おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

仏初祝!昇涙酒造蔵開き/リヨンの街をそぞろ歩き

2017年08月26日 | 旅(国内)
日本酒、ときどきワインを飲み続けた長〜い1日。
宿に帰るや否や、皆さん即寝落ちだったみたいです(笑)
深〜い眠りについて時差ボケからも脱出し







朝からワインをいただく我々(笑)

写真を撮る前に瞬殺で飲み干しました^^;


充実した朝食を堪能した後は
ペルーサンの中心部までテクテクお散歩。
目的は愛称「道の駅」でのお買い物♪
日本でいう産直みたいな施設で
昇涙酒造の皆様方がそう呼んでらっしゃいました。
採れたてのお野菜や乳製品
お肉やサラミ、ワインなどを販売しています。
目がハートになってしまう品揃えですよ。
帰国日がまだ先なので
涙を飲んで諦めたものもありましたが
お目当を手に入れることができ満足です。

再び歩いてお宿へ戻り
ベルトワールのオーナーにお別れを告げます。
とても気さくで、人の良さが滲み出ている方でした。
二日間、お世話になりました^^


グレッグ達がお迎えに来てくれ
みんなでリヨンに向けて出発。
南部さん達は帰国の途につかれるので
この場でお別れとなりました。
またお会いできる日を楽しみにしています。



リヨンに到着

リヨンの街、何年振りかしら?
移動遊園地の観覧車に乗った記憶が蘇ります。
ペルーサン同様、赤い瓦屋根が印象的だったわ。
ここでリヨンのTOMOさんと合流。
TOMOさんはリヨンで日本料理レストランと
ラーメン屋さんを経営している日本人の方です。
運送会社を脱サラして料理の道に入り
今やフランスの地で2軒を構えるオーナーシェフ。
色々なご苦労があったかと思いますが
思いやりと包容力、直向きさ、そして揺るぎない決意が
異国の地で成功を遂げる原動力になったのでしょう。
TOMOさんも外見にお人柄が滲み出ていらっしゃいます。
一定年齢以上になると容姿は生き様を表しますね。
卑しさが滲み出てないかしら?私^^;


LE BISTROT DE LYON

歴史あるレストランで皆様とランチ。



かつては娼家だったとか

ローヌ川とソーヌ川に挟まれたリヨンの街は
かつて絹織物の交易で栄え
国内外から訪れる商人で賑わいました。
男性が集まれば当然歓楽街も発展します。
その頃の趣がお店の外観・内観にもチラホラ。



メニュー

TOMOさんが解説してくださるので助かります。
かなりボリュームがあると聞きまして
単品のオーダーにとどめました。
夜のお楽しみもありますからね^^



パテ・アン・クルート

ビストロ料理の王道メニューです。
肉感のあるパテをパイ生地で包みまして
煙突を作ってオーブンで焼成。
焼き上げたら煙突からコンソメを注ぎまして
冷やし固めるという超〜面倒臭い料理です。
パテ作り、パイ作り、コンソメ作り・・・
気が遠くなるわ。
今風にアレンジしていないクラシカルな味わいで
大変満足いたしました。
ビールとワインを頂いたのは言わずもがな(笑)


ホテルにチェックインしまして
グレッグや蔵人の田中さんとはここでお別れ。
色々お世話になりました。
手厚いおもてなしに感謝してもしきれません。
また来年お邪魔しますので(勝手に決めている)
それまでお身体に気をつけて
愛される酒造りに勤しんでくださいませ。
ありがとうございました!!!
固い握手を交わして再会を誓い
車が遠ざかるのを見送りました。


ここからはTOMOさんのご案内で
リヨン観光をさせていただきます。



ソーヌ川



振り返ったソーヌ川



サン・ジャン大聖堂

ロマネスク様式とゴシック様式の過渡期に建てられた
荘厳な大聖堂です。
中へ入ると祈りを捧げる人々多数。
神聖な空気に包まれています。



ここには写っていませんが
パリでテロが発生したのもあり
武装した軍人さんが
銃を持ってパトロールしていました。
リヨンも大きな都市ですから
高レベルの警戒がなされているのでしょう。



ケーブルカー

これに乗ってフルヴィエールの丘を登ります。



フルヴィエール大聖堂

ロマネスク様式とビザンチン様式を融合させた
サン・ジャン大聖堂よりもかなり新しめの大聖堂。
ペストが流行した時に建てられたんだっけ?
リヨンの街を見守るように佇んでいます。



フルヴィエールの丘からの眺望



古代ローマ劇場

紀元前1世紀頃に建てられたそうです。
今も現役で使われているとか。さすが石造り。



旧市街をそぞろ歩き



下水設備がなかった頃
各部屋の窓から排泄物を放棄していたそうです。
道の真ん中に通っている一本の溝は
下水管がわりだったとか、、、
マジッ??ヒエーーーーッ。



La Tour Rose

リヨンで最も美しいと言われている建物。
日本語訳すると「バラの塔」です。
その名の通りバラ色をしていますよ。
リヨンには建物と建物をつなぐ
トラーブルという回廊や通路が張り巡らされており
潜り抜けた先にありました。
歴史的な街並みが人々の居住地域。
木造建築文化の日本では
なかなか叶わないことですね。
ちなみにトラブールの起源は諸説ありますが
リヨンが誇る絹織物を雨に濡らさないよう運ぶ、
またはデザインを盗用されないように
密かに運ぶために発達したと言われています。


TOMOさんのおかげで
ガイド付き観光が楽しめました。
ありがとうございます!



さて、ディナー会場へと向かいましょう。



仏初祝!昇涙酒造蔵開き/リヨンの街をそぞろ歩き 〜完〜