(12月29日 琉球新報号外)
心配していたことが起こってしまった。防衛局が御用納めの28日未明、午前4時に評価書を県に搬入した。昨日、「郵便物以外の夜間の搬送はあり得ない」という県の担当者の言葉があったので、夜間の監視体制はとらなかったのだが、やはり騙されてしまった。どこまで、卑劣で姑息な連中だろう。
「<動画>評価書未明に搬入」(琉球新報 2011.12.28)
朝6時過ぎに起き、メールを開くと、「評価書が運ばれた! 至急、県庁へ!」という訴えが入っていた。いつも通り、7時過ぎに県庁に行く予定だったが、すぐに家を飛び出した。
県庁前に泊まり込み、たった一人で防衛局に抗議し続けたYさんから、話を聞く。あの喉の強いYさんも、すっかり喉を嗄らしているのに驚く。未明の彼の奮闘ぶりが想像される。
その後の報道を含め、次の事実が分かった。
1.深夜4時、4台の車でやってきた防衛局の職員20名が、それぞれ段ボール箱を抱え、夜間通用口から守衛室に運び込んだ。
2.評価書は県の条例によれば24部を提出しなければならないが、Yさんが激しく抗議したため、守衛室に運びこまれたのは16部しかなく、必要部数を満たしていない。
3.夜間の受付時には、持込み者の氏名や荷物の宛先、内容などを書類に記入することになっているが、何も記録されていない。守衛室には、何も書いていない段ボール箱が積まれているにすぎない。
この日は、午後8時頃まで、座り込みや知事への抗議行動等が続いたが、その詳細は、おって詳しく書こう。とりあえず、28日に出された地元紙の号外の写真を転載する。
(12月29日 琉球新報号外)
未明の搬入には、沖縄防衛局の真部局長が同行し、陣頭指揮にあたった。
(12月29日 沖縄タイムス号外)