イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

谷文晁生誕250年・サントリー美術館鑑賞(8月21日)

2013-08-22 12:02:37 | その他
2011年12月蔦谷重三郎展を鑑賞して以来、六本木旧防衛庁後の東京ミッドタウン訪れる。
竹等使ってますますデザインがスマートなっていた。



谷文晁は「何でも鑑定団」で良く登場、持ち込んだ作品は殆ど贋作の記憶。小生は始めて鑑賞。



「この絵師何者?」とある様に谷文晁の特徴的作品が分からない。
狩野派、中国南宋画北宋画、大和絵、琳派、西洋画を吸収し「八宗兼学」と呼ばれ様式のカオスといわれている。


上記は谷文晁夫妻のを影法師でとらえた肖像。



松平定信の自画像で定信は画才にもすぐれている。田安家の扶持を貰っていたこともあり、定信が老中の時知り合う、時に定信36歳文晁31歳。以後定信の命を受け全国の古社寺や旧家に伝わる古文化財を調査し、模写と記録は全85巻「集古十種」として刊行された。



「石山寺縁起絵巻」
過去に失われた作品の復元にも挑戦している。個人的にはぐいぐいとストーリー展開する絵巻物は大好きです。

谷文晁の人脈は多岐に渡り、定信をパトロンとして、酒井抱一、大田南畝、山東京伝、大阪では木村蒹葭堂がいる。

谷文晁は体制側の優等生の巨匠であるが、小生は反骨の反体制の絵師が好きです。たとえば国芳。



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