってしまいますが・・・オクレール先生には「邪魔だから出て行って」とまで言われる始末。

そこへ、ルイの母親が訪ねてきますが、母は「出演以来」を持ってルイに出演させようとするのでした。ママは「あなたのためになる演奏を持ってきたのよ!」と言いますが、ルイは「あなたのためじゃなくてママのためでしょ!!」と憤慨します。

家を飛び出したルイは、携帯を手に千秋の名前にたどりつきます。
マ・ルレオケの指導を終えた千秋に、その電話が鳴るのでした・・・。


おい、おい、大丈夫なのか千秋。そしてルイ。
練習に集中するために、のだめと別の部屋を借りた千秋、そこにタイミング良く?悪く?かかってくるルイの電話。
まぁ、千秋の事だから、サラリといい事を言って本人はあしらったつもりでも、ルイがまた、変な勘違いをしそうなこの予感。

それより、のだめの初サロンコンサートってどんなだ?!またあのおかしな貴族みたいな人の家に行くんでしょうけど。
やきもきしそうで、しなさそうなこの展開。どうなるんでしょうかねぇ?

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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第1話)

2010年01月16日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第1話)です。

さて、映画でも「完結編」(前編)が公開されているこの作品。
個人的にはアニメの方がたのしみだった第3期フィナーレ。タイトルからすると、こちらもおそらく“完結編”なんでしょう。

前回の「巴里編」(第2期)のつづきなので、ヨーロッパ編には違いないんでしょうが、今回はどうなることやら。
ざっくりとしたあらすじはこちら

今回のオープニングは、“さかいゆう”さんの「まなざし☆デイドリーム」
冒頭のメロディがバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をアレンジした感じでしたが、その後は普通にオリジナル曲。
エンディングはReal Paradis with のだめオーケストラ で「嵐と丘のバラード」こちらは特に普通の歌だったような。


【Lesson1】
音大生の下宿する窓からはピアノの音色がこぼれてきます。それぞれ練習しているので、いろんな曲がかぶって聴こえてきます。
のだめも練習中!時計は3時・・・しばらくしても時計は3時を指したまま・・・。
電池切れ…に気付いたのだめは、急いで着替えて千秋のコンサートへ。

ここでオープニング。

そして、オープニングとCMの間にどうやらコンサートは終わったらしく、千秋はニナに電話(ピアニスト:ニナルッツ音楽祭のときの人?)
一方、のだめもオクレール先生とレッスン。そしてのだめはコンクール出場に志願するものの、オクレール先生からは「だめだよ」と笑って流されてしまう。
逆に練習曲の課題を与えられてしまいます。

その頃千秋は、ニナの下でピアノのレッスン。
のだめも与えられた課題曲をこなそうと、鼻息荒く練習の日々、下宿先のターニャとユンロンもコンクールに出場しようと、奮起するのでした。

そして、千秋は早速次のコンサート。チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」。
またしても、のだめは時計の電池を変え忘れていたので、会場へダッシュ。
第2部?はバッハのピアノ協奏曲。千秋は弾き振り(ピアノ弾きながら指揮を振る)、でコンサートは大成功。ようやく落ち着いた千秋は久しぶりにのだめと同じ下宿先に戻りますが・・・、

帰ってきたのだめに、「先輩はずるい・・・先輩は目標に向かって確実に階段を昇ってて、全部ひとりでやったらいいですよ!」と言われ、ふたりは離れてしまいまいます。

マ・ルレオケに戻ってきた千秋は、コンサートマスター(ロマンスグレーのおじさん)に呼び止められ、若き日のシュトレーゼマンの話をして、彼がマ・ルレを振っていた頃のように活気あふれるオケにしたい。とその胸の内を語ります。

のだめも、なんとか千秋に追いつこうと、レッスンをこなしますが、オクレール先生から新しい課題を出されてしまいます。(コンクールはおあずけ状態)
みかねたピアノのマジノ先生(女性)は、オクレール先生にのだめをコンクールに推薦しますが、オクレール先生は、「もしかして…(優勝)があると怖いんですよ…、せっかく今積み上げているものを台無しにする気ですか」とそれを認めません。

落胆していたのだめに、前回コンサートを主催していた貴族から再び依頼が・・・、大喜びして廊下を駈け出すのだめでした・・・がどうなる事やら。


そんな感じでいよいよはじまったアニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ。
一応、こちらは見てましたんで、その続きというのは分かるんですが、
普通、第3期とか前作のつづきのときは前話回想とかを挟みながら、今回はこんな感じです。みたいな第1話になるのかな?と思いきや、「巴里編」(第2期)のつづきがそのまま始まった感じだったので、

今回(第3期)から見始める人のために少しキャラクター紹介をしてみましょう。(第3期から見始める人はあまり多くないかもしれないけど、一応)
・・・―――・・・
のだめ:野田恵の略、愛称とも言う。(これはいいでしょう。)
千秋真一:日本でシュトレーゼマンと出会い、弟子入り(無理やりっぽかった)パリに渡り、指揮者コンクールで見事優勝。マ・ルレオケの指揮者に就任。

ターニャ:ロシアからの留学生パリでのだめと同じ下宿に居る。男ばかりを追いかけていたが、千秋のコンサートに感化され、音楽に再び目覚め奮闘中。

フランク:のだめと同じ下宿にいる。のだめと同じアニメヲタク。

オクレール先生:(第1期)で日本のコンクールの審査員を務め、のだめの才能を見出し、パリに留学させるきっかけをつくる。(第2期)でものだめを指導。

シュトレーゼマン:エロおやじ…じゃなかった。指揮者(巨匠)。第1期ではのだめ、千秋の大学に赴任し、主に千秋を指導。(別名ミルヒー・ホルシュタイン)

コンサートマスター:(ロマンスグレーのおじさん)第2期から登場。マ・ルレオケのコンマス。当初は新参者の指揮者、千秋と対立していたが、オーケストラに対する熱い思いが千秋と同調し、後半からは意気投合。昔気質の厳しいおじさん。

ニナ・ルッツ:第1期で長野で行われた「ニナ・ルッツ音楽祭」の回に登場。ピアニスト。来日した際にのだめを指導するが、ここでは最悪の評価。しかし、最終日。猛特訓?!をしたのだめのピアノの音だけを聴いて、「あのピアノを弾いているのは誰?あんな学生いたの!?」とかなりの高評価を下すが、それをのだめと分からずじまい。第2期には出てなかったと思う。たぶん。
・・・―――・・・

と、たぶんこんな感じで合ってると思いますが、思い出すのも結構大変だったりして、(前に自分で書いたのを読み返しました。)
なので、詳しくはコミックスを全巻読破するか、アニメDVDを全巻見てくださいませ。

ふたりがこれから最終回に向かってどんな活躍をするのか?ちょっと楽しみなフィナーレ(第3期)デス。



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ウィーンフィル「ニューイヤーコンサート2010」

2010年01月13日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、ウィーンフィル「ニューイヤーコンサート2010」です。

皆さんお待たせしました。ニューイヤーコンサートのお話です。
今年の指揮はジョルジュ・プレートルさん(85歳)NHKの解説によると、「パリオペラ座、ミラノスカラ座で活躍し、あのマリア・カラスからも絶大な信頼を得ていました。」との事。
更に資料映像として2008年のニューイヤーコンサートの模様が流れると、サッカー「ユーロカップ」を意識してホイッスルで曲をはじめたあのおっちゃん!もとい巨匠!!
この映像を見て「そうだ!この人」と思いだした人もいるかも?!

そう言えば前のときにも書いたと思いますが、今年で85ですよこの指揮者!(日本で言うところの後期高齢者)
前回もそうでしたが、ハツラツとしたこの演奏!曲だけ聴いていると、年齢を感じさせないこの躍動感!(演奏家はもちろん若い人もいるのでアレですが)
指揮ぶりも活き活きとした陽気なおっちゃん(じゃなくて巨匠だってば)

華やかなニューイヤーを見事に演出した内容だったと思います。

≪第1部≫

喜歌劇「こうもり」序曲
 ニューイヤーコンサートと言えばこの曲でしょう!
 と思うのは自分だけでしょうか?あの華やかなオープニングに華麗なメロディ
 そして艶やかなソロ、どこをとっても定番なあの感じがなんとも
 新年にふさわしい賑やかな一曲です。
 アンコールはドナウとラデツキーが固定しているニューイヤーコンサート。
 だったらいっその事、オープニングもこの曲で固定してもいいんじゃないか!?
 と個人的には感じるほど、ハマっている一曲です。
 
ポルカ・マズルカ「女心」
 しなやかな弦楽器から曲が始まると、ポーランド民謡をモチーフにした
 可愛らしいリズムが、“男心”をくすぐる繊細なメロディを奏でていきます。
 トランペットが入ると、マーチ風のリズムに変わり、元気よく華やかに響きます。
 そして最後はしなやかに終わっていきます。

ポルカ「クラップフェンの森で」
 ザ、ザ、ザ、と弦楽器が始まると、静かなメロディがはじまり
 遠くからはカッコウの鳴き声が・・・、すると、静かな森もざわめき出します。
 シンバルが響くと、ざわついた奮起気になりますが、やがてそれもおさまり
 また森の中に小鳥がさえずるような音が聴こえ、ゆかいな森の仲間たちが
 その情景をかもし出すような、音が続いていきます。

ポルカ「恋と踊りに夢中」
 シンバルがシャーン!と響くと、そのあとにはグロッケン(鉄琴)の
 可愛らしい音色が続き、曲が始まります。
 トランペットのファンファーレが入ると一気に盛り上がり、華やかに
 元気ハツラツなフレーズが続いていきます。
 
ワルツ「酒、女、歌」
 フルート、ピッコロがスーっと静かに始まると、弦楽器も静かなフレーズを
奏でていきます。
 ゆるやかな雰囲気の中に、クラリネット、フルートがほんのりと重なり
 ハープがポロリと奏でるとロマンチックな雰囲気がただよいます。
 そして、弦楽器が次第に盛り上がると、金管楽器も厚みを増し、更に
 盛り上がっていきます。
 仕切りなおしてワルツが始まると、オーケストラも身体を揺らして
 曲に乗っていきます。
 
常動曲
 弦楽器の小気味よいテンポに乗って、フルートが軽やかに始まると、
 滑り台をするすると降りるように、なめらかなフレーズが続きます。
 ファゴット、ピッコロ、グロッケンのソロが軽やかに響き、
 金管楽器がバンバンと入ると、途中でジャンプするように跳ね上がります。
 スルスルと降りてくると、ティパニ(大太鼓)が響き、弦楽器もザクザクと鳴らしますが、
 最後はドラがドシャーン!と締めて、更に続けようとすると、プレートルが最後に
 「素晴らしい!もう、充分です!」
 と言って曲を終わります。

≪第2部≫

歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
 サラサラとした弦楽器がじんわりと始まると、オーボエがそれを変える
 音を出し少しずつ雰囲気を変えて、
 テンポも軽く走りだすようなフレーズになり、賑やかなメロディが現れます。
 弦楽器でつなぎ、しなやかなフレーズを聴かせると、
 シンバルが入り、トロンボーンなどの金管楽器が入り、あやしい雲行きが
 チラリと垣間見えますが、やわらかなメロディとを交互に交えながら
 曲を進めていき、最後は華やかに終わります。

ワルツ「ウィーンのボンボン」
 ゆるやかな木管楽器で始まると、しなやかな弦楽器が甘いメロディを奏でていきます。
 そしてズンタッタのリズムに変わると、抑えつつも陽気に盛り上がります。
 流麗でなめらかなフレーズをたっぷりと聴かせる曲です。
 
シャンペンポルカ
 トランペットの軽やかな響きが鳴ると、ポン!とコルクが抜けるような音がして
 曲が始まります。
 陽気なリズムに乗ってトロンボーンがバリバリと鳴らすと、
 流麗な弦楽器が流れ、フルートが奏でる音はなみなみとグラスに注がれる
 シャンペンでしょうか?
 お酒が注がれると、パーティーも盛り上がり、次々とコルクが抜ける音が
 あちこちで響き、ざわついた会場の様子が伝わってくるようです。
 曲の最後には本物のシャンペンを「ポン!」と開けてグラスに注ぐと
 客席からは拍手と同時に笑い声も響き、プレートルもあきれ顔で、両手を広げてパフォーマンス。

ポルカマズルカ「心と魂」
 トランペットと弦楽器が簡単な前奏(イントロ)を終えると、
 ふわふわとしたフルートのゆるやかなフレーズが流れます。
 弦楽器や金管楽器がその間を、強く仕切ると、緩急のついた心地よいフレーズが
 響き渡ります。
 
ギャロップ「パリの謝肉祭」
 勢いのあるトロンボーンと弦楽器がバシっと決めると、
 プレートルもノリノリで演奏を始めます。
 心地よく軽やかな弦楽器のメロディが転がるように軽快な響きを聴かせていきます。
 フルート、ピッコロが華やかに響くと、曲も引き締まります。
 最後はトロンボーン、トランペットが賑やかに盛り上げて終わります。
 
喜歌劇「ラインの妖精」序曲
 フルートがひょこりと始まると弦楽器が盛り上がり、オーボエのメロディへ
 そして急にトランペットが叫んだかと思うと弦楽器はすさまじく荒れ狂い
 一気に感情も高まっていきます。
 すると、また静かになり、ゆっくりと揺れるメロディへ・・・
 最後はひっそりと静かに終わっていきます。
 
美しいエレーヌのカドリーユ 
 シンバルが豪快に鳴り響くと、ピッコロ、フルートの愉快なメロディが
 始まります。シンプルで快活なフレーズが終わると、
 今度は、木管楽器を中心にコミカルなフレーズへ。
 そして次は、しなやかな弦楽器のフレーズへ、スネアドラムで要所を
 締めながら、進んでいくと
 おもしろいリズムにのせて、陽気なメロディ。
 フルートがピョンピョンと跳ねると、シンバル、ドラムが打ち鳴らされて
 どんどん進んでいきます。最後はドラムロールをバシッと決めて終わります。

ワルツ「朝の新聞」
 木管楽器の軽やかなフレーズで始まります。
 トランペットが大きくゆっくりと響くと、そこからワルツが始まります。
 耳慣れたメロディが、華麗に響きます。
 ゆったりとした品のあるメロディが軽やかに続くと、バレエを踊る映像と共に
 流れてきます。
 シンバルが響きトランペットが鳴ると、曲も終盤に向けて盛り上がっていきます。
 そして華やかなエンディングを迎えます。
 
シャンペン・ギャロップ
 パンパカパーン!とファンファーレが響くと、シャンペンのコルクが空く音が
 響き、賑やかなフレーズが始まり、楽しく踊るように続きます。
 途中、グロッケンとマリンバ(木琴)が可愛らしく響き一息入れると
 また賑やかなフレーズに戻ります。そして楽団員たちもメロディを歌い
 盛り上がると更に派手に盛り上がって終わります。
 
ポルカ「狩り」
 タンタンタン、リズムからザックリと始まるメロディ、快活に進むと
 ヴァイオリンとフルートが掛け合うように響きあいます。
 トランペットのファンファーレを挟んで、快活なメロディへ。
 テンポよく最後まで曲を進めると、プレートルはおもちゃの猟銃を上に向け
 パン!と打つと手品のように花が飛び出します。
 客席からは笑い声も・・・
 

全てのプログラムが終わると会場には鳴り止まぬ拍手が続きます

そして・・・

アンコールを弾き始めようとすると、
拍手が起こり、ごあいさつ ウィーンフィルと私からごあいさつがあります
「新年に乾杯!」

ワルツ美しく青きドナウ
 少しゆったりめの響きで曲が始まると、盛り上がるところは豪快に、
 聴かせるところはじっくりと、ゆるやかでおだやかなドナウを聴かせます。
 後半へ向けて力強く、一歩ずつ踏みしめるように聴かせ、
 最後もしっかりと終わります。

演奏が終わり拍手が手拍子に変わると・・・
ラデツキー行進曲
 手拍子に合わせてスネアドラムが始まると、いつものあのフレーズが…
 プレートルも客席に向かって、表情豊かに手拍子の音量を合図したりと
 楽しそうにコンサートを盛り上げていきました。

≪ニューイヤーコンサート2010≫
只今予約受付中みたいです。
ニューイヤー・コンサート2010
プレートル(ジョルジュ),J.シュトラウス,Jo.シュトラウス,J.シュトラウス(1世),ニコライ,オッフェンバック,E.シュトラウス,ロンビ,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック

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毎年そうですけど、会場はすごく盛り上がってましたね。ニューイヤーコンサート。当然ながら?現地に行けるハズもなくテレビのしかも録画での鑑賞となりましたが、ようやく年が明けたような、そんな気がしたりして。

番組、というかコンサート自体が長いので、結構書くのが大変だったりしますが、1曲ずつを聴いてるときは、そこはそれ、面白おかしく楽しめますよね。

NHK教育の放送だと、1部と2部の間に、メイキング?みたいな映像も流れてましたし、字幕による解説付なので、「へぇ~」とか言いながら見てたりなんかして。

2部の「ラインの妖精」なんかは途中まで聴いてて?「アレ?これってホフマンの舟歌?」と思っているとすかさず字幕で「このメロディをホフマンの舟歌に引用…」みたいなのも出てましたし。

新年明けて最初の曲の更新!という事で、ボリューム満点でお送りしましたが、今年も皆さんにとってよい年でありますように。
そして、このブログもよろしくお願い申し上げます!

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あけまして、おめでとうございます

2010年01月07日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?





あけましておめでとうございます。

今日は、新年最初のごあいさつ。という事なんですが、年末年始は、なんだかんだで、バタバタしていたので、かなり遅いお年賀となりましたが、そんな感じです。

昨年は、なんとか奮起して、いろいろ書こう!と思いながら、結局ほぼ週一回ペースになってしまいましたが、
そんな、のんきなブログにもかかわらず、皆さんからのたくさんのアクセスと変わらずのご愛顧をいただき、誠にありがとうございます。

本年は、もう逆に開き直って(というかそのまんまなんですけど)マイペースで更新しますので、気長にお付き合いくださいますようよろしくお願い申し上げます。


そんなこんなで年賀状風味でお送りした今日の分ですが、ホント毎年言ってますが、皆さんには感謝しております。
一応、長い曲もやろうとは思っているんですが、なかなかどうして、聴くのも大変ですけど、そこからまた文字に起こすのは結構大変だったりして…。
まぁ、でもね。「初心者にクラシックを勧める」このブログがそんな事言ってたらダメですよね。

それにはともかく、あまり焦らずにマイペースでいった方が、読む方も読みやすいと思うので、こちらも気が向いたときに、気が向いた感じの事をいろいろ書いていきますので、今後ともひとつよろしくお願いします。

あ!

そう言えば、今年からアニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第3期とも言う)をやるんですが、今日、この後フジテレビ系列で0:45から「まだ間に合うのだめカンタービレ!」という番組をやるみたいなので、興味がある方はそちらもどうぞ…。(これを読んでるときに放送が既に終わってる方はごめんなさい!)


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