goo blog サービス終了のお知らせ 

ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

城崎香住 巡礼・グルメ・温泉の旅  巡礼編その2

2010-03-17 09:42:03 | 西国薬師四十九霊場
ぽってり重たいお腹を抱え、城崎から一路香住へ。
香住での目的地は、第28番薬師霊場の大乗寺さん。別名、応挙寺。
若いころの応挙に才能を見出し、応挙をサポートしたお寺なんだそうだ。
後に応挙はこの恩に報いるために、お寺の襖絵を一門を上げて描きます。
お寺の設計段階から加わり、全ての部屋の絵が繋がりを持ち、入った部屋から仏様のいらっしゃる場所まで、霊山を登るがごとくの構図となっております。
その絵は、襖を開いても閉じていても一枚の絵となるように描かれており、その技法は、もうもう感嘆のため息しか出ません。
更に襖絵のすごいトコロは、(この日は雨で戸が閉じられておりましたが)晴れて扉を開いていると、庭の木々や池ともつながりを持っており、更には遠く日本海までにもつながるように描かれているのです。
いやー。もう、脱帽っす。

一つ一つの絵にも、八方睨みの技法が使われていたり、だまし絵のような技法があったり。
ひと部屋ごとに説明をして下さるお陰で、すっごくよく解りました。
実際に応挙の手になる襖絵は数部屋しかないのですが、全ての部屋の構図は応挙が指定して弟子や息子に描かせたそうです。
ちなみに息子の応瑞の作品は鯉や亀が多く描かれてましたね。10歳そこそこの子供が書いたとは思えないスンバラな鯉です。

他のお弟子さんの作品も素晴らしくって。
大興奮だったのは、二階(別途料金必要)の控えの間に描かれたお猿!
こういう時は中国の金絲猴のような、手長足長のお猿がよく描かれるんですが、こちらのお猿はニホンザルです。
あれ、岩田山のお猿さんに似てました。(剃り込み入ってたんだもーん)
っつーか。2階がある事自体にも、ビックリしました(笑)

じっくり襖絵を堪能した後は、お薬師様にお参りです。

どこかのご家族のこどもちゃんがしっかりお薬師様を拝んでくれていて、ごっつ嬉しかったり。
雨が降って寒いんだけど、心がポカポカの大乗寺さんでした。

大乗寺さんは亀居山ですので、屋根瓦や扉のマーク(?)が亀の字でした。
ちょっとカッコよくって素敵な亀の字。
写メ撮るのを忘れてました。残念。

猿の間の興奮冷めやらぬオイラでございましたが、帰り道、ふと見上げた門の彫り物にお猿さん発見!
 
か・・・可愛すぎるぅ~
大乗寺さん、オイラのハートをギュッと握って、つぶしちゃいましたね。
きっとまた来ます。


しかしまだまだ、我らの旅は続きます。

城崎香住 巡礼・グルメ・温泉の旅  巡礼編

2010-03-11 09:24:04 | 西国薬師四十九霊場
とーっても満足したランチの後は、ずずずいっと進んで温泉寺さんへと向かいます。

いざ、29番薬師霊場温泉寺薬師堂へ。

門にいらっしゃる仁王像も非常に良いお顔。
寄木で作られているからか、多少欠けているところもありましたが、やっぱりね、迫力満点。
門の細工もごっつスンバラでございました。
門をくぐれば正面左手側に薬師堂が。

人を拒むようでいて、がっつりウエルカムなやさしいお堂。
不思議やなぁ~
しっかり中に上がり込んで般若心経を読む。
お薬師様~来ましたで~(笑)
オイラがブツブツ拝んでいる間、京ちゃまとKちゃんはお堂の周りをコツコツ歩いておりました。

こちらのお堂で、お薬師様のご宝印と本殿の観音様のご宝印を頂きました。

薬師堂の近くには、閻魔様かな~?がいらっしゃいましたぞよ。


さて、ここからは腹ごなしにロープウェイを使わずに参道を歩こう!(と、オイラが言った。京ちゃまとKちゃんには申し訳ない^^;歩くの好きでごめんよ)
参道は山道って感じ。雨上がりだったので、足元がかなり悪い目でした。(更に更にごめんよ^^;)

茅の輪みたいにまあるく穴のあいた根っこが、小さなお社の向こう側にあったり。

こぉんな階段を上ったりしながら、参道を進む。

15分ほど山道を登ると、大悲殿・本堂が。

このころには、汗だくなオイラ達(笑)

息を整え、ご本尊様とご対面。
ご住職様がお寺の成り立ちから、仏様の説明まで。細やかにして下さいます。
一つ一つゆっくり拝ませて頂く。
こちらのご本尊観音様は秘仏でいらっしゃいます。
33年ごとに御開帳がございまして、次回の御開帳は平成30年だそうです。
33年ごとの御開帳以外に、毎4月23・24日の開山忌にはお厨子の扉が開き、観音様に会う事が出来ます。
十一面観世音菩薩様の立像なのですが、普通の安置と違います。
お身丈2メートルを超えるお体は、基壇の上のお厨子の中にすっぽり入っていらっしゃるのではなく、床からすっくと立たれているそうな。
なので、毎4月23・24日の御開扉で拝める観音様は胸から上のみ。
全身のお姿を拝するためには、33年に一度の御開帳の時に行かなければいけないのです。
御姿を隠している(?)前の部分全部を取っ払っての御開帳。
33年に一度しかお姿を拝する事が出来ない訳ですが、いったん御開帳すると3年間開帳しているんです。(大仕事ですからね・笑)
次のご開帳の平成30年4月23日からの3年間の間に、是非全身を拝みに行きたいなぁと思っておる次第です^^♪

さて、本堂は山の中腹でございます。
やはりここまで来たからには、山頂を目指さねば。
さすがに山頂まで歩くのは、アレなので(笑)ここからはロープウェイを利用する。

山頂からは、城崎の街が一望できます。
そして、ガッツリ蟹を食べる街だけに、大師堂の横に蟹塚がございました。

帰りもロープウェイにてスルスルスルっと下山。
ロープウェイ乗り場のすぐ近くが薬師広場。そこに薬師の湯の湯元がございます。

コポッコポッと熱い温泉が湧いておりました。

カニ!カニ!カニ!編へ続く。

第5番 元興寺 極楽坊

2009-12-07 13:56:29 | 西国薬師四十九霊場
信号を渡ってくる、ダックスちゃんを散歩させているおじさまに・・・
「すみませーん。元興寺さんへ行きたいんですけどぉ~」と可愛く聞いてみた。
「ん~?この上にあるお寺の事かなぁ・・・」とのお返事。
どーやら筋が違う上に行きすぎているらしい。

ワンコのお散歩は、猿沢の池までゆるゆると。
人嫌い、犬嫌い、猫嫌いのワンコの為に、人通りの少ない道を歩いて行くんだとか。(家の前の信楽焼の狸にまでビビるワンコなんだって。)
そんなビビりワンコのお散歩なのに、オイラの為に元興寺さんまで送ってくれたんだ。
おっちゃん、有難う!!!ワンコも有難う!!!

人の親切に助けられ、無事に元興寺さんに到着。
蘇我の氏寺であり、稲目の飛鳥寺に始まり馬子によって本願されたとのこと。(開基は馬子)
蘇我の氏寺なので、じっくりじっくりお参りしたかったのですが・・・なかなか一日の時間は限られており、その中でやりくりをする場合、ゆっくりできない事もあるのでございます。


先ずは極楽堂(本堂)をお参りする。
ご本尊様は阿弥陀如来様。
なんでも時計回りに回るのが正しい回り方らしいです。そーゆー風にお念仏を唱えながら内陣の周囲を歩き回る「行道」に適した構造になっているそうです。
オイラは歩きまわりまはしなかったけれど、じっくり手を合わせてきました。

次にお目当てのお薬師様のいらっしゃる収蔵庫(宝物館)へ。
二歳太子象、14歳太子象など気になる塑像がいっぱいです。
そんな中で、お薬師さまはどっしりしっかりとした存在感でいらっしゃいました。
この日は仏像を見すぎだぁ…お顔をほとんど覚えていないぃ^^;

 
本堂と禅室の屋根の一部は、1300年以上も前に使われた瓦が今も使われております。
色味が違うのですぐ解りますが、根本的な違いは葺き方らしいです。古い瓦の葺き方は行基葺きと言われる葺き方だそうです・・・。



講堂跡のあるあたりは、奈良の古寺にしては珍しい墓地であります。
時代の流れの中で庶民信仰の寺院に変身した元興寺さんならではの光景なんだそうだ。


鬼の寺と言われるだけあって、こんな可愛い鬼もおりました。


国宝の禅室
スカーンと伸びたこの部分を切目板と言うらしいです。


振り向くとそこには本堂の閼伽棚が・・・なんだかフツーに触れるんですが・・・国宝^^;
怖いので触りませんでしたが、間近でしげしげと見ておきました。


元興寺さん、個人的に熱いっす。
今度はもっとゆっくり来ようと思うオイラでありました。

第6番 日輪山 新薬師寺

2009-11-28 09:19:27 | 西国薬師四十九霊場
しばらく歩くと、門が見えてきました。
新薬師寺の碑も見えます。
どうやら、裏側の道だったらしく、ぐるりと角を曲がると正面の門に行きつきました。

新薬師寺って言うくらいなので、薬師寺が創建された後に新しく作られた薬師寺なんだと思うんだけど・・・
すごくひっそりとこじんまりと建っておりました。

門をくぐると一番に目に飛び込んでくるのがこの景色。

左側に色づいたもみじ。
 
右側に満開の紅白の山茶花

なんとも美しい~♪

人もまばらで、ゆったりと時間が流れております。


本堂に入って、お薬師さまと対面する。
ぐっと見開いた眼は、ほとんど伏せている印象がありません。
むしろジッと見据えられているような力強さ。
お薬師様を軸に、干支の十二神将がぐるりと輪になっております。
自分の干支の神将のところで、蝋燭を上げるのです。絵馬もそれぞれの神将のところに奉納します。
オイラも自分のトコロに絵馬を奉納し、そのほか身内の干支に蝋燭を上げてきました。

お薬師様の左手側は、お薬師様のいらっしゃる西方浄土である西。
そこには窓があり、ステンドグラスがはめ込まれている。
差し込む光が瑠璃色に染まるその場所は、瑠璃光を浴びる場所となっていた。

これが外側から見た、瑠璃の窓。

そんなに広くない境内だけど、こんなに情緒的な絵にも出会える。

足元のもみじは紅ではなかったけれど、ええ感じの色づきで。
砂利に交じって錦を織りなしていた。


龍女の祠もひっそりと。

最後に門の所でもう一度、本堂を振り返える。

足元には金銀の蛙がいてるので、そっと頭を撫でて「また来るね」と言って新薬師寺を後にした。

第4番 興福寺 東金堂

2009-11-26 13:57:52 | 西国薬師四十九霊場
10月はおさぼりしてしまった、薬師霊場巡りです。
11月22日、ちょっといろいろと必要に駆られて行ってまいりました。

当初は興福寺の仮金堂と一緒に11月上旬に廻ろうと思っていたのですが、諸事情で11月上旬に行く事が出来ずにズルズルと・・・。
ま、なんとかこの日に行く事になったのでした。


朝はいつもの出勤と同じくらいに家を出る。
少し曇りがち。
地元の駅で「奈良・斑鳩1dayチケット」を購入して奈良を目指す。
施設の割り引きなんかもついていて、お得チケットなのであります。
生駒を越えたあたりで、電車の窓の外はすごい霧。
それでも一路、興福寺を目指したのであります。

10時頃に奈良到着。
興福寺に行くと、210分待ちの仮金堂&北円堂拝観受け付けに愕然。
「お堂に入っていただくのに3時間以上かかります。それをご理解の上、チケットをお求めください!」と係員が大きな声で説明。
こりゃダメダ・・・と、仮金堂は諦めるオイラ。
本来の目的である東金堂をお参りすることに。
西国49ヵ所のお薬師さまは、こちらにいらっしゃるのであります。

とても伏せ目な、静かなお顔のお薬師様です。
日光月光菩薩様は、薬師寺さんの両菩薩様に似ている気がした。


この薬師49霊場巡礼を始めたのは、個人的にお薬師様にごっつご縁があると思っているから。
大好きなお薬師様に出会っていこう・・・と思ったのが始まりです。
なので、特定のお願い事ってずっとして来なかったんだけど、今回は特別な事情がありまして(いつか落ち着いて書けるようになったら書きますね)、イレギュラーながら特定のお願い事を致しました。


東金堂をお参りして出てくると、隣の五重塔が霧にけぶって見えていた。
なんだか幻想的^^

ご宝印を頂いてふと振り返ると、陽が高くなってきたからか霧がすっかり晴れて、礎石の向こう側に、南円堂の瓦がとても奇麗に見えていた。

霊禅山 東塔院 久米寺 第7番

2009-09-29 14:14:03 | 西国薬師四十九霊場
9月5日晴れ。
当初、新薬師寺を目指そうと思っていたオイラですが、新薬師寺は元興寺とか興福寺とかと合わせてお参りした方が効率がいいなぁと電車の中で思い直し、んだらばどこへ向かうべ?と本とにらめっこした結果、久米寺にいたしました。
すでに鶴橋から近鉄に乗った後だったので、ちょっと遠回りになったんだけれど。

のんびり電車に揺られながら行くのはいいですね。
お天気良過ぎで、窓のほとんどに日除けの網が下がっていたけれど、オイラはガッツリあげたまま、外を見ながら乗っておりました♪←迷惑な^^;

遠回りしたけれどお昼には無事、久米寺へ到着。
いきなり梵字がお出迎え^^

これは、ウンですかねぇ?

手水の出てくる口が、激可愛くって、大興奮!!

ちょっと引いた感じだと、こんなの。

お水が出てなかったのが残念だった~

境内にはパラパラとしか人がおらず、久米寺独り占めだったオイラです。

これが有名な多宝塔。仁和寺から移築されたんだそうな。

久米寺はとても古く、開基は来目皇子だと言われている。
来目皇子が失明をした時に聖徳太子がここのお薬師さんの霊験を教え、また祈願するように勧めた。皇子が祈願すると両目が平癒した。このことに感謝した来目皇子が、伽藍を創建したと伝えられている。

また、神通力で飛んでいる途中に女性の脛に見とれて転落しちゃった、お茶目な久米仙人が開基だとも言われている。

この久米仙人の像の足元には、願いを書いて割るとかなえられるっていうカワラケがあるので、オイラもきっちりお願いをして、木槌でガシガシ割ってきたよ^^

ご朱印をお願いするところに人はおらず・・・。寺事務所を探してうろうろしてたらば、ぶらりと出てきたご住職様と遭遇することができました^^
さっそくご朱印をお願いする。
途中でお金を崩すことができず、「大きいお金しかないんです。すみません」と言うと、「一万円より大きいお金?それやったら無理やわー」と関西のオヤジならではの答え。。。ナイスっす。ご住職。
とても気さくなご住職で、一万円札も気にせず、「五千円札入れる?それとも全部千円がいい?」などと、お釣りの心配までして下さった。

ご朱印を頂いた後には、お堂の中をお参りさせて頂きました。
お堂の外からでは見えないお薬師さまのお顔も、間近で拝むことができます。
しかもお堂の中をご住職が説明してくださるので、いろんなチェックポイントを見逃す心配がありません。しょーもな~い質問にもバンバン答えてくれます^^
ビバ、ご住職♪
真言宗のお寺って、まじまじと見たことがなかったようで。。。普通のお寺の天井には、法想華とか蓮華とか散華なんかが描かれてるもんなんですが。こちらでは梵字がどどーんと書かれております。
天井の隅には穴があり、護摩をたいた時の通気口なんだって。言われないと気付きませんでした。
四天王もかなり古いらしく、隙間から垣間見られる壁画なんかの説明もしっかりしてくださいます。
ぐるりと御本尊の裏手に回ると、講堂だったかな、が、火事で焼けたときに救出された仏様がいらっしゃるのです。その中に、お猿の神様がいらっしゃって、すんごい食いつくオイラをご住職は不思議そうな目で見ながら、「ほら、ここにお猿がいるでしょ」と、仏様の頭に乗っかったお猿の飾り(?)を教えてくれました。お猿の神様、また、会いに行くからね~。
お薬師様に匹敵する見どころの像が、肉付きの像。久米仙人像の像なんです。んが。
・・・肉付きってネーミングでピンときた?
久米仙人が、自らの髪と髭と歯を植えたっていう坐像なんですよ。
表情はぐでんぐでんのオヤジ風なひょうきんな顔なんだけど、ぼさぼさの人毛に髭。口元に見える歯・・・^^;ひょーえ~かなーり、ナマナマしい像でしてね。ちょっと、ひとりで見るのは怖いかも^^; ご住職が隣にいて良かった・・と思いながらご住職のお顔を見ると・・・・そこはかとなく、久米仙人に似ていらっしゃる気が(笑)これはナイショのお話ね。
さて、最後に教えて下さったのが、ご本尊の脇を守る四天王の像のいるところの上部・・・欄間みたいな部分。ここに菊の彫り物があるんですがね、これは推古天皇の勅願であることを示す菊の御紋なんだとか。
今のような、文様になってしまう前の菊の御紋です。これは、見る価値ありだと、個人的に思うのでした。

なんだか、胸一杯の幸せ気分でお堂をお参りできました。

ふと見上げると・・・大ナマズ発見。

めっちゃ可愛い♪

お花の時期でもないし、そんなに大きくない・・どちらかと言うと小さい境内ですが、すっごい大好きになったお寺でございます。
次はぜひぜひ、菩薩様がいっぱい来るっていう行事の時に行ってみたいなぁ・・・
堂内はお坊様で満杯。境内は人で満杯。その中を菩薩さまがさっそうと歩くんだって~^^


ベイの梵字を眺めつつ、本堂を後にしたオイラだったのでした。


帰りの山門で気づきました。

仁王さんの乳首が花柄だぁ~*^・^*←オイオイ。どこをチェックしてんだよ^^;

長等山 三井寺 水観寺 第48番

2009-09-24 15:50:43 | 西国薬師四十九霊場
皆様、シルバーウィークはいかがお過ごしでしたか?
オイラは、休・出・休・出・休と市松模様に出歩いたのですが・・・その記事は後回しで^^;
なにせ、ズボラ噛ましていたら、書いてないことが溜まっておりますんです。
なので、今日はとりあえず9月3日の水観寺さんの事を書きまする。


まだまだ残暑が厳しかった9月3日に、西国薬師49霊場の48番霊場である水観寺さんへ行きました。
この水観寺さんは、三井寺の中にございます。
なので、三井寺も合わせてお参り致しました。

大津からひと駅。三井寺駅で下車し、疏水にそって三井寺を目指す。
三井寺に辿り着く直前で、オイラの目が釘付けに!!


うーさーぎーのー手水~!!!

そう。
うさぎだらけの神社を発見してしまったのです。
入口の提灯にも、灯篭の足元にも、うーたんがいっぱい♪


中に入ると、夫婦うーたんがお出迎え(笑)


夫婦うーたんの横顔(爆)

社の上の方にも、ダブルうーたん発見。

見えるかな?うーたんが鎮座してるでしょ?


幕の紋様にもうーたんです。
うーたんパラダイスでございます(笑)

さて、この神社、なんて神社だったのでしょうか。

うーん、この入り口では解りませんね。

ではこちらでどーだ?

三尾神社という神社で、ご祭神は伊弉諾尊さまです。
卯年の守り神らしいのです。なので境内中がうーたん一色なのですヨ♪

ウホウホしつつ、三尾神社さんのすぐ後ろにある圓城寺さんの門をくぐる。
入ってすぐに受付があり、拝観料を納める。一応、そこで水観寺さんの位置を聞くと、入ってすぐに見えてくるとのこと。
安心して水観寺さんを目指す。
ほかの参拝の方は、西国三十三ヵ所を巡っていらっしゃるためか、水観寺さんの中までは入って来ず、道から拝んでいらっしゃる方が多かった。
ので。オイラ、お薬師さんを独り占めでございました(笑)

第一目的の水観寺さんのお参りを済ませたオイラは、ゆるゆると観音堂目指します。
時間は丁度お昼頃。観音堂を通り過ぎ、大津そろばんの碑がある高台まで行ってみる。そこでのんびり持参のお握りを食べました^^
観音堂と琵琶湖が一望できるんですよ~

のんびり昼食を終えたオイラは、観音様をお参りし、鐘楼で鐘を撞かせていただき、金堂へと向かったのでした。


百体観音のお堂。いろんなトコロの三十三ヵ所めぐりの観音様が集結しているのだ!
一番気になった観音様は、後ろを向いちゃっている坂東17番出流山満願寺の観音様。機会があれば、満願寺さんの本物の後ろ向き観音様を見てみたい!

ごいーんと撞かせて頂いた鐘。


金堂へ行く途中の毘沙門堂。
とても奇麗なお堂でした。


毘沙門堂の近くにいらっしゃった観音様。
とっても美しくって、ぼーっと見入ってしまいます。

観音様の足元の三つの蓮の花にも意味があります。


微妙寺。
ご朱印を頂きましたが、書いてくださった方が・・・お寺の名前通り、微妙~な感じでございました(笑)


唐院にある三重塔。

 
こんなカワユイ子もおりました。
残念ながら、羽は広げてくれませんでしたが。。。孔雀明王の「おん まゆら きらんでぃ そわか」を唱えると、なんだか活発に動き出してくれます(笑)


これがかの有名な、弁慶が引きずりまわした鐘(笑)
鐘の向こう側には、弁慶のお椀だったかな?なんか、そんなのもあった。
叡山と仲が悪かった割には、弁慶縁のものをちゃんと置いてるのね~^^


天智天皇・天武天皇・持統天皇と3天皇が産湯をつかったとされる閼伽井屋。
今でもボッコンボッコンと音を立てて、水が湧いております。
三井寺の名前の由来でもあるんですよ。


閼伽井屋の屋根の部分にある、左甚五郎作の龍。
夜な夜な大津の街に繰り出すもんで、甚五郎によって目に五寸釘を打たれてつなぎとめられたんだとか^^;
この龍のビューポイントは、金堂の外の左側の通路です。ズズイと進むと、真正面に間近で見ることができます。(携帯でも、これくらい綺麗に写るんですよ~^^)


さてさて、金堂です。
威風堂々としてて、ぐっときますね。
逆光で真っ黒に写ってますが(泣)
金堂で般若心経の豆本と吉野葛入りの三井寺霊泉糖を購入。


かの有名な三井の晩鐘。
ひと撞き300円也。
しっかり撞いてきましたよ~♪
この晩鐘の申し込みとご朱印が同じところと気づかず、何度もうろうろしてたら、受付のおっちゃんに「何をしとんねん」と突っ込まれました(笑)


釈迦堂前の弁天さん。
釈迦堂は瓦の葺き替え工事中でした。
こちらでもご朱印を頂いたのですが、すっごくじっくり丁寧に一本一本墨を含ませつつ「字、下手やから~」と言いながら書いてくださいました。


仁王門。んー・・・なんだか、参拝ルートが逆な気もするけど、ま、いっか♪

さすがにお握りつではお腹が空いてきたので、三井寺の駅前でコロッケを購入。
品川亭さんとゆーお店。
 
お肉屋さんでね、近江牛を使ってるコロッケなんだって~♪
注文してから揚げてくれるので、あっつあつッス。
買い食い、旨し。

この後の予定は観劇。それまで時間があったので、コロッケをかじりつつ、ぶらぶら歩く。
大津の駅まで戻ってきてから、あまりに足がつかれたので喫茶店を探すことに。
商店街をブラブラ。

ホットケーキのお店に惹かれつつ・・・


こんなお洒落な看板のお店に。

コロッケを食べたけど、アイスオーレとケーキを注文。
ケーキは、バタークリームとクラッシュナッツが懐かしい味の、クランツ。


だらだら~っと、足をマッサージしつつ(←おい^^;)お茶するオイラ。
足も回復したころを見計らって、琵琶湖ホールを目指すことに。
せっかくだからと、2駅歩いてみました。(←観劇前に疲れてどーする)
古い町並みをブラブラ歩くのは楽しい。

ほどなく目的地に到着。

これは明智君の碑

そして、目指す琵琶湖ホール。
少し早く着いたので、琵琶湖をのんびり眺めました。



歩き疲れてたオイラですが、「天翔る風」の観劇、寝ませんでしたよ!
いろいろね、思うところはありますが・・・幕末の受け入れ許容範囲がちょっと広がって来ているようです。
香寿さん、かっこよかったなぁ~♪
そして、むつみさん、めっちゃ好きな役だったんですが^^ あーゆー役どころ、好きやわ~

小塩山 大原院 勝持寺 第42番

2009-09-10 19:16:22 | 西国薬師四十九霊場
ずっとね、放置してたんですが。
正法寺に行ったその日は、実は勝持寺にも行ったんですね。
この二つのお寺は近くにあるので、セットでお参りすることをお勧めいたします^^

なんだか今さらな記事で申し訳ないんですがね。

正法寺さんのすぐ目の前にある鳥居さんをくぐると、とても爽やかな空気に包まれます。

この神社は大原野神社と申します。
春日さんを祀っているのかな。

こんなトコロに鹿さんが♪
朱色の鳥居をさらにくぐると、本殿が見えてきます。

すると、またもや鹿さんが!
 
阿吽の狛鹿さんでございます★

「きましたよ~♪」と、報告のお参りを済ませ、次に向かうは勝持寺です。
ふと木々の間をのぞいてみると・・・こんな張り紙が。

近道はっけ~ん♪
らっき☆

そんな訳で・・・近道を突き進みます。
すると土の道が整備された坂道に突き当ります。
そこが、花の寺への道なのでございます。
えぇ。結構な坂道でござんす。汗はダラダラ。ヒィヒィ言いながらの道でございます。
しばらく坂道を上がると、ようやくお寺の入り口が^^


花の時期じゃないからでしょうか。
しずかーな。本当にしずかーなええ感じの境内です。
「ようおこし」と出迎えてくれた受付で、拝観料を払い御宝印をお願いする。
書いてもらっている間に、お参りをするために奥へ。
お薬師さまは、本堂ではなく宝物殿にいらっしゃいました。


本堂のお賽銭箱の近くには大きなブイブイがおりました。
おびんずるさんを通り過ぎ、ようやくオイラの目指す仏様、お薬師さんの元へ。
お薬師さんの前にチンと座って、うんにゃらかんにゃらとお薬師さんの真言を唱える。
ぶぅ~んと回る扇風機の風が心地よいです。
しばらくぼぉ~っとお薬師さんを見つめてから、不動堂へ。
弘法大師が祈祷したという、眼病治癒のお不動さんにお参りし、次にお庭を散策。

カエルさんが居たり・・・

西遊記に出てくる観音様が居たり^^

西行さんと縁のあるこのお寺。
桜の時期にはこのお庭を、西行桜や染井吉野が彩るのでしょうね。
この日は夏の日差しを浴びて輝く緑の葉が、一面を緑に染めてました♪
個人的には、人が多そうな桜の時期より、しずかーな。蝉の声だけが聞こえるような、こんな感じが好きだなぁ~。

行きは近道を通ったので見られなかった仁王門を、帰りに通る。

ででーん。

こうして勝持寺さんを後にしたのでした。

法寿山 正法寺 第41番

2009-08-19 15:44:21 | 西国薬師四十九霊場
今年の4月の花会式から、西国薬師49霊場を回ることにしたオイラ。
月に2ヶ寺を目安に、約2年の予定で回ることにしております。
ま、あくまで目安なんでございます。

7月は個人的ながあり、観劇強化月間となっておりました。
さらに、根っからのズボラが発動し・・・お参りに行けなかったんです。
1ヶ寺も^^;

8月に入り、8日の日。
京ちゃまに誘っていただいた、地球ゴージャスの観劇日でございました。
ただし観劇はソワレ。夜でございます。
急遽、昼間に霊場巡りをすることに♪
偶然にも、8日はお薬師さんの縁日でございます。ごれは必ず行くべき!っていう、お導きですな^^

しかし観劇をする為に、17:30には梅田に戻ってなくてはいけません。
遠くの霊場には行けないので、近場の霊場をチョイス。
京都は東向日にございます、第41番霊場 正法寺さんへ。

阪急東向日駅からバスでタッタカターと走ります。
終点なので、のんびり座っていられます。
下車後は、テクテク炎天下を歩いて行くのですが、畑を見たりしてるとすぐに着いちゃいます。

滝のように流れる汗を拭きつつ、歩みを進めると・・・

極楽橋がございます。
この後、本当の極楽があることを知らなかったオイラは、フンフンフンと鼻歌交じりに橋を越えたのでした。

ようお参り。
にっこり迎えてくださった受付のおじちゃん。(まさかまさかの、ご住職。私服でいらっしゃったので・・・おっちゃんかと思ってました^^;)
拝観料と御宝印の心付けを渡し、お寺の説明を受けて道内へ。

ご本尊様は、三面千手観世音菩薩様。
十一面はよく聞くけれど、三面って変わっていらっしゃますよね。この三面のお顔で、過去現在未来をご覧になっているそうです。
観音様を正面に、左手にお薬師様がいらっしゃいます。
今回のオイラの一番の目的の仏様でございます。ご本尊様におまいりした後に、しっかりお薬師様にお参りいたしました。
こちらのお薬師様、めーーーっちゃ素敵なお顔をされております。
んーとね、お薬師様の前に座った時に、「ふふふ、よう来たのぉ」ってオイラ笑われた気がしたの。
それくらい、穏やかでやさしいお顔でした。
今迄で、一番やさしいお顔だと思ったお薬師様です^^

8月8日は、すっごく暑い日だったんだけど、お庭の見えるお部屋では、風がすぅ・・・と入ってきて、めっちゃ爽やかな気分に。
いろんな動物に見える庭石のお庭の向こう側には洛西の街が一望出来ます。

ただただ、ぼやーんとお庭を眺めていたい!って感じ(笑)
ぼんやりしてたら、ご住職さまが御朱印帳を持ってきてくださいました。
このお部屋には、走り大黒様もいらっしゃいます。クリクリおめめで、可愛いですよ^^

しかし、いつまでも此処に留まっているわけにもいきません。汗が引いた頃を見計らって、不動堂へ。お不動さんはどっしりずっしり。ぐっと腹に気が篭るような感じでした。
水琴窟の音色も美しく、ホントいろいろ楽しめるお寺でした。
帰りに受け付けで、「何度でも来たいです!」って言ったら、「リピーターが多いんですよ。今度はもっと良い気候の時にいらっしゃい」と言われました。

いやはや、マジ、また違う季節ににも着たいな♪(でも、意外と夏も良かったよ~)

妙徳山 神積寺 第二十四番 巡礼編

2009-06-30 10:17:43 | 西国薬師四十九霊場
腹ごしらえを終えたアクマちゃんとオイラが向かった先は、ランチの場所からそう遠くない(車だからかな?)神積寺。
アクマちゃんのおばちゃん曰く、広いお寺やよ~とのこと。

山門には立派な仁王さんが構えておりました。
でもね、よくよく見るとワンパク坊主みたいな面影もあって・・・。みょーに可愛い^^

仁王さんに挨拶をして、テクテクと歩いていくと左手に納経所。しばらくすると右手に弁天堂がございました。

紫陽花が盛りでとっても綺麗。弁天さんもきっと綺麗に彩られて嬉しいでしょうな^^

更に舗装された坂道をテクテク登っていくと・・・
ででーん

お百度石登場。
っつーか、ココのお百度さんって、めっちゃ体力いるよね・・・この階段ですもの^^;

右側に古墳があり、参道になっているようでしたが、あえて、この階段に挑むオイラ達(笑)
ヒーハー言いながら登ると・・・

堂々たる屋根の反りを見せた本堂がお出ましだ~♪
この威圧感っつーかどっしり感っちゅーか・・・何でしょうね?とにかくすごいです。テンションめっちゃ上がります。

ふと右側を見ると鐘楼がありました。

入り口がね、開いてたのでね、、、入ってみました。
踏み抜きそうな階段を上ると、鐘があります。
まあ、基本、撞いちゃいけませんよね~と思いつつ張り紙を見ると、撞いてもよいとの事!
ただし、鐘の音が終わってから次の人は撞くこと。と但し書きされてました。
ジョーシキですよね。鐘の音が終わらないうちに撞いちゃダメって事。音も割れるけれど、鐘も割れるんだよね~(鐘の寿命が縮むわけだ)
皆様も、鐘を撞く時にはくれぐれも御注意を!(←アンタ、何者?)

そんな訳で、薬師如来の文字が刻まれた鐘を撞いてみた。
文字以外の彫り物も素敵です。
青龍の表情もなんだかお茶目だし、なんつっても獅子のお顔が可愛すぎる~

狛犬フェチのアクマちゃん、獅子を撫でまくってました(笑)
残念だったのは、消音のためか・・・鐘を撞く棒(名前を知りません^^;)の先に、ガムテープをガッチリ貼ってあったこと。

ごい~ん
さ、入り金も撞いたことだしいよいよ本堂へ。

灯明が出来るところに置いてあるろうそくは、暑さで仲良しさんになっておりました。
それでもなんとか単身でいる子を見つけ出し、いざ灯明・・・と思ったら、ろうそくやお線香と共に置いていると思っていたライターやマッチなるものがありません。更に運の悪いことに二人とも火の元を持ってませんでした。
しょぼーん
点けたつもり。。。って事で、本堂にお参りを致しました。


本堂にある詰め所(?)は、時期的に無人。
格子の奥にいらっしゃるお薬師様を初め、田原の文殊さんたちは・・・暗くてぜんぜん見えなかったんですが^^;
でも、なんだかめっちゃ清々しい気持ち☆
なんか、すごいなー。神積寺。

格子にべったり張り付いて、中を覗き込むええ歳をした女二人・・・。端から見てたら変な人らやったと思います^^;

ご本尊へのお参りを済ませても、二人でお堂の周りをぐるぐる回って観察。
だってね、鬼瓦もすっごい面白い表情だし、カエルマタの彫り物もすごいんだもん。
ぐうるりと一周し、頂上まで200mの文字に引き寄せられるように裏山へ。

この山道は一周すると三十三観音をお参りしたことになるようで、あちこちに石仏が鎮座しております。
でも気になったのは、多くの観音様やお地蔵様のお顔が割れていたこと。
言葉を悪くすれば、故意に顔をそぎ落としたような割れかた。
誰かのいたずらなんでしょうか?それとも自然の劣化・・・?ちょっと引っかかる石仏たちでした。

小さいといえども、山を一周するとめっちゃ汗をかきました。
ぼっとぼと。トレッキングカイ!って突っ込みそう(笑)


開山された慶芳上人さまが生きたまま入られた穴の上に立っているという五重塔をお参りし、参道すぐにあるというキリークの石版も見て、ようやく御宝印をいただきに納経所へ。


悟真院の門をくぐる時、アクマちゃんが「おぉ!」と声を上げました。
なんじゃらホイ?と戻ってみると、上のほうを指差して「がんばったなぁ」って言うんです。
見えます?

もちっと近寄ってみましょうか。
ずず、ずぃ~っと。

うひゃひゃ。真の文字にセミの抜け殻でございます。
確かに、よう頑張って登りました!!

そんなこんなで、無事に御宝印をいただいたのでした。


ちなみに後で知ったんですが、悟真院さんには柳田國男のお墓があります。
おいら達はお参りしてませんけれど。

神積寺さんは、追難の神事が面白そうです。
赤鬼青鬼に扮した日光月光菩薩様を、これまた山神に化けたお薬師さんが従えて練り歩くんだそうな。
お堂の格子も開けられて、じっくりお参りも出来るとか。
是非、次回は追難の時に行こうと思います。