ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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「ありがとう」は「有難う」

2009-03-24 13:25:37 | ぶらり・・・旅


22日まで西塔の内陣の特別公開をしていたので、21日に重い腰を上げて行って来ました。
お薬師さん♪

ぴかーっと晴天。
気持ちの良いお天気でした。


金堂の伽藍の向こうに飛行機が2機。
ぴゅ~っと飛行機雲を作りながら飛んでおります。
飛行機を見ると、飛行機バカ数名を思い浮かべて笑ってしまう今日この頃(笑)
金堂の上を飛び過ぎた飛行機は西塔の屋根をも越えて行きました。

蒼・白・赤・金がすんばらしく合う日でございます。


内陣の説明は、加藤大覺さんがしてくださいました。
東塔には、お釈迦様が生まれてから悟りを開くまでの4つの場面の仏像が安置されており(非公開)、西塔には悟りを開かれてから入滅し弥勒菩薩様として現れるまでのお姿が安置されております。

今回の説明で初めて知ったこと。
お寺にある塔はもともとストゥーパと同じお釈迦様のお墓に当たります。これはたいていの人は知ってますよね。
では、仏舎利(お釈迦様のお骨)はどこに祀ってあるのか。
オイラは水煙の下の方にあるお鉢状の部分(伏鉢)の中だと思ってたんですよね。
したらば、なんと!
芯柱の下の礎石に穴を開け、そこに納められているんだそうな。
すげー!全てを支えて居られるんですね。お釈迦様のお骨!!
なので、もちろん仏像も拝むわけですが、芯柱の下にも心を送るようにしてくださいねとおっしゃられてました。
※仏舎利は、相輪にある宝珠に納めているトコロもあるようです。


滅多に入れない内陣をゆるゆる見させていただき、次に加藤さんご一行様が向かうは金堂・・・ではなく、講堂。金堂では法要か何かをやってました。


講堂にて法話をありがたく頂戴する。
加藤さんのお話は、お約束の「奈良で有名なお寺は?」の質問から始まり、東大寺だ唐招提寺だ広隆寺だなどなどのご意見を頂戴したのち、「私の立場をよく考えてくださいね、もう一度聞きますよ。奈良で一番素敵でカッコイイお坊さんのいるお寺はどこでしょう?」で心を掴みます。
本題は、今では公式文書では「ありがとう」と書かなければいけなくなった言葉について。
何かをしてもらった時、「ありがとう」と言います。
漢字で書くと「有る」ことが「難い」です。
そう、全ての事象は当たり前にあるものではなく、有るという事は非常に難しいことなのだと。だから、難しいことを有らしめてくれて有難うとなるんだそうな。

オイラはもともと、「ありがとう」は漢字で「有難う」と書くのが好きである。
漢字とは、平仮名だけでは表しきれない意味をもたらしてくれる、素晴らしいものなのだ。
言葉の表面だけの音だけにならないように意味を込めて、これからも「有難う」を使っていこう!!!などと思いながら聞いたのでした。

で、法話の締めくくりは、
薬師寺には檀家がないこと。
檀家がないと言うことは、お布施がないと言うこと。
薬師寺を復興するに当たり、企業からの融資ではなく、高田管主が呼びかけられたこと。
ただお金を出すのではなく、参加した人の心が後の世に残るよう、歴史の一つとなるように始められたこと。
宗派を超えたお経、般若心経の『お写経』の進め。であります。
話し上手な薬師寺のお坊様の法話の後です。多くの方が般若心経をお持ち帰りされてました(笑)


お写経云々に関係なく、ホンマ、薬師寺お坊様は面白くお話をしてくださいます。
一聞の価値あり♪


講堂での法話の後は、三々五々、金堂をお参りしたり帰って行ったり・・・
オイラは金堂でお薬師さまにちょろっとご挨拶して、お写経へと向かったのでした。

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