新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり米中が非難の応酬をしている。
米国のオブライエン大統領補佐官が「中国が情報を隠蔽(インペイ)し、世界的な対応が遅れた」などと批判。
これに対し、中国の趙立堅報道官が「米軍がウイルスを中国に持ち込んだかもしれない」とツイッターに投稿。
米国のポンペオ国務長官は「中国が感染拡大の責任をアメリカに転嫁している」「デマや奇妙な情報を広めるのではなく、全ての国がともに共通の脅威と戦うべき時だ」と強調。
中国の楊政治局員は「アメリカの一部の政治家が、中国と、中国の感染拡大防止の為の努力を中傷している」と強く反発。
トランプ大統領が「我々は中国を助ける為に人を送った方がいいか尋ねたが、彼ら(中国)は求めなかった。プライドが許さなかったのだろう。もし中国がそれを受け入れたら、もっと早く情報が伝わり、兆候が分かっただろう」と発言。
それに対し中国の耿爽副報道局長は「アメリカのこの様な嘘や誹謗(ヒボウ)『泥棒が他人を泥棒呼ばわりするやり方』は実に卑劣」と発言。
3月4日の国営新華社は「世界は中国に感謝するべきだ」と主張していたが、最初に情報を隠蔽をして世界に拡散させたのは誰だ!と言いたい。
22日の香港のメディアは、中国本土の無症状の新型コロナウイルスの感染者4万3千人超が2月末時点で中国政府の統計に計上されていなかったと報じた。
同時点の公式な感染者数は約8万人だが、これらの無症状者を合計すると12万人を超えた計算になる。この国はどこまで嘘を重ねて他国に迷惑をかけるのか。
この米中の非難合戦、中国には分が悪い。
謎かけ:非難合戦とかけて、具象の反対語と解く。どちらも(中傷・抽象)である