まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.554 響け、ブラスの音色よ

2016-08-22 09:25:34 | 日記
おはようございます。


夏の甲子園は作新学院の優勝で幕を閉じることとなりました、春夏合わせて3度目の優勝までの間隔が自分(一人称)の年齢よりも更に長い期間だったと言うことで、歴史と伝統は必ず途切れず引き継がれると言うことを証明させた優勝だったと思います。同じことは北海にも言えて、こちらの準優勝は作新学院が春夏連覇を果たした翌年以来、やはり自分(一人称)の年齢以上の期間を費やしています。スコアは7-1、点差だけ見れば一方的な感じがしますが先制したのは北海、しかしここまで一人で北海のマウンドを守り抜いてきた大西投手も4回の逆転でついにその場所を譲ることとなってしまいました。それでも試合は崩れることはなく、北海には超ファインプレーもあってその後は白熱した試合となりました。さて、そんな決勝戦でしたが自分(一人称)は北海を応援してました、どちらかと言うと弱い(失礼)イメージがある方を応援したくなるのはまあよくあることなのですが、もしかして北海の快進撃はフラグがあったのかもと思って・・・


昨夜(20日)イオン大和郡山でレイトショーに行ってきました。見たのはもちろんこれ↓↓↓



高校野球、吹奏楽、上野樹里となると見ないわけにはいかないでしょう。主演はまれちゃんこと土屋太鳳、まれちゃんとも『鈴木先生』の小川蘇美とも違う、ちょっと暗くてハッキリしない性格の女の子の役を演じていました。初心者で吹奏楽に入部、その理由が応援をしたいからと言うことで、他のメンバーからは鬱陶しがられてしまいます・・・ってこれ以上書くとネタバレになってしまう、ここから先はオブラートに包んで話していきましょう。
相手役の男の子は知らないなあ、何か仮面ライダーをやってた俳優さんだとか、戦隊とウルトラマンは見てるけど仮面ライダーは見てないのでどうもその辺りは疎いんですよねえ。この少年が高校球児でもちろん甲子園を目指して毎日頑張ってるわけです。野球と吹奏楽となるとまさについさっきまでやっていた甲子園を思い出してしまいますが、この主人公二人が進学した高校は北海道の共に両クラブ活動では全国的に名前の知れた所、野球部は甲子園に出場したこともある名門校と言うことだったのですが・・・。映画ではその予選の模様も出てくるのですが、その高校が対戦するのは南北海道大会、と言うことで今回準優勝した北海と同じ地区なわけなんですよね、これって結構なフラグではなかったんじゃないですか!



まれちゃん、じゃない、つばさ(主人公の名前)と同学年で彼女のことを鬱陶しがりながらも陰では力になって部を支えていく少年、どっかで見たことあるなあと思ったら、まれちゃんの弟ではないか、今回は弟から同学年へと格上げです。大介(相手役の少年の名前)とバッテリーを組んでいた眼鏡の投手はBSプレミアムの『ぶらり鉄道旅』によく旅人で出てくる少年、『マッサン』にも出ていました。つばさが1年の時のトランペットのパートリーダーの子は『真夜中のパン屋さん』でまれちゃんをいじめていた子、こちらは『カーネーション』に出ていたと、この辺りは朝ドラでお馴染みの若手が続きます。そして今の朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演していたのが志田未来、



つばさにトランペットを指導する先輩役ですが、若手揃い踏みの中ではさすがの存在感を放っていました。
そしてこの若手軍団を厳しく指導するかのような顔つきのこの人↓↓↓



『SWING GIRLS』からもう12年、もう貫禄のあるおばさん、いや、お姉さんと言った感じですが、今回は若手中心の映画の中で一歩も二歩も後ろに引き下がったような雰囲気で演じていました。上野樹里にとってはエンドロールで名前が一番最後に出るのはこれが初めて、今までは一番最初に名前が出るのが当たり前化の感じだっただけに、その位置に名前が出てきたところは感慨深げに見させてもらいました。


物語は吹奏楽と野球、それぞれのクラブ活動の中でごく普通に起こりうることをドラマチックに描いた感じ、ただまれちゃんの表情が終始暗くて、その分物語もさほど明るくない雰囲気で進んで行きます。すこし辛気臭い感じで進む物語に光を差し込んでくれるのが青い空、試合の応援のシーンはこの映画の見せ所となってます。まあ上映も始まったばかりで細かい話をしてネタ晴らしをするわけにはいかないので、ここからは一般的なお話を。
前回も話題にしましたが、秀岳館の吹奏楽部が大会を辞退して甲子園の応援を選んだ件、少しこの映画とダブるところを感じました。応援をしたいために吹奏楽部に入部するつばさに対して、それを冷ややかな目で見る他の部員たち、しかし基本的に大事なのは大会の方です。それぞれの部にとっての大事なイベントが同じ時期にぶつかってしまうのは仕方ないことですが、いわゆる一軍は大会、二軍は応援と言う方法で両立させることもあれば、秀岳館吹奏楽部が選んだ道もそれはそれで周囲が異論をはさむ話ではないと思います。自分(一人称)も今年は久しぶりに奈良県の予選を見に行きましたが、スタンドに陣取っていた各校の応援団、その中でもブラスバンドは楽しそうに演奏してました。時期的にはコンクールの練習がもう追い込みにかかる頃なので正規メンバーじゃないかも知れないが、それでもここでもブラスバンドにとっては腕の見せ所です、コンクールに対しても応援に対してもそれぞれの思いでその場に臨んでいっていることだと思います。近年はチャンステーマが話題になったり、吹奏楽部にもドラマがあるようなことをマスコミが大きく取り上げることで、甲子園の中での新たな一面として見られるようにもなって来ました。吹奏楽をチラッとかじったことのある自分(一人称)にしても何か嬉しい気分です、まあ自分たちの時代には吹奏楽なんて文化系の地味なクラブとしてしかとらえられてなかったからですねえ。最近はこの『青空エール』やドラマ『仰げば尊し』、アニメでも何かありましたね、吹奏楽が大流行と言った感じ、やっとそんな時代になったんやなあ。これからも甲子園の風物詩として、今回の秀岳館のように人の意志で左右されていろいろ言われるようなニュースにならないで続いて行ってくれることを願いたいところです。

夏の甲子園は決勝戦が終わり、閉会式も済んで球場内には「蛍の光」が流れていた。始まる前はここでは智辯学園春夏連覇や~・・・とか言って息巻いていたのですが、はっきり言ってそこまでは期待していませんでした、いつかは負けるだろうなあと思っていました。ただ2回戦の鳴門に負けたのにはちょっと早かったんじゃ、って気分でした、もうちょっと上まで言ってほしかったなあ。横浜が消え、八戸学院光星は甲子園のスタンドの雰囲気に飲まれ、履正社も敗れ、常総学院も花咲徳栄も、明徳義塾も秀岳館も消えて最後の残ったのが作新学院と北海、共に優勝候補に名前が挙がってなかった所なので意外な組み合わせになったと思いましたが、点差から感じるほど一方的な展開にならなくて、いい決勝戦だったと思います。そして自分(一人称)がひとつだけ、今年のベストゲームを選ばせてもらうならやはりこの試合かな↓↓↓



本塁打が多く飛び出し、打ち合いになった試合や大量得点の試合が多かった今大会の中で1-0のスコアはこの試合だけ。9回1アウトまでノーヒットピッチングだった中越の今村投手、その後のまさかのサヨナラ負け、前の回にはピッチャーライナーのファインプレーもあって気迫十分だっただけに可哀想だったなあ、勝負事とは本当に非情なものだと感じた試合でした。

あ、ひとつだけ映画のネタバレを。本編を見ていて気になったのですが、エンドロールでは智辯学園の名前が出てきました、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。         まちみち



No.553 決断の時

2016-08-21 07:57:23 | 日記
おはようございます。


今回はちょっとした重大発表があります、まあ自分(一人称)のことなので人からしてみればそんな大したことではないのですが、一応重大発表です、その件については後程で。


夏の甲子園、決勝は作新学院vs北海となりました。正直言って意外な組み合わせとなった感じですが、この2校が決勝まで勝ち進んできたと言うことは、ここまで有力校がバタバタと消えていっての結果だからとはもう一概に言えないでしょう。地味だけど地力に勝る作新学院、一戦ごと勝ち進むにつれて強くなってきた北海、対照的な2校の対決は明日(21日)、さて、どうなることでしょうか。
北海道の決勝進出は夏は駒大苫小牧決勝再試合の時以来、春は去年の東海大四(現、東海大札幌)が準優勝、号泣監督の印象が残るチームでした。今回の北海は近年の成績のイメージ的なものが先行していたけど、一戦ごと強くなって勝ち進んでいく辺りは春夏合わせて49回出場の伝統が為せる技と言ったところでした。それでもやっぱり意外と言う言葉が一番最初に出てきてしまいます、競馬実況の杉本さん風に言うとまさに「いやあ~、恐れ入った~」。その北海、春には過去に1度決勝進出していてその時は準優勝、今回はその時を越える成績を残すことができるでしょうか。北海道と言うと北国、雪国でのハンデがあって甲子園ではなかなか勝てないとイメージがあったが、そんなもんは駒苫が2年連続優勝、3年目は決勝再試合と言うことで吹き飛ばしてくれました。その手前の東北地方は優勝校はまだ出てませんが、青森は八戸学院光星が3期連続準優勝、宮城は仙台育英の活躍、岩手は花巻東に今回の盛岡大附の活躍などあって、もう北国と言うハンデは言い訳に過ぎないと言った感じになって来ました。
準決勝で敗れた秀岳館、優勝候補に名前が挙がっていただけにこの敗戦は悔しいことでしょう。1回の攻撃、いきなり三塁打が出た時はこれは一方的になるのでは・・・と思ったが、その後の2度の走塁ミス、レフトのファインプレーは微妙に後に尾を引くことになったんでしょう。先制されてもいつかは逆転できると言う気持ちもあったのでは、しかし時すでに遅し、最後の最後まで大西投手の術中から抜け出すことはできなかった。熊本代表と言うことで震災のこと、他府県出身の選手ばかりのこと、吹奏楽部が大会を辞退して応援に回ったことなどいろいろと野球以外のことでも話題になってましたが、ネットと言うのは悪役を作りたがる所です、そんな悪評はプレーで吹き飛ばしたかったことでしょう、ここでの敗退はやっぱり悔しいことだったと思います。
さて、一足先に決勝にコマを進めたのが作新学院、名門と言うイメージがある割には決勝進出は春夏連覇を果たした時だけ、江川氏の時はそこまで行くことができませんでした。栃木県勢の決勝進出は春3度、夏は今回で3度目、奈良県勢はこのところ栃木県勢にはやられっ放しなので強いイメージはあっただけに案外少ない気がしました。その夏は作新学院が優勝して以来のことだから、栃木県としても久しぶりの美酒をと願うところ、いや、高校生に酒はいけないか、まあそんなところでしょう。準決勝で敗れた明徳義塾、夏は1度優勝経験があるもののどうしてもベスト4の壁が厚い感じで、今回も跳ね返されてしまいました。勝っても勝っても過去のことを言われる宿命のチーム、自分(一人称)もそのイメージが強かったけどこの前の朝日新聞の名勝負物語を読んでその気持ちは少し薄れました。プレーをしている選手たちにはそんなことは関係ない話だからこそ今回はチャンスかなと思ったのですが、明徳義塾もこの敗戦は悔いが残ると言ったところではないでしょうか。



さて、ここのところ毎回甲子園の話ばかりしていますが、実は今年の盆休みはほとんどどこにも行けず、家でテレビ観戦の日々でした。前にも書きましたが休みの最初の日に池田まで走りに行ったのですが、その時の相棒君の調子が最悪で、上り坂で変段するとギアがガラガラと音を立ててズレるような感じになり、急な上り(スロープみたいな所)ではチェーンが度々外れてしまいました。前々から行きつけの自転車屋さんからは、前のギアとチェーンの目が合ってないから、多分ギアの消耗で削れてしまった箇所があるから、もう先は長くないかも・・・とは言われていました。それでも自分(一人称)にとっては旅の相棒であると同時に大事な生活必需品です、しかもこのところ出費続きで余裕もなく、何とかもう少し我慢して走りたかったところなのですが・・・






今回の症状を考えるとこれ以上長い距離を走らせるのはもう辛いだろうと思い、引退させることに決めました。購入したのが2001年、だから15年走り続けたことになるのですが、チェーンとギアにはもう早くから悩まされることになりました、たぶんここ7~8年は万全の状態と言うのはほとんどなかったと思います。もともと後ろのギアの調子があまり良くなく、度々自転車屋さんで交換してもらったりしていたのですが、今回の件では交換も難しいとのことでほとんど最終通告のような感じで言われていました。
タイヤは半年も持たずに交換、20インチで長い距離を走るから仕方ないか、パンクも1年に1回はしていたが、その中でも大変な思いをしたのが東京を走っていた時、勝鬨橋辺りでパ~ンと大きな音を立ててパンクしてしまい、その後東京駅まで押し歩きで戻ったんだった。しまなみ海道、箱根、いろいろな旧街道と走った所もその距離も数知れず、20インチの小さな自転車でしたが結構無理をさせていた。旅の相棒としては3代目、カイト君みたいにダークナイトになることはなく、この度、その役目を解いてあげることにしました、これからは買い物など近場を走る機会が多いので、そちらの方でもう少しだけ頑張ってもらおうと思っています。そんなわけで4代目相棒の登場となるのですが、ここでの出費は痛かったが背に腹は代えられないと言うことで購入しました。前と同じ20インチの折りたたみ式、これが自分(一人称)に合っているのです、お披露目となるデビュー戦は近々と考えています、またその時にはここで話させてもらうことになると思います。今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。

No.552 京終の懐かしい風景

2016-08-19 09:33:45 | チョイ走
おはようございます。


夏の甲子園は準決勝4校が出揃いました。やっぱり来たか秀岳館、名門の底力か作新学院、地力に勝る明徳義塾、そして失礼ながらも意外な北海。ここには横浜も、履正社も東邦も、もちろん智辯学園も名前がありません、意外と言えば意外な顔合わせとなってしまった感じです。聖光学院は10年連続の出場なのになかなかベスト8の壁が破れません、もし勝ってたら福島vs熊本だったなあと思ったが、勝負の神様はそううまいことシナリオを書いてはくれません。ついでに言うと明徳義塾vs作新学院、栃木作新学院と言うと初めて春夏連覇を成し遂げた名門校ですが、何よりも有名なのは江川卓、『ドカベン』では作新をモチーフにした江川学院が明訓の前に立ちはだかり、中投手(江川の弟の名前が中らしい)が山田を4打席連続敬遠、しかも満塁で敬遠して1点を献上すると言うエピソードがありました。明徳義塾と言うと・・・と言うことで変なつながりを思い出してしまう対戦となりました。さあ、決勝に勝ち進むのはどのチームなのか、楽しみなところですが今日(19日)は休養日、ちょっと一息の一日です。





チョイ走りの一環として、平城京を巡るシリーズ。これまでは奈良町、東大寺、興福寺、元興寺、三条通、西大寺界隈などを単独のテーマとしてお送りしてきましたが、全部平城京の中に入ってしまうことになります。今更スタンスを変えるわけにはいかないので、この先も同様にチョイ走りのカテゴリーの中でのお送りとしていきます。と言うことで今回巡ってみるのは京終界隈です、と言っても奈良県民ぐらいしか知らない、しかも難読な地名です。










京終は「kyoubate」と読みます、多分京=都の果て、と言うことから由来している地名だと思うのですが、平城京の果てとなると九条大路になるはずでそこと京終とは距離が結構離れている。



地図で示すとこの青い矢印の場所になるから確かに都の果てとも言えるでしょうか。
写真2枚目、筆ペンでお馴染みの『呉竹』、奈良は墨の生産で有名な所ですが、その象徴とも言えるのがこの会社になると言う感じ、小学生の頃に社会科見学で行った記憶があります。ここを東へと進むとJR京終駅、駅の裏側には柵が造られ「京終ダッシュ」はもうできません、その柵の外側にも線路があるが、自分(一人称)が子供の頃にはここに貨物列車が停まっていたことを覚えている。大正~昭和初期にはこの駅付近から「奈良安全索道」と言うロープウェイが大和高原の小倉と言う所まで通じていた。




針、小倉付近は名阪国道では一番標高の高い所で、今は奈良市内となっているがここからは車で行くにも時間がかかる結構離れた所、主に物資を運んでいたとのことだが、上の写真を見ると人も乗っていたようです、めっさ怖そうな気がするんやけど。
駅前の道を東に行くとT字に通る道が上ツ道、少し先に進んだ所に写真5枚目にある二つの常夜燈が並んでいる。上ツ道はここではもう何度も紹介したことがありますが、奈良の南北を貫く幹線であり、伊勢神宮へと赴くために利用された道でもあります、この常夜燈は伊勢に向かう人にとっては奈良の町とのお別れを示すものとなったのだろう。









JR京終駅付近は奈良町の一番外れとなる部分で、昔ながらの古い町並が残っている。写真2枚目の道が五條大路に一番近い所に当たる道のはずだから、文字通りここが京の終てとなる所だったのだろう。写真にある酒店は看板が何ともレトロな感じ、その向かいにある写真5枚目の家屋はこの度新たに登録有形文化財に指定されることになった家屋、その歴史を感じる造りは前々から気になっていた、自分(一人称)のレーダーも確かなものになりつつあるのでしょうか。







奈良町を巡って行くと古い町並はもちろんのこと、資料館や古書店、銭湯が多いことに気づかれることだろう。特に京終付近には銭湯が多い、自分(一人称)の親戚の家もこの辺りにあったが家に風呂はなく、よく銭湯に行ったことを覚えている。ちなみにその家は上ツ道に沿う所の入り組んだ所にあった平屋の長屋で台所は狭くトイレも自宅にはなし、共同のトイレと言うか便所、もちろん水洗じゃないよ、はその長屋の並びに二つあって、その度にそこへ行かなければならなかった。臭いはまあまあ我慢できたが、夜や雨の日になるとちょっと行くのがためらわれることだった、まあ今ほどプライベートがどうこう言われるような時代じゃなかったんだろうけど、やっぱり不便は不便だったなあ。もちろん今はその長屋も壊されて、トイレも風呂も自宅にあるような住宅に造り替えられている。それでも銭湯は今も変わらず営業していて、奈良町巡りの観光客の中にはそれを目当てにやって来る人たちもいて、いまや奈良町の新たな観光名所と言った感じになっている。
先述した通り、ここは親戚の家があって自分(一人称)にはもう昔から馴染みのある所、昔からの風景をよく知っているが、時代は流れてもその風景はほとんど変わることなく今に至っています。昔は国鉄桜井線、京終駅を下りると地下道を渡って駅舎へと出なければならなかったが、ここをゆっくり歩いているとディーゼルカーが

ぶおぉぉおおお~

と大きな音を上げて走り出すのが下に響いてきて、それが怖くて仕方なかった。だから列車を下りる時は一番最初、車両の扉の前で段差になった所で待って、扉が開くと一目散に階段目指して走り、ダッシュで地下道を駆け抜けて反対側ホームに渡っていた、今となると懐かしくもアホらしい思い出です。思い出話を書くとまた長くなりそうなのでここいらでお開きとしておきましょう、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち






No.551 登録有形文化財巡り・京都市内編(4)

2016-08-17 09:47:33 | 文化財
おはようございます。


夏の甲子園は今日履正社が負けて近畿は全滅となってしまいました、智辯学園もほとほと不甲斐なかったが履正社もこんなもんやったんかなあ。まあ優勝候補でも、ここは何が起こるか分からない魔物が潜む甲子園、野球巧者のイメージがある常総学院と対すると何か見えない力に引きずられていったのかも知れない、序盤の失点はいつか逆転できるだろうと思って見ていたが、そうはいかなかった。まあ近畿勢が消えたからと言っても大会はまだまだ続くので、引き続き熱い戦いを繰り広げてくれることを期待して、見続けていきたいと思います。オリンピックについても少々、卓球女子団体銅メダルは立派の一言、最後に出てきた15歳の子、東京でも期待大と言ったところ、福原さん、石川さんは努力が報われて良かった、夜中にいいものを見させてもらいました。














さて、登録有形文化財巡り、京都市内編としてJR京都駅に近い七条通から始めて行きたいと思うのですが、腹が減ったなあ、まずは腹ごしらえと行こう・・・と言うことでちょうど「なか卯」があったので入って行くことにしましょう。ややっ!入口にはの表示が、って思ってよく見るとこの建物、なかなか近代的な造り、元は自動車販売の社屋で大正時代に建てられたものであるらしい。まあそんな謂れはともかくとして腹ごしらえだ、食券を購入してテーブルに着く、辺りを見回すと誰もがテーブルの上にスマホを置いて、時にはそれを見ながら食事している、いや、逆だ、食事をしながらスマホを見ている、それも老若男女問わずだ。自分(一人称)はこれがどうも気になって仕方がない、これが食事の時のマナーとしてまかり通っているのか?明らかにおかしいでしょ、自分(一人称)は待ってる間はスマホは見ていても運ばれて来た時にはそれを片付けて食事に専念することにしている、それが店に対してのマナーではないのか?多分店も別に迷惑をかけられているわけではないから何も言わないのだろうけど、スマホ文化はますます人間を堕落させる方へと向かっている気がする。










五条通を過ぎて鴨川付近へと向かう、四条通までのこの狭い範囲にもいくつか登録有形文化財があるので巡って行ってみることにしよう。まず前半の3枚の写真は鴨川の納涼床でお馴染みの店が並ぶ中のひとつで、その建物は一際異彩を放っている、見るからに豪華そうな店は、まあ自分(一人称)には縁のない所だろうな。後半の3枚は鴨川から離れて高辻通と御幸町通が交わる少し入り組んだ所にある京都市学校歴史博物館、その門と石塀が文化財に当たるとある。京都の中心部、四条通や河原町通は自転車にとっては不親切な所、人通りが多いので通行禁止は仕方ない。だからどうしてもひとつふたつ横に逸れた通りを入って行かなければならないことがあるのだが、この時は四条通の喧騒を避けて入った道を走っていて偶然ここを見つけたのだった。文化時巡りをしているとそれらしきものを見つけるともしかして・・・と思って立ち止まってしまうが、この時はそのレーダーらしきものがもろに働いたと言ったところだった。さて、そんなわけで気分よくなったところで次の文化財のある場所へ向かうこととしましょう。










写真1枚目、2枚目にあるのは河原町通に出た所にあるレトロな様式のビル、昭和初期のものらしく入口の上にある「グンイデルビ壽」の表示が何とも時代を物語っている感じ、周囲が特に何の変哲もないビルばかりの中でこれもまた異彩を放っている。ここから北へ行くと四条通はもうすぐ、阪急の駅がある所で人も車の通りも多く自転車は締め出される所だが、そこから一歩内側の狭い道に入った所、何軒かの店が建ち並んでいる中に写真3枚目、4枚目にある『喫茶フランソア』が登録有形文化財。近代的な小さな建物だが昭和初期のものと言うから、さっきのビルディングといっしょに京都の昭和を見守ってきたとでも言ったところだろう。最後の写真3枚にあるのは鴨川と高瀬川に挟まれた所にある店、こちらは上の二つよりも更に古く江戸時代の創業と言うことで、幕末の動乱を目の当たりにしてきた所だとのこと、坂本龍馬やその他の幕末の志士たちもここを訪れたことがあるのだろう。
さて、京都市内の登録有形文化財巡りはまだまだ続きます、さすがに歴史に名高い町だけあって有名な神社仏閣は当たり前としても、これが文化財と言うのが碁盤の目の町の至る所に点在しています。次回もまたそんな隠れた名所を見つけていきたいと思います、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち

No.550 神戸、北野町異人館通(後編)

2016-08-15 20:17:10 | みち
おはようございます。


連日盛り上がってる夏の甲子園も今日(15日)でベスト16が出揃いました。当然ここには智辯学園も横浜も名前はありません、負けてしまったからね。で、もしかしたら昨日(14日)その仲間入りになりそうだったのが東邦、9回の攻撃が始まるまでは5-9と4点差、八戸学院光星が最終回を抑えたら試合終了で次の横浜vs履正社の試合だったのですが、その9回表に起こってまったんだよなあ、自分(一人称)が一番見たくない光景が。光星の応援団以外のスタンドのほとんどが東邦の応援になってしまって、ブラスバンドの音に合わせてタオルを振り回している、一種異様な光景がテレビの画面から流れてきた。負けているチームを応援したいと言う気持ちからだろうか、その光景は去年の決勝戦の仙台育英が同点に追いついた時の雰囲気を思わせるのと同じ感じのもの。東邦の選手たちがその応援に勇気づけられたのか、それとも光星の投手がその雰囲気に飲まれてしまったのか、試合は東邦が4点差を跳ね返しての逆転サヨナラ勝利、試合終了の時の光星の選手の落ち込み具合は半端なかった。もちろん勝負だから粘り強く勝利した東邦は見事だったが、

「全体が敵なんだ」

と言うコメントを残した光星の選手もいるくらい、どうしてこんなことになってしまったのだろう。確か去年の東海大相模、小笠原投手も似たようなコメントをしていたと思うが、自分(一人称)も確かにこの光景には異様なものと同時に不愉快なものを感じてしまった。何度も言いますが天理が2度めに夏の優勝を果たした時もこんな感じ、しかもその時は日本全国が沖水の応援と言った感じ、マスコミも沖水贔屓の記事ばかり、でもこれは当時はまだ弱小県だった沖縄県が初めて決勝進出だったので仕方ない。でも今回は東邦は春夏合わせて4度優勝の超名門校、対して八戸学院光星は3期連続準優勝と言う不運がつきまとうチーム、日本人の何やら贔屓なら光星を応援してあげたくなるところなのにどうして・・・?でもこれって誰が悪いとかそんなのでは語れない問題だと思う、多分集団心理が観客を東邦一辺倒の応援に巻き込んでしまったと言うことだろう、光星は気の毒としか言いようがないが、本当に強いチームならこんなもん跳ね返してしまえ~てな感じで勝たなきゃ。甲子園には魔物が潜んでいるとよく言われるが、そんな魔物に負けてしまってどうする!!でも自分(一人称)はまだまだこの先、甲子園を異様な雰囲気が取り囲んでしまいそうな試合があるんやろうなあ、と思ってしまいます、人は自然にこのチームは悪役だと決めつけてしまうところがあるので・・・あ、八戸学院光星は悪役じゃないよ、ネットに煽られてるんじゃないよ!!!





神戸市の文化財巡りの一環としてやって来た北野異人館街、たくさんの人が行き交う狭い道をあちらこちらと走り回っているところです。さて、風見鶏の館がある高台から下って来て山本通へと戻って来ました・・・ってこれは間違いでした、たどり着いたのは北野通です。前回、この道を山本通と書いてしまったのですが、その名前の道はここから下った所にあるもう1本南にある道、間違いはキチンとただしておいてから行ってみることとしましょう。










と言うことで、新神戸駅前の坂道から続くここ北野通に建ち並ぶ洋館の写真をいくつか並べてみました。ここは毎度のことながら、それぞれの建物についての細かい説明は省きます、すみませんねえ、何せ説明するのがへったくそなもんでして。どうして神戸にはこのような洋館が多いのか?それについてはこちらをご覧いただくとして・・・って相変わらず説明はひとまかせです、すみません。最後の写真にある交番は地元の人たちにとっては特に何気ない所かも知れないが、この赤レンガ造りの建物が何ともいい雰囲気、まさに異人館通にピッタリな感じです。








北野通を下って来てたどり着いたのが山本通3丁目交差点、ここを交差する道が正真正銘の山本通と言うことか、写真1枚目はその一角に立つ郵便ポストを撮ったものだが、その後ろにある赤レンガを積み重ねた塀が何とも異人館街っぽい。ここは異人館通の一番終わりになる所だが、そのまま過ぎ去ってしまうにはあまりにも消化不良気味なので、一旦戻るような形で左側へと進んで行くことに。人の通りはさっきの道よりは少ないが、ここも趣のある洋館が建ち並んでいる。建物に興味をひかれて写真を撮っていると、中から女性が出てきて何か声をかけてきた、どうやらお店だったらしい、もちろん入らないのでそそくさと失礼させていただきました・・・











北野坂通付近の交差点は上へ向かう人と三宮駅へ向かう人が波になって流れていて、自転車で通るには気が引けてしまう所、なのでここで折り返して山本通をさっきの交差点まで戻ることにする。行きしなに見てきた風景、建物の中で気に掛かったものをゆっくりゆっくりと進みながら写真に収めていったわけだが、ここに並べた写真にある建物は全部似たような感じばかりです。赤レンガの壁に囲まれてモダンな様式の洋館が何棟か建ち並んでいて、その中のいくつかはマークが掲げられていて、伝統的建造物やひょうごの近代住宅100選に指定されている。
さて、2回に渡って前後編でお送りしてきた神戸市北野異人館通巡りはここまで、この後は更に下って行って神戸市の中心地へと入って文化財巡りへと向かって行くこととします。休日の午後で元町、神戸港などこの先巡る所はどこも人がいっぱい、しかし所々には20年以上経っても傷跡が残る所もあって、その凄まじさを思い知らされる場所もいくつか通り過ぎることになります。その辺りの話についてはまた次回以降でのお送りと考えていますが、先はまだまだ長いので今のところ終わりが見えません。もしかしたら『とと姉ちゃん』の最終回辺りになりそうかも・・・となるとタイミングばっちりなんですが、まあその辺りは流れにまかせると言うことで、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち