9周年のライブ

スーパーの入り口付近に
繋がれて主人の帰りを
待つ犬の
その喜びの瞬間を見届けようと
ずーーっとそこに張り付いて
見ている
そんな時間の使い方を
思い付くなんてシチュエーション
そうそうあるまい

それは10年前の
珈琲屋絶賛物件探し中の
マスター

いまや毎日お客が押し寄せ
座る間もないほどの人気振り

今日のライブは
スガシカオ効果もあってか
いつにもまして
ぎゅうぎゅうな店内
わたしたちは
かぶりつきで観戦

歌ったのは

夜空ノムコウ
ドキドキしちゃう
やつらの足音のバラード
時のすぎゆくままに
June
など

おないどしアーティストのなかで
「飲みながら音楽談義したいひと」
ダントツ一位なんだって

いつか叶ったら面白いな

洋楽風味が好みのポイント、という
マスター

わたしが人生ではじめて
洋楽ってものにぐいぐい来られたのは
ピアニスト先生に借りた
マイケル・ジャクソンだったな

スリラーのPVの完成度の高さに
どきどきしたんだった
なんだこれ？映画じゃん！て

そのあとはあっけなく
ポール・マッカートニーに
鞍替えしたけれど

ベストヒットUSA
カツヤおじさんのトークと
あのジングルにも
ときめいたなぁ
じぶんの知らない
知りようもない
遠い国のスペシャルなひとたち
そんな感覚

ああいうのってなんだったのかなぁ
あのとき持ってた熱量って
どこいったかなぁ

その点
同じ頃既に曲を作っていて
今も作り続けてるマスターって
かっこいい

そんな
いつもどおりのライブでした