ぶつぶつ地蔵

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花木蘭

2008-06-18 11:24:36 | 舞台関係
6月14日は京劇観劇。
と、その前にお中元を出すのと、父の日の追加のブツを購入しに行きましたが^^
お中元と父の日のブツ選びは思ったよりすぐに済み、1時間早く会場に着いてしまったオイラ・・・
NHKホールでしたので、大阪城でブラブラとコーラを飲みながら日向ぼっこして時間をつぶし。もう少し待ち時間が多ければ、大阪歴史博物館を見たかったんだけど・・・1時間じゃ、ねぇ^^;大阪歴博は次回仕切りなおしです。(←こう言って、数年経っているんだけど)


さて、本題の『花木蘭』
ディズニーのアニメにもなった物語、「ムーラン」でございます。
でもディズニーの映画は見てないんですよね^^;イワユルお姫様モノじゃなかったし。絵もあんまり好みじゃなかったし。。。

でもね、京劇を観て一転。アニメのムーランも見たくなりました。それくらい、京劇ムーランは良かったんですよ~*^^*


<ざっとあらすじ>
南北朝時代の中国。北魏の北の国境を柔然(じゅうぜん)に攻められていた。北魏は国中から徴兵をしこれに対峙。
花家からも男子を出したいところだが、父・花弧(ホア・フー)は年老いており出兵できない。父の気持ちを汲み、一人娘の木蘭は男装をし出兵する決意をする。
馬飼いの張善(ジャン・シャン)は、馬を売り自分も出兵することにしていた。出兵に際し、馬を求めに東の市に着た木蘭と孟鉄剛(モン・ティエガン)は張善の売る同じ馬を求めることに。先に馬に乗った鉄剛が、張善に高額を払い乗り去ってしまう。馬捌きをみた木蘭は鉄剛に馬を譲ることを納得。張善から別の白馬を求め、母から玉のお守りを、父から霊薬の入った袋をもらい出兵する。
鉄剛らと共に北魏軍に合流する途中、柔然に攻め込まれ窮地に陥っていた元帥・賀廷玉(ホー・ティンユー)に参戦し、無事元帥を助ける。木蘭らは元帥の本陣へいざなわれる。
数年間戦はこう着状態であったが、柔然の陣営に虎烈児(フーリエアル)が到着し、一気に柔然側の士気が上がる。
魏軍に虎烈児が攻め入ったとき、鉄剛に先鋒を、後詰めに木蘭を配し虎烈児を何とか討ち取る。しかしこの戦いで、虎烈児に打ち込まれていた鉄剛を助けた木蘭は矢で負傷してしまう。
陣営に戻り、鉄剛と木蘭は互いの功績を譲り合うが、元帥は二人に等しく褒美を取らせた。
木蘭の傷を見舞った鉄剛。傷を見せろ見せないの悶着の末、二人は意気投合し義兄弟の契りを交わす。鉄剛にその前から思いを寄せつつあった木蘭は母からもらった玉のお守りを鉄剛に渡す。
木蘭の策を用い、いよいよ戦に決着を着ける時が着た。その策とは、まだ戦況で名の知られていない張善を間者として柔然に送り込み、戦を仕掛けるというものである。
初めは張善を疑っていた柔然王であったが、勝機に逸り出陣をしてしまう。先に伏せていた魏軍に柔然は捕らえられ、魏軍は大勝。ようやく戦が終結する。
平和になった世で、木蘭は元帥の尚書にと求められたが花家へと帰ってしまう。
この村からは3人の英雄が出た。張善と鉄剛と木蘭である。木蘭の凱旋を祝う村人。そこへ元帥と共に鉄剛がやって来る。元帥の娘が木蘭を好いていたので、婚礼の相談のためであった。
元の姿になった木蘭を見た元帥と鉄剛は驚き、そして鉄剛は玉のお守りの意味をこのときやっと知ったのである。


こんな感じでしょうか。
殺陣もめっちゃ素晴らしかったし、笑いも満載で退屈する暇がまったくない舞台。まじ、すごいッス。
武旦である木蘭の背に4本の旗(1本で4騎を表している)を配してする殺陣は、見た目の美しさと動きの俊敏さとで、目を見張りますね。貫禄あります~^^
個人的に、武生の鉄剛がめっちゃ間抜けで、どーして木蘭が鉄剛を好きになったのか・・この京劇の部分だけでは解りかねるんですが、きっと表現されていない戦シーンでカッコよかったんでしょうね。(木蘭がそー言ってたし。)
オイラが一番気に入ったのが、張善。動きも軽やかでしなやかでめっちゃ良かったんですよー*^^*
もう一人気になったのが、アンサンブル(?っていうのかな^^;)のなかのおにぎり君(←勝手に命名)。お顔がね、おにぎり型だったの。彼はいまいちバック転とかに参加をあんまりしてなくって、動きもちょっと微妙で、気になって仕方がなかったんだけど、ラストでちゃんとバック転してクルクル回ってたのでホッとしました(笑)
ちなみに一番笑えるシーンは、鉄剛と木蘭が義兄弟の契りを交わすときに、木蘭がこっそり笑いながら「兄者は雌雄の区別がつかないらしい」という所。凱旋後、花家に来た元帥と鉄剛に木蘭のお母さんがやっぱり「この人は雌雄の区別がつかないらしい」というんですね。このセリフを言うタイミングと表情がめっちゃ良いのです。

いや~。京劇やっぱ楽しいです。次は何が見れるかな~^^