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こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

10月です

2019-10-05 05:30:00 | 生き物
もう10月になりましたね。早いもんです こうして生きているものも 建物や遺跡や

なんかも年月を重ねて老朽化していくのだと・・・痛感。しみじみと思っても私にそれ

を止めることができないので ♬時の過行くままにこの身をまかせ~  

さて、9月後半、まだ暑さがしっかり残っているころに「そろそろ草を刈りに行かな

きゃ」と、毎日散歩しながら思うのですが おばあちゃんがそれを止めるのです。

もう少し涼しくなってからでいいと。でも、いくらなんでも 刈ってないのはうちか

お隣のたんぼか、持ち主がよそにいて放置されっぱなしのたんぼくらい。おばあ

ちゃん自身が現役のころは そりゃもう小雨が降っていても 夕飯時になっても 

たんぼに出て草を刈っていた。もうほかに誰もいなくなっても・・・。私は当時 なん

で勤め人同様農作業も5時とか遅くても6時とかで終わらないのか、と憤慨した。そ

のあとの予定がずれたりして 食べたものを片付けたりしていたらゆっくりする時

間がなくなるし、親が急かすのでしぜんと親子の会話などの記憶もあまりない。

農作業の一線を退いたおばあちゃんは 私が草を刈りに出ると早く戻ってこいと

言います。私も 切りのいいところまで刈ってからと思っているのでそういわれるた

び「あのさぁ 自分が現役のときだってそうだったじゃない。辺りが暗くなってから

帰ってきてたじゃん。それと同じよ」と思うのだ。私は おばあちゃんほど必死こいて

草を刈ってないから 時間が来たら草刈りをやめて家に戻っているのだけど。

周りをみても 草を刈っている女性もいるのに、自分が中心の時は 他人から

草を刈っていないと思われたくないからおばあちゃんも刈っていたんだと思うのだ

田舎では 他人の目 というのが一番気にするもので 私なんぞ何か思い切った

ことをすると決まって「風悪い(ふう、わるい)」つまり風体が悪いからそういうことは

するな!とそれこそ耳にタコ 親からすれば口を酸っぱくして・・という感じだな。

親になった今は 風悪い は言わないでおこうと思ってきた。あの家の子供だから

そんなことはしちゃいけないなんて、まぁ 法を犯すようなことや危険を伴うことに

は目をつぶることはしなかったけど。

草刈りは 雨がしばらく降らなくなってからと決めて 月末にこげを連れて獣医さ

んに行ってきた。秋になると こげの毛の生え変わりなのかアレルギー性の皮膚炎

で 大きなフケのようなものが出始める。かゆみで自分で掻いたり 口で毛を

クチュクチュするので 流行りのフェルト細工のようなものがいくつもぶら下がり

レゲエの人のような髪状態。ブラシをかけるのも一人ではできず、そうしたら部屋の

あちこちにこげの毛が散乱。かゆみで夜中にクチュクチュクチュクチュ・・・これは

診てもらった方が早い・・と。私は今飲んでいる薬以上にまた増えるのが可哀想に

思えたのだ。 前のかゆみ止めは喉が渇くらしく ひっきりなしに水を飲んで、排泄

もすごかった。高齢やし 足を上げておしっこするのが大変じゃない・・・と心配して

いたのだ。土曜日 おとうさんと久しぶりに二人で獣医さんに行ったのだが 駐車

場がかろうじて一台分空いているだけで こんなことはここしばらくなかったのに

と思ったのだが、これは10月からの増税のためのようだ。ペット保険に加入したら

病気やけがでいくらか戻ってくるらしいけど 高齢だと戻ってくる分が少ないと聞

いたし飼い始めたときに先を考えて加入することも思わなかった。我が身と子供た

保険で精一杯だったし・・・(笑)

一時間ほど待って 診察室に入ってまずは体重を測ってもらう。カルテに書き込む

先生がいきなり「この間はありがとうございました」と頭を下げてきたので 一瞬

「え?」となったけど すぐにわかった。前回いつもの薬をもらいにきたときに待合室

の壁に 小さな額に入ったイラストのようなものがいくつも掛けられていて「なんや

これ?」と立ち上がって見ていくと 印刷されたような風景や花 猫などが飾って

いて 壁に盲導犬育成協会に寄付を募るという趣旨の紙が貼られていた。

私はこれまでにも盲導犬の数が圧倒的に少ないということを見聞きして知っていた

し、盲導犬だけでなく聴導犬や動けない人の代わりに生活の補助をする犬がいる

ことも知っていたので そういう趣旨のものには少額だけど協力させてもらってい

たので 寄付することにした。飾られているもので気に入ったものがあれば 受付

で申し込むと 後日院長自ら印刷して郵送します・・・と書かれていた。先生の作品

だったんや・・・。先生は絵の趣味があるのか 待合室には何枚かの風景や人物な

どの油絵が掛かっていたのでこういう版画も手掛けるのか・・と思ったのだ。

二十枚くらいの版画の中で 犬のものがあれば・・と探すが 犬だけのものがなく

猫と一緒なのは却下、風景は好みのものがなく、花は「何の花?」とわからないもの

だったので 選べるものがないか・・・と 今思えば寄付だけ募金箱に入れれば

良かったんだなぁ。。。小さな募金箱には硬貨や千円札が何枚か入れられ びっしり

上部まで埋まっていた。何回も行ったり来たりして これだと・・・決めたのがとんぼ

の版画だった。大きさも入れられた額に心地よく収まっている。額はついてこないの

だけど。


とんぼは勝ち虫で 日本で兜につけられたりしたと読んだことがある。

季節的に赤とんぼなのか?と思ったけど色的にはわからないがこれを受付で申し込

むと、「一枚でいいですか?」と想定外の返答が来たので思わず 絶句し、い、一枚

でお願いしますと申し込んだ。先生が 私の名前を憶えていたのかどうか、診察券

を受付で出したときに 先生に知らせたのかもしれない。受診する数日前に先生か

ら封書が送られたときには すぐには思い出せなかった。封書には申し込んだ版画

が色違いで二枚入っていたので「なんで二枚?」ともしや 飾っていたのもくれたの

か?と思ったのだ。


茶色っぽいのよりこちらのほうが好きかも・・・

自筆のお手紙も入っていた。


和紙のような紙に花の版画。いやん、花の版画でこれが気に入ってたけど、

花の名前がわからないからやめたやつやん・・・どうしてわかったんやろ?

しかし、先生・・・郵便番号下二けた違うし 住所も一文字抜けてるし よくこれで

届いたもんだとおとうさんも笑ってた。

私は 先生に「いえいえ、二枚も入っていたのでびっくりしました」と言ったら

先生は笑って「遠慮なさったのかなと思って・・・」とおっしゃられたのだが・・・

犬が無かったので‥とは言えないし。秋は芸術の秋でもあるし 展覧会とかにも

行かないから 小さな芸術鑑賞できたので(さっそく飾っていますと言ったら苦笑

されてました)、私は満足している。盲導犬、聴導犬、補助犬を育成するという寄付

活動により多くの賛同をいただけたらと思います。そして その仕事を終えたワンコ

たちがゆっくりと暮らせられるよう祈っているのです




コメント (2)
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