まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

シールの効力

2017-03-06 19:17:25 | 日記
昼も12時を回った。
まだ到着しない。

木曜日に、送りましたよ、と
発送元からメールが来て
予定より1日早かったので
ウキウキと金曜日を迎えたが
待てど暮らせど荷物は来ない。
そっか、多分当初の予定どおり
月曜着の指定で出荷したんだな、
気の利かないことだ、なんて
思ってた。
今から思えばどうしてその時
メールなり電話なりしなかったんだろう。

だいたい、輸送関係は
いつもゆるゆるで
着くと言われた日に着かないからと
大騒ぎするだけアホらしいという
環境にいる。
ここはアフリカなんだな、と
思って暮らしてる。

そして約束の月曜日、
つまり今日、
だいたい11時くらいに搬入かなと
思って待っていたら
なんだかやたらお腹が空いてきて
時計を見たらさすがに驚いて
発送元に電話した。
担当者はちょっと席を外してる、という。
戻ったら電話くれと伝言。
1時間経過。お前のちょっとはこんなにか?
再度電話。あっさり出る。
イラつくのを押し殺して状況説明。
状況が飲み込めたらやっと慌ててくれた。
双方から宅配業者に電話することにして
一旦切る。

とりあえずネットで出荷状況のトレース。
配達店には金曜日の朝に届いているらしい。
それから配達店に電話。するとしゃらっと
「届いてますよ。」という。
なんで持ってこないんだ、というと
「支店止めになってます。」

「は?どういうことですか?」
「横浜支店止めというシールが
すべての荷物に貼ってあります。」
「誰が貼ったんですか?」
「さあ。わかりません。」
「とにかく伝票の送付先に届けてください。」
「できません。」
「できないって。どうして。」
「発送元の許可が要ります。」

いかんいかん。まずは酸素吸おう。
すぅぅぅ。

「あのですね。その荷物はうちが先方に依頼して
送付してもらってるものです。
送料もこっちで負担なので、伝票もこっちで用意して
先方に送ってるんですね。
だから発送元も送付先も同じ、うちの住所でしょ。
なので発送元の許可というのはつまりうちの指示です。
この電話でその手配ができますよね。」

「できません。キホンこちらに取りに来ていただくようになります。」

あかん。方向転換。

「シールがどういう経緯で貼られたかはわかりませんが
とにかくそれはこちらへ配送していただきたいのです。
どうしたらそれが可能になりますか。
そのために私が取るべき手続きを教えてください。」

すると「確認してお電話します。」と切られた。

発送元に電話すると、うろたえて
「シールなんて知らないです。貼ってないです。」
と言った後
「あ。そういえば。」
「そちらが返送用に送ってくれたコンテナに
なんか、そのようなものが
貼ってあったような気がします。」
と言い出した。
「もともと、貼ってあったんですか?
業者が貼ったんでしょうか。」
「いや、、、業者は貼ってないと思います、、」

嫌な予感がしてきた。
もしかしてしくじってるのは
うちなのか?

コンテナは使い回しなので
戻ってきた時に意味不明な見慣れないシールが
貼ってあることがある。
業者がなんかの目的でやってることだろうけれど
今までそれをそのままにして再利用しても
別段何の問題もなかった。
それが今回はどういうわけか、その
残ったまんまの、私たちにとっては
何の意味もないシールが
業者を混乱させたんじゃないか。

「確認取れましたので、これからお届けに向かいます。」
と電話があったのはそれからすぐのことだった。
そして運ばれてきたコンテナには確かに
横側面に「横浜支店止」というシールが
貼られてあった。
同僚ちゃんらがそれを鬼の形相で剥がしていく。
明日はすべての荷物を整え直して
研修会場へ送らなければならない。
そこからの私たちの動きの素早かったこと。

ヘトヘトになって帰り道
自分のヘマにがっかりしながら
でもだんだんと
これって本当に私が悪いのか?
勝手にシール貼ってる奴らが悪いんじゃないのか?
なんて責任転嫁。
こないだの荷物紛失といい
なんか最近うまくいかないな、あいつらと。

これからはありとあらゆるシールを
剥がして暮らすよ。