まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

稲荷寿司

2021-03-04 20:45:17 | 食録

去年の秋に嫁に行った娘から「ちらし寿司作った」と写真が送られてきた。

雛祭りだったからね。

彼女のために祖父母に買ってもらったお雛様はとうとう今年はお出まし願えず。

なんか、バタバタしちゃってたし。祭りって気分じゃなかったし。

お返事返すと娘が「ちーちゃんの春のお稲荷が食べたいな」と。

春の・・・なんだっけ。多分、竹の子なんかを炊き込んで桜の塩漬けを飾ったやつ。

「母のアレが食べたい。」っていう感情がわたしには皆無だ。

何しろ料理嫌いだったからね、わたしの母は。

そこんところはそっくり受け継いだ。面食いなところと一緒に。

だからわたしの娘が「母のアレ」っていうのがとっても不思議だ。

もしかしたら社交辞令なんじゃないか。

だって一緒に暮らしてるときは「おかーさんのお弁当面白いよね」って言ってたし。

美味しいよね、じゃなくて、面白いよね、だからね。すまないねホント。

今たまに実家に帰ると母は結構手間暇かけたおかずを食べさせてくれる。

どうやら仕事をリタイヤしたら時間が出来たらしい。

それと、おかずを作って置いてあれば、気兼ねなく外出できるから、らしい。

自分が子供の頃には出てきたことのない調味料による味付けだったりして

なかなかチャレンジャーだ。

さらには発酵食品を作るのが楽しいみたいだ。甘酒はいいよ、炊飯器でできるよ、と勧められ

炊飯器ないから、と言ったら、すごい勢いでそのくらい買いなよ、と言われた。

2011年に壊れて新調しようとしたら師匠に

「この電力不足の時代にそんなものを買うのか。土鍋をつかえ。」と言われ、

そこから7年くらい土鍋生活だった頃のことだ。

結局その後、娘とごはん当番をするにあたり、娘から

「なんかさ、便利らしいよ炊飯器」と熱烈にリクエストされたので買ったんだった。

娘がかなり唐突に家を出ていったのには、ごはん当番が嫌だったからじゃないかと

うっすら思ってるんだけど。

今は作っても作らなくてもいい感じの暮らしをしている。というのも結婚相手はカフェオーナーで

職場が家のすぐ近くなので、カフェメシで終了っていうのが可能だからだ。もちろんお代は支払う。

店長が魂込めて作るカレーがめちゃうまい。

ってことで春のお稲荷の写真を探したんだけど。

こんなのしかなかったや。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿