イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

若冲と蕪村展(サントリー美術館)4月13日(水)

2015-04-13 19:47:18 | その他

4月13日(水)歩天組3名六本木のサントリー美術館にAM10:00に集合。223点にものぼる書画の展示に圧倒され、浅学菲才の小生の若干の知識では消化できる訳はありませんが、充実した展示会を堪能しました。 若冲については、数点はTVや展示会で観覧した記憶がありますが、蕪村の作品に接するのは初めてで、優しく親近感のある俳画もあり楽しかった。

子規は画家としての蕪村は高く評価されていたが、俳句についても芭蕉と並び称されるべき存在として敬愛していた様である。

本日の展覧会の画集は3,000円と他の展示会より500円程高いが、これからじっくりと鑑賞します。

サントリー美術館は六本木の防衛庁の跡地の「ミッドタウン」の3Fにあり、超近代的な空間である。昼食はミッドタウン内をうろうろと探した。場所代が高いので食事内容は高くていまいちではあったが、展示会の内容が良かったのでこの日は満足度高い。

4~6月中に下記の展覧会あり、歩天組で取り上げる事としました。

1.大英博物館展 (4月18日~6月28日) --  東京都美術館
2.大アマゾン展   (3月14日~6月14日) -- 国立科学博物館
3.鳥獣戯画展  (4月28日~6月7日)  -- 東京国立博物館

生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村 

                         

下記はネット抜粋。  

正徳6年(1716)は、尾形光琳(おがたこうりん)が亡くなり、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)と与謝蕪村(よさぶそん)というふたりの天才絵師が誕生した、江戸時代の画壇にとってひとつの画期となりました。
伊藤若冲(享年85、1800年没)は、京都にある青物問屋の長男として生まれ、23歳の時に家業を継ぎますが、30代中頃には参禅して「若冲居士(こじ)」の号を与えられ、40歳で隠居して絵を描くことに本格的に専念します。
一方、与謝蕪村(享年68、1783年没)は、大坂の農家に生まれ、20歳頃に江戸へ出て俳諧を学びます。27歳の時、俳諧の師匠の逝去を機に、北関東や東北地方をおよそ10年間遊歴します。その後40歳頃から京都へうつり俳諧と絵画のふたつの分野で活躍しました。
若冲は彩色鮮やかな花鳥図や動物を描いた水墨画を得意とし、蕪村は中国の文人画の技法による山水図や、簡単な筆遣いで俳句と絵が響き合う俳画を得意としていました。一見すると関連がないようですが、ふたりとも長崎から入ってきた中国・朝鮮絵画などを参考にしています。
本展覧会は、伊藤若冲と与謝蕪村の生誕300年を記念して開催するもので、若冲と蕪村の代表作品はもちろん、新出作品を紹介するとともに、同時代の関連作品を加えて展示し、人物、山水、花鳥などの共通するモチーフによって対比させながら、彼らが生きた18世紀の京都の活気あふれる様相の最も輝かしい一断面をご覧いただきます。

「若冲と蕪村」展 展示風景