バスでの帰り道。自分より3つ前の座席に髪を赤く染めた白いジャージ姿の若い女性が座っていた。
彼女が降りる時、運転手に向って「水筒の水をこぼしてしまいましたが‥‥」と話しかけていた。話の内容が理解できず「えっ?」と聞き返す運転手に、また同じことを話していた。そのうちにバスの床を2筋3筋水の流れる跡が見えた。それを見つけて運転手も「ああ、いいですよ」と答えていた。その子は、すみませんと言って降りていった。
何らかの拍子に水筒から水がこぼれたのだろう。知らない振りもできただろうにと思つたが、髪を赤く染めたその子はきちんと詫びていた。その様子をずうっと見ていてしっかりした子なんだと軽い感動を覚えた。髪を赤く染めているという偏見があつたから覚えた感動だったかもしれない。
社会に反発して髪の毛や洋服を奇抜にする子はいるが、単にファッションだけでそうしている若者もいるようだ。外見で若者の判断はしないようにしようと改めて思った。
彼女が降りる時、運転手に向って「水筒の水をこぼしてしまいましたが‥‥」と話しかけていた。話の内容が理解できず「えっ?」と聞き返す運転手に、また同じことを話していた。そのうちにバスの床を2筋3筋水の流れる跡が見えた。それを見つけて運転手も「ああ、いいですよ」と答えていた。その子は、すみませんと言って降りていった。
何らかの拍子に水筒から水がこぼれたのだろう。知らない振りもできただろうにと思つたが、髪を赤く染めたその子はきちんと詫びていた。その様子をずうっと見ていてしっかりした子なんだと軽い感動を覚えた。髪を赤く染めているという偏見があつたから覚えた感動だったかもしれない。
社会に反発して髪の毛や洋服を奇抜にする子はいるが、単にファッションだけでそうしている若者もいるようだ。外見で若者の判断はしないようにしようと改めて思った。