歌才自然の家のシェフのぼやき

北海道の料理人がお届けするブログです

きじ焼&豚丼弁当!

2005-10-29 09:40:24 | イベント
10月24日~26日の2泊3日の町内福祉施設の体験研修に札幌から訪れた専門学校の生徒達に提供したお弁当です。
黒松内は『酪農と福祉の町』と、以前から詠われていて
この福祉施設関係で働いていたり、利用したり、関わっている人は結構、
多いですね!
シェフ宅もこの福祉施設には大変お世話になっております。さて、
今回の、宿泊プランは、夕食2回、昼食2回、朝食2回を提供!残りは全て施設研修!
研修中は、社会環境が変わり、対人関係でストレスや体調も崩れがち、
そこで!僕達は安心して美味しい食事を提供する応援団です!
夕食は、手作りのおかずをお弁当箱に詰めて、お客様が揃い次第
温かいご飯
日本海の鮭の三平汁で御もてなし!
デザートは社長からの差し入れで、
トワベールのミルクアイスも付いていました。
食後は短時間の楽しみな自由時間!秋の夜長はレポート製作で
それどころでは、無かったのかな?
朝食は7時より、やや軽めでスタートです。
トワベールのクロワッサンやウインナーもいつもより小出し。
女性が主なので、フルーツもプラスしました。
ミルク&コーヒーも付いています。
一日目のお弁当は、日本海の鮭フライのタルタルソースがメイン!
その他、ニラマン、玉子焼、ウインナー、大根、人参、蒟蒻の白出し煮、
佃煮、つぼ漬け、など等でした。
そして、二日目のお弁当は、こちらのきじ焼&豚丼弁当でした。
きじ焼とは、雉(きじ)の肉ではなく、鶏肉のもも肉を使った、照り焼きです。
一度、本物の雉肉を仕入れて作ってみましたが、
筋(スジ)が多くて大変な思いをしたことがあります。
各店、秘伝のタレを創り、足し足し、コクのあるタレで
照り焼きにしているようです。
僕が東京修行の20歳頃、書道教室の師匠が、良く出前で摂ってくれたのが
この、きじ焼の味でした。ご飯にしみ込んだ甘辛い、タレがナントも言えない
食欲を誘います!タレだけで一膳、食べる人もいるくらいです。
サッと、焼いた豚肉ロースもタレにからめて、
特別に海別(キャベツ)の千切りも
つけてテイクアウト弁当といたしました。冷めにくい箱ですよ!
最近は町民も、持ち帰り弁当を予約するのが増えてきました。
一人暮らしで、夜食時間が遅い方!相談に乗りますよ!
最後に引率の先生からのコメントは
『普通のお弁当は、ご飯が冷めると美味しくないのですが、ここのお弁当は
冷めても美味しいんです!ナゼですか?』と聞かれました。
スカサズ、フロント(マスターキー)は
『お米は、ようてい米ほしのゆめ。お水は黒松内銘水。
にがり※を加えて炊いています』と応えたそうです。
基本的な事で、褒められるには何よりも嬉しい事です!
ありがとう御座います。
三浦さんの雪ぼうずも沢山、お土産にして頂きましてありがとう御座いました!
研修生皆さん、次は自然体験を目的として、来町して下さいね!
二泊三日の研修お疲れ様でした!