おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

昇涙酒造にわか蔵人日記'18/蔵1日目・後半

2018年04月16日 | 旅(海外)
粕を袋から出す作業も
堂に入ってきたと思ったら
終わってしまいました^^;
今度やったらもっと早くできるはず(笑)
搾った粕の計量や作業に使った道具の洗浄
後片付けなどをいたしまして
若山杜氏から「お疲れ様でした」をいただきました。
蔵人の光平さんから今日はこの辺で切り上げて
夕食の買い出しに行きましょうと嬉しいお誘い。
車に乗ってまずは美味しいと評判のお肉屋さんへ。



Oh! パラダイス♪



目がハートになるのを止められません

光平さんがこのサラミが一番美味しいというので
すかさず1本購入しました。



移動式フロマージュリー

週末は教会前のマルシェに移動するそう。
「山のプリンス」と称される
ボーフォールを買いました。
このショーケースの中で一番お高いヤツ♪



パン屋さんへ移動

有機栽培の小麦農家さんが営む店。
立派な石窯が目を引きますね!
お店の大部分を占めています。
農家がメインなので
パン屋は週2回だけ開くんだとか。
2日のうちの1日に訪れることができて
誠にラッキーだわ。



圧巻!



ライ麦パンやカンパーニュなど
どれも美味しい表情している…
何かを落選させるなんてできません。
結局、多数決で3種類購入しました。


さて、材料も揃ったので戻ります。
ななななんと、フランスで初調理!
夢にまで見たフランス現地での調理です。
何度マルシェを訪れても
指をくわえて見ているだけだった
生鮮品を手にしてのクッキング!
やたらとテンションが上がり
包丁で自分の指をザクザク切りそう(笑)
アフロのお姉さまとともにキッチンに立ち
いよいよディナー作りスタート。
途中、グラスワインのデリバリーもありまして
気分はもう最高潮です♪



食卓風景

あ、醤油は山枡さんからのお土産です。
兵役逃れする必要ないので
飲んだりしませんから(笑)



購入したパン

3種ともほっぺが落ちる美味しさ!
パン党ではございませんが
こんなパンだったら毎日でも食べたいです。
とにかく粉の香りが良く
噛みしめるたびに旨味が溢れ出す
食事に寄り添う素晴らしいパンでした。



豚の腎臓と玉ねぎの炒め物

アフロお姉さまが作ってくださいました。
リヨン周辺は臓物料理をよく食べる地域。
お肉屋さんには様々な部位が揃ってました。
アフロのI様は普段お肉をほとんど召し上がらないそうですが
郷に入ったら郷に従えと古の人がいうように
リヨン生活でも臓物料理を色々作ったのだとか。
腎臓のコリコリ感とヘモグロビン感に
炒めた玉ねぎの甘さがぴったり。
大変美味しゅうございました。



カイエットの煮込み

カイエットとはレバーやお肉をミンチにし
豚の網脂で包んだフランス風ハンバーグ。
お肉屋さんの定番シャルキュトリーです。
半分調理されていますので
表面を焼いて煮込むだけ。
若山さんと光平さんの冷蔵を物色し
使えそうな野菜を拝借してダイス状に切り
よく炒めて香りと甘みを出したところに
焼いたカイエットを戻し入れて
水とワインで煮込んだだけ。
評判が良かったようで何よりです^^



ブーダンノワール

豚の血のソーセージです。
Iさんと私で焼きのお世話していましたが
ちょっと目を離したすきに暴発…
味には影響ないのでご容赦を。
合わせたのはペリュサンのリンゴ。
フランスのリンゴは小ぶりで酸味も高めです。
リンゴを料理に入れることに、
抵抗ある方も多いと思います。
実のところ私もあまり得意ではありません。
リンゴと豚肉の相性がいいという説は
フランスのリンゴだから成り立ちます。
日本の糖度至上主義のリンゴは合いません。断言。
こういうリンゴ、日本で作って欲しいな。
虫食いでも傷アリでもなんでもいいから。
そもそも、フランスのリンゴ生産に
袋がけという概念はないはずです。
見た目や甘さを重視しすぎる食文化…
いや、文化じゃない、価値観
いかがなものでしょう?


購入したチーズや
光平さんの秘蔵チーズなどをアテにして
昇涙酒造の酒を試飲をしたり
晩酌用のワインをおすそ分けいただいたりし
夜は更けていったのでした…
労働の後の晩餐は格別です。
そして何より自分で作る夢が叶った充足感(T_T)
レストランもいいけれど
素晴らしいメンバーとのアットホームな時間は
お金を出しても買えません。
感謝感激雨アラレ!!テンション高っ!


つづく…