イタリア語のシルバー教室で年1~2回小生の調理したイタリアンでフェスタを行っています。第一回は3年前の3月11日のまさに東北大震災の日でした。毎週金曜日2時間の授業ですが、一ヶ月に5回の金曜日がある場合、その日を食事会にしています。今回はマッテオ先生の39歳の誕生会と暑気払いの親睦を兼ねて生徒10名集合し楽しいひと時をすごしました。私達の教室名は「ヴォンジョルノ」と言います。
今回の会場は不動前駅近くの品川区民センターで授業は無し。
マッテオ先生はベネチア大学の日本語科卒業、来日10年以上でスッカリ日本の風俗習慣に慣れ親しんでいて、上達の遅いシルバーの生徒達に根気良くお付き合いしてくれています。
今回は6品用意、小生は5品を買物から調理まで3日間かけて集中、少々くたびれましたが、充実しました。
ワインはYさんお勧めのシチリアの赤と白各一本、リモンチェロも一本小生提供。
ワインはDONNA FUGATAです。直訳すると逃げてきた女(意味深ですね)
赤がDONNA FUGATAのSHERAZADE
白がDONNA FUGATAのLIGHEA
DONNA FUGATAです。直訳すると逃げてきた女(意味深ですね)
赤がDONNA FUGATAのSHERAZADE
白がDONNA FUGATAのLIGHEA
ワイン購入して頂いたヴォンジョルノの会長さんから下記面白い情報入手。
DONNAFUGATA の由来
シチリアワイン
生産地はマルサラ
ドンナフガ-タ(=逃げてきた女)と言う名は
ナポリのブルボン家フェルディナンド4世王の妻、マリア・カロリーナ王妃
が1800年初めにナポレオン軍の襲来を恐れてナポポリ宮廷から
逃げてきたという場所が今現在ワイナリーのシチリアの葡萄畑
であることから歴史物語に由来して名付けた。
今回購入のワイン(赤、白)
DONNAFUGATA Sherazade
ドンナフガータ シェラザーデ [2012] (赤)
千夜一夜物語"ミレ・エ・ウナ・ノッテ"の主役をイメージしました。
ドンナフガータの特徴的なスタイルである、地中海色の濃いラベルを用い忘れられない余韻を感じさせます。
DONNAFUGATA Lighea
ドンナフガータ リゲア [2012] (白)
「太陽の色下乱れ髪から海水は滴り落ち、大きく見開いた緑色の目をぬれ染める…」
ビスコンティの映画にもなった「山猫」の作家、ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサが自作の短編小説の中で、このように描いたリゲアという魅力的な人魚がモチーフ。
Yさんの話 :
「 以前、ミラノのレストランで(普通の高級でないレストランです)、カメリエーレにDONNA FUGATAのワインを勧められ飲みました。美味しいなあと思ったら次の日リナシャンテ(イタリアのデパート)のワイン売り場でたまたまSALEをしていて、たしか8ユーロくらいで売っていました。」
この話から会長さんがネットで赤、白各一本購入、価格は一本3千円ぐらいとの事、実にうまかった。
この日のメニューとレシピー。
1.メロンと生ハム、ルッコラのサラダ(6人前) -- Yさんに調理お願いしました。
材料 :
・メロン 3個 -- 8等分のくしぎり 、生ハム 12枚 、ルッコラ24枚 ・ドレッシング --白ワインビネガー大匙6、EXV大匙6、塩小匙3
調理 :
1.お皿にハムを敷き、その上にメロンをのせ、ルッコラは切らずにそのまま飾って、ドレッシングかけ完成 2.生ハムにルッコラとメロンを巻いていただく。
2.レモン香るクスクスサラダ (6人分)
3.カポナータ
.「カポナータ」茄子のトマト煮(シチリア料理)
パスタにあえようと考えたが、変更し前菜として。
材料 4人前
米茄子2本(500g) 3cm角
玉葱 1/4個(50g)、セロリ1/5本(20g)-各ミジン
松の実 大匙1炒める。
ケイパー(酢漬け)大匙1、グリーンオリーブ(種つき)6個3mm角ミジン
赤ワインビネガー(30cc)、白ワイン(30cc)
グラニュー糖(小匙1)
にんにくオイル(大匙2)
イタリアンパセリ(大匙2)
塩、胡椒
・トマトソース
材料(600g)
トマト水煮缶(800g)ザルで濾す。玉葱1/4個(50g)
にんにくオイル、塩、胡椒各少々
調理 鍋 -- ニンニクオイル熱して玉葱のミジンを色ずくまで炒める。
トマト水煮、塩、胡椒加え→2/3の量まで煮詰める。
調理
1.バット/網 : 茄子にたっぷりの塩→30分置きアクぬく。
2.ボウル : 水を張ったボウルに茄子を入れ、アクと塩分を落とす。
ふきんで水気をしっかり取る。
3.鍋(揚げ湯) : 茄子を22度Cで揚げ色ついたら、網/バット上で油切る。
4.鍋 : にんにくオイル熱し香りが出たら弱火にして松の実を入れてザッと 炒める。
5. 松の実が色ずいたら、玉葱、セロリのミジン切りを入れてザッと炒める。
6. 甘い香が出てきたら、グリーンオリーブのミジンとケイパーを入れてざっと
炒める。
7. 赤ワインビネガーと白ワイン入れる。白ワイン臭が消えたら、中火にして
トマトソースを入れて混ぜる。
8. 塩、胡椒で調味。
9. 茄子をトマトソースに軽くか絡める。
10. 味を見てグラニュー糖を少しずつ入れる。軽く煮込み、火を止める。
11. 少し置くと味が馴染む。
12.器 : 盛り付けにパセリを添える。
4.小鯵の サオール風(4人分)
材料 :
1.小鯵12~16尾(はらわた、鰓をとりのぞく)
2.玉ねぎ1.5個ーー薄く半月切り、20分程EXVで炒める。
3.レーズン大匙2
4.揚げ油(サラダ油)
5.A: 白ワイン、白ワインビネガー各大匙4、塩小匙1、しょう油小匙1、砂糖大匙1、 たかの爪1本、ローリエ1枚
調理 :
1.鯵を濃い目の塩水で良く洗い、水気を絞り、小麦粉をはたく。
2.鯵を160度Cの低温でじっくり火を通し、最後は18度Cでからっと揚げる。
3.軽く油を切った2.の鯵を、バットに拡げた玉ねぎの上に並べレーズンを散らす。
4.A.をあわせて火にかけ、一煮立ちさせて、3にかける。
5.温度が下がったら、冷蔵庫で冷やして食べる。1日経つと特に味が馴染む。
写真で左から二つ目の上。
5.生ハムとイチジクの冷たいパスタ ミント風味
材料 :
・カッペリー二(髪の毛の意味で細いパスタ) 200g ーたっぷりの水に1%の塩加え、お湯がわいたらパスタを湯でる。
・生ハム5~6枚ー 一口大。
・イチジク2個(お好みで1~3個)ー 皮むき10等分のくし切り、レモン汁とごくわずかの塩かける。
・ブラックペッパー、ピンクペッパー少少。
・ミント4~5枚
調理 :
1.パスタが茹で上がったら、水で洗い氷水につけてすぐに冷やす。冷えたらザルに上げ、キッチンペーパー でしっかり水気切る。
2.ボウル -- パスタ入れ、EXV、塩、胡椒で和える。味をみて調整。生ハム、イチジク加えて ざっと混ぜる。
3.お皿 --パスタを盛り付け、ちぎったミントとピンクペッパー散らし、EXVましかけて完成。
買物情報他 :
・目黒駅ビルの地下ATREの魚が買い得 : 小鯵1パック150円X3=450円、ノルウエー産しゃけ一切れ330円X6=1,980円
・カルデー : クスクスはここで購入。(武蔵小山商店街) 03-3783-6201 この店は都内他にもあり、世界中の珍しい食材があります。
・イチジク : 今が旬、カッペリー二の冷製パスタのレシピー見つけて、ミント、ピンクぺっぱートッピング。
・鯵のサオール風 : サオールはサポーレの方言らしい。過去鰯、ししゃもでも調理。鯵が一番旨い。
・鮭のアクアパッツア : 切り身では鱈も調理、一匹つけでは、いさき、そい、あぶらこ、鯛、いさきを過去調理、鮮度が命で、水(アクア)を使い、ワインは使用しない。
自転車でやってきた皆さん。
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