まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

未曾有の。

2020-03-24 01:13:50 | 日記
アコギクラブの活動が中止になってる。
講師の勤め先がその手のことにナーバスだから。
それはいい、仕方ない。
でもそれが自己都合でありクラブに関わる人に損害を与えていることは忘れないでほしい。
そんなわけで、アコギ遊びがしたくて、しかも、特に行かないことにする理由がないクラブ面子(わたしも)が勝手に集まって勝手に楽しんでいる。
その様子をSNSに挙げたら、講師がわざわざ「この人たちは勝手にやってるので、アコギクラブの活動ではない」って記事を書いてた。
誰のための何のエクスキューズなのかわからない。
あ、そういう文句を書きたくて書いてるんじゃない。これは記録。2020年の2月に突然起きた残念な事象の。

日本人の衛生観念のおかげか、今のところ爆発的な蔓延は逃れている新型肺炎。消毒手洗いうがいマスク不要不急のお出かけの回避などなど、気をつけて暮らしているために、今年はインフルエンザ患者数が激減してるんだそうだ。なんだ防げるんじゃん。
あっという間に広まって医療崩壊が起きたイタリアは、高年齢者だともう治療対象から外れるような勢いだという。
また、嘘かほんとかわからないけどアメリカは悪名高い大統領が、高齢者を淘汰するために若者に敢えて街に出てウイルスを拡散せよと煽ってるらしい。
いろんな人がいろんなこと書いてて言ってるんだけど、最近拾った中でこれは納得するなと思うことがあったので記しておく。
その人は日本人の医者で関西の医療現場にいる。まさに新型肺炎の患者を取り扱っている。
とにかく、終わりの見えない闘いの中でかつて経験したことがないほど疲弊しているという。彼は40代、現場の担当医者はほとんどが30〜40代で、50代以上はあてがわれない。
この肺炎はその進行がとてつもなく早いのが他に例を見ない特徴なのだという。比較的症状が軽いな、と思っていたらあっという間に線香花火の火花が飛び散るかのように肺の中に広がり、酸素を取り込めなくなってしまう。そうなると人工呼吸器をつけなければ確実に死ぬ。そして厄介なのは、人工呼吸器を使用しなければならない期間が二週間もあること。だから、一気に大勢が押し寄せると機材が足りない、ベッドが足りない。だから蔓延のスピードをとにかく落とすという日本の対応は本当に間違ってない。
そしてこの騒ぎが収束するまでかなり時間がかかることは覚悟した方がいい。でも最初からみんなに「3年は我慢しろ」なんていったら切れるから、「とりあえず2ヶ月頑張ろう」作戦を繰り返すつもりらしい。

勤め先の会社からは、毎朝検温して、37.5度を超えたら出社しないようにって言われてる。普段から元気有り余ってる同僚さんは、そんなのちょっと陽気が良かったら簡単にクリアしちゃいますけど、って笑ってる。反対にわたしは37度になっちゃったらもうたぶん怪しい。あと、出社しないでって言われても、締め切りなんかは延びないんだよね。たまった仕事は結局自分で後でやるんだよね。

突然予期しないことが起きた時、その対応を見れば、その人の真価がわかる。小さなことも大きなことも、日々思い知らされている。

ゴールデンウイークが来るので祭りです

2020-03-24 00:34:20 | 日記
通ってるお菓子教室は今度の5月1日で13周年を迎える。
ってことはわたしがお菓子習ってまる12年ってことになる。
毎月違うお菓子を作ってるから、あ、厳密には被ったりもするけど、144台習ったことになる。
相変わらずマイフェイバリットはシャルロットポワールでこれを超える好きなケーキがまだない。
一番よく焼いてるのはガトーショコラ。しかもクリスマスバージョン、子供レッスン用のレシピ。
フランス菓子のレシピだとチョコレート2種類用意したりカカオバター買ったりしなきゃいけないのでハードル高いんだもん。
わたしにとってはお菓子作るのは精神安定剤みたいなもの。
作ったものをみんなで一緒に食べるのもとても楽しい。
一昨日は桜のシフォンを焼いて、緩い泡だてクリームとこしあんと桜の花の塩漬けを添えて桜餅気分でみんなで食べた。
自分が作るのも楽しいけど、子供らが作るのを見てるのも楽しい。
うちの教室のモットーは「何歳だろうが、最初からやれないことはない。」なので、まあいろんなことを自分でやってもらうんだけど
追加で「でも嫌なことは無理にやんなくていい。」っていうのもあるから、ある程度良い緊張感はありつつも、不安にはならない仕組み。
で、不思議なもので、「これをやりますよ。」って言われると子供は「できるかな?」と疑う前に「やることになってるんならやれるんだな」みたいな気持ちになるらしい。「これはすっごく難しいしすっごく危ないし、できないかもしれないけど、頑張ってね」なんて言うと多分引くんだけど。
だから心の中でいつも「しれっとした顔でこんなことできちゃうんだ。この子たちすごいなあ。」と思って見てる。
で、そんな子が中学生にもなると、祭りでカフェを仕切るようになる。去年初めて幹事をやったmちゃんは実年齢を遥かに超える精神を持ってるスーパーな子。他にもたまにそういう手のやつが現れて、先生とは密かに「魂年齢は先輩に違いない」と畏怖している。
今年も引き続きmちゃん幹事でカフェが執り行われる。ケーキセットはミルクロールケーキと苺とホワイトチョコのババロアだって。mちゃんお得意のグルテンフリー素材で作られる。そしてmちゃん、今年はマイブランドのお菓子販売も手がける。倒れなきゃいいけど、若いから大丈夫か。15歳だもんね。いいなあ。
いつものワークショップもちょっと目先を変えて、今年は先生のお手製梅干しによる初女さんのおむすび作りになった。
食べることは生きること、っていう初女さんの思いを伝播する、うちの教室っぽいイベントになると思う。
そして自作しない人にはカフェメニューで販売もする。おむすび1個に味噌汁。最初、300円かなあ?なんて言ってたけど売上を計算したらあまりにも雀のティアドロップすぎて「香の物をつけて350円、いや自家製味噌で美味しい出汁だから400円」って話に今のところなっている。
稼ぐって大変なんだよね。ご来場の皆さんにはおむすびと味噌汁、それとデザートにケーキセットで1000円のコースをお勧めします。
あとは毎年お願いしてるネルドリップの美味しい珈琲。それから去年楽しかった音楽遊び。ギターとキーボードを持ち込むよ。
そしてチラシをようやく作り始めた。ラクスルは本当に便利で簡単。去年自分の撮った祭りの写真を使おうにも、あまりに下手すぎて泣く。今年はマッキー師匠が来てくれるから安心だ。
祭りはここからいろんな準備で大騒ぎになり、本番前日に一旦修羅場を迎え、当日は楽しくてあっという間に終わるということに毎年なっている。毎年そんな日が来てくれることに感謝する。感染症騒ぎがその頃おさまっているとは思えないけれど、できる限りの防衛をして、来てくれるお客様と集まるスタッフと先生とみんなで幸せな時間を過ごせるように頑張る。とりあえず今日はチラシのラフで力尽きたから寝る。