ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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日光月光さまを追いかけて・・・ 薬師寺展 編 その1

2008-06-03 16:05:28 | ぶらり・・・旅
■国宝 薬師寺展■

15:40ごろに五反田を後にし、16:00過ぎに上野に下り立ったオイラ。
彰義隊のお墓とせごどんの銅像参りはしたことがあるけれど、国立博物館へは行った事がない。
人ごみにまみれつつ、案内板を探しながら博物館へ。
方向音痴なオイラでありますが、ま、思っていたよりすんなり着きました♪

前情報で、入場制限されていて1時間以上待ちはザラだと知っておりましたが、まぁ、入場制限も2時か3時くらいには緩和されるだろうと思っていたオイラ。ちなみに金曜は8時まで延長開館でございます。4時も回ったことだし、大分緩和されているかな~?と思っていたら・・・聞いてよ、奥さん!
なんと、まだ50分待ち状態でした。
ミクシィ情報で、閉館20分前くらいにはゆっくりと日光様月光様聖観音様を拝むことが出来ますよ。との情報も持っておりましたので、4時から1時間かかって建物の中に入ったとして、閉館の8時までには十分時間あるし。のんびり行こうか・・・と腹をくくったオイラなのでありました。
実際、50分といいながらも60分は待ったと思う。雨がパラパラ降り出した17:00過ぎにようやく建物に入ることが出来ました。
こんなに並んだのって、大阪にフェルメールが来たとき以来だっちゅーの。炎天下でなかったのが救いだね。(寒かったけど。)
いざ、館内へ。

外もすごい人だけれど、中もすごい人。
係りの人が、「何度でもお回りいただけますので、混雑しているところは2度目に見ていただく事が出来ます。空いている展示物からご覧下さい」と言っていた。
なのでオイラは、とりあえず空いているところから・・・って、どこも混んでるし!
仕方がないのでとりあえず、ざざーっと流すように見て行くとにした。

■休ヶ岡八幡宮
狛犬の姿が今の見慣れたものと違い、スリムでカワユイ(笑)
平安調の神々の姿も、ひどく剥落することもなく意外と綺麗に残っている。(もちろん、読めない部分もあるんだけどね)
女神様と女神の姿の神功皇后さまの間に鎮座される僧形の八幡様もなんだか神秘的。

■水煙の複製品と聖観世音菩薩様
相輪にある覆鉢と露盤の蓋(?)は、塔の上にあるときには感じられない大きさにびっくり。ってか、露盤の蓋凹んでたし(笑)重そう・・・アレが塔の上に乗っかってるのかと思うと、優雅に見える塔の強靭さに脱帽です。
レプリカではあるものの、実物大の水煙に踊る飛天たちもじっくり見られます。鋳型を使って作ったのかな~?四方に張り出す水煙の飛天のお顔が、全部面に向いているので、後姿は存在してませんでした。
国宝・聖観世音菩薩様のまっつぐに立つお姿を360℃からじっくり拝ませていただける・・・素晴らしいですねぇ。
髪のひと房まで細かく作りこまれていて、後ろ側の腰の飾りなんかも雅でございました。
すっと伸びた手に繋がるような裾の広がり。正面から拝むことを意識して作られているそうな。でも、後姿に手抜きナシ。光背を外されているので、後姿を見られるのはホント贅沢だね。
横顔の額には、ぷっくりと大きな水晶で作られた白亳。次の間へいくスロープ途中から見ると、お顔の高さ近くから拝むことが出来るので、コレも嬉しい体験でした。

■日月
先ず初めに拝める場所は、足元ではなく胸くらいの高さでしょうか。展望台になっている場所から日光月光両菩薩さまを拝むことが出来ます。
斜め下に向けられた視線は、あくまで足元の私たちのことを見てくださっている・・・と感じられます。展望台からだと高い位置からお顔を見ることが出来ますが、両菩薩様と視線を合わすことは出来ませんからね。
いよいよ日光さま月光さまのお背中を拝ませていただきます!んが。やっぱり最初は正面から拝ませていただいて^^♪
光背をとられたお姿は、なんだか身軽そうで(笑)お薬師様がいらっしゃらない分、ちょっぴり羽を伸ばしているのでしょうかね(笑)
沢山の方が様々な角度から拝んでいます。人込みにまぎれながら、薬師寺さんで見るより大きく感じられるのは、足元近くに寄ることが出来てるからかな~?それとも柱とかがないからかしらん?と思いつつ拝む。
拝みつつ、にじり・・・にじり・・・と移動し、先ずは日光様の背後へ!
ふっくらとした丸みのある力強い背中。真ん中にすぅっと入る背筋。そして右足にかけられた重心。少し捻る様にあがった腰。腰からゆったり下がる衣のドレープ。
美しい・・・
ニジリニジリとさらに移動を続け、日光様月光様の間に到着。
ここは本来、お薬師様がいらっしゃる位置。お薬師さんの気分で(←ぅをい!)左に日光様を右に月光様を見上げる。交互に眺めつつ横顔を拝見♪
挟まれて見上げる日光月光さま、壮観やぁ~*^O^*
フンガフンガと興奮しつつ、月光様の背後に忍び寄るオイラ。日光様の背中と比べると・・・ほぼ一緒。ほぼ一緒なのに、なんだか雰囲気が柔らかい。左足にかけられた重心。捻る様に上がった腰。心持ほっそり感じるのは、腰にかかる衣のドレープが細かいからかもしれない。
肩からかけられている数珠珠みたいなの(名前を知りません^^;)の作りが、日光様と月光様でちょっと違うのは作り手の違いかな?月光様の珠のほうが丸い感じなんだよね。
もーねー。どんだけ見てても飽きない。ぐるぐると4週くらい回り、ようやく次の部屋へ移動したのでした。



長くなってきたので、次回に続く^^;