バカ息子

　今、医療グループ「徳洲会」が昨年12月の衆院選での公職選挙法違反の疑いで揺れているが、違反の陣頭指揮を執ったのが徳田毅代議士の父親・徳田虎雄氏だとか。
　彼は徳之島の貧農に生まれ、3歳の弟が医者に来てもらえず死んだ経験から医師を志し努力した結果、日本最大規模の医療事業グループを成し遂げた。事業成功者は最終的には名誉を求めるもので、「10年以内に総理大臣を」と豪語する様になったが、無念にも難病に罹りその野望を次男に託してかなりの資金をつぎ込んだ。しかし、親の後押しで議員になったにも関わらず息子は今年の2月に未成年女性を姦淫して慰謝料1000万円を支払ったが、どうせ親のお金だろう。
　「子供に成功して欲しいので投資は惜しまない」や「自分の子が世界一可愛い！」「ウチの子供は命よりも大事」と思っている親は少なくない。こうした親バカぶりは周囲に子供自慢したりする程度だったらまだ微笑ましい。
　だが、度が過ぎて子供の心の成長に悪影響を及ぼして世間を賑わせたバカ息子がいるのも確かだ。
　徳田毅の他に大王製紙の〝ティッシュ王子〟こと井川意高やみのもんたの息子、小林亜星の息子、三田佳子の息子の様に警察に逮捕されたバカ息子もいる。警察に逮捕されなくても国外追放したくなる様な鳩山由紀夫は、国益を害する究極のバカ息子だ。
　親がお金を持ち過ぎると子供の為になりませんね。私はお金が無くてよかったですわ。

　一句：親バカで　我が顔潰す　バカ息子
　謎かけ：バカ息子とかけて、宝の様に大切にしている刀と解く。どちらも(放蕩・宝刀)である