
この地が生まれた里です。左に見えるのが 光泉寺の子授けイチョウ。
光泉寺(こうせんじ)の大銀杏といわれ 樹齢400年、高さ約30m、幹周り約6m。
この木にまつわる民話があります。江戸時代の終わり、ここ三尾川(みとがわ)を
ふるさとにもつ医者 日下(くさか)俊斉の夢枕に髪を振り乱し真っ青な顔をした娘が
立ち「私は三尾川の光泉寺の銀杏の木の精です。私は今 畑作りの邪魔になると
いう理由で切り倒されようとしています。私を助けてください。それができるのは
村人から尊敬されている先生しかいません。」と言って消えてしまいました。
俊斉は気になり 三尾川にむかったところ 村人が銀杏の根がはびこり、作物が
育たないから 切ってしまえと相談中で 俊斉はこの木の精が夢枕に立ったことを
説明し、木を切らぬよう頼み込みました。村人達はしぶしぶ承諾しました。
のちに守られた銀杏のまわりの土地は肥え、豊作になったとか。
これから階段を上がって その大銀杏を見ます。
