まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1606 吉野川分水(5)・・・国営西部幹線水路、その1

2021-07-16 10:27:15 | 吉野川分水
よろしくお願いします。













吉野川分水巡り、ここまでは東西分水工から分かれて大和平野の東側を流れる東部幹線水路を追って来ました。御所市から始まり高取町、明日香村、桜井市と来たのですが、今回は一旦ルートから外れて東西分水工へと戻り、西部幹線水路を巡って行ってみようと思います。写真2枚目、その手前にある分岐点から右か左か、ここが水の運命の分かれ道となっている、西部幹線水路は左側の水路へと入って大和平野西部の田畑を潤していくこととなるのですが、それではその水路を巡って行ってみることとしましょう。










そんなわけでまず水路の姿を見つけたのは、山を越えて国道24号線が通る所、国道309号線の室交差点から南へと行った所に吉野川分水の看板がかかっていて、その左手側に柵とコンクリートのフタに覆われた水路が現れる。国道24号線と交差する所では一瞬だけ水の流れが見ることができた、それが写真2枚目、本線水路の横に小さな水路が見えるが、どうやらこれがここで分岐する御所工区の水路なのかも。幹線は国道を越えて発電所の看板がかかる所へと続いている、発電所と言っても水路の上に太陽光パネルが並んでいるから、水の力はあまり関係ないのかも。そのすぐ先にあるのが揚水機場、ここで金剛工区の水路が分岐している、先の御所工区は御所市の中心部から葛城市方面、この金剛工区は金剛葛城の山並みに沿う辺りへと用水を供給している、その辺りの細かい水路の巡りについてもまたいずれのお送りを予定しています。


















まあこれもよく言っていることですが、吉野川分水は大和平野を300キロ以上の水路が網羅していて、しかもその姿がほとんど見えない所を通っているので探し当てるのがもう大変、気分はほとんど宝探しのようなものです。近辺が緊急事態宣言が発令されていた頃は県外から出るのを控えていたので、その期間は専ら分水巡りに費やしました、ほぼ毎週、あまりあてにならない経路の地図と自分(一人称)の勘を頼りに巡ったわけですが、まあこれがなかなか奥が深い!!その記録も順次お送りしていくことになるのですが、まずは東西の幹線水路です、引き続き西部幹線水路を追いかけていくこととしよう。













・・・とまあ、ウダウダと関係ない話で1つのゾーンを費やしてしまったわけですが、巡りの方は金剛葛城の山並みを左手に見ながら御所市を北へと向かっています。この辺りで通る道と言えば旧葛城古道、県道30号線(山麓線)、国道24号線となるのですが、その県道と国道のちょうど中間となる所に1本、御所市の中心部へと伸びる町道があります。これまで走ったことがなかったので今回が走るのが初めての道、この道に沿って吉野川分水がうねうねとしながら流れている。興味がない人にとってはこれが水路だと言うのは分からないが、柵には看板が掲げられていて、ここは水路なので入らないように、遊ばないようにと注意喚起されている。でもコンクリートのフタが並べられて1本の道を形成しているように見えるから、あの上を自転車で走ってみたい気分にさせられてしまう、あの上をフタをカタカタいわせながら走ったら気分いいだろうな~、などと不謹慎なことを考えながら、吉野川分水巡りは更に北へと進んで行きます。その記録についてはまた次回に続くと言うことで、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・まちみち



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