まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

ハーフセンチュリー

2017-08-15 08:08:47 | 日記


なんにせよキリがいいのは気分良い。

いつもこの時期思うのは
こんな暑さと湿度の中で
臨月を迎えるっていうのは
どれだけの不快感だろう
ということで
その事についてのみですら
申し訳なさと感謝に堪えない。

小学生の頃は夏休み真っ只中のイベントゆえ
よくある「お誕生会」的なことは難しかった。
それでも1、2度は企画してもらったか。
1学期最終日、通信簿もらう日に
ついでに招待カードを仲良しに配った。
嬉しかったので大騒ぎしながら
それをやっちゃったんだけど
「呼ばない子の気持ちも考えなさい」と
後で母に叱られたのを覚えてる。

新入社員の頃は同じ部署の女の子たちで
だれかの誕生日といえばランチに出かけ
みんなで小さなプレゼントを用意した。

サプライズでもなんでもないし
予算も決め打ちなので
その日が近づいてくると欲しいものを申告。
できればどこそこで売ってるこれ、と
ピンポイントでリクエストするほうが
買い物係は喜んだ。

 ここ数年はSNSという便利なツールのおかげで
リアルタイムにお祝いのメッセージがやりとりできる。
そして同じくここ数年は娘がこの時期バイト合宿で不在。

夫婦ふたりのゆうごはん、何が食べたい?と聞かれ
揚州商人で冷やし中華食べたいというと
ちょっと怪訝な顔をされた。
もっとごちそう感のあるものがよかったらしい。

そして当日、仕事終わっていったん帰宅し
車に乗り込む。
揚州商人だよねというと、違うよと言う。
どこにいくのか聞いても内緒だと。

すぐそばのつもりでいい加減な服着てるし
トイレにも寄らなかったし
大丈夫かなあと思ってたら15分ほどで
みなとみらいに到着。

インターコンチ初潜入!

最上階までのエレベータ、外国人の家族連れが一緒だったりして
なんだかテンションがあがってくる。

カリュウというレストランに着く。
テレビで有名なタレントが絶賛したという
冷やし中華があるらしい。

すでに着席してるお姉さんたちはベアトップのドレス。
きちんとスーツを着込んだ初老の夫婦とその家族。

スタッフの男性がいい加減な服の私が
気おくれしないようにと
あえてフランクにニコニコ話しかけてくれる。
タレは二種類からお選びいただきますが
よろしかったら少しずつ両方持ってまいりますか?とか
親切だ。

運ばれてきたのはガラスの大きい鉢に入った
緑色の麺と、別添えの様々な酒肴。
白身魚のスモーク、あわびの煮物、
エビのゆでたもの、ホタテの昆布しめ
季節の野菜、酢の物など。
そしてタレ2種類。
上品。美しい。惚れ惚れ。

ひとつ歳とったからって飲めない私は
この素晴らしい肴を前に
ペリエ注文。ごめんねほんとに。
ゆずの香りのタレは
醤油ベースもゴマベースも
うっとりする美味しさ。

冷やし中華で贅沢する、という
まさにサプライズな夜。

このお礼は次回映画観に行ったとき
夫婦50割でね。

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