千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

初冬の風景  

2022年11月13日 | 徒然の記
買い物のついでにいつもの公園に寄ることにした。公園のベンチのある広場には、一面に枯葉が散り落ちている。すでに艶やかな赤の色はなく小さく丸まりゆるい風にかさかさと音を立てながら右往左往している。遠足で解散して遊ぶ子供の群れに見える。
歳時記では冬の季節となったが、実際は冬に早すぎ現実にそぐわない季節感を感じていた。だが、違った。今、目の前の光景を見ていると間違いなく初冬といっていい。 
散歩を終えて別の道を帰る時、公園から少し離れた住宅地内を通った。ある一軒でご主人らしき人が駐車場の落葉を掃いている。この家の庭には樹木がない。庭に散らばる枯葉は公園から飛ばされてくる枯葉だという。枯葉を掃くのはほぼ毎日の仕事ですよと立ち話をしながらご主人はいう。
曇り空ではあるが明るさのある昼の光景であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする