Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

耳鼻科系トラブル。

2014-05-07 23:56:26 | Weblog
ヒナタ1歳10カ月、「先天性耳漏孔」なるもののトラブルに見舞われていました。
生まれつき針穴のようなものが外耳にあって、そこから内部に向かって袋状の組織が続き、そこに皮脂汚れなどが溜まって細菌感染を起こすと酷く腫れるのです。
遺伝的なもので、千矢母の母方の家系から来ているものらしいのですが、トラブルになるかは運次第。
大人になるまで気が付かない人がいる半面、ヒナタのように幼い頃からトラブルを繰り返す人もいます。
近しいところでは弥生さんにもあって、弥生さんは大人になってから摘出手術を受けていました。
そう。摘出手術を受けなければ、完治しないものなのです。
初回は幼いために手術はせずに対処療法のみ、次回以降同じことが起こったら、手術をオススメしますと言われていたのですが…。

日曜日の夕方、腫れ始めていたのです。orz

GWど真ん中、耳鼻科休み…。
しかし本人は触れば痛がって嫌がるものの、触らなければ機嫌もよし、食欲もアリ、夜も少々気にしてか眠りは浅いもののよく眠り、救急外来に行くほどではアリマセンでした。
だったら連休明けに耳鼻科に連れて行こうか、連休明けにいきなり休暇取得とかもうこっちは涙出そうだけどヒナタには代えられナイ…。

で、行って来たところ、近所の掛かり付け耳鼻科では手に負えませんでした。orz

一応注射器で膿を吸い出した後、そこに空いた穴から吸えなかった分を絞り出してはくれたのですが(そして血と膿が飛び散ったりの結構な惨事だったのですが)、どうにも袋の奥が深くて取り切れナイ、と。
「これはメスで少し切開して穴を広げないと出そうにナイ、ここにもメスは一応あるけど切開した後の処置(縫合とか?)に困るな…」と呟いた先生は、他の大きな病院への紹介状を書いてくださいました。
で、「早い方がイイ、この足で行ってこい」と。Σ(゜д゜;
確かにこの中途半端な状態でいるわけにも行かないけど、えええええその病院どこにあんのー?!

受付で地図を貰って簡単な行き方を教わり、電車とバスを乗り継いで行ってきたよね。(T△T)
ヒナタは処置の間はギャン泣きで大暴れしていたのですが(ただでさえ腫れて痛いところに針刺されたら当然だな)、終わってみればすぐに機嫌も直り、にこにこと大好きな電車や初めてのバスに大人しく乗っていました。
すぐ機嫌が直るところ、公共の乗り物で騒がないところ、ホントにママは高く評価しているわよ。(サキタもそうです。息子達エライ)
特にこんな時、方向音痴なママが初めてのルートにテンパっている時、のん気な笑顔を見せてくれるのは心和んだ。(しっかりしろ母)

バスに揺られて辿り着いたのは、でっけええ病院でした。
「この辺で小児を扱う病院で1番大きいところ」と言われて来たのですが、以前ベビ期のヒナタの歯を診て貰うために何度か行った病院に似た感じでした。
要するに、ヒナタよりもずっと大変な病気や障害を抱えた子ども達がたくさんいるってこと…。
総合受付で紹介状を渡し、必要書類に記入してカードを作って貰う間、ヒナタは床に描かれた丸い模様を飛び石のようにジャンプしてゴキゲンでした。
それでも全く他の患者さんの迷惑にならないほどロビーが広いー… 天井高いー… 病院内案内図が迷路のようー…。

診察予約までに時間があったので、簡単にコンビニでパンやおにぎりを買ってランチ。
この時もヒナタは良く食べ、私の顔色を伺うように次々とパンに手を伸ばして食べて行くので、まぁ食欲不振ってことはナイので良かった良かった。
イイから好きに食べろ。

受付で渡されたリモコンのような呼び出し機の指示に従って診察室に入ると、女医さんと看護師さん2人が待ち構えていました。
これまでの経緯と今の状態、午前中に受けた診察結果などを告げると、ここでもやはり手術を勧められましたよ。
こちらも今の症状が落ち着き次第手術を検討している旨伝えると、執刀はこの病院になることを教えられ、「また次いつ腫れるかワカラナイし、早いうちの方がイイよ」と。そうだよな。

肝心の処置はというと、町の耳鼻科とは比較にならんほどの大袈裟っぷりでした。
細い昇降式のベッドに寝かされ、バスタオルでくるりと包まれたヒナタは、楽しかったのかキャッキャと笑っていたのですが、その上からネットを掛けられベッドに固定されたところで不穏なものを感じたかギャン泣き。
一応局所麻酔をしてくださったようですが、完全に炎症を起こしている患部にそんなものが効くとも思えず(実際あまり効果はナイかもとは言われた)、看護師さん2人掛かりで抑えつけられた後ろから見ていた私はどうすることもできず、かといって私が不安な顔をしているわけにもいかず、ヒナタの注意を引くように手をヒラヒラと振りながら、「ほらほらママここにいるよー♪ 強い強い、頑張れ~!」などと間抜けな声掛けをする他ありませんでした。無力。

掛かり着けの耳鼻科で出せなかった膿は塊のようになっていて、なるほどこれは注射針の痕からでは出て来ないサイズ。
それはそのまま巨大な綿棒のようなので掬い取られ、細長い容器に移され、検査に出されるようでした。ほぉ。
大きめのガーゼを折り畳んで厚みを出すと、止血するようにぎゅうと押し付けてテープで固定し、ギャン泣きのヒナタはようやく解放されました。
抱き上げるとがっちり腕を掴んでしがみついてきたから、痛かったのは勿論だけど、怖かったのだろうな。
よく頑張ったね。

しばらく廊下で待った後、再び診察室に呼ばれ、今度はこの後の経過観察及び手術の話を伺います。
経過観察はぶっちゃけここまで通うのは大変なので、「切開さえこちらでやって貰えればあとは診れると、掛かり付けの先生に仰っていただけているので、ぜひそちらでお願いしたい」と主張すると、紹介状の返事にそのように記入してくださいました♪
手術についてはアレコレ窺ったものの、日程は今の私が即答できるわけもなく(それなりに動揺している自覚はあったの)、一旦パパにも相談したいと持ち帰りに。
入院は手術前日から1週間、既に感染を2回起こしているので、術後感染がなくきちんと治るまで病院にいて貰う、その代わり退院したらすぐに通常の生活ができるようにする、とのこと。
術前検査は入院の半月前、1ヶ月前に計2回。
付き添いは必須ではなく、基本的に看護師が世話をするので必要はナイけれど、付き添いも可能なので相談可。
全身麻酔で行われることになるそうです。怖い。
えーとえーと、今のところわかってるのはこんなところでしょうか。
ヒナタは疲れたのでしょう、そんな話をしているうちに爆睡に入り、看護師さんを驚かせていました。(「えええええこの状況で寝る?!」みたいな)

ハルトくんにはLINEで逐一報告を入れており、「帰りはイイからタクシー使いな」と言ってくれたけど、頑張ったヒナタが「バスに乗りたい♪」(起きたら機嫌直ってた)と言っているからにはバスを選ぶよね。
電車を乗り継いでスーパーに寄ってやっと帰宅すると、もうサキタのお迎えの時間ー!!
午前中ちょろりと耳鼻科に行って、その後はのんびり過ごす予定だったから、家事はあとでやろうと放ったらかしたまま、フラリと気楽に外出してたんだった!
ギャー! 想定外に時間が掛かってたから、諸々ギリギリー!!

ヒナタを連れてサキタのお迎えに行くと、大袈裟に貼られたガーゼを見て、先生やお友達のママは「どうしたのー?!」と。そりゃそうか。
サラリと説明して済ませまつつ、病院で明日は登園OKと言われたけど大丈夫かな…?
ギャン泣きで汗をかいたヒナタは、可哀想に次回耳鼻科を受診する土曜日までは頭を洗ってはいけないと言われてしまったので(患部が濡れるから)、固く絞ったタオルで頭をわしゃわしゃと拭いて終わり。
これ、髪の長い女児だったら大変だったろうな~…。

サキヒナの寝かし付けまで終える頃には、すっかり気力体力を使い切っていた私なのでした。
勿論1番頑張ったのはヒナタですが、私だって結構頑張ったと思うわ今日は。