8日、長男君が帰省したので9日おじいちゃんたちと那智参りに行きました。私が子供の時から
行っていたし長男君もものごころついた時から行っているので、恒例行事だ。私が小さい時は
お正月3日頃行ったのか、子供心に人に押され親とはぐれないように気をつかって歩いた記憶が
あるけど、毎年詣でてもさほどいいこともなかった・・・とは失礼で、無事安泰に年を重ねられ
てこれたのも、那智参りのおかげでしょうね。というわけでカメラを持って歩いても毎年撮影す
るせいか、もうどこも「ここは撮ったよなぁ」という気分だ。おまけに、この日は三連休のまん
なかですごい人。駐車場は下から上までびっしり。こんな状態だときまっておじいちゃんの機嫌
がすぐ悪くなるので、おじいちゃん以外はなにも楽しくないのだな。駐車場にはそれでも5分ほ
どで停める事ができ、今年はおじいちゃんのウサギの年というので御祈祷を受けるのだ。
私とおばあちゃんと長男君がトイレに寄っている間、本人はさっさと本殿まで行って、おとうさ
んはどこかで一服したのか、バラバラになり本殿前でおじいちゃんはムスッとしている。
護摩木を買うのも、毎年やっていることでも今年は待てないらしく、すたすた一人で本殿に向か
い、御祈祷もせず帰ろうとするのでおばあちゃんに「御祈祷してもらうんやろ」と言われ、
思い出したのか申込み所に一人で歩いて行く。一応、お賽銭を入れて手を合わしてと、やること
をやっておじいちゃんを追うんだけど、空が曇り始め雨でも降りそうになってきたから「きょう
はやめて帰ろう」とまで言い出した。ちょーっと、もう申し込んでお金も払って首から白い
カミシモの小さいのを下げてるのに・・・。私は思う、いよいよおじいちゃんはますます頑固で
今まで以上自分ばっかりのワンマンじいさんに、そして来年はヤバいかもしれないなと。
何でもかんでも先走ってするので、計画というのが立てられない。自分が悪いとか、相手の話を
聞いていないとかあまり感じなくなってきているのだが、世間で言うようにえらく昔のことは
覚えている・・・が、突っこんで聞くとそこは「さぁ~」となる。申込所で次の御祈祷の時間ま
で「あちらの待合所で待っていてください」と言ったのに指さす方向が違うと待合室の中でも
怒りだし、まわりの二つ三つの子供でも待ってるのに ぶ~ぶ~言いだす始末。明るい老人なら
周りも笑って過ごせるのだけど、うちはだいぶ手ごわい!最近話していると、あと十年生きる
予定になっているらしい。あと十年、私は・・・私が鬱になりそうだわん!
といって、不吉なカラスを撮影したのではなく 本殿横にある八咫烏(やたがらす)の神社
のあるカラス像です。たぶん足が三本なんだけど像が高く撮れへん。
八咫烏のうしろの社殿の朱色が、目にしみるわ。何度も来てるけどこんなにきれいな朱色だった
んやと気がつく。私を救ってくれないのかなぁ、神の使いの八咫烏。
この賽銭箱、鈴を鳴らさないように邪魔してるみたいです。賽銭箱じゃないのかな?
御祈祷は、読みあげられる住所を聞いていたら串本町、古座川町、串本町、古座川町那智勝浦
町・・とこの近辺ばかり。珍しく参列者が多いなと思ったのだけど、忙しいのかどうもみこさん
の舞いがいつもより短く感じました。これでここにやってきた大半はすんだわけであとは隣の
青岸渡寺にお参りして終わりです。
人出が多いので、いつもの茶屋で栗ぜんざいを食べることはパスして、途中のねぼけ堂で食事を
することに・・・。