チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

京都で沖縄現地報告会。辺野古では海保が全て撤退、工事強行はいったん延期か

2014年11月22日 | 沖縄日記・辺野古

 21日(金)ー22日(土)と、辺野古のことが気が気ではなかったが、所用のため京都・東京をまわってきた。21日の夜は、京都の友人たちが、私が来るということで沖縄報告会(「知事選後の沖縄---辺野古・高江はどうなるのか?」)を企画してくれた。つい先日までカヌー隊として頑張ってくれていた関西の3人の若者たちも来てくれ、楽しい催しとなった。

(急な企画だったが、報告会には90名ほどの人たちが集まってくれた。)

 (パワーポイントで辺野古のいくつかの写真を写した。京都の友人たちが送ってくれたカヌーの写真には大きな拍手が湧き上がった。)

 21日(金)は時々辺野古に連絡を入れ、現地の様子を聞いた。大浦湾には海上保安庁の巡視船が14隻、そしてゴムボートがなんと33隻も配備されたという。8月、9月を上回る今までで最大の態勢だ。いよいよ22日(土)には「仮設桟橋・仮設護岸」造成のために大浦湾に栗石・砕石の投入が始まるようだ。カヌー隊は25艇が出て、絶対に阻止するのだと決意を固めている。ここ数日、熾烈な抗議行動が続いているゲート前の座り込みも最大の阻止行動に入るという。

 ところが22日(土)、東京から現地に連絡すると、何故か大浦湾に設置されたばかりの浮桟橋が今朝から撤去され、海上保安庁のゴムボートや巡視船も全ていなくなったという。何かの事情があって、急遽、「仮設桟橋・仮設護岸」の着工が中止(延期?)となったようだ。

 衆議院選挙への影響を危惧したのではないかという報道や意見が多いが、私は、他にもっと大きな理由があると考えている。

 20日のブログでも報告したが、20日(木)に「基地の県内移設に反対する県民会議」が県への要請行動を行い、防衛局が「設計概要の変更申請」を行わずに大浦湾に捨石・砕石を投入することに強く抗議した。県も、「『仮設』のものなら捨石・砕石は撤去してもらわなければならない。撤去しないものなら当然、公有水面埋立法に基づく『設計概要の変更申請』が必要。また、工事の工程変更でもあることから、埋立承認の際の留意事項に基づく県への事前の協議が必要である。」と認め、その日のうちに防衛局に再度確認すると約束した。

 報道によると、防衛局は、この県の問い合わせに対して「仮設桟橋は使用後は撤去する。」と回答したという。しかし、あの深い大浦湾に100mから300mも張り出す「仮設桟橋・仮設護岸」の造成のために必要となる捨石・砕石は20,300㎥(ダンプトラックで4000台にもなるというとんでもない量だ。それを撤去することなどとても不可能だ。防衛局も当初は、「砕石は撤去せずそのまま埋め立てる」(2014.10.31 琉球新報)と言っていたはずだ。

 防衛局は、20日、県に対して「砕石は撤去する」と回答したものの、やはり工事計画の抜本的な再検討を強いられたのではないかと思われる。「衆議院選挙への影響」だけではないだろう。 

 

 

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