千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

夏の自選句10  2019・5・6~2019・8・7

2019年08月08日 | 俳句をつくる

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夏の句 2019・5・6~2019・8・7

2019年08月08日 | 俳句をつくる

夏兆す車の中の大欠伸

令和来し賑はひ過ぐる清和かな

初夏の庭さまよひて去る熊ん蜂

木々なべて片影をなす凪の庭

いつよりか庭をさ迷ふ夏の蝶

夏風の梢伝ひて頬を撫づ

衣替え白の目映き交叉点

陽を孕み迫る荒磯の夏怒涛

炎天や人の通らぬ歩道橋

蒲の穂や物言いたげな犬の貌

路の上の乾ぶる蚯蚓午後三時

読書の目を逸らす車窓に夏怒涛

両の手に稚を迎ふる初幟

母の日や妻の位牌に香を焚く

炎天や庭に空見る石の象

知らせ待つ鳴らぬ電話の卯月かな

亡き妻の文の出てたる朔太郎忌

池の端の妻の記憶や花は葉に

犬引いて集ふ人らの日永かな

風孕むレースのカーテン日雷

扉の前の背に気配の蚊喰鳥

水分けて歩くプールの昼下がり

夫置いて妻賑はひへ夏祭

一の字に車窓追ひ抜くつばくらめ

逆光や紫陽花の藍際立てる           

夏草の刈られて堀の底に水

朝凪の遮断機はねてどっと人

菊挿し芽一つ命を繋ぎけり

読経聞く背筋起立の涼しさよ

金魚死に小さき土の盛り上がる

麦の秋足裏に土の懐かしき

親留守と天下取る子の兜虫

路蟻の右往左往の先は何処

影法師の空へ拡げて網を打つ

うがい水そっと吐き出すキャンプの娘

児に合はす父のかけっこ夏野原

強羅干す男の傍の日傘かな

父の郷走る車に青田風

うなさるる夢の二度ある熱帯夜

大化けの大目玉となる金魚かな

遠からぬ寿命に難病雲の峯

汗の身をリフトに吊られ介助の湯

炎帝の真上にありて樹動かず

飯盒の飯煮えるころ火吹き竹

屍の弾けて落つる誘蛾灯

声高の看護師の声夏の朝

まん丸に松葉伝はる梅雨雫

大股の父に追いつく夏の暮れ

庭の芥掃き寄せられて梅雨開ける

空席を吹くる白南風カフェテラス

袖捲りお久しぶりと溝浚え

点滴台引いて尿へ夏の朝

見舞ひ人帰り一人の軒風鈴

緑陰にスマホ打つ娘の指止まず

身をよじり抱き紐の児に夕虹を

ひょいと児を抱き上げ跨ぐ潦

手の傷を覆ふビニ━ル大根切る

夜の空をなぞる穂先のキャンプファイア

動かざるひとつところの夏至の鯉

妻の忌に間に合ふて咲く鉄線花

注射針替へる点滴梅雨曇り

尻の上に背負はるる子の菖蒲園

ひまわりの前のベンチの媼かな

にわか雨庭に日傘を開き置く

炎天や身動きもせぬ地蔵尊

探せぬと妹の泣き出す水中花

大海の傍の賑はふプールかな

血液に異常ありとふ梅雨曇 

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退院後の初外来診察

2019年08月06日 | 徒然の記

難病指定の「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎」の入院治療の退院以来、初めて外来による診療を受けた。医師に治癒しますかと尋ねたら無理ですねといわれ病気が進んできたら再度入院による点滴治療になりますということだった。

これまでは脊柱管狭窄症からくるものと思っていたのが神経の疾患によるものと分かるとなんか達観できるような気がする。整骨院に通いながら悩むより頭の切り替えができる。

そして、転倒防止のために杖を使用することの抵抗感が消え、外出するときは常に使用している。

この年齢になっての難病、静かに受け止めたい。

 

   遠からぬ寿命に難病雲の峯    千字

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Tシャツは綿素材

2019年08月04日 | 徒然の記

昨日まで数日続いたあの桁外れの暑さは、各地の熱中症による救急搬送とそれによる死亡事故の報道となった。
クーラーを点けていない部屋から出ると屋外は勿論、屋内でも呼吸が困難に思う暑さだった。

外出しない時はTシャツ1枚で過ごしたが快適でない時がある。背中が汗ばみそして寒くなるのだ。これはファッショナブルな柄物のTシャツを着ていたせいだと気づいた。素材は化繊である。
クーラーの部屋を出た時の汗が化繊のシャツのために吸い取られず、それが気化する時の放熱のため寒くなるのだ。

夏のTシャツは綿の物を揃えることとし、早速購入した。
これまで化繊のシャツは秋か春に着用することにする。

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ブラインドタッチ

2019年08月01日 | 徒然の記

若い時から字は下手だった。

家庭では一切妻に頼りきりだったが、仕事ではタイプライター、ワープロ、パソコンと機器を利用して文書作りをしていた。

パソコンの時代になってからはウインドウズ98の当初から利用している。そして、「かな入力」だがブラインドタッチでキイを打っていた。キイを一つ一つ確認しなくても文書が作れるので早い。両手でタイピングし、意図することなく必要なキイに指が行く。例えば「タイムスリップ」は無意識にその位置に指がいくのだ。

ただし、指一本ではタ・イ・ム・ス・リ・ッ・プの位置がなかなか分からない。

若い時より文書を作る機会が少なくなった今、ブラインドタッチができなくなると文書が作れないことになる。

衰えないように練習しなければ‥‥。

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