歌才自然の家のシェフのぼやき

北海道の料理人がお届けするブログです

鮭解体ショー黒小4年生と一緒!

2005-10-12 23:56:25 | イベント
早朝より、ブナ水産(仮名)のメス2匹&オスの鮭1匹の仕入れ!
解体授業を先生と企画
私シェフ講師として、やって参りました。
子供達は春に朱太川で稚魚を放流しました。
この秋に成熟して遡上した鮭を実際に触り
食するまでの流れを子供達と一緒に解体ショーをやって見ました。
先ずは、オスとメスの見た目の違い?
お尻を覗く子供、目の瞳の大きさで違いを探す子供、
皮の色や身の幅で見極める子供、どっちがどっち?
こちらも?になりました。だってオカマチックな感じナ鮭ちゃんが
さて、鮭入刀です。
しっぽを間接に包丁を入れ落とします。
胸ヒレ、腹ヒレを間接から落とします。
エラをクルリと切り込みを入れて、頭の付け根を落とします。
頭をまな板の上で上向きにして真っ二つとして開き、エラを取ります。
腹をこう門から鋭角に包丁を差し込みます。そうするとそこから~
赤く輝くイクラチャンだったり、白子ちゃんが現れます。
当然、子供達の口からは『すげ~』『メスだ~』『白い~なんだ~?』
『イクラ?』『オッス?』の声が連呼します。
内臓はビンビン!でも一指し指程度の胃袋には何も入ってません。
何も食べずに
遡上する鮭は生まれた川の水の匂いを確かめながら、前に行くようですね!
内臓を取ったら、血合いを指ですくい水洗いします。
後は、背中を線を引くように包丁でなぞり、下半身?も同じくなぞり、
両面三角骨まで切り込みを入れておきます。
一揆に鮭のしっぽに包丁を入れ三角骨に乗せて、カタカタカタ
ひっくり返して、カタカタカタ
これで三枚卸し完成です。
腹骨に逆さ包丁をして、身と骨の隙間をなぞります。
最後に、包丁をズルズルまな板にすりつけて皮を引いて身卸しの完成です!
グランドで炭を起こし、海のしっぽを皮に盛り
子供達は給食を忘れ、鮭の海のしっぽ炭焼き白子の海のしっぽ焼き
イクラの醤油漬けで昼食を満たした様です。うまそ~だったな
こうして、身近にある自然で育った恵み、食材が
手を加えて自分たちの口に入るまでの工程を
母校の子供達と一緒に出来たことに感謝しています。
だけど、全部メスでなくて、あー良かった