イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

11月12日(木)ポトフ

2009-11-12 18:29:48 | その他
先週の6日(金)に買った北海道の高校生の太いフランクフルトソーセージを使ってフランスの家庭料理のポトフを調理。
レシピーは毎日新聞にあった11月10日付けの土鍋で料理する「根菜ポトフ」を採用。
「根菜ポトフ」

材料(4人前)
 フランクフルトソーセージ 270G(90gX3)
 里芋2個、白菜1/8個、レンコン5CM、ごぼう1/2本、人参1本、玉葱1個、大根5CM
 白ワイン50CC,固形スープ1個、
 ブロッコリー1/2株(塩少々で茹でる)
 塩、胡椒、粒マスタード
調理
 (1)土鍋
 大きめにきった根菜類と白菜ソーセージを並べ、材料がかぶるくらいの水と白ワイン、固形スープを入れる。
 フタをして沸騰するまでは強火、沸騰したら弱火で1~2時間煮る。
 (2)茹でたブロッコリー加え、塩、胡椒で調味、好みで粒マスタード。
 ソーセージの品質がよいので実に良い味、今夜の様な寒い日は暖まる。
 おいしいソーセージを作ってもらった標茶高校の皆さんに感謝します。
   

副王家の一族 -シチリアを舞台の伊映画(11月11日)

2009-11-12 16:36:39 | その他
写真はカターニャの市場(07年2月撮影)食材の宝庫でうにが美味だった。

渋谷文化村で「副王家の一族」を鑑賞。1853年~1882年頃までシチリアのカターニャで100年近く根をおろしたウセダ家はスペイン副王の末裔の旧家の物語。
裏切り、遺産相続、政略結婚、堕落した修道院、肉親の憎悪、権力志向など織り込んで物語りは展開する。1860年にはイタリア統一を掲げるガリバルデイがシチリアに上陸、ウセダ家は窮地に陥るがたくみに生き延びる。ウセダ家の長男は何と左派連合から市長に立候補、貴族、特権階級も取り込んで当選。
晩年77歳となった主人公呟く「イタリアは出来た。イタリア人が出来るのはいつだろうか」 --永遠に統一されたイタリア人は出来ないと思う。それがイタリア人。町のレストラン、ファッション、大~小の企業は多くはファミリーで構成されており、イタリアの北から南まで多種多彩な食文化も含めて個性優先。

シチリアは古代、フェニキア人,ギリシア人が移り住み、カルタゴの後ローマに併合された。その後ゲルマン人、東ローマ帝国、イスラムの支配下におかれ、12世紀にはノルマン人がナポリとシチリアをあわせて王国を建国、その王位はドイツ、フランス、スペインの各王国に転々と渡る。15世紀にはスペイン、ハプスブルグ家、18世紀にはフランスのブルボン家、19世紀には英国領。1870年イタリアは統一され「イタリア王国」となる。

シチリアは上記のように多くの文化、文明が衝突した九州の2/3ぐらいのサイズの島で大変魅力があり、是非再訪したい。