雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

自然学校(4)~帰ってきたよ。

2005年06月28日 | 楽しい学校生活
予定時刻に車で学校へ行くと、ちょうどバスを降りた子供たちが
学校へ向かって歩いているところでした。

とりあえず学校の駐車場へ車を入れると、こちらも
ちょうど担任が自家用車から荷物を降ろそうとしているところ。
ちびくまのバッグをもらって先に車に積み込んで、
担任の話を聞きながら、息子の到着を待ちます。

食事は意外なくらい、もりもり食べたこと。
懸案のトイレも、3日めからどんどん回数が増え、最後の2日間は
自分から「おしっこでそう」とトイレに向かっていたということ。

もともとあまり得意ではない集団活動を、ずっと続けなければ
いけないので、かなり心身共に負担は大きいはずだったのですが、

本人にとってはかなりハードルの高い課題を頑張ったときには
リラックスのために個室で休ませてもらったとか、
聴覚過敏な息子のために、お風呂はみんなとは時間帯をずらして
入れてもらったとか、その他諸々知らない人には贔屓や
甘やかしにしか映らないようなことまで

「自閉という障碍ゆえに(自閉でない子には)何でもないことが
辛いんだ」ということをわかってくれている学校や先生というのは、
ここまで柔軟な対応をしてくれるんだなあ、と感心するほどの
きめ細かい配慮ぶりでした。

他のお母さんたちにまぎれて解散式を見ていても、そこを通りかかった
何人もの先生が
「ちびくまくん、トイレがんばったみたいですね」
「元気で楽しく過ごせたようでよかったですね」
と声をかけてくれて、改めて、息子が障担の先生たちだけでなく
学校全体で見守ってもらっているんだなあ、と感謝

そこへ、Oリーダーと並んで、息子が到着。
案の定、真っ黒に日焼けしています。
6月だというのに、5泊6日、一滴の雨も降らなかったのだそうです。
…さすが晴れ男…(しかも、帰ってきた途端に、現地では雨が降った)

さて、体育館での解散式。
担任の先生の挨拶、子ども代表の挨拶、校長先生のお話…。

リーダーの学生さん達へのお礼の言葉のときには、子供達も
学生さんも泣き出してしまい、きっと双方にとって
とても良い体験ができたのだろうなあ、と思いました。

最後の「気合」(?)では、ちびくまもしっかり参加していましたよ(笑)

「どうもお世話になりました。いろいろ大変だったでしょう」
ちびくま担当のリーダーのお兄さんに声をかけると、彼も顔を真っ赤にして
涙を流して泣いてくれていました。
「ちびくまくんは、本当にかわいくて…

でも、当のちびくまは、「これで終わった」とばかりにさっさと
帰宅モード。
でも、「Oリーダーになんて言おうかな?」と水を向けると
「おせわになりました」と挨拶だけはしました(笑)。

先生たちと、まだ感動さめやらぬ様子の学生さんたちに見送られて
無事家まで帰ってきました。
家に着いて、まずちびくまがした事は…

7月のガイヘルの予定表(担当名入り)チェック
「○にちは、△田さんがちびくまくんとあそんでくれるんだね!」
「×にちは、★さんといっしょにプールにいくんだって!」

既に彼の頭のなかは、「これから」の楽しい予定に切り替わったようです。

でも、それは、今回の体験が楽しいことだったから。
母はそう感じています。

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