日課に読経をしているが、それは仏教の教えを知るというより活舌を衰えさせないために始めたものだった。
読経の仕方はユーチューブで比叡山の僧のものを参考にした。が、発声とイントネーションは理解できず全く自己流だ。ただ、一息に5、6小節を読経しているので教典に印をつけてそれを真似ている。初めは息が続かず結構苦しかったが、今はお手本の僧の通りにできていると思う。
これが目的としていた活舌を良くするだけでなく、次のような効用となっていた。
週一のリハビリで3ヶ月毎に身体機能の検査をするが、「あ━」と声を出し続ける検査がある。それが18秒、あるいは19秒息が続くのだ。周りのリハビリ仲間はうらやましがっている。
これは間違いなく日課の読経の効用だと思う。