まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

コーヒー風味?の水ようかん

2017-05-07 10:15:13 | 日記
先日の周年祭でのこと。

デザートプレートは
抹茶のシフォンと水ようかん。

幹事ちゃん三人のうち
シフォン製作にふたり、
水ようかん製作にひとりがついて
お手伝いさん四人を
それぞれにふたりずつ
配置することになりました。

ひとりひとりに
どっちがいい?と優しく聞く
幹事ちゃん。
どっちでもいい、と蚊の鳴くような声で
こたえるお手伝いさん。
なので中高生をシフォンに
小学生を水ようかんに配しました。
まあ、順当ね。

そして大人アシストの
みなこさんとわたしは
「じゃんけんして勝ったほうがシフォン」と
幹事ちゃん指令。
なんで優しく聞いてくれないのー。

水ようかんの型には
牛乳パックを半分に切ったものを
使うそうです。
固まってから型をばらして
包丁でカットするのね。

パックをそれぞれ
おうちから持ってきていたのですが
ひとつ、コーヒー飲料のパックが
あったのです。
幹事ちゃんが、くんくんして
もういっかい洗って干しておく、
と、流しに持っていきました。

先生が用意しておいてくれた
こしあんは最近人気の(このへんで)
薩田商店さんのもの。
おいしくならないわけは
ありません。

シフォン組があれこれ試行錯誤してる間に
粛々と作業を進める水ようかん組。
寒天液とあんこを混ぜて
ラップをしいた型に流し
粗熱がとれたら、冷蔵庫へ。

あとは、お皿やコップ、カトラリーを用意したり
サロンを整えたりして
冷えたお菓子をカットして
冷蔵庫にしまえばおしまい。

途中、スタジオに入ってきた先生が
とても平和だ!と驚くほどの
よどみない進行。

ところが、最後の水ようかんを
カットしていた幹事ちゃんが
???
コーヒーの匂いがする!

ええっ、とみんなでくんくん。
確かにする。
端っこ薄く切り落として
みんなで食べてみます。
コーヒーの風味の水ようかんに
なっちゃってる。
一気に動揺が走るスタジオ。
パックのコーヒーに使ってる
香料の破壊力を思い知ります。

お手伝いちゃんが
これさー、コーヒーを飲み物に選んだひとなら、わかんないんじゃない?
とか言います。
コーヒーようかんってあるよねー、と
他の誰かも。
よーく気を付けないとわかんないし
いいんじゃない?これはこれで
みたいな雰囲気になり

ちょっとマテ、を発令。

お客様にお金もらって出すものだから
もし材料の残りが足りてるんなら
作り直すほうがいいとおもうなぁ。
まずは先生に、両方試食してもらったら?とわたし。

幹事ちゃんがサロンにいる先生に
薄いの二切れ持っていきます。
耳をすましていると
先生が笑ってる声が聞こえます。
さあ判定はどっち?

はい。作り直し。

お手伝いちゃんには帰ってもらい
幹事ちゃんらが残って作りました。
冷蔵庫に入れたらカットは明日ね。

コーヒーのパックを持ってきた子がしょげてて、
気にしなくていいからねってフォローしてた幹事ちゃんがさすがでした。

そして、あきこちゃん手書きの
水ようかんレシピを、
シフォン組だったみゆちゃんが
写メしようとしたら
それ、あげるよってあきこちゃん。
ええっ、いいんですかー!ありがとうございますー!って喜ぶみゆちゃん。
なんかいいなぁ、みんなお菓子星人だなぁ、と思って眺めてました。

周年祭の前日お手伝いを
毎回志願してたのは
教わるのではなくじぶんでいちから作る、
緊張や迷いや楽しさのなかで
にょきにょき成長する様子を
たくさん見られることが楽しいから。
かつてここにいたムスメも
数えきれないほどのにょきにょきを
いただきました。
ありがたいことです。

お祭り当日、ラストオーダーぎりぎりで
わたしもデザートプレートを頼みました。
ふんわりしてるけど粉のおいしさの生きてるシフォン、
あんこの美味しさが遺憾なく発揮されてる水ようかん。
どっちもとても美味しかった。

来年は、大人もこどもも
入り交じっての大騒ぎに
なりそうです。
色んな光景を楽しみにしてます。

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