まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.927 平城京九条大路

2018-04-29 04:01:51 | チョイ走
おはようございます。


今朝(28日)の『半分、青い』はなかなか良かったですねえ、今回はここでまず枕に取り上げてその後本文へと行こうと考えていたのですが、多分長くなってしまいそうなのでこの件については次回、1枠を設けてお送りしてみたいと思っています。またくどくどとしたお話になると思いますがお付き合い願えたら、とその前に今回もお願いしますね、では本文まいりましょうか。




今回は久しぶりの平城京チョイ走りシリーズ、都の一番南を通る九条大路を行ってみようと思います、まずはいつものこれを用意しておきましょう↓↓↓




写真2枚目にある赤いラインが九条大路です、都の果て、町が終わりとなってその南は緑が広がる所となっていますが、本当に当時はそんな風景だったのでしょうか。まあそれは良しとして九条大路を進んで行ってみることにしたいと思うのですが・・・














ご覧の通り、先にお送りした平城京のオブジェから窺えるような風景など全くないと言う感じ、広い幅の道は県道754号線から分かれて西へと真っ直ぐ、まずは田園風景、その後は工場群の中を通り抜けて国道24号線へと至る。その国道24号線との交差点の左手側にあるのがイオンモール大和郡山店、自分(一人称)も上新電機やイオンシネマなどでよく利用させていただく所です。このイオンモール、平城京とはちょっとした因縁がありまして・・・ここにイオンが計画された時は阪神百貨店を併設して西日本最大のショッピングモールとなるはずだったがまずはその計画が頓挫、工事前にはこの地域に平城京十条の条坊の遺構が発見されたことによって着工も遅れることになってしまった。上の平城京のオブジェでは赤いライン上に朱雀大路が交差する所に羅城門があるのが分かると思いますが、その右側1本目の道が東一坊大路に当たり、その下のもう写真が見切れてしまう辺りが今のイオンモール大和郡山店となります、その辺りが十条の条坊があった所と言うことでそのために平城京の定説が覆されることになってしまいました。結局イオンモールは当初より3年ほど遅れての開業となり、しかも見切り発車の開業だったためシネコンは更に1年以上遅れての開業となってしまった。奈良市ではその前年に市の中心部にあった友楽(映画館)が閉館となってしまったために日本では唯一県庁所在地に映画館がない市となってしまったが、大和郡山店は奈良市との境界線にあるので遠さは感じないし、京都府に属しているイオンシネマ高の原も実際にシネコンがあるのは奈良市側だから映画を見るには不自由はない、むしろ近くに映画館が2つもあるから・・・とは言っても上映作品はほとんど一緒でメジャーなものばかりの似たりよったり、もっと単館系のマイナーな作品も見たいんですけどねえ。











国道24号線との交差点を過ぎると道は坂を上り羅城門橋を渡る、もうそのまま、ここが羅城門があった所で橋の下の薄暗い所が公園になっていて歌碑もいくつか立っている。橋は結構長く佐保川とJR大和路線を飛び越えている、佐保川沿いには京奈和自転車道が通っていてこの橋を横切ることになるが基本的にこの橋は自転車は通行禁止、以前そのルールを無視してこの橋を自転車で走ったことがあったが、強い風に煽られて帽子を飛ばされてしまったことがあった、罰が当たったんやな~と言うことでそれ以来ルールはキチンと守ることにしている。では自転車で行きたいとなるとどうすればいいのか?自転車道の対岸までは歩道があって自転車で走ることができる、そこから先は通行禁止なので川沿いへと曲がって「く」の字に折れて地上へと下りる。しかし今度はその行く手にJR線が立ちはだかってくる、ここは写真下2枚目にある地下道を行くことになる、この地下道の入口にはなぜか信号機がついているが、それは狭い通路を困難なく通り過ぎてもらうためだろう。この地下道の入口の近くの高架の下にここに羅城門があったと言う表示が掲げられている、朱雀門からここまでは朱雀大路が通っていたことになり、橋の上から北の方を見ると写真5枚目にあるように朱雀門とその後ろに大極殿が見える、これについては前にもここでお伝えしたことがあるが今回は望遠機能で撮影して二つの屋根が重なり合う風景を撮ることができた、望遠、なかなかいい機能だ。橋を下りた所に信号がありここで交差する道が西一坊大路、ここがこの道の終点となる、オブジェでは道はそこで切れているが現在ではこの辺りは大和郡山の古い町並が建ち並ぶ所で、横断歩道の向こう側は一方通行の細い道がJR郡山駅へ、更にその先から下ツ道へと続いている。オブジェでは羅城門から先に道が通じているがその道が下ツ道に当たる、この頃には上ツ道、中ツ道もあり、それぞれが元の都のあった明日香へと通じている、九条大路は都の終わりの場所でもあり、その頃はまだ遠いと思われていた明日香に思いを馳せる場所でもあったのだろう。さて、そろそろ時間となったようです、先述した通り次回は『半分、青い』を取り上げます、気楽にお越しくださいませ。            まちみち




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