8月31日、次男君が急に帰省することになり私は勝浦駅まで迎えに行った。いつも車を
無断で止めるコーナンの駐車場はいつのまにか拡張され、きれいにアスファルト化され
スペースのラインまで引かれていてびっくり。おまけに以前はチェーンが膝くらいまで掛け
られて出口にされていなかったのが、チェーンはなくこれならコーナンに用事がなくても
ちょっと車を止めておけるようになっていた。本当はいけないんだろうけど勝浦の駅前には
車をちょっと置いておく・・場所がないから、しかたなく私達は止めるのだ。
次男君とお昼を食べに、この間駿田峠に行った帰りに寄ったお店の、手前のお店に入ったの
だけど、今回もお昼だというのにお客がいない。なんと寂しい町なんだと思えて・・・。
次男君が運転して帰るというので二人で和気あいあいと話しながら旧古座町まで来たのだが
何気なく対向車の大きなトラックを見ると運転台が軽自動車よりかなり高いので、運転手の
顔がはっきり見え、助手席の所には人は無く、ただ黒い暗幕が引かれそこには人の顔と同じ
か、少し大きいくらいのお面が掛けられていた。対向車とはかなりその時距離があったんだ
けど、不思議なくらい黒い暗幕が目を引きそのお面も、表情が離れた私からでもはっきりと
わかる、そう、滅茶苦茶単純な顔立ちなんだ。丸に線で書かれた目と鼻と口。きょうび、
幼稚園児でもこうは書かないけど、それがはっきり目に飛び込んでくる。次男君は気がつか
ないのか、黙っているし、だんだん近づいてくるそのトラック、私は助手席のお面をずっと
見ていた、そのときなんか「あれ?」違和感を感じた・・・。お面が少し揺れているようなん
だけど厚みもないのに、私の方に顔を振っていると感じたのだ。「え?」線で書かれた目が
たしかに私の方を向いてきている。ゲゲッ!なんだこれは・・すれ違った瞬間、私は見て
しまったのだ。お面はやはり厚みがなく、背景は真っ黒で運転手のむこうにかかっているん
だけど、平べったい顔をこちらに、目が私に向けていたのだ。
「見た?見た?見た?いまの見た?なにあれは~」と叫ぶ私に次男君が「何を?なにかあっ
た?」「いまのすれ違ったトラックの運転席になんか、へんなお面があって、こっち見て
きた。一本線の目が私の方に、ずっと向けてきた~。動いているのに私の目にあわせて動い
ていたぁー」「それは ちょっと やばくね?」
絵にするとこんな感じのお面だ。ちなみに、横の運転手はたぶんこんなだったか、サングラ
スをかけていたような、とにかく普通の人間みたいだから記憶にあまり残らないのだと思う
だから運転手の体を描き忘れただけで、この人の体はちゃんとあったのだ。だけど、その後
ろも真っ黒の背景だった。最初、そのお面が見えた時は、トラック野郎の人が助手席に
昔、八代亜紀のポスターを貼っていた(トラック野郎は昔 八代亜紀のファンが多かった)
その類の、ただのインテリアのお面かな、と直感で思ったのだよ。私もそんなノリは嫌いで
はないので。だから、変わったお面を飾ってるんやなの気持ちで、注視してたら、こんな
気色の悪いことになってしまったのだ。田原を過ぎた串本よりのあたりだったのか、次男君
に事のしだいを説明したあとで「あのトラックどこ?」と振り向いて見たのだが、その瞬間か
ら時間がたっていたので、かなり離れてしまっていた。
ただの目の錯覚?時々、描かれた人の目線が、部屋のどこに立ってもついてくる・・という
話を聞いたり、私がこの間神戸の帰りに持ち帰った、I 小栗旬 の写真も
視線がついてくる。
小栗旬なら怖くもないのだけどね、なんかほら、ホラーっていうか『世にも奇妙な物語』み
たいやん。と・・・この時は、これだけだと思ったんだけど・・・。
無断で止めるコーナンの駐車場はいつのまにか拡張され、きれいにアスファルト化され
スペースのラインまで引かれていてびっくり。おまけに以前はチェーンが膝くらいまで掛け
られて出口にされていなかったのが、チェーンはなくこれならコーナンに用事がなくても
ちょっと車を止めておけるようになっていた。本当はいけないんだろうけど勝浦の駅前には
車をちょっと置いておく・・場所がないから、しかたなく私達は止めるのだ。
次男君とお昼を食べに、この間駿田峠に行った帰りに寄ったお店の、手前のお店に入ったの
だけど、今回もお昼だというのにお客がいない。なんと寂しい町なんだと思えて・・・。
次男君が運転して帰るというので二人で和気あいあいと話しながら旧古座町まで来たのだが
何気なく対向車の大きなトラックを見ると運転台が軽自動車よりかなり高いので、運転手の
顔がはっきり見え、助手席の所には人は無く、ただ黒い暗幕が引かれそこには人の顔と同じ
か、少し大きいくらいのお面が掛けられていた。対向車とはかなりその時距離があったんだ
けど、不思議なくらい黒い暗幕が目を引きそのお面も、表情が離れた私からでもはっきりと
わかる、そう、滅茶苦茶単純な顔立ちなんだ。丸に線で書かれた目と鼻と口。きょうび、
幼稚園児でもこうは書かないけど、それがはっきり目に飛び込んでくる。次男君は気がつか
ないのか、黙っているし、だんだん近づいてくるそのトラック、私は助手席のお面をずっと
見ていた、そのときなんか「あれ?」違和感を感じた・・・。お面が少し揺れているようなん
だけど厚みもないのに、私の方に顔を振っていると感じたのだ。「え?」線で書かれた目が
たしかに私の方を向いてきている。ゲゲッ!なんだこれは・・すれ違った瞬間、私は見て
しまったのだ。お面はやはり厚みがなく、背景は真っ黒で運転手のむこうにかかっているん
だけど、平べったい顔をこちらに、目が私に向けていたのだ。
「見た?見た?見た?いまの見た?なにあれは~」と叫ぶ私に次男君が「何を?なにかあっ
た?」「いまのすれ違ったトラックの運転席になんか、へんなお面があって、こっち見て
きた。一本線の目が私の方に、ずっと向けてきた~。動いているのに私の目にあわせて動い
ていたぁー」「それは ちょっと やばくね?」
絵にするとこんな感じのお面だ。ちなみに、横の運転手はたぶんこんなだったか、サングラ
スをかけていたような、とにかく普通の人間みたいだから記憶にあまり残らないのだと思う
だから運転手の体を描き忘れただけで、この人の体はちゃんとあったのだ。だけど、その後
ろも真っ黒の背景だった。最初、そのお面が見えた時は、トラック野郎の人が助手席に
昔、八代亜紀のポスターを貼っていた(トラック野郎は昔 八代亜紀のファンが多かった)
その類の、ただのインテリアのお面かな、と直感で思ったのだよ。私もそんなノリは嫌いで
はないので。だから、変わったお面を飾ってるんやなの気持ちで、注視してたら、こんな
気色の悪いことになってしまったのだ。田原を過ぎた串本よりのあたりだったのか、次男君
に事のしだいを説明したあとで「あのトラックどこ?」と振り向いて見たのだが、その瞬間か
ら時間がたっていたので、かなり離れてしまっていた。
ただの目の錯覚?時々、描かれた人の目線が、部屋のどこに立ってもついてくる・・という
話を聞いたり、私がこの間神戸の帰りに持ち帰った、I 小栗旬 の写真も
視線がついてくる。
小栗旬なら怖くもないのだけどね、なんかほら、ホラーっていうか『世にも奇妙な物語』み
たいやん。と・・・この時は、これだけだと思ったんだけど・・・。