ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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リトルプリンス

2008-06-25 11:36:59 | 舞台関係
6月24日、シアターBRAVA!にて、音楽座の『リトルプリンス』を観劇。
2006年の12月にも見たんだけど、再演されたら絶対観る!と誓っていたので、念願がかないました。


何度観てもじぃ~んと来るお話。


狐の話も大好きだけど、今回はラストの王子様の言葉が一番心に残った。

「あの星ひとつひとつに花があって、笑っていたら、楽しくって仕方がないでしょ」(←要約してます^^;)

空を見上げる度に、飛行士は王子様の星を探すだろう。
広い広い宇宙に、無数に散らばる星の中のただ一つ・・・王子様の星を探すのは、途方もないこと。
孤独なこと。
でも、見上げた星全部が王子様の星の可能性を持っていたら・・・どんなに楽しくって嬉しいだろう。
これは違うかもしれない、あれも違うかもしれないって王子様の星を探すのではなく、これが王子様の星かも・・・こっちが王子様の星かも・・・と思って見上げるのだ。
どの星からも、キラキラと王子様の笑い声が聞こえる。

目に見えるものだけが全てではなく、目に見えないところにも確かなものはある。
見えないからこそ鮮やかな場合もある。
頭では解っていても、見えないものを信じ見つけ出すことは容易なことではない。
でも、王子様はその方法をきつねから学び、それを飛行士に教え、飛行士はその方法で王子様の星を見上げる。

王子様の瞳がね、お話の中、ずっと上を向いている。
少しだけ足元に落ちることもあるけれど、ずっと前だけを見ている。
足元ばかりを見ていた飛行士は、ラストに満天の星空を見上げる。
きつねは麦の穂に王子様の髪を見て、飛行士は星空に王子様の声を聞く。
重い衣を脱ぎ捨てた王子様も、きっと自分の星から、あの花と箱に入ったひつじと一緒に煌く星の中に飛行士を、きつねを見ているんだと思う。


前回は王子様の星の花を演じていたみな子さんが、今回は黄色い花だった。
黄色い花の儚げなのもよかったんだけど、個人的には王子様の星の花はみな子さんで見たかったな~。

また、上演があったら絶対見る。
そしてもう少し姪っ子あー介さんが大きくなったら、このミュージカルを見せてあげたいと思う。
曲も綺麗だし、なにより心にいろんなものが溜まると思うから。