Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

アクシデント

2008-11-25 23:03:31 | Weblog

泣き喚くサキタに根負けし、お散歩に出掛けた夕方のこと。
寒かったけれど、風はそれほどなかったように思う。

「痛っ」

右目に激痛が走る。
瞼の裏に、ゴロゴロとした感触。
どうやら、ゴミでも入ったらしい。
涙ですぐに流れるだろうと思っていたけど、どうにもその異物は出てくる気配がなく、近くのコンビニで水道を借りて目を洗ってみても、鏡で覗いてみても、何がどこに入っているのかすらわからなかった。

奥に入ってしまっているのかな?
感触では、そんなに深くはなさそうなんだけど…。
ゴロゴロしたり、チクチクする感じがあるから、木の皮みたいに引っかかるような物が入ってしまったのかな。
虫だったら、嫌だなぁ…。

異物が少しでも出てこないかと、ついつい目を擦っていたら、痛みがどんどん増してきてしまった。
近所を少し散歩するだけのつもりだったから、荷物は簡単で、こんな時に限って手鏡を持っていない。
ベビーカーで泣きそうになっているサキタをなだめつつ足早に帰宅すると、鏡に張り付いて目を覗いた。
しかしやはり、どうにもならない。
そのうち出てくるだろうとは思うけど、もう結構痛いんだよなぁ。(T△T)
気にしないようにってのは、無理な相談だよなぁ。

仕方なく、あまり瞬きをしないよう気をつけながらサキタの授乳に取り掛かると、玄関のチャイムが鳴った。
お隣のおばちゃんが、旅行に行っていたらしく、お土産を持ってきてくださったのだ。
お隣は長いこと住んでいるのだけど、引越しの挨拶に伺った時から感じよく接して下さっている。
おばちゃんは客商売をしているせいか小奇麗で若々しいけど、千矢母より年上な感じ。
住宅街で常連客相手の飲み屋さん(カラオケ有・笑)を営んでいるため、随分と気を遣って下さっているのだ。
回覧板などもあるし、顔を合わせればご挨拶も立ち話もするし、子供好きなようでサキタのことも可愛がってくれる。(泣き声がうるさいだろうにっ)
こちらからスイカのお裾分けに伺ってから、たまにこうしてお土産などのやり取りもあったりして。

そういえば、この辺りには個人経営(?)の歯科医やら小児科医やらが結構あるから、眼科医はナイだろうか。
このおばちゃんなら知っているかもしれない、と事情を話して尋ねてみると。

「あらあらあら可哀想に! あるわよ、すぐそこ! 6時までやっていると思うから、今行けば間に合うわ。女性の先生だけどね、イイ方よ」
「ありがとうございますー! 行ってみますー!」

さすがおばちゃん!
お土産をいただいた上に情報までいただき、感謝感謝!
たまにカラオケうるさかったり、酔っ払いが家の前で自転車でコケてびっくりするけど、気にしないで!

授乳を中断した挙句にスリングに突っ込まれ、少々サキタが不憫ではあったが(オイ)、目が痛くて満足に面倒みてやれナイのは困るのー!

教えられた眼科医は、看板こそ出ているものの、古い一戸建てで、「え、ここ入っちゃってイイの?」というほど普通の家。
恐る恐る玄関の扉を開けると、眼科らしいポスターやら標本やらで、ちょっと安心。
しかし古い町医者って感じだし、受付の中にいる人はよく見えないけど何か感じ悪そうだし(実際受付のおばさんはかなり感じ悪かった)、大丈夫か、ここ? (゜-゜;
つーか、受付の窓、狭っ。
ラブホの受付だって、もうちょっと空いてんぜ?

ビビりながら保険証を出し、待つこと10分ほど。
業者らしき男性と若造が出てきた後に、名前を呼ばれる。
サキタを抱えたまま診察室に入ると、小柄な初老のご婦人といった佇まいの先生と、看護士というより助手のような雰囲気のやはり年配の女性。
目にゴミが入ったというツマラナイ理由での来院を告げると、部屋の隅の暗くしたスペースに案内され、指示されるままに顎を台に乗せて目玉をキョロキョロ。
異物は瞼の裏に見つかり、何をしたんだかよくわからないけれど、とにかく取ってくれた。(T▽T)
明るい席に移動すると、目に入っていた黒い点のような異物を見せてくれ、カルテに絵を描いて説明してくれる。

「これね、鉄砂? 木屑? 小さくてわからないけど…これが入ってました」

こんな小さいの!? Σ(゜Д゜;
全然出てこないから、大きいのかと思いました…。

「かなり擦ったでしょう? 黒目の上側ね、白目の部分がもう傷だらけよ」

すいません、擦りました…。
家で鏡で見てわかるくらい、白目に傷がついているの知ってました…。

「瞼の裏側、奥の方に入っていたの。ここはね、素人ではまず取れない。取れたにしても、そう簡単には取れないところなの。今日来て貰って正解。明日まで放っておいたら、これは腫れるわよ」

しかも、ここ明日休診みたいだしね。来ておいて良かった…。
ありがとうお隣のおばちゃん!

「点眼薬、出しておきますよ。1日に4,5回4日くらいさしてください。今日はお風呂に入らない方がイイけど、その子の年では、1人では入れないわねぇ…。ママは洗髪は避けて、お風呂上りと寝る前に今日は2回点眼してね」

はーい。(´・ω・`)ノ

大した時間も掛からず、会計まで済ませて帰宅。
サキタはずっとスリング抱っこでいたせいか大人しくしていてくれて、マジ助かった。
今日は1日泣きまくりで大変だったけど、外面の良さに助けられたよ!

いざと言う時、助けてくれるのは遠くの親戚より近くの他人。
それを実感した出来事でした。
ご近所づきあいとか、地域の交流って大事だね!


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