まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1476 曽我川(5)

2020-12-02 10:11:56 | ふうけい
よろしくお願いします。



















前回お送りした飛鳥川と並ぶようにして大和平野を南北に流れる曽我川については8月頃までに4回に渡ってここで巡った記録をお送りしました。前に巡ったのはまだ怪我をする前で、その時は大和川の合流地点から流れとは逆向きに上流方面を吉野口駅前まで走りましたが、今回秋になって明日香村を巡った後、足を伸ばして吉野口駅まで走りました。そんなわけでここからもう少しだけ上流部を目指して行ってみようと思います。
まずは吉野口駅、JR和歌山線と近鉄吉野線のホームが同居する乗換駅だが駅舎はローカル線にありがちな風情のある造り。最近はJR西日本も駅舎を橋上化、簡素化する流れが主流になっていて古いものを残しておく気はないんかい、とも言いたくなるが、ここの駅舎はずっと残していってほしいところ。曽我川は駅の前を流れていてその向こうを通っているのは国道309号線の旧道、川に沿って進んで行くと国道309号線の新道と出会う奉膳交差点へとたどり着く。旧国道309号線もそちらの方へと向かって行くが今回進んで行くのはそこから分岐する県道120号線、五條、吉野へ行くときに利用する道だが専ら最近は帰りに利用する方が多くなっている、今回もある程度まで行った所で折り返す予定です。まずはその前に電車の写真を撮っておこう、ちょうど踏切が鳴ったのでそちらの方へと行ってみるとまず近鉄電車が通り過ぎて行った。吉野口駅は近鉄とJRが乗り換えの利便性を考えたダイヤとなっているので、JRの車両もすぐに通り過ぎて行った、ここも新しい車両が走っているがシルバーの車体はローカル線には合わない感じも。まだ乗ったことがないけど乗り心地はどうなんだろう、今度またこの辺りを走る予定を考えているので、機会があれば・・・と言うか時間とお金に余裕があったらになってしまうが・・・乗ってみようと思っている。















県道と言っても田舎を通る細い道、近鉄線の踏切を渡る辺りは相当狭くなっていて、そこを通り過ぎると小さな集落へと入る。その中で道が分かれている所があって五條方面は左へ、と示した道標が掲げられている、五條なら右だろ・・・と言いたくなるところだが地図で確認すると何かとんでもない所へ行ってしまいそうだった。矢印に従って道を進んで行くと集落を抜けて山と田畑が広がる緑の眩しい所へと至る、この日は明日香村に彼岸花を見に行ったわけだが前にも書いた通り、その彼岸花はちょっと期待外れだった。田んぼには稲穂が実りいよいよ刈入れを待つばかり、ホントならこの辺りにも一面に朱色の彼岸花が咲いているはずなのだが、どうも最近は季節がへそを曲げているのか花がへそを曲げているのか・・・。やがて道の左手側には近鉄吉野線が沿ってくる、右手側には田園風景が広がりその向こう側にはJR和歌山線の架線も見えている、この風景の中を曽我川は流れているのだがその姿はどこにあるのかははっきりとは見えない。

















近鉄薬水駅付近に差し掛かるとJR和歌山線の線路と曽我川がいっしょに近づいてきた、周辺には集落もあるからJR線も駅を造ったらいいのに、とも思ってしまうがあまりメリットはなさそう。久しぶりに寄り添ってきた曽我川はこの場所から更に南へ山へと入った所が始まりとなるはずなのだが、地図を見ると川はいくつかに分かれていてどれが曽我川なのかは分からなくなってしまっている。元々明日香村走りのついでと言う感じでここまで来てしまったノープランの走りだったので、ある程度の所まで来たら折り返さなければならない、残念ながら曽我川巡りは今回はここまでとなってしまいました。さて、今回走ったこの県道120号線はこの先JR和歌山線に沿って五條市へと至っているが、この道が京奈和自転車道のルートとなっていて、至る所でその表示を見かけた。京都嵐山から始まって奈良県を通り過ぎて和歌山まで至る大規模自転車道はまだ計画の途中段階と言う感じだが、奈良県内ではそのルートはほぼ全容がはっきりしてきたようです、今回は曽我川をメインに走ったが次回への宿題を見つけることもできた、久しぶりにこの道を通って和歌山まで行ってみることとしましょうか、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち



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