まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.345 北近江の旅(6)・楽しい旧街道走り

2015-12-22 02:25:12 | 旅行記
おはようございます。









北近江の旅は前回、以前『江~姫たちの戦国』の大河ドラマ館が開催されていたプラザの森までやって来ました。続きはここから出発、すぐにある橋を渡って伊吹、春照を目指して走ります。目の前には少しずつ大きくそびえてくる伊吹山、国道365号線とは橋の過ぎた所のすぐの交差点で分かれて左へと曲がって行く、この道が元の北国脇往還である。何年か前にここを走った時に、プラザの森を過ぎてすぐの所でタイヤがパンクしてしまったことがある。その時は相棒を押しながらさっきの交差点を右へ曲がって、長浜の市街地にある自転車屋まで何キロか歩いて行ったことがある。そんな苦い出来事も今ではいい思い出、そんなこともあったなあと思いを馳せながら先へと進んで行く。






この辺りは野村の町並、その集落の中心には先の写真にあるような小さな道標が立っている。ここをそのまま真っ直ぐ行くとやがて姉川、その手前には姉川の合戦の古戦場跡へとたどり着くが、旧街道はここを左へと狭い町中の道へと進んで行く。前にここで地元の人に捕まって長々と町のことを聞かされたことがあったが、その話ではこの辺りは町の名前と同じで野村と言う名字の家が多いとのこと、そしてもうひとつ、興味を惹かれたのがこの道が明治大正の時代では重要な幹線であったと言うこと。写真4枚目、道標からすぐの所に架かる石橋の欄干にはそれを証明するかのように『国道十二号線』との文字が彫られている。当時の国での重要度からするとこの北国脇往還が12番目の道だったと言うことになるが、そんな道も今は古い町並の中に埋もれた狭い地元の道に過ぎない。







この先一旦展望の開けた所を走り、すぐに次の佐野の集落へと差し掛かる。その小さな集落の中心となる場所には神社と公民館と半鐘にコミュニティバスのバス停、公民館の片隅には写真2枚目にあるような掃除用具の陰に無造作に立てかけられた『北国脇往還』と書かれた看板、写真3枚目にはなんともアホそうな三姉妹のイラストの看板。ほんの何気ない田舎の町並の風景に溶け込んだような空間がその場所に繰り広げられている。この集落を抜けて旧街道は上り坂に差し掛かり広域農道へと至る、森の中を貫いている道は結構なアップダウンを何度か繰り返して、やがて伊吹山を近くに大きく見ることができる所へとたどり着く。道に沿った所には道の駅があり、その先が伊吹交差点、ここから上り坂を進んで春照の町並へと向かって行くが、その話については次回のお送りと言うことにしておきます。


2015年備忘録、5月編

5月3日 東海道遠州路



5月4日 箱根



5月6日 奈良市東部田原地区


5月17日 大仏鉄道遺構巡り


5月23日 嵐電、一条通



5月31日 河内街道


こうやってブログを始めていろいろと行った所を紹介してはいたのですが、近畿(三重を含む)を出たのはGWの旅だけだったのです、何か意外と少なかったなあ。ちょうど箱根の大涌谷で火山活動が活発になり入山規制が行われた頃、その他には旧東海道を走っていてあわや大惨事になりかけるなどいろいろなことがあった1泊2日の旅でした。また、この頃からこのブログでは各駅巡りが主流になって来ました、今回はここまでとしておきましょう。      まちみち


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