まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1477 信貴山歩き旅(1)

2020-12-05 19:05:25 | みち
よろしくお願いします。




















斑鳩町を通り抜けて三郷町へ、近鉄生駒線の信貴山下駅を過ぎると大和川沿いに出てそこから国道25号線を経て大阪へ、といつものルートを走っています。目指すは堺方面、今回は自分的GoToの大阪編を、と考えての走りでしたがちょっと寄道で信貴山下駅前へ、ここには昔信貴山へと向けて斜面を上っていたケーブルカーの車両が展示されています。この間たまたま文化財のページを見ているとこの車両が文化財に登録されているとのことで興味があったのですが、見てみるとまあ普通の車両って感じでした。さて、走りを再開しようかと思ったが駅前から伸びる坂道を見て、前にこの坂道を自転車で上って行ったな~、あの時はきつかったなあ~、と思い出した。そう言えば今年の大河の絡みもあって信貴山へ行ってみようと思っていた、まあさすがに自転車ではキツいからバスか歩きかな・・・と思っていた矢先に怪我をしてしまって計画は中断。やがて走りを再開してそろそろ行こうかな~と考えていて、それなら今回がいい機会かも知れない、と言うことで突然の予定変更、相棒君を駅前の自転車置場に置いて、歩きで坂を上って行くことにした。前に相棒君を駈って上った時は激坂に挑戦すると言った遊び気分だったが、歩きで行くと急さも感じるし距離も長い。駅前の賑やかなところから閑静な住宅街、更に上って行くと緑が多くなってきて少し寂しい雰囲気、その静寂の中で上の方からは西和清陵高校の学生さんの声が聞こえてくる。坂を上り切った所がT字の交差点、昔はこの激坂をさっき信貴山下駅前で見たケーブルカーが走っていたことになるが、今はその廃線跡は全くうかがえない。

















西和清陵高校前を通り過ぎて更に上りは続く、信貴山へと続く県道に入ると道は狭くなり厳しい傾斜とカーブの連続。ここも前に相棒君と走ったがその時は前に進めの一心だった、折り返したら負けだと思ってこの坂を上って行った、今はそのことを思い返しながらこの道をゆっくりと自分(一人称)のペースで歩んで行く。車の通りは結構多い、信貴山へ行く人も多いのだろうが、ここから大阪へと抜ける人もいるのだろう、そしてこの坂を自転車で上っている強者もいる。途中で県道から分かれる道があったのでそちらの方へと入って行く、こんな所にも住宅がある、住んでいる人たちは通勤や買い物に行くにも大変だろうな、これは車が必需品になるところだろう。急坂は滑り止めの丸が彫られたコンクリートの舗装、ちょうど横を通り過ぎて行った宅配の車が必死に上って行っていたが、ある日力尽きた・・・、その車を追い抜いて再び県道へと出たが、あの車はどうなっただろうか???















県道へ出ても坂は続いているが、もうすぐの所で道は広くなっていてその先にはバス停と待合室の建物が見えている。手前側には写真にあるようにケーブル跡の遊歩道、この道はさっき上ってきた坂道の終わりのT字交差点から続いていたが山道だったので敬遠した、ここでは石畳になっているけど多分帰りも通らないだろう。地図サイトを見ると写真にある建物はケーブルカーの駅だったとの印がついている、信貴山駅とあるからここが終点駅だったと言うことか。東信貴鋼索線は信貴山下駅からこの信貴山駅までを結んでいたが1983年に廃止、信貴山下駅から上り始めた時にはこんな急な傾斜の地にこれだけたくさんの住宅地が、と思ったがそのための道路網の整備にケーブルカーが支障になっていたことが廃止につながったとなっている、まあ途中に駅はなかったから完全に観光用の運行、それも20分毎だったらしいから割に合わなかったかも知れない。それでは昔に戻ってここでケーブルカーを下りた気分になって先へと進んで行きましょう、信貴山の観光ポイントとなる場所はまだ1キロほど向こう、ここは旧街道の雰囲気が漂う町並の中を歩いて行くこととしよう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち


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